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生徒会・SS


合計点 +32


+2『空気すらクラッシュします。』 ウリエルおいしいなー



「ねぇねぇ、ウリエル、ブッダー!この無益な戦いに愛を説く前にさー、記念写真撮ろうよー!」

「ああ、いいねぇ。私は別にかまわないけど、ウリエルさんはどうですか?」

「ええ、私もかまいません。」

「じゃあじゃあ、私とブッダの間にウリエルで、三脚立てよう、三脚!」

「本当、こういう時は行動力あるなぁ、イエス…。って、あ!なんで新撰組の服着てるのっ!」

「えー、やっぱり勝負服…みたいなところあるじゃない?」

「それはないよ!仮装パーティーじゃないんだから!」

「まぁまぁ、早く写真を撮りましょう。」

「うんうん、さすがウリエル!仕切るねぇー。じゃあ撮るよー。」


バシャッ!


「よーし、すぐ現像するぞー!私記念に持って行くからね!」


…1時間後。


「あれ…これ…」

「なんか…すごくぶれてる…っていうかフラッシュ焚いてないのにすごい光が…。
 ウリエルだけすごくハッキリ写ってるのに私とブッダはブレで幽霊みたいなんだけど…」

「…ああ、私が光りました。すいません。イエス様は壁キャラですし、
 どうせ戦いで活躍するのは私なんで、私メインにさせてもらいました。」

『ちょ…なんでそういうことハッキリと言うn…』



【---破壊天使ウリエルは、その場の空気すらクラッシュします。】

+3『アーメディウス、起動』 なんで一人だけロボットものやってるんだw


「…本当に良いのか?纏衣…」
「うん、これは私が決めたこと。おじいちゃんは気にしないで」

新希望崎ロボット研究部・第5264番倉庫、
全長15メートルほどの機動兵器の前で、眼鏡の少女―寄井纏衣は
この機動兵器の製作者である祖父に告げる。

「…正直言うと、これに乗って父さんが死んだって聞いた時は、
 機械なんて二度と見たくもなかったわ。
 私もまだ小さかったし、父さんが死んだってことしