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刀剣弓等」(2024/01/01 (月) 21:13:31) の最新版変更点

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#contents ---- **軍隊でボウガン等は採用されているのでしょうか? ヴェトナムや第二次世界大戦(?)などで使われたそうだ。 連射性能では劣りますが、静粛性は比べ物にならないというメリットがあると読んだことがあるよ。 #right(){(7:907)} **海軍航空隊の軍刀は、下賜ではなく自分で調達(?)していたと読んだ記憶があるのですが。 下士官、兵用の軍刀は造兵廠で作った量産品ですが、士官以上となると自弁となります。 但し、そのために規格が無く、日本刀を改造したものやサーベル様のものも多く見受けられました。 恩賜の軍刀は海軍大学校を一番で出た人に天皇(実際は名代)から与えられるものでこちらは短剣になっていたようです。 (陸軍の場合は日本刀だったみたいですね。) ちなみに、陸軍では恩賜の短銃というのもあったみたいで…。 #right(){(14:眠い人 ◆ikaJHtf2)} **クロスボウの殺傷威力の十分な有効射程ってどれくらいですか? それなりに訓練した射手なら、相手が鎖かたびらを着ていても200mほどなら十分打撃点を与えられます。 #right(){(24:979)} **ブーメランってどうして作られたんでしょう? ブーメランは本来戻ってこないものでした。 ただ単に投げやすいように整形しただけの木をぶつけるのが本来の使い方でした。 戻ってくるブーメランは、鳥を脅かすためのもので、ぶつけるための物ではありませんでした。 投げた奴を拾ってくるのが面倒といった理由から戻ってくるように改良されました。 #right(){(31:210)} **日本刀とサーベルって何がどう違うのですか? 両手を使うか、使わないかの差。サーベルは、両手で握れない。 軍事的には、騎兵がサーベルを使って、スピードと剣の重さ(質量)で、 敵兵を切り下げた。 サーベルは突きが主体であるのに対し日本刀は斬る・突くが出来ます。 玉鋼という洋鉄には無い特別の材料と絶妙な刃付け角・反り角がそれを 可能にしています。 #right(){(36:603-604)} **映画とかで逆手にナイフを持っている(親指側に刃でなく、小指側に刃)事が多いのですが、あれって見た目重視? 見た目重視ではないですよ。ナイフは刃渡りの長さが短いのでああいう握り方も有効では あります。フックのような腕の動きで切りつけたり。喩えは良くないかも知れませんが、 時代劇なんかの忍者なんかの小刀の扱い方に似てると思っていただければ。 別にどっちの握り方が優れてるとか一概には言えませんが。 やはり、有名なナイフ格闘術は特殊部隊で訓練されてるような動きが有効なようです。 #right(){(43:272)} **現代の戦場でナイフで戦うシチュエーションって普通ありうるんでしょうか? 相手が銃剣つき小銃を持ってる状況で、自分が素手はありえません 小銃に弾が残っている可能性を考慮すると、ナイフでも奇襲以外で 攻撃することはありえないでしょう #right(){(44:740)} **暗殺用に使われている小さくて薄いナイフがあると聞きましたが、どんな名前なんでしょうか? 実際の暗殺で骨を避けて内部をえぐるような武器はわざわざ調達はせず、自前で作る事が多いらしいです。 長いアイスピックに近い物を作って使うのだとか。購入ルートから足がつく事を避ける為と、事後の処理 の段階でさっさと分解して武器そのものを処分し易いためだとか。 まぁ、闇の部分も多いので、断言は出来ないのですが。 #right(){(47:223)} 旧ソ連参謀本部内にスパイが暗殺に使う武器を開発する専門部署があったことは余りにも有名なのだが #right(){(47:226)} CIAにもあったな。 #right(){(47:227)} **日本刀改造軍刀ってどんなのなんだろう。 片手でももてるような感じにしてあるというだけ。刀身はいじってないでしょう。 ハンドガードを付けて、サーベル風に仕立てたものを見た事があります。 #right(){(47:333)} サーベル風から殆ど改造していないの迄有ったらしいです。 そういえばその昔は巡査もサーベルだったですね。 「伝家の宝刀」でも無いでしょうが、自家に伝わる刀を持って行きたがる人が多かったとか。 戦中に量産された軍刀は「昭和刀」と云って、粗製濫造のが多かったらしいです。 #right(){(47:フェチ ◆kK77XB6/ug)} **自衛隊の儀仗兵はサーベルですか? その通りです。 >旧軍でも、儀仗兵はサーベルを使っていたのでしょうか?  旧軍の場合、建軍当初から昭和の初めまでは、儀仗兵に限らず制式の刀は サーベル系のものでした。 ただ、将校は基本的に自分の制服・個人装備は、 自費で購入したため、その負担軽減を配慮して、元々自宅にある日本刀を 改造することが認められていたため、日本刀改造軍刀を装備していた人も いました。 が、昭和初期、ナショナリズムが高揚すると、軍刀は日本刀型のものが制式になりました。 この時期からの日本軍の儀仗刀は、この日本刀型のものになります。 #right(){(47:331)} **旧軍は夜襲の際、白兵武器が光を反射するのを防ぐため、銃剣や軍刀に植物(?)を巻いたり、 >「錆染め」ということをしたそうですが…… >この「錆染め」というのは、具体的にどういうものなのでしょう? 検索した結果では「錆染め」というのは、鉄錆びを布に転写する染め技法のことのようです この布を白刃に巻いたのでは??? #right(){(52:705)} 銃剣そのものを金属面を薬品で強制的に錆びさせることで黒く染める方法もあるよ。 #right(){(52:709)} **今現在において、スペツナズナイフというのは固有名詞なのでしょうか? ロシアの特殊部隊は「スペツナズ」と呼ばれています。 スペツナズナイフのネーミングの元になったのが、この「スペツナズ」 #right(){(52:846)} スペツナズナイフとは日本では主にスプリングでブレードを射出するものを呼びますが、あれが正式名称でもなければ、あれをスペツナズの人間が全員持っているor持っていたわけではありません。 よって回答は「日本では固有名詞同然で、たまにあの手のナイフの総称としても用いられる」です。 中国等のグリップに銃身を仕込んだナイフ同様、スペツナズの主流のナイフではないものではないでしょうか。 それと、そもそもスプリングで射出するナイフを本来のスペツナズは全く使っておらず、ただの商品名だという説もあります。 #right(){(52:847)} >射程距離・威力はどのくらいなのでしょうか? 有効射程は7mほどで、威力は下手投げのスローイングダガーに劣ります #right(){(52:844)} **伸縮式の特殊警棒(っていうのかな?)の先っちょが丸いのは何故なんですか? 取り出す時に引っかからないようにする為 #right(){(57:325)} **一般にスペツナズナイフと呼ばれるものは、刃が飛び出すのと隠し銃的なものがあると聞いたんですが、間違ってないでしょうか。 スペツナズ・ナイフといえばたいてい飛び出し式のナイフのことを指すと思いますが、 ロシアの特殊兵器研究所ではスペシャル・スカウトナイフと呼ばれるグリップに7.62mm弾を仕込んだ ものが存在します。 また、中国のノーリンコ(中国北方工業工司)でも同様のナイフピストルが生産されています。 #right(){(57:514)} **武士って刀を大小2本差してますよね。何のためなんですか。 「武士 脇差」でぐぐってみてください。いろいろと面白い話がでてきます。 一般的には小刀=脇差は接近戦用に作られたものが、後には武士階級のステータスシンボル化 していったようです。 #right(){(61:838)} 折れなくても「突き刺したら抜けなくなっちゃった」とか「斬ったら血糊と脂で 斬れなくなっちゃった」などの場合もあり。 #right(){(61:839)} **アルバレストって、ボウガンのことなの アルバレストはボウガンの一種であり、矢以外の弾体も発射できるよう 作られたものを指す。 #right(){(65:729)} **スピア・ランス・ポールウェポン どんな違いがあるんでしょうか。 ・スピア>槍 ・ランス>騎兵槍 ・ポールウェポン>長柄武器全般 #right(){(65:722)} ランスは馬上槍。 スピアはいわゆるフツーの槍。 ポールウェポンは棒状武器。つまりスピアやハルバードなどの総称 #right(){(65:724)} **弓って、どうやって背中に背負うの? 西洋の事は知りませんが、日本では背負わないです。手持ちです。 #right(){(67:280)} 弓巻、弓袋がありますよ #right(){(67:283)} **レプリカの九八式軍刀で鉄鞘って売ってませんか? 売ってる。と言うかレプリカと言えども外装は本物だから、様々なものが。 #right(){(69:剣恒光@自衛隊板 ◆yl213OWCWU)} **イラク戦争のニュース映像では米英軍・イラク軍とも小銃に銃剣を着剣しているのを見ていないのですが、彼らは着剣しなかったのでしょうか。 着剣する必要なんて普通ないから、していません。 市街地だろうと家の中だろうと銃剣突撃なんてしません。 #right(){(78:567)} 大体M16A2からフルオートが廃止された理由の一つに、白兵戦を極力避けるためってのがある #right(){(78:569)} **古代の戦闘についてなのですがバリスタは何のために使うのでしょうか? >あれでお城を攻撃しても城壁が壊れるとも思えないですし。 >人を殺すために撃つのにあんなでかい弓矢みたいのを一本撃つのは非効率だと思うんですが・・・ 石やジャベリン(手槍)を射出します。 野戦・攻城、どちらでも使用します。 野戦の方が非効率でしょうか。 でも、攻城の場合、恐らく、それなりに高い城壁も超えて、 それなりの大きさの石、そして、ジャベリンを城内に打ち込めるわけですから、 現代の砲兵の阻止だとか、面制圧だとかに近い、効果が望めたんじゃないでしょうか。 #right(){(78:481)} カエサルの「ガリア戦記」に記述があるから一度読んでみてわ #right(){(78:海の人●海の砒素)} >>481 >でも、攻城の場合、恐らく、それなりに高い城壁も超えて、 >それなりの大きさの石、そして、ジャベリンを城内に打ち込めるわけですから それはどちらかというとカタパルト(スイングするもの)のほうで バリスタはカタパルトと比べると直線的な斜線を有しているので 砦や城壁の上の城兵を狙うのに適してるのでは #right(){(78:483)} 攻城戦では、大規模な土木工事を行うわけですが 防御側は当然妨害しようとします。  バリスタなどの直接射撃兵器は、妨害しようとする城兵を制圧するなどの効果が見込めますね。 弓などで狙撃しようとする城兵の照準を狂わせる効果だけでも結構な物だと思われます。 #right(){(78:489)} **大阪で名刀といわれる刀を見ることができる博物館や骨董品店などがあるところを教えていただけないでしょうか。 大阪城 #right(){(79:せいら・ます・大山)} **切断されていない三十年式銃剣の所持って違法ですか? 銃刀法違反です。 #right(){(80:剣恒光@自衛隊板 ◆yl213OWCWU)} **日本刀は、目釘の緩みなど応急措置できない場合どうしたのでしょうか? 逃げた。 #right(){(83:742)} **日本刀は構造上3人切ると使いものにならなくなるという話をよく聞くのですが、 >それが事実だとしたら西南の役田原坂での抜刀隊ってどうやって戦ったのですか? 飾り研ぎならともかく、寝刃合わせすればもっと切れますし 兵は木賊や荒砥を持ち歩くという事もできます。 3人しか切れない云々は全てが嘘ではないが意図的に誇張した話です。 #right(){(83:743)} かつて実戦用の目釘は今のような竹ではなく生鉄や鯨のヒゲ、あるいは竹でも 折れにくいよう加工したものを使い、戦闘中に折れない工夫を凝らしたといいます。 また、曲がるのは硬いものに叩きつけた場合ですが、曲がったらそのまま戦闘です。 当然そのままでは鞘にも入りません。程度によっては直せたそうですが。 鞘から抜けなくなる、というのは血をぬぐわずに納刀しておいた場合で、 そんな事した場合は力ずくで抜いて磨くしかありません。 いずれも対処方法は応急処置レベルであってもそれなりに存在した、ということです。 #right(){(83:747)} ** ロシアンメイドのスペツナズナイフとは、実在するのでしょうか? 過去スレで同じ質問があったので検索してみました。 >790 名前: 名無し三等兵 投稿日: 02/11/19 15:39 ID:AHPwi98r >あるよ、スペツナズナイフ。 >「特殊部隊の武器」とかいうロシア語の本に各種でてた。 >手元にないので正確な書名は不明。 (http://hobby.2ch.net/army/kako/1037/10371/1037111478.htmlより) #right(){(84:名無し軍曹)} **祖父の弟の写真があったんですが、腰のところにサーベルみたいな短剣のようなものをぶら下げていて、 >母に聞いたところ祖父の弟が帰って来るとカチャカチャと剣の音が鳴っていたとか言ってたらしいんですが >当時は剣なんかで敵を倒してたんでしょうか? それは銃剣と言って、突撃時に銃の先につけて、敵を突き刺すためのものです。 ナイフのような使い方もできます。 日本軍は銃剣を使っての突撃を重視していましたが、第2次世界大戦ではあまり役に立ちませんでした。 もっとも、銃剣による死傷の例も、存在していますので、全く役に立たなかったわけではありません。 #right(){(92:624)} 短剣なら海軍士官、サーベルなら陸軍士官か特務曹長でしょう。 どちらも、軍服の一部として着用することになっていました。 陸軍の場合は、戦場で実際に武器として使うことも時にはありましたが、 海軍の場合は、単なる装飾以上の意味はありません。 #right(){(92:628)} **映画「HERO」にて、秦の兵士達の放つ弓が木造の建物を貫通し中の人々を殺傷していくという描写があったのですが、 >当時(秦始皇帝時代ですね)中国の弓はそこまで威力があったのでしょうか? 建物によりますが、足で支えて引くようなクロスボウであれば、下手すると鉄の甲冑も抜きますから 木壁を貫通してなお殺傷能力が残っていても不思議はないでしょう。 #right(){(95:system)} **刀(刃物)は水で濡らした方が切れ味が良くなるのでしょうか? 受刑者への礼。 お清めです。 また、脂肪がつくと刃の切れ味が鈍るので、水でコートします。 ただ、室町期には多人数を切った豪傑とかいますし、江戸時代にも多人数と渡り合う場合の剣術が研究されてます。 一人目切ってる最中に駄目になりはしないでしょうが刀を切れ味を良くして置くのも礼ですから。 #right(){(98:188)} **刀と剣と違いって何でしょうか? 刀…日本刀のように片面だけ刃がついている。 剣…両面に刃がついている。 #right(){(99:309)} 皆が行ってるように日本刀の区分では刀は片刃、剣は諸刃 しかし日本語の区分では剣とは、刃物全般の総称でもある。 また刀に区分されるものにも「小鴉丸」の様に、諸刃の様なものもある。 #right(){(99:剣恒光 ◆YR1Hskt.M.)} **映画ランボー2でランボーがコンパウンドボウを使っていたのですが、 >現代戦で弓を使う事はありえるのでしょうか?あと爆弾つき矢尻なんて本当にあるのですか? あれは槍杉です まあ竹やりよりは現実的でしょうが #right(){(104:38)} >現代戦で弓を使う事はありえるのでしょうか? 君の目の前に、コンパウンドボウと亜音速弾使用の消音ライフルが 置いてある。暗殺任務を遂行するとして、どちらを使用するか? >あと爆弾つき矢尻なんて本当にあるのですか? 君の目の前に、爆弾つき鏃とRPG-7が置いてある。破壊工作を 行うとして、どちらを使用するか? 取りあえず、「射程」という面からだけでも考えてみてくれ。 #right(){(104:39)} 消音ライフルなるものは存在しない 消音ピストルにしても威力が低い よって暗殺兵器としてのクロスボウは有用……な可能性もある #right(){(104:40)} ボウガンであれば、特殊部隊用のものが軍用装備の企業のイベントで 展示された例がありますが、メジャーなものではないでしょう。 普通の弓はさらに使われないでしょう。 >>40 無音ライフルならともかく、消音は存在します。 「サプレッサーは消音ではない」と言う主張もあるかもしれませんが。 #right(){(104:41)} スペイン軍の特殊部隊で弓矢は現在も使用されています。 ボウガンタイプじゃなくて、矢を手で引くタイプで。 #right(){(104:50)} WW2の時SASがウィリアム・テルガンと呼ばれる小さなクロスボウを装備していたそうです #right(){(104:57)} **銃剣やナイフ、格闘術のほうが銃器を使うよりも有利といえる状況とはどんな状況なんでしょう? その1 衛兵としての門番。 その2 捕虜に言うことを聞かせる時。 その3 弾奏に弾が入ってないのに威嚇する時。 #right(){(105:243)} ナイフや格闘術(殺人可)ならば 超近接戦闘、背後から出来るだけ静かに一撃で相手を仕留める必要があるとき。 銃剣は集団で突撃すると相手を怖気づかせる効果があるときもある。 どっちにしろ銃剣は基本的には最後の手段です。 #right(){(105:244)} 音を聞かれちゃまずい状況下 #right(){(105:248)} **スリングショットでパチンコ玉を撃つのと手で適当な石を思い切り投げた場合どちらが衝撃がありますか? 手で石を投げる場合は、どんな人間がどのくらいの力で投げるのかに左右されると思うが。 あと、投げる石の大きさも。 #right(){(105:484)} 投射武器の威力は、投射重量と着速と回転速度で決まります。 #right(){(105:485)} 手のひらに納まるような投げやすい石を、3~5メートルの距離で頭部に思いっきり ぶつけたら、死ぬ可能性は多いにある。 で、スリングショットでパチンコ玉を撃った場合だが、これも頭蓋骨にめり込む可能性が あるが、弾丸の質量が小さいので、石ほどの破壊力はないと思われる。 #right(){(105:ハスケ ◆BnyPF68LQs)} パチンコの場合は弾の重量は小さいが速度が速いので貫通力が大きい。 石の場合は速度は遅いが弾の重量は大きいので衝撃力が大きい。 よってダメージの形態が違うと思われる。 頭に向けて撃った場合、 パチンコならボコッと穴があき、 石ならグシャッっと頭が割れる。 まあカタギの人間ならそんなことはやらないけど。 #right(){(105:489)} スリングショットもピンからキリまであるような・・・ たしかほとんど子供のおもちゃ見たいなものから野鳥撃ちに使える物まで 在ったように思うのですが、その辺の条件をつけたほうが良いのでは? ちょっとぐぐったら\2980のもので「弾速度232フィート/秒(8mm弾)」 との事でした(弾速度はたぶん初速でしょう。弾は鉄か鉛か不明) 22ショート程度の威力はあるような。 #right(){(105:491)} **銃とナイフを持った人間が2~3mの間合いで対峙すればどっちが勝つと思いますか? 2,3メートルだと余裕で撃ち込めると思うが。 しかも反動が弱い銃なら確実に当たるぞ。 #right(){(109:194)} 本物のナイフのプロ(接近戦全般)ではこのくらいの距離なら確実にしとめるらしい 又聞きだがね。 マスターキートン2巻でも読んではいかが? #right(){(109:今来栖 ◆rIKVz7F.VU)} 194に同意。 戦場で、まがりかどでフイにはちあわせたらわからんが、 試合場みたいなところで、決闘よろしくヨーイドンなら銃が有利だと思う。 #right(){(109:197)} どちらもちゃんとした戦士であれば、ナイフは勝てません。 何も考えずにいきなり2~3発撃って動きを止め、慎重にねらってさらに1~2発、 残弾を至近からヘッドショットして終わりです。 用心のため1発弾倉に残す人もいそうです。 間合いの違いというのは圧倒的であり、それが覆るのはごく特殊な状況下か、 使い手のレベルが違う場合だけです。 #right(){(109:system)} 状況次第、というのが正しい答えだろうが、 武術競技のようなイコールコンディションを想定すれば、 銃の勝ち。 ナイフ側は2~3mの距離を腕の届く範囲まで移動しなければならないが、 銃は人差し指を数ミリ動かすだけでよい。 (構えていればのはなし。構えていなくても大きな差はない) 同じ実力の人間(こんな想定自体ありえないが)なら、どっちが速いかは自明のこと。 また、ナイフが仮に先に当たったとしても、 ナイフにはいわゆるストッピングパワーがない。腕の速度以上の速度は出ず、 弾丸のインパクトにような大きな組織破壊も生じない。切れるだけ。 首でも一閃で切り落とせれば別だが、刃物の殺傷力は弾丸にどうしても劣る。 幕末の京都あたりの事例では、数十カ所切られながらも生き延びた例があるし、 刃物によって一瞬で相手をストップさせる、というのは困難なようだ。 #right(){(109:200)} 銃の大きさも性能、状況や任務も何も書いておらず、ナイフの刃渡りなども書いていない。 背負ってる荷物や天候、周りにある可燃物の有無も書いていない。 飛行機や潜水艦のなかかもしれん。 それで 銃 > ナイフ はおかしいだろ。 正解は状況次第。 臨機応変さが無いと死ぬ事になる。 #right(){(109:212)} **映画「ハンテッド」を見たのですが、トミーリージョーンズ演ずる教官がナイフを用いた殺傷技術を教えるシーンがありました。 >ワン、ツー、スリーって感じで次々と人間の急所を流れるように突いていくのですが >なかなかの理論(技?)でちょっと感心もの。 >あれはけっこうホンマもんの技術なんですか? 映画のあれはフィリピンのカリという武術の ナイフ格闘を教わってやったものなので ちゃんとした技術に基づいたものです。 #right(){(111:683)} **日本海軍の短刀って実際に使われていたんですか? 装飾刀です。 つまり飾り、でも刃は入ってる。 #right(){(112:316) **銃剣術を習いたいのですがどこへ行けばいいですか? 社団法人 全日本銃剣道連盟 http://www.jukendo.info/ #right(){(112:496)} https://www.shouseikan.com/ ここへ。 #right(){(112:497)} **時代劇で人を斬るときに“ギシャ”って効果音があるじゃん? >あれって本当にあんな音すんの? 「バサっ」に近い、濡れタオルを力いっぱい振る時の音に近い(大陸での体験者の談 #right(){(113:25)} 昔の時代劇は、つばぜり合いの音だけ。斬る時の殺陣を大げさにして(あるいは斬られ役 の悲鳴)でそれを表現していました。 あの音はテレビ時代劇から使い始められた物で、音自体は音響スタッフの創作です。 普通の包丁でキャベツなどを切った音を加工して使ってます。 日本刀に関しては、テレビで流布したイメージと、それに対する異論、 そのまた異論(異論の異論)があったりしてどれが信憑性が高いか今一はっきりしなかったりします。 (実運用した人の意見じゃなかったり、昔の伝聞は多分に英雄伝記的に脚色されてますし。) #right(){(113:35)} まず真剣は「ビュッ」と音が鳴るぐらいに振らないと人は斬れません。 また、斬りつけた時も 小説によくある「手元にズシリと来る」感触はありません。 もしこの感触があったなら、それは刀が遅すぎて体の途中までしか斬れていません。 この辺から推察してみてはどうでしょうか。 #right(){(113:50)} **ブラックジャックって武器は、火薬を搭載した類もあったと記憶しているのですが。 >棍棒の打点部分に仕込み、殴ると同時に爆発する……そんな武器はありますでしょうか。 他の武器はともかく 鈍器であるブラックジャックの一部分を爆発させる意味はないと思われ それに一度しか使えないし破片が飛び散って持ち手も痛そう・・・ #right(){(115:525)} **コンバットナイフとか軍用のナイフを日本刀の長さにしたら日本刀よりも強い? ステンの奴なら簡単に曲がるか折れる #right(){(116:860)} **よく映画などで投げられたサバイバルナイフが眉間に突き刺さる描写がありますが >頭蓋骨の丸さから行ってほとんどありえ無いと思うのですが、実際のところどうなのでしょうか? 実際のところも何も、頭部にナイフを投げた事例で知られたものは 歴史上そうあるものではなくサンプルが少ないので ありえるとかありえないとか論じられない。 可能性の大小を論じる意味もないだろう。 #right(){(116:777)} 確かに頭蓋骨はけっこう硬いのですが、十分な重量を持つナイフが 十分な速度を持ってきちんと当たれば前頭部を貫通することは可能です。 熟練した人間が、ちゃんとしたナイフで、しっかり当てる事ができれば 決して不可思議な結果ではないです。もっといいかげんな もので貫通したものはいくらでもあります。 ただ、かなりシビアな条件が必要であり、成功率は当然低いと思われます。 ゴルゴ君の狙撃のように「それは無理」よりはマシではないかと。 いずれにしてもまじめに議論してもしかたないでしょう。 補足 生の骨ってのは鋭い刃物であれば刺せるし、削れるものです。 もちろん柔らかくはないけど、石のようなものでもないですよ。 #right(){(116:system)} 人間のパンチの速度が60km/h程度らしい。 ナイフの質量にもよるが、きちんと頭部にうまい具合に当たれば貫通しそうな気はする。 プロ野球の投手が、球をナイフに持ち替えて訓練すれば・・・ アホくさ(´Д`) #right(){(116:781)} **西洋の騎士が使ってたランスってすごく重そうなのですが、どうやって持つんですか? トーナメント用の代物? あれは木を削って作る それほど重くないし、鎧で支えるようになっている。 #right(){(117:373)} >実戦用の鉄でできた奴はどうですか? そもそも持てなければ初めから作らないでしょう 持てないことは無いですが死ぬほど重いです #right(){(117:379)} >ありがとうございます。どういう持ち方をするんですか? 柄をもって小脇に抱えるのです #right(){(117:386)} あと、馬上騎士用の鎧には、脇に抱えたランスの柄を固定する金具が ついているものがある。 ムチャクチャ重いものだったらしいが振りまわしたりするわけではないのでそれでOK。 尚、一度レンタルビデオででも「ロック・ユー!」という映画を観てみることを薦める。 馬上騎士についてが良く解かる。 #right(){(117:388)} 騎兵突撃の始まった頃から改良が様々な原因でなされてきたようです。 鎧右脇腹に鉤を付けてそこで支えたり、槍自体が手から滑らないように 円錐形に鍔をつけるなどしています。 確かに、人馬と装甲をあわせた重量を一点にまとめて槍先端に乗せて 馬をゆっくりと走らせていき、イザ衝突したら手と肘だけで衝撃に堪えるのは 困難かと思います。技術的発達とその要因については過去に詳しいスレが長文でありました。 うろ覚えですが、鞍や盾も改良して人の胴体と装甲ばかりでなく、 人馬全体で衝撃を受け止める構造へと改良されていたという話がでていたはずですが、 今ちょっとググッテ見ただけでは鞍と盾の改良については未見のままでした。 "lance rest"などでググルと良いかと思います。 #right(){(117:391)} **長弓を山なりに射った時の有効射程はどれほどでしょうか。 日本の弓を遠くまで飛ばすために引くと300m程度(今の弓道家では先ず無理)、 当たれば被害があるし、狙った辺りに落ちる。 役割としては砲兵部隊の制圧射撃に近く、多数を同時に、集団を目標として射なければ基本的に無意味。 #right(){(121:275)} 中世の軍事事情について語るには、まあ持っていなければ話にならない「火器の誕生と ヨーロッパの戦争」によれば(pp40-41)、「普通長弓による射撃は150m以上の距離では 嫌がらせ以上の効果は期待されていなかった。長弓の絶対的射程(略)は400mに達したらしい。 しかし、戦術的には最大射程よりも、長弓のもっと近距離での貫通力のほうが重要だった。 約60から120mまでなら空気力学的抵抗は矢からそう沢山の運動エネルギーを奪わなかった。 この距離では長弓の矢は大きい質量のおかげで、鎖帷子、皮革、更に低級の板鎧でさえ 貫くことができた」そうです。 これはいわゆるイングランドの長弓についての話なんで、弓の材質とか大きさ、矢の長さ、質量が 変わってくれば、条件は変わります。もちろん、相手がどんな防備をしているかも重要な条件です。 別の本によれば、訓練された長弓の射手は、200m先の人間大の標的に当てることが できたそうな。 ただし、長い訓練が必要。 #right(){(121:276-277)} やや性能の低い和弓の場合、一般に三十三間(59m)程度が有効射程かな。 もちろん、この場合も山なりに射る。 #right(){(121:280)} 個人を目標として、現代の射手なら確かに三十三間、今の遠的の距離。 当方の最大射距離は150m(近的用の矢を使用)、特に稽古しているわけではないが実験時、 矢は距離・幅ともに10m程度にほぼ集中。 当然稽古すれば、この程度は有効射程に入るでしょう。 なお、当時と今の弓道家では技量が隔絶しているので注意。 それから三十三間堂、あれは天井のあるところで三十三間飛ばすから難しい。 角度を大きく付けて良ければ、大抵の射手なら渡せる。 当時の要領なら、今の日本の射手では渡せる者はいくらもいない(絶無かも知れない) #right(){(121:283)} 普通の競技和弓の遠的は距離60mで的は直径1m 風さえなければ普通に当る どっかの神社の神事でもっと距離の有るのをやってたはずだが・・・・ 通常の競技用和弓は引いたときのテンションが20kg前後ですが、初速は秒速40m/s前後だったはずです (始めて引く人は成人男子で12kgも引けないのが普通です 慣れの問題ですが) アーチェリーは初速がもっと高くて50m/sくらいで、最大飛翔距離は250mはあります(競技では90mまで) 威力と言う点では和弓の方が矢の重量有るので、あまり変らないでしょう(算数する元気無い) 和弓なら矢の素材は7075S超々ジェラルミンが用いられることが多いです (普通の28mの競技ならイーストン#2015が主流かな 遠的ならもっと細いの使います) 戦場での弓は、狙撃ではなく集団で射って面制圧を期待するもの 和弓は速射性には優れてますし #right(){(121:287)} 速射性は洋弓の方が優れています。 和弓は長弓なので、射るまでのアクションが大きく、時間がかかります。 #right(){(121:288)} 弓の有効射程100mと仮定した場合、軽装歩兵の突撃の場合は有効射程に入ってから白兵戦移行まで20秒は有る 和弓の場合の早撃ちで3~5秒に1本は射撃可能(このレートを維持するのは難しいが) したがって、有効射程に入ってから4~7回の射撃は可能 騎兵の場合は有効射程に入ってから接敵するまで6秒程度(有効射程に入る前に加速してるし) 1~2回の射撃しかできないので蹂躙される可能性高し #right(){(121:289)} 3~5秒は洋弓のスピード #right(){(121:290)} 現代の日本の弓は強くて15kg程度だが、戦国期では騎乗用で40kg、 歩兵用なら60kg以上超えるものもあったとか。 参考資料:新紀元社「武器と防具 日本編」 中学の時の国語の資料集には、矢が5mmの鉄板を貫通している写真が ありましたな。いや、なかなかたいした威力ですね。 #right(){(121:360)} **帝国陸軍は下士官まで皆軍刀を持っていましたが、あれは日本刀ですよね。 >そうなると、軍全体で装備している日本刀の数はものすごい数になったと思うのですが、 >どうやってそれだけの日本刀を生産していたんでしょうか? 正式な日本刀のもあるしそうじゃないのもある。 軍から支給されたものはサーベルに近いが 個人的に自分の日本刀を軍刀に仕立て直して使っているものもある。 軍が作ったものは急造品なので冷却に油を使っていたりして性能はよくない。 いくら日本の工業力が低いといってもそれくらいの数は作る能力はある。 銃剣も同じ。いくらなんでも 銃剣の製造も出来ないような国は太平洋をまたにかけて戦争をしたりはしない。 刃物は腕のいい職人さんが魂こめて作り上げるっていう考え方が ちょっといきすぎているかもしれない。 銃剣はしょせん銃剣だし軍刀はしょせん軍刀にすぎん。 美術的価値まで求められる観賞用の名刀と同等に論じる物ではないよ。 #right(){(122:395)} 日本刀というのは間違いと考えた方がいいかもしれません 旧軍の九五式軍刀は無垢材を機械的に鍛えられているはず。 構造的には普通の日本刀よりずっと頑丈で、生産性を考慮した一発焼入れ 仕上げは良いとは言えませんが戦場で使う刀としては非常に洗練されていました 後者については国により時期により用途によります イギリスなどはただの斜めに切った鉄棒を使ったこともあります #right(){(122:396)} 基本的に下士官刀は軍の制式兵器の官給品であり、工場で鋼板を鍛造、 焼き入れして大量生産したものです。伝統的な日本刀の製法とは異なります。 とはいっても作りは頑丈で実戦的であり、使う機会があるかは別として、 戦場で使用することに問題はありません。 銃剣も同じように工場で大量生産されます。 一方、将校の装備は基本的に自分でそろえますから、 伝統的製法で作られた日本刀を持つ人も多かったようです。 #right(){(122:400)} **日本の戦国時代には鎌槍やら、柄の部分に返しのついた槍がありましたが、ヨーロッパも槍はそのように発展していったのですか? ハルバードもしくはハルバートという、刃に返しや鉤がついてたり斧状になっている槍型の武器があった。 具体的にはこんな形 http://images.google.com/images?svnum=50&hl=ja&lr=&safe=off&q=halberd #right(){(347:547)} ヨーロッパにも似たような発展を遂げた槍があります。 鎌槍といえば15世紀頃にイタリアで誕生したコルセルカが近いと思います。 両刃の槍に三日月形の刃が追加されたもので、形状も鎌槍とほとんど同じで、 三日月形の刃には穂先が敵の身体に深く刺さりすぎることを防止し、騎兵対策 や鍔の役割がありました。 柄の部分に返しのついた槍とは、騎兵槍のランスが有名だと思います。 オウル・パイクやキャンドル・スティックなど、穂先に鍔が付いたものもあ りますね。 #right(){(347:蘭太郎 ◆pkn9C32mG2)} 似ていると言えば似ていますがやや異なります。いわゆるスピアは石器時代までに遡る武器ですが ヨーロッパでは13世紀ぐらいからハルバードの原型になるタイプの多様型の長柄武器が登場します。 15世紀~16世紀にかけて最も発達しますが、ヨーロッパでは銃火器の進歩により、 その後は槍は多用途性よりも、銃兵を防御するための手段として重要視されるようになり パイクと呼ばれる槍が登場します。 パイクは日本の素槍に似た形状をしています(穂先は小さいですが)長さは長い物で6mを超えています (ハルバードは平均3.5m程)。 そして銃の進化、銃剣の登場によりパイクは時代遅れの物となり徐々に姿を消していきます (ハルバードはパイクよりやや早く消滅します)。 パイク自体も古くはギリシア重装歩兵や、マケドニアの重装歩兵が使用していました (使用法は古代と中世ではやや異なりますが)。 とどのつまり似た経緯で似たような武器は生まれましたが最終的には元の槍に戻ったというのが ぶっちゃけた言い方かとw #right(){(347:561)} **竹槍って接近戦武器として見た場合、どの程度洗練されているのでしょうか? 全然洗練されてません。重さがないから慣性による貫通力に欠けるし、 切る用途にはまったく使えないし、保存時に割れたり反ったりするし、 そのままでは滑るし、下手すると相手の刃物で切られるし。 とりあえず、工場も職人も要らずに手に入る点は認めないと。 だから百姓が使った。 #right(){(343:834)} **弩ならチェインメイルなども貫通するのですか  板金鎧だとほぼ無理です。紹介したサイトでは一匁五分筒を使用していますが、 戦国期に実戦で使用されたのは三匁筒以上のモノです。 ttp://homepage3.nifty.com/sweeper/gun/burret/burret2.htm  長弓で100J以上、弩で200J以内で、射程、精度に付いては弩が同等以上です から、弩→アルケビュース→マスケットへの発達の過程が「有効射程内での威力 」を求めてで有ったのは明白でしょう。  ナポレオン戦争当時のブラウンベスが14番(32g)、シャルルヴィルが22番 (21g)でソレゾレ九匁、六匁に相当します。 #right(){(創作質問スレ49:669)} **戦場での弓矢がいつごろ、どの火器の影響で完全に無くなったのか 弓矢はマスケットの集団運用が始まるとほぼその飛び道具としての役割を終えてしまいました 理由は銃よりも練度を必要とするからで、銃は促成の俄か兵士でもある程度の火力を発揮出来たからです #right(){(333:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **バネでブレードの部分だけが飛んでいくというスペツナズナイフは、一回使って再装填する時にはどうしていたのでしょうか? 特殊な飛び出し機構なので、基本的に再装填は戦闘後にします グリップ部分が二重になって居て、内蔵されたバネの圧力で飛び出しますが 引き鉄を起こすまでは通常のナイフと同様に使用できます また本来はバックルピストルやナイフピストルのような補助的な武器なので 猫騙し的な使用法に適していますね。 #right(){(331:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} スペツナズナイフは装填する時は鞘を被せて鞘ごとグリップに押し込むようにして スプリングを圧縮する。 また、暴発防止のセフティロックがあるのでこれをかけておけば刀身は固定されてる ので、その状態なら普通に斬ったり突いたり出来る。通常のナイフに比べれば強度で 劣ってるだろうけど。 #right(){(331:856)} **ロングボウはクロスボウに比べて有効射程が圧倒的に長いと聞いたんですが、本当ですか? 長弓は意外に長射程で200m(イングランド軍の長弓で256m)は殺傷力を保持します ただし弾道は文字通り弓なりなので命中精度は各射手の習熟度に拠ります クロスボウは短弓を引き鉄機構を備えた銃床(ストック)に組み込み 連射能力としっかり保持出来る事による命中精度の向上を目指した物で 射程自体は短く半分ほどになったと言われています。 また似た形態の武器で弩(いしゆみ)と呼ばれる据え置き型の物は300mを超える射程を持つ物もありますが これは現代で言えば拠点防衛や攻城戦に使う重機関銃のような重火器に当たる物でした。 #right(){(330:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **投げナイフは柄の部分ではなく刃の部分を持つのは間違いですか? 専用の投げナイフを、柄の部分を持って滑らすように投げる方法と、 普通のナイフを刃の部分を持って回転させて投げる方法があります。 後者は距離によって回転数を考えないと柄から当たったり、横になって当たったりします。 距離が離れるとさらに不確実になる。決まった距離で投げることができる曲芸用か、 近距離で、その投げ方とそのナイフに慣れた人間が使う方法。 英語だが http://www.knifethrowing.info/grips.html こことか参考になるかも #right(){(310:826,827)} **実戦で使用に耐える槍の長さの限界は、どの程度まででしょうか? ヨーロッパで使われてた最長のパイクが7mぐらいだったかな? 5~6m程度。戦国時代に使われた長槍で、戦闘初期段階に於いて双方の長槍部隊が突付き殺しあい、 槍襖(やりぶすま)に穴が空いたところで短槍、騎馬などの部隊が突入。 この長さでは非常にたわみが大きくなりまっすぐに突く事は難しいが、 たわみとその反発を利用して穂先を振り回したり突いたりしたらしい。 実戦で使用できる限界としてはこの辺り。 #right(){(648:47-48)} **防大生が掲げている軍刀は観閲式のときだけに貸与されるのですか。 防大の学生が持っている軍刀のようなものは儀礼刀と呼ばれているものです 観閲式の時に貸し出されるものであり、もちろん刃は入っていません 各大隊に規定数が渡され、指揮官職に当てられます もっとも、中央観閲式では最前列に並んでいる彼等が使用しますので、 身長や練度、参加可能者などで持つ人はいろいろと選考されていることでしょう 蛇足ですが、防大は開校記念祭や入校式、卒業式等の他に月例観閲式というものがあるらしく、毎月パレードをしているようです 課業行進は最低限歩調を合わせる程度ですがパレードは真剣にやるようですね #right(){(自衛隊板初質スレ110:1LT ◆JGSDF3rpf.)} **なにかの本で槍は斬るもの、刀は突くものという解説を読んだのですが、本当なのですか? 「槍は切るもの」は一部の流派で言われてる。 突いた後、しゃくりあげるようにして切ったりする。 そういう使い方もあり、有効だ、ってこと。 日本式の槍は、突くだけではなく、斬るのにも使います。 大勢の雑兵が槍衾を作って、上から打ち下ろすような感じで。 刀も、初太刀は突けと教える流派も多いようですね。 太刀と刀は刃を向ける方向が逆なのはご存じですよね? 銘は普通、腰に差したときに外側になる方(表側)に切るので、太刀と刀は銘も逆になります。 時代によりけりです。 鎧が発達した時期には、槍も刀も殴るものという考え方もありました。 #right(){(287:41-44)} **日本刀と軍刀は違うの? 日中戦争前期までは、サーベル式の洋刀が主でしたが、以後は復古調と言うことで、 陣太刀式の新軍刀となります。 ようは、日本刀です。 柄頭には刀緒という平目打ちの紐が付き、その裏地の赤金、赤、青で将、佐、尉官の 別を現わします。 大抵は偕行社販売の量産昭和刀ですが、中には家重代の業物を軍刀拵えにして 持っていった人も居ました。 #right(){(121:眠い人 ◆gQikaJHtf2)} 日本刀:日本固有の製法による刀剣類の総称 軍刀:軍人がもつ、戦闘に使う刀 #right(){(121:185)} 軍人が持てば軍刀  実際、家伝の宝の拵えを変えて使ってた人はたくさんいる #right(){(121:189)} **セレーションバックのサバイバルナイフとはなんでしょうか? セレーションバックとは、刃の峰の部分が鋸状になって居る物の事で 所謂ランボーナイフの特徴的な形状を指した言葉です これは当時、墜落した航空機に閉じ込められた場合に、 機体外壁を破り脱出する目的の装備、と説明されていました、 また、近接戦闘での使い勝手は確かに悪いですが、本来の用途がサバイバルツールですから 戦闘に使う事は主目的ではなく、飽くまで補助的な装備の一種なのです。 #right(){(550:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **日本にクロスボウや弩が普及しなかったのは何故ですか? そのものを生産する能力が低い、と言う技術的な側面と 当時の日本の戦闘形態に適合せず戦術的利用価値が低かった、と言う 複合的な要因がある為に、普及には至りませんでした クロスボウは発射速度と射程で弓に劣り、また石弓はその重量が致命的でした。 そも石弓は、城砦などに据え付けて使用する、重火器に相当する武器なのです。 #right(){(703:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **日本兵の手記を読むと「日本刀なんかよりも蛮刀の方がよほど役に立つ」との記述がありました。どうしてなんでしょうか? 日本刀は薪を割ったり下草を刈ったりすることを想定して設計されてないからだろ #right(){(俺初質スレ2050:626)} 一口に日本刀と言っても質はピンキリだから #right(){(俺初質スレ2050:627)} 日本刀は入念にメンテナンスをしないと切れ味が急速に落ちるから。 #right(){(俺初質スレ2050:628)} 戦場ではただのお飾りでしかない人斬り包丁は当然ながらサバイバルにも向かない 粗製乱造の軍刀であればなおさら #right(){(俺初質スレ2050:631)} **日露戦争の日本将校はサーベルで白兵戦を戦っていますが、日中・太平洋戦争では日本刀になっているのは何故なのですか? 士族上がりの将校や剣術の心得のある人間にとっては日本刀のほうが扱いやすいという理由で 好まれたのであって武器としての優劣ではない いわばその国の文化や習慣に由来する選択。だからロシア側は日本刀なんか使わないし、サーベルを好む。 #right(){(俺初質スレ434:487)} 日本軍の場合、剣技としてはベースに剣道があるということはあっても、 陣太刀型にになったのは満州事変以降で、騎兵も刀で渡り合う時代ではないので、 あくまで当時の国粋主義の影響での復古調の陣太刀仕立てなので兵器としての 優越はないよ。むしろ実際には片手持ちのサーベル型の方が実用的だったらしい。   また、軍刀が私物の将校は日本刀の業物を仕込むということもあったけど、 下士官以下への官給品は刀身はそれまでのサーベル仕立てのもの(三二年式)を 拵えだけ陣太刀型にした(九五式)だけなので。 #right(){(俺初質スレ434:491)} **ブーメランの利点を教えてください ブーメランの利点は何といっても「外したら手元に戻って来る」こと。 弓矢との違いは与えるダメージ。弓矢では毒を使わないと倒せないような大型の獣でも、打撃武器であるブーメランなら倒せる可能性がある。 あと基本棍棒なので格闘戦にも使える。 欠点は弓矢と比べて連撃が効かないことぐらいかな。 #right(){(俺初質スレ434:819)} ----
#contents ---- **軍隊でボウガン等は採用されているのでしょうか? ヴェトナムや第二次世界大戦(?)などで使われたそうだ。 連射性能では劣りますが、静粛性は比べ物にならないというメリットがあると読んだことがあるよ。 #right(){(7:907)} **海軍航空隊の軍刀は、下賜ではなく自分で調達(?)していたと読んだ記憶があるのですが。 下士官、兵用の軍刀は造兵廠で作った量産品ですが、士官以上となると自弁となります。 但し、そのために規格が無く、日本刀を改造したものやサーベル様のものも多く見受けられました。 恩賜の軍刀は海軍大学校を一番で出た人に天皇(実際は名代)から与えられるものでこちらは短剣になっていたようです。 (陸軍の場合は日本刀だったみたいですね。) ちなみに、陸軍では恩賜の短銃というのもあったみたいで…。 #right(){(14:眠い人 ◆ikaJHtf2)} **クロスボウの殺傷威力の十分な有効射程ってどれくらいですか? それなりに訓練した射手なら、相手が鎖かたびらを着ていても200mほどなら十分打撃点を与えられます。 #right(){(24:979)} **ブーメランってどうして作られたんでしょう? ブーメランは本来戻ってこないものでした。 ただ単に投げやすいように整形しただけの木をぶつけるのが本来の使い方でした。 戻ってくるブーメランは、鳥を脅かすためのもので、ぶつけるための物ではありませんでした。 投げた奴を拾ってくるのが面倒といった理由から戻ってくるように改良されました。 #right(){(31:210)} **日本刀とサーベルって何がどう違うのですか? 両手を使うか、使わないかの差。サーベルは、両手で握れない。 軍事的には、騎兵がサーベルを使って、スピードと剣の重さ(質量)で、 敵兵を切り下げた。 サーベルは突きが主体であるのに対し日本刀は斬る・突くが出来ます。 玉鋼という洋鉄には無い特別の材料と絶妙な刃付け角・反り角がそれを 可能にしています。 #right(){(36:603-604)} **映画とかで逆手にナイフを持っている(親指側に刃でなく、小指側に刃)事が多いのですが、あれって見た目重視? 見た目重視ではないですよ。ナイフは刃渡りの長さが短いのでああいう握り方も有効では あります。フックのような腕の動きで切りつけたり。喩えは良くないかも知れませんが、 時代劇なんかの忍者なんかの小刀の扱い方に似てると思っていただければ。 別にどっちの握り方が優れてるとか一概には言えませんが。 やはり、有名なナイフ格闘術は特殊部隊で訓練されてるような動きが有効なようです。 #right(){(43:272)} **現代の戦場でナイフで戦うシチュエーションって普通ありうるんでしょうか? 相手が銃剣つき小銃を持ってる状況で、自分が素手はありえません 小銃に弾が残っている可能性を考慮すると、ナイフでも奇襲以外で 攻撃することはありえないでしょう #right(){(44:740)} **暗殺用に使われている小さくて薄いナイフがあると聞きましたが、どんな名前なんでしょうか? 実際の暗殺で骨を避けて内部をえぐるような武器はわざわざ調達はせず、自前で作る事が多いらしいです。 長いアイスピックに近い物を作って使うのだとか。購入ルートから足がつく事を避ける為と、事後の処理 の段階でさっさと分解して武器そのものを処分し易いためだとか。 まぁ、闇の部分も多いので、断言は出来ないのですが。 #right(){(47:223)} 旧ソ連参謀本部内にスパイが暗殺に使う武器を開発する専門部署があったことは余りにも有名なのだが #right(){(47:226)} CIAにもあったな。 #right(){(47:227)} **日本刀改造軍刀ってどんなのなんだろう。 片手でももてるような感じにしてあるというだけ。刀身はいじってないでしょう。 ハンドガードを付けて、サーベル風に仕立てたものを見た事があります。 #right(){(47:333)} サーベル風から殆ど改造していないの迄有ったらしいです。 そういえばその昔は巡査もサーベルだったですね。 「伝家の宝刀」でも無いでしょうが、自家に伝わる刀を持って行きたがる人が多かったとか。 戦中に量産された軍刀は「昭和刀」と云って、粗製濫造のが多かったらしいです。 #right(){(47:フェチ ◆kK77XB6/ug)} **自衛隊の儀仗兵はサーベルですか? その通りです。 >旧軍でも、儀仗兵はサーベルを使っていたのでしょうか?  旧軍の場合、建軍当初から昭和の初めまでは、儀仗兵に限らず制式の刀は サーベル系のものでした。 ただ、将校は基本的に自分の制服・個人装備は、 自費で購入したため、その負担軽減を配慮して、元々自宅にある日本刀を 改造することが認められていたため、日本刀改造軍刀を装備していた人も いました。 が、昭和初期、ナショナリズムが高揚すると、軍刀は日本刀型のものが制式になりました。 この時期からの日本軍の儀仗刀は、この日本刀型のものになります。 #right(){(47:331)} **旧軍は夜襲の際、白兵武器が光を反射するのを防ぐため、銃剣や軍刀に植物(?)を巻いたり、 >「錆染め」ということをしたそうですが…… >この「錆染め」というのは、具体的にどういうものなのでしょう? 検索した結果では「錆染め」というのは、鉄錆びを布に転写する染め技法のことのようです この布を白刃に巻いたのでは??? #right(){(52:705)} 銃剣そのものを金属面を薬品で強制的に錆びさせることで黒く染める方法もあるよ。 #right(){(52:709)} **今現在において、スペツナズナイフというのは固有名詞なのでしょうか? ロシアの特殊部隊は「スペツナズ」と呼ばれています。 スペツナズナイフのネーミングの元になったのが、この「スペツナズ」 #right(){(52:846)} スペツナズナイフとは日本では主にスプリングでブレードを射出するものを呼びますが、あれが正式名称でもなければ、あれをスペツナズの人間が全員持っているor持っていたわけではありません。 よって回答は「日本では固有名詞同然で、たまにあの手のナイフの総称としても用いられる」です。 中国等のグリップに銃身を仕込んだナイフ同様、スペツナズの主流のナイフではないものではないでしょうか。 それと、そもそもスプリングで射出するナイフを本来のスペツナズは全く使っておらず、ただの商品名だという説もあります。 #right(){(52:847)} >射程距離・威力はどのくらいなのでしょうか? 有効射程は7mほどで、威力は下手投げのスローイングダガーに劣ります #right(){(52:844)} **伸縮式の特殊警棒(っていうのかな?)の先っちょが丸いのは何故なんですか? 取り出す時に引っかからないようにする為 #right(){(57:325)} **一般にスペツナズナイフと呼ばれるものは、刃が飛び出すのと隠し銃的なものがあると聞いたんですが、間違ってないでしょうか。 スペツナズ・ナイフといえばたいてい飛び出し式のナイフのことを指すと思いますが、 ロシアの特殊兵器研究所ではスペシャル・スカウトナイフと呼ばれるグリップに7.62mm弾を仕込んだ ものが存在します。 また、中国のノーリンコ(中国北方工業工司)でも同様のナイフピストルが生産されています。 #right(){(57:514)} **武士って刀を大小2本差してますよね。何のためなんですか。 「武士 脇差」でぐぐってみてください。いろいろと面白い話がでてきます。 一般的には小刀=脇差は接近戦用に作られたものが、後には武士階級のステータスシンボル化 していったようです。 #right(){(61:838)} 折れなくても「突き刺したら抜けなくなっちゃった」とか「斬ったら血糊と脂で 斬れなくなっちゃった」などの場合もあり。 #right(){(61:839)} **アルバレストって、ボウガンのことなの アルバレストはボウガンの一種であり、矢以外の弾体も発射できるよう 作られたものを指す。 #right(){(65:729)} **スピア・ランス・ポールウェポン どんな違いがあるんでしょうか。 ・スピア>槍 ・ランス>騎兵槍 ・ポールウェポン>長柄武器全般 #right(){(65:722)} ランスは馬上槍。 スピアはいわゆるフツーの槍。 ポールウェポンは棒状武器。つまりスピアやハルバードなどの総称 #right(){(65:724)} **弓って、どうやって背中に背負うの? 西洋の事は知りませんが、日本では背負わないです。手持ちです。 #right(){(67:280)} 弓巻、弓袋がありますよ #right(){(67:283)} **レプリカの九八式軍刀で鉄鞘って売ってませんか? 売ってる。と言うかレプリカと言えども外装は本物だから、様々なものが。 #right(){(69:剣恒光@自衛隊板 ◆yl213OWCWU)} **イラク戦争のニュース映像では米英軍・イラク軍とも小銃に銃剣を着剣しているのを見ていないのですが、彼らは着剣しなかったのでしょうか。 着剣する必要なんて普通ないから、していません。 市街地だろうと家の中だろうと銃剣突撃なんてしません。 #right(){(78:567)} 大体M16A2からフルオートが廃止された理由の一つに、白兵戦を極力避けるためってのがある #right(){(78:569)} **古代の戦闘についてなのですがバリスタは何のために使うのでしょうか? >あれでお城を攻撃しても城壁が壊れるとも思えないですし。 >人を殺すために撃つのにあんなでかい弓矢みたいのを一本撃つのは非効率だと思うんですが・・・ 石やジャベリン(手槍)を射出します。 野戦・攻城、どちらでも使用します。 野戦の方が非効率でしょうか。 でも、攻城の場合、恐らく、それなりに高い城壁も超えて、 それなりの大きさの石、そして、ジャベリンを城内に打ち込めるわけですから、 現代の砲兵の阻止だとか、面制圧だとかに近い、効果が望めたんじゃないでしょうか。 #right(){(78:481)} カエサルの「ガリア戦記」に記述があるから一度読んでみてわ #right(){(78:海の人●海の砒素)} >>481 >でも、攻城の場合、恐らく、それなりに高い城壁も超えて、 >それなりの大きさの石、そして、ジャベリンを城内に打ち込めるわけですから それはどちらかというとカタパルト(スイングするもの)のほうで バリスタはカタパルトと比べると直線的な斜線を有しているので 砦や城壁の上の城兵を狙うのに適してるのでは #right(){(78:483)} 攻城戦では、大規模な土木工事を行うわけですが 防御側は当然妨害しようとします。  バリスタなどの直接射撃兵器は、妨害しようとする城兵を制圧するなどの効果が見込めますね。 弓などで狙撃しようとする城兵の照準を狂わせる効果だけでも結構な物だと思われます。 #right(){(78:489)} **大阪で名刀といわれる刀を見ることができる博物館や骨董品店などがあるところを教えていただけないでしょうか。 大阪城 #right(){(79:せいら・ます・大山)} **切断されていない三十年式銃剣の所持って違法ですか? 銃刀法違反です。 #right(){(80:剣恒光@自衛隊板 ◆yl213OWCWU)} **日本刀は、目釘の緩みなど応急措置できない場合どうしたのでしょうか? 逃げた。 #right(){(83:742)} **日本刀は構造上3人切ると使いものにならなくなるという話をよく聞くのですが、 >それが事実だとしたら西南の役田原坂での抜刀隊ってどうやって戦ったのですか? 飾り研ぎならともかく、寝刃合わせすればもっと切れますし 兵は木賊や荒砥を持ち歩くという事もできます。 3人しか切れない云々は全てが嘘ではないが意図的に誇張した話です。 #right(){(83:743)} かつて実戦用の目釘は今のような竹ではなく生鉄や鯨のヒゲ、あるいは竹でも 折れにくいよう加工したものを使い、戦闘中に折れない工夫を凝らしたといいます。 また、曲がるのは硬いものに叩きつけた場合ですが、曲がったらそのまま戦闘です。 当然そのままでは鞘にも入りません。程度によっては直せたそうですが。 鞘から抜けなくなる、というのは血をぬぐわずに納刀しておいた場合で、 そんな事した場合は力ずくで抜いて磨くしかありません。 いずれも対処方法は応急処置レベルであってもそれなりに存在した、ということです。 #right(){(83:747)} ** ロシアンメイドのスペツナズナイフとは、実在するのでしょうか? 過去スレで同じ質問があったので検索してみました。 >790 名前: 名無し三等兵 投稿日: 02/11/19 15:39 ID:AHPwi98r >あるよ、スペツナズナイフ。 >「特殊部隊の武器」とかいうロシア語の本に各種でてた。 >手元にないので正確な書名は不明。 (http://hobby.2ch.net/army/kako/1037/10371/1037111478.htmlより) #right(){(84:名無し軍曹)} **祖父の弟の写真があったんですが、腰のところにサーベルみたいな短剣のようなものをぶら下げていて、 >母に聞いたところ祖父の弟が帰って来るとカチャカチャと剣の音が鳴っていたとか言ってたらしいんですが >当時は剣なんかで敵を倒してたんでしょうか? それは銃剣と言って、突撃時に銃の先につけて、敵を突き刺すためのものです。 ナイフのような使い方もできます。 日本軍は銃剣を使っての突撃を重視していましたが、第2次世界大戦ではあまり役に立ちませんでした。 もっとも、銃剣による死傷の例も、存在していますので、全く役に立たなかったわけではありません。 #right(){(92:624)} 短剣なら海軍士官、サーベルなら陸軍士官か特務曹長でしょう。 どちらも、軍服の一部として着用することになっていました。 陸軍の場合は、戦場で実際に武器として使うことも時にはありましたが、 海軍の場合は、単なる装飾以上の意味はありません。 #right(){(92:628)} **映画「HERO」にて、秦の兵士達の放つ弓が木造の建物を貫通し中の人々を殺傷していくという描写があったのですが、 >当時(秦始皇帝時代ですね)中国の弓はそこまで威力があったのでしょうか? 建物によりますが、足で支えて引くようなクロスボウであれば、下手すると鉄の甲冑も抜きますから 木壁を貫通してなお殺傷能力が残っていても不思議はないでしょう。 #right(){(95:system)} **刀(刃物)は水で濡らした方が切れ味が良くなるのでしょうか? 受刑者への礼。 お清めです。 また、脂肪がつくと刃の切れ味が鈍るので、水でコートします。 ただ、室町期には多人数を切った豪傑とかいますし、江戸時代にも多人数と渡り合う場合の剣術が研究されてます。 一人目切ってる最中に駄目になりはしないでしょうが刀を切れ味を良くして置くのも礼ですから。 #right(){(98:188)} **刀と剣と違いって何でしょうか? 刀…日本刀のように片面だけ刃がついている。 剣…両面に刃がついている。 #right(){(99:309)} 皆が行ってるように日本刀の区分では刀は片刃、剣は諸刃 しかし日本語の区分では剣とは、刃物全般の総称でもある。 また刀に区分されるものにも「小鴉丸」の様に、諸刃の様なものもある。 #right(){(99:剣恒光 ◆YR1Hskt.M.)} **映画ランボー2でランボーがコンパウンドボウを使っていたのですが、 >現代戦で弓を使う事はありえるのでしょうか?あと爆弾つき矢尻なんて本当にあるのですか? あれは槍杉です まあ竹やりよりは現実的でしょうが #right(){(104:38)} >現代戦で弓を使う事はありえるのでしょうか? 君の目の前に、コンパウンドボウと亜音速弾使用の消音ライフルが 置いてある。暗殺任務を遂行するとして、どちらを使用するか? >あと爆弾つき矢尻なんて本当にあるのですか? 君の目の前に、爆弾つき鏃とRPG-7が置いてある。破壊工作を 行うとして、どちらを使用するか? 取りあえず、「射程」という面からだけでも考えてみてくれ。 #right(){(104:39)} 消音ライフルなるものは存在しない 消音ピストルにしても威力が低い よって暗殺兵器としてのクロスボウは有用……な可能性もある #right(){(104:40)} ボウガンであれば、特殊部隊用のものが軍用装備の企業のイベントで 展示された例がありますが、メジャーなものではないでしょう。 普通の弓はさらに使われないでしょう。 >>40 無音ライフルならともかく、消音は存在します。 「サプレッサーは消音ではない」と言う主張もあるかもしれませんが。 #right(){(104:41)} スペイン軍の特殊部隊で弓矢は現在も使用されています。 ボウガンタイプじゃなくて、矢を手で引くタイプで。 #right(){(104:50)} WW2の時SASがウィリアム・テルガンと呼ばれる小さなクロスボウを装備していたそうです #right(){(104:57)} **銃剣やナイフ、格闘術のほうが銃器を使うよりも有利といえる状況とはどんな状況なんでしょう? その1 衛兵としての門番。 その2 捕虜に言うことを聞かせる時。 その3 弾奏に弾が入ってないのに威嚇する時。 #right(){(105:243)} ナイフや格闘術(殺人可)ならば 超近接戦闘、背後から出来るだけ静かに一撃で相手を仕留める必要があるとき。 銃剣は集団で突撃すると相手を怖気づかせる効果があるときもある。 どっちにしろ銃剣は基本的には最後の手段です。 #right(){(105:244)} 音を聞かれちゃまずい状況下 #right(){(105:248)} **スリングショットでパチンコ玉を撃つのと手で適当な石を思い切り投げた場合どちらが衝撃がありますか? 手で石を投げる場合は、どんな人間がどのくらいの力で投げるのかに左右されると思うが。 あと、投げる石の大きさも。 #right(){(105:484)} 投射武器の威力は、投射重量と着速と回転速度で決まります。 #right(){(105:485)} 手のひらに納まるような投げやすい石を、3~5メートルの距離で頭部に思いっきり ぶつけたら、死ぬ可能性は多いにある。 で、スリングショットでパチンコ玉を撃った場合だが、これも頭蓋骨にめり込む可能性が あるが、弾丸の質量が小さいので、石ほどの破壊力はないと思われる。 #right(){(105:ハスケ ◆BnyPF68LQs)} パチンコの場合は弾の重量は小さいが速度が速いので貫通力が大きい。 石の場合は速度は遅いが弾の重量は大きいので衝撃力が大きい。 よってダメージの形態が違うと思われる。 頭に向けて撃った場合、 パチンコならボコッと穴があき、 石ならグシャッっと頭が割れる。 まあカタギの人間ならそんなことはやらないけど。 #right(){(105:489)} スリングショットもピンからキリまであるような・・・ たしかほとんど子供のおもちゃ見たいなものから野鳥撃ちに使える物まで 在ったように思うのですが、その辺の条件をつけたほうが良いのでは? ちょっとぐぐったら\2980のもので「弾速度232フィート/秒(8mm弾)」 との事でした(弾速度はたぶん初速でしょう。弾は鉄か鉛か不明) 22ショート程度の威力はあるような。 #right(){(105:491)} **銃とナイフを持った人間が2~3mの間合いで対峙すればどっちが勝つと思いますか? 2,3メートルだと余裕で撃ち込めると思うが。 しかも反動が弱い銃なら確実に当たるぞ。 #right(){(109:194)} 本物のナイフのプロ(接近戦全般)ではこのくらいの距離なら確実にしとめるらしい 又聞きだがね。 マスターキートン2巻でも読んではいかが? #right(){(109:今来栖 ◆rIKVz7F.VU)} 194に同意。 戦場で、まがりかどでフイにはちあわせたらわからんが、 試合場みたいなところで、決闘よろしくヨーイドンなら銃が有利だと思う。 #right(){(109:197)} どちらもちゃんとした戦士であれば、ナイフは勝てません。 何も考えずにいきなり2~3発撃って動きを止め、慎重にねらってさらに1~2発、 残弾を至近からヘッドショットして終わりです。 用心のため1発弾倉に残す人もいそうです。 間合いの違いというのは圧倒的であり、それが覆るのはごく特殊な状況下か、 使い手のレベルが違う場合だけです。 #right(){(109:system)} 状況次第、というのが正しい答えだろうが、 武術競技のようなイコールコンディションを想定すれば、 銃の勝ち。 ナイフ側は2~3mの距離を腕の届く範囲まで移動しなければならないが、 銃は人差し指を数ミリ動かすだけでよい。 (構えていればのはなし。構えていなくても大きな差はない) 同じ実力の人間(こんな想定自体ありえないが)なら、どっちが速いかは自明のこと。 また、ナイフが仮に先に当たったとしても、 ナイフにはいわゆるストッピングパワーがない。腕の速度以上の速度は出ず、 弾丸のインパクトにような大きな組織破壊も生じない。切れるだけ。 首でも一閃で切り落とせれば別だが、刃物の殺傷力は弾丸にどうしても劣る。 幕末の京都あたりの事例では、数十カ所切られながらも生き延びた例があるし、 刃物によって一瞬で相手をストップさせる、というのは困難なようだ。 #right(){(109:200)} 銃の大きさも性能、状況や任務も何も書いておらず、ナイフの刃渡りなども書いていない。 背負ってる荷物や天候、周りにある可燃物の有無も書いていない。 飛行機や潜水艦のなかかもしれん。 それで 銃 > ナイフ はおかしいだろ。 正解は状況次第。 臨機応変さが無いと死ぬ事になる。 #right(){(109:212)} **映画「ハンテッド」を見たのですが、トミーリージョーンズ演ずる教官がナイフを用いた殺傷技術を教えるシーンがありました。 >ワン、ツー、スリーって感じで次々と人間の急所を流れるように突いていくのですが >なかなかの理論(技?)でちょっと感心もの。 >あれはけっこうホンマもんの技術なんですか? 映画のあれはフィリピンのカリという武術の ナイフ格闘を教わってやったものなので ちゃんとした技術に基づいたものです。 #right(){(111:683)} **日本海軍の短刀って実際に使われていたんですか? 装飾刀です。 つまり飾り、でも刃は入ってる。 #right(){(112:316) **銃剣術を習いたいのですがどこへ行けばいいですか? 社団法人 全日本銃剣道連盟 http://www.jukendo.info/ #right(){(112:496)} https://www.shouseikan.com/ ここへ。 #right(){(112:497)} **時代劇で人を斬るときに“ギシャ”って効果音があるじゃん? >あれって本当にあんな音すんの? 「バサっ」に近い、濡れタオルを力いっぱい振る時の音に近い(大陸での体験者の談 #right(){(113:25)} 昔の時代劇は、つばぜり合いの音だけ。斬る時の殺陣を大げさにして(あるいは斬られ役 の悲鳴)でそれを表現していました。 あの音はテレビ時代劇から使い始められた物で、音自体は音響スタッフの創作です。 普通の包丁でキャベツなどを切った音を加工して使ってます。 日本刀に関しては、テレビで流布したイメージと、それに対する異論、 そのまた異論(異論の異論)があったりしてどれが信憑性が高いか今一はっきりしなかったりします。 (実運用した人の意見じゃなかったり、昔の伝聞は多分に英雄伝記的に脚色されてますし。) #right(){(113:35)} まず真剣は「ビュッ」と音が鳴るぐらいに振らないと人は斬れません。 また、斬りつけた時も 小説によくある「手元にズシリと来る」感触はありません。 もしこの感触があったなら、それは刀が遅すぎて体の途中までしか斬れていません。 この辺から推察してみてはどうでしょうか。 #right(){(113:50)} **ブラックジャックって武器は、火薬を搭載した類もあったと記憶しているのですが。 >棍棒の打点部分に仕込み、殴ると同時に爆発する……そんな武器はありますでしょうか。 他の武器はともかく 鈍器であるブラックジャックの一部分を爆発させる意味はないと思われ それに一度しか使えないし破片が飛び散って持ち手も痛そう・・・ #right(){(115:525)} **コンバットナイフとか軍用のナイフを日本刀の長さにしたら日本刀よりも強い? ステンの奴なら簡単に曲がるか折れる #right(){(116:860)} **よく映画などで投げられたサバイバルナイフが眉間に突き刺さる描写がありますが >頭蓋骨の丸さから行ってほとんどありえ無いと思うのですが、実際のところどうなのでしょうか? 実際のところも何も、頭部にナイフを投げた事例で知られたものは 歴史上そうあるものではなくサンプルが少ないので ありえるとかありえないとか論じられない。 可能性の大小を論じる意味もないだろう。 #right(){(116:777)} 確かに頭蓋骨はけっこう硬いのですが、十分な重量を持つナイフが 十分な速度を持ってきちんと当たれば前頭部を貫通することは可能です。 熟練した人間が、ちゃんとしたナイフで、しっかり当てる事ができれば 決して不可思議な結果ではないです。もっといいかげんな もので貫通したものはいくらでもあります。 ただ、かなりシビアな条件が必要であり、成功率は当然低いと思われます。 ゴルゴ君の狙撃のように「それは無理」よりはマシではないかと。 いずれにしてもまじめに議論してもしかたないでしょう。 補足 生の骨ってのは鋭い刃物であれば刺せるし、削れるものです。 もちろん柔らかくはないけど、石のようなものでもないですよ。 #right(){(116:system)} 人間のパンチの速度が60km/h程度らしい。 ナイフの質量にもよるが、きちんと頭部にうまい具合に当たれば貫通しそうな気はする。 プロ野球の投手が、球をナイフに持ち替えて訓練すれば・・・ アホくさ(´Д`) #right(){(116:781)} **西洋の騎士が使ってたランスってすごく重そうなのですが、どうやって持つんですか? トーナメント用の代物? あれは木を削って作る それほど重くないし、鎧で支えるようになっている。 #right(){(117:373)} >実戦用の鉄でできた奴はどうですか? そもそも持てなければ初めから作らないでしょう 持てないことは無いですが死ぬほど重いです #right(){(117:379)} >ありがとうございます。どういう持ち方をするんですか? 柄をもって小脇に抱えるのです #right(){(117:386)} あと、馬上騎士用の鎧には、脇に抱えたランスの柄を固定する金具が ついているものがある。 ムチャクチャ重いものだったらしいが振りまわしたりするわけではないのでそれでOK。 尚、一度レンタルビデオででも「ロック・ユー!」という映画を観てみることを薦める。 馬上騎士についてが良く解かる。 #right(){(117:388)} 騎兵突撃の始まった頃から改良が様々な原因でなされてきたようです。 鎧右脇腹に鉤を付けてそこで支えたり、槍自体が手から滑らないように 円錐形に鍔をつけるなどしています。 確かに、人馬と装甲をあわせた重量を一点にまとめて槍先端に乗せて 馬をゆっくりと走らせていき、イザ衝突したら手と肘だけで衝撃に堪えるのは 困難かと思います。技術的発達とその要因については過去に詳しいスレが長文でありました。 うろ覚えですが、鞍や盾も改良して人の胴体と装甲ばかりでなく、 人馬全体で衝撃を受け止める構造へと改良されていたという話がでていたはずですが、 今ちょっとググッテ見ただけでは鞍と盾の改良については未見のままでした。 "lance rest"などでググルと良いかと思います。 #right(){(117:391)} **長弓を山なりに射った時の有効射程はどれほどでしょうか。 日本の弓を遠くまで飛ばすために引くと300m程度(今の弓道家では先ず無理)、 当たれば被害があるし、狙った辺りに落ちる。 役割としては砲兵部隊の制圧射撃に近く、多数を同時に、集団を目標として射なければ基本的に無意味。 #right(){(121:275)} 中世の軍事事情について語るには、まあ持っていなければ話にならない「火器の誕生と ヨーロッパの戦争」によれば(pp40-41)、「普通長弓による射撃は150m以上の距離では 嫌がらせ以上の効果は期待されていなかった。長弓の絶対的射程(略)は400mに達したらしい。 しかし、戦術的には最大射程よりも、長弓のもっと近距離での貫通力のほうが重要だった。 約60から120mまでなら空気力学的抵抗は矢からそう沢山の運動エネルギーを奪わなかった。 この距離では長弓の矢は大きい質量のおかげで、鎖帷子、皮革、更に低級の板鎧でさえ 貫くことができた」そうです。 これはいわゆるイングランドの長弓についての話なんで、弓の材質とか大きさ、矢の長さ、質量が 変わってくれば、条件は変わります。もちろん、相手がどんな防備をしているかも重要な条件です。 別の本によれば、訓練された長弓の射手は、200m先の人間大の標的に当てることが できたそうな。 ただし、長い訓練が必要。 #right(){(121:276-277)} やや性能の低い和弓の場合、一般に三十三間(59m)程度が有効射程かな。 もちろん、この場合も山なりに射る。 #right(){(121:280)} 個人を目標として、現代の射手なら確かに三十三間、今の遠的の距離。 当方の最大射距離は150m(近的用の矢を使用)、特に稽古しているわけではないが実験時、 矢は距離・幅ともに10m程度にほぼ集中。 当然稽古すれば、この程度は有効射程に入るでしょう。 なお、当時と今の弓道家では技量が隔絶しているので注意。 それから三十三間堂、あれは天井のあるところで三十三間飛ばすから難しい。 角度を大きく付けて良ければ、大抵の射手なら渡せる。 当時の要領なら、今の日本の射手では渡せる者はいくらもいない(絶無かも知れない) #right(){(121:283)} 普通の競技和弓の遠的は距離60mで的は直径1m 風さえなければ普通に当る どっかの神社の神事でもっと距離の有るのをやってたはずだが・・・・ 通常の競技用和弓は引いたときのテンションが20kg前後ですが、初速は秒速40m/s前後だったはずです (始めて引く人は成人男子で12kgも引けないのが普通です 慣れの問題ですが) アーチェリーは初速がもっと高くて50m/sくらいで、最大飛翔距離は250mはあります(競技では90mまで) 威力と言う点では和弓の方が矢の重量有るので、あまり変らないでしょう(算数する元気無い) 和弓なら矢の素材は7075S超々ジェラルミンが用いられることが多いです (普通の28mの競技ならイーストン#2015が主流かな 遠的ならもっと細いの使います) 戦場での弓は、狙撃ではなく集団で射って面制圧を期待するもの 和弓は速射性には優れてますし #right(){(121:287)} 速射性は洋弓の方が優れています。 和弓は長弓なので、射るまでのアクションが大きく、時間がかかります。 #right(){(121:288)} 弓の有効射程100mと仮定した場合、軽装歩兵の突撃の場合は有効射程に入ってから白兵戦移行まで20秒は有る 和弓の場合の早撃ちで3~5秒に1本は射撃可能(このレートを維持するのは難しいが) したがって、有効射程に入ってから4~7回の射撃は可能 騎兵の場合は有効射程に入ってから接敵するまで6秒程度(有効射程に入る前に加速してるし) 1~2回の射撃しかできないので蹂躙される可能性高し #right(){(121:289)} 3~5秒は洋弓のスピード #right(){(121:290)} 現代の日本の弓は強くて15kg程度だが、戦国期では騎乗用で40kg、 歩兵用なら60kg以上超えるものもあったとか。 参考資料:新紀元社「武器と防具 日本編」 中学の時の国語の資料集には、矢が5mmの鉄板を貫通している写真が ありましたな。いや、なかなかたいした威力ですね。 #right(){(121:360)} **帝国陸軍は下士官まで皆軍刀を持っていましたが、あれは日本刀ですよね。 >そうなると、軍全体で装備している日本刀の数はものすごい数になったと思うのですが、 >どうやってそれだけの日本刀を生産していたんでしょうか? 正式な日本刀のもあるしそうじゃないのもある。 軍から支給されたものはサーベルに近いが 個人的に自分の日本刀を軍刀に仕立て直して使っているものもある。 軍が作ったものは急造品なので冷却に油を使っていたりして性能はよくない。 いくら日本の工業力が低いといってもそれくらいの数は作る能力はある。 銃剣も同じ。いくらなんでも 銃剣の製造も出来ないような国は太平洋をまたにかけて戦争をしたりはしない。 刃物は腕のいい職人さんが魂こめて作り上げるっていう考え方が ちょっといきすぎているかもしれない。 銃剣はしょせん銃剣だし軍刀はしょせん軍刀にすぎん。 美術的価値まで求められる観賞用の名刀と同等に論じる物ではないよ。 #right(){(122:395)} 日本刀というのは間違いと考えた方がいいかもしれません 旧軍の九五式軍刀は無垢材を機械的に鍛えられているはず。 構造的には普通の日本刀よりずっと頑丈で、生産性を考慮した一発焼入れ 仕上げは良いとは言えませんが戦場で使う刀としては非常に洗練されていました 後者については国により時期により用途によります イギリスなどはただの斜めに切った鉄棒を使ったこともあります #right(){(122:396)} 基本的に下士官刀は軍の制式兵器の官給品であり、工場で鋼板を鍛造、 焼き入れして大量生産したものです。伝統的な日本刀の製法とは異なります。 とはいっても作りは頑丈で実戦的であり、使う機会があるかは別として、 戦場で使用することに問題はありません。 銃剣も同じように工場で大量生産されます。 一方、将校の装備は基本的に自分でそろえますから、 伝統的製法で作られた日本刀を持つ人も多かったようです。 #right(){(122:400)} **トラックや貨車のサスペンションを削って作った刀はある? 「スプリング刀」とかいうやつですね。 #right(){(122:429)} **日本の戦国時代には鎌槍やら、柄の部分に返しのついた槍がありましたが、ヨーロッパも槍はそのように発展していったのですか? ハルバードもしくはハルバートという、刃に返しや鉤がついてたり斧状になっている槍型の武器があった。 具体的にはこんな形 http://images.google.com/images?svnum=50&hl=ja&lr=&safe=off&q=halberd #right(){(347:547)} ヨーロッパにも似たような発展を遂げた槍があります。 鎌槍といえば15世紀頃にイタリアで誕生したコルセルカが近いと思います。 両刃の槍に三日月形の刃が追加されたもので、形状も鎌槍とほとんど同じで、 三日月形の刃には穂先が敵の身体に深く刺さりすぎることを防止し、騎兵対策 や鍔の役割がありました。 柄の部分に返しのついた槍とは、騎兵槍のランスが有名だと思います。 オウル・パイクやキャンドル・スティックなど、穂先に鍔が付いたものもあ りますね。 #right(){(347:蘭太郎 ◆pkn9C32mG2)} 似ていると言えば似ていますがやや異なります。いわゆるスピアは石器時代までに遡る武器ですが ヨーロッパでは13世紀ぐらいからハルバードの原型になるタイプの多様型の長柄武器が登場します。 15世紀~16世紀にかけて最も発達しますが、ヨーロッパでは銃火器の進歩により、 その後は槍は多用途性よりも、銃兵を防御するための手段として重要視されるようになり パイクと呼ばれる槍が登場します。 パイクは日本の素槍に似た形状をしています(穂先は小さいですが)長さは長い物で6mを超えています (ハルバードは平均3.5m程)。 そして銃の進化、銃剣の登場によりパイクは時代遅れの物となり徐々に姿を消していきます (ハルバードはパイクよりやや早く消滅します)。 パイク自体も古くはギリシア重装歩兵や、マケドニアの重装歩兵が使用していました (使用法は古代と中世ではやや異なりますが)。 とどのつまり似た経緯で似たような武器は生まれましたが最終的には元の槍に戻ったというのが ぶっちゃけた言い方かとw #right(){(347:561)} **竹槍って接近戦武器として見た場合、どの程度洗練されているのでしょうか? 全然洗練されてません。重さがないから慣性による貫通力に欠けるし、 切る用途にはまったく使えないし、保存時に割れたり反ったりするし、 そのままでは滑るし、下手すると相手の刃物で切られるし。 とりあえず、工場も職人も要らずに手に入る点は認めないと。 だから百姓が使った。 #right(){(343:834)} **弩ならチェインメイルなども貫通するのですか  板金鎧だとほぼ無理です。紹介したサイトでは一匁五分筒を使用していますが、 戦国期に実戦で使用されたのは三匁筒以上のモノです。 ttp://homepage3.nifty.com/sweeper/gun/burret/burret2.htm  長弓で100J以上、弩で200J以内で、射程、精度に付いては弩が同等以上です から、弩→アルケビュース→マスケットへの発達の過程が「有効射程内での威力 」を求めてで有ったのは明白でしょう。  ナポレオン戦争当時のブラウンベスが14番(32g)、シャルルヴィルが22番 (21g)でソレゾレ九匁、六匁に相当します。 #right(){(創作質問スレ49:669)} **戦場での弓矢がいつごろ、どの火器の影響で完全に無くなったのか 弓矢はマスケットの集団運用が始まるとほぼその飛び道具としての役割を終えてしまいました 理由は銃よりも練度を必要とするからで、銃は促成の俄か兵士でもある程度の火力を発揮出来たからです #right(){(333:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **バネでブレードの部分だけが飛んでいくというスペツナズナイフは、一回使って再装填する時にはどうしていたのでしょうか? 特殊な飛び出し機構なので、基本的に再装填は戦闘後にします グリップ部分が二重になって居て、内蔵されたバネの圧力で飛び出しますが 引き鉄を起こすまでは通常のナイフと同様に使用できます また本来はバックルピストルやナイフピストルのような補助的な武器なので 猫騙し的な使用法に適していますね。 #right(){(331:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} スペツナズナイフは装填する時は鞘を被せて鞘ごとグリップに押し込むようにして スプリングを圧縮する。 また、暴発防止のセフティロックがあるのでこれをかけておけば刀身は固定されてる ので、その状態なら普通に斬ったり突いたり出来る。通常のナイフに比べれば強度で 劣ってるだろうけど。 #right(){(331:856)} **ロングボウはクロスボウに比べて有効射程が圧倒的に長いと聞いたんですが、本当ですか? 長弓は意外に長射程で200m(イングランド軍の長弓で256m)は殺傷力を保持します ただし弾道は文字通り弓なりなので命中精度は各射手の習熟度に拠ります クロスボウは短弓を引き鉄機構を備えた銃床(ストック)に組み込み 連射能力としっかり保持出来る事による命中精度の向上を目指した物で 射程自体は短く半分ほどになったと言われています。 また似た形態の武器で弩(いしゆみ)と呼ばれる据え置き型の物は300mを超える射程を持つ物もありますが これは現代で言えば拠点防衛や攻城戦に使う重機関銃のような重火器に当たる物でした。 #right(){(330:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **投げナイフは柄の部分ではなく刃の部分を持つのは間違いですか? 専用の投げナイフを、柄の部分を持って滑らすように投げる方法と、 普通のナイフを刃の部分を持って回転させて投げる方法があります。 後者は距離によって回転数を考えないと柄から当たったり、横になって当たったりします。 距離が離れるとさらに不確実になる。決まった距離で投げることができる曲芸用か、 近距離で、その投げ方とそのナイフに慣れた人間が使う方法。 英語だが http://www.knifethrowing.info/grips.html こことか参考になるかも #right(){(310:826,827)} **実戦で使用に耐える槍の長さの限界は、どの程度まででしょうか? ヨーロッパで使われてた最長のパイクが7mぐらいだったかな? 5~6m程度。戦国時代に使われた長槍で、戦闘初期段階に於いて双方の長槍部隊が突付き殺しあい、 槍襖(やりぶすま)に穴が空いたところで短槍、騎馬などの部隊が突入。 この長さでは非常にたわみが大きくなりまっすぐに突く事は難しいが、 たわみとその反発を利用して穂先を振り回したり突いたりしたらしい。 実戦で使用できる限界としてはこの辺り。 #right(){(648:47-48)} **防大生が掲げている軍刀は観閲式のときだけに貸与されるのですか。 防大の学生が持っている軍刀のようなものは儀礼刀と呼ばれているものです 観閲式の時に貸し出されるものであり、もちろん刃は入っていません 各大隊に規定数が渡され、指揮官職に当てられます もっとも、中央観閲式では最前列に並んでいる彼等が使用しますので、 身長や練度、参加可能者などで持つ人はいろいろと選考されていることでしょう 蛇足ですが、防大は開校記念祭や入校式、卒業式等の他に月例観閲式というものがあるらしく、毎月パレードをしているようです 課業行進は最低限歩調を合わせる程度ですがパレードは真剣にやるようですね #right(){(自衛隊板初質スレ110:1LT ◆JGSDF3rpf.)} **なにかの本で槍は斬るもの、刀は突くものという解説を読んだのですが、本当なのですか? 「槍は切るもの」は一部の流派で言われてる。 突いた後、しゃくりあげるようにして切ったりする。 そういう使い方もあり、有効だ、ってこと。 日本式の槍は、突くだけではなく、斬るのにも使います。 大勢の雑兵が槍衾を作って、上から打ち下ろすような感じで。 刀も、初太刀は突けと教える流派も多いようですね。 太刀と刀は刃を向ける方向が逆なのはご存じですよね? 銘は普通、腰に差したときに外側になる方(表側)に切るので、太刀と刀は銘も逆になります。 時代によりけりです。 鎧が発達した時期には、槍も刀も殴るものという考え方もありました。 #right(){(287:41-44)} **日本刀と軍刀は違うの? 日中戦争前期までは、サーベル式の洋刀が主でしたが、以後は復古調と言うことで、 陣太刀式の新軍刀となります。 ようは、日本刀です。 柄頭には刀緒という平目打ちの紐が付き、その裏地の赤金、赤、青で将、佐、尉官の 別を現わします。 大抵は偕行社販売の量産昭和刀ですが、中には家重代の業物を軍刀拵えにして 持っていった人も居ました。 #right(){(121:眠い人 ◆gQikaJHtf2)} 日本刀:日本固有の製法による刀剣類の総称 軍刀:軍人がもつ、戦闘に使う刀 #right(){(121:185)} 軍人が持てば軍刀  実際、家伝の宝の拵えを変えて使ってた人はたくさんいる #right(){(121:189)} **セレーションバックのサバイバルナイフとはなんでしょうか? セレーションバックとは、刃の峰の部分が鋸状になって居る物の事で 所謂ランボーナイフの特徴的な形状を指した言葉です これは当時、墜落した航空機に閉じ込められた場合に、 機体外壁を破り脱出する目的の装備、と説明されていました、 また、近接戦闘での使い勝手は確かに悪いですが、本来の用途がサバイバルツールですから 戦闘に使う事は主目的ではなく、飽くまで補助的な装備の一種なのです。 #right(){(550:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **日本にクロスボウや弩が普及しなかったのは何故ですか? そのものを生産する能力が低い、と言う技術的な側面と 当時の日本の戦闘形態に適合せず戦術的利用価値が低かった、と言う 複合的な要因がある為に、普及には至りませんでした クロスボウは発射速度と射程で弓に劣り、また石弓はその重量が致命的でした。 そも石弓は、城砦などに据え付けて使用する、重火器に相当する武器なのです。 #right(){(703:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **日本兵の手記を読むと「日本刀なんかよりも蛮刀の方がよほど役に立つ」との記述がありました。どうしてなんでしょうか? 日本刀は薪を割ったり下草を刈ったりすることを想定して設計されてないからだろ #right(){(俺初質スレ2050:626)} 一口に日本刀と言っても質はピンキリだから #right(){(俺初質スレ2050:627)} 日本刀は入念にメンテナンスをしないと切れ味が急速に落ちるから。 #right(){(俺初質スレ2050:628)} 戦場ではただのお飾りでしかない人斬り包丁は当然ながらサバイバルにも向かない 粗製乱造の軍刀であればなおさら #right(){(俺初質スレ2050:631)} **日露戦争の日本将校はサーベルで白兵戦を戦っていますが、日中・太平洋戦争では日本刀になっているのは何故なのですか? 士族上がりの将校や剣術の心得のある人間にとっては日本刀のほうが扱いやすいという理由で 好まれたのであって武器としての優劣ではない いわばその国の文化や習慣に由来する選択。だからロシア側は日本刀なんか使わないし、サーベルを好む。 #right(){(俺初質スレ434:487)} 日本軍の場合、剣技としてはベースに剣道があるということはあっても、 陣太刀型にになったのは満州事変以降で、騎兵も刀で渡り合う時代ではないので、 あくまで当時の国粋主義の影響での復古調の陣太刀仕立てなので兵器としての 優越はないよ。むしろ実際には片手持ちのサーベル型の方が実用的だったらしい。   また、軍刀が私物の将校は日本刀の業物を仕込むということもあったけど、 下士官以下への官給品は刀身はそれまでのサーベル仕立てのもの(三二年式)を 拵えだけ陣太刀型にした(九五式)だけなので。 #right(){(俺初質スレ434:491)} **ブーメランの利点を教えてください ブーメランの利点は何といっても「外したら手元に戻って来る」こと。 弓矢との違いは与えるダメージ。弓矢では毒を使わないと倒せないような大型の獣でも、打撃武器であるブーメランなら倒せる可能性がある。 あと基本棍棒なので格闘戦にも使える。 欠点は弓矢と比べて連撃が効かないことぐらいかな。 #right(){(俺初質スレ434:819)} ----

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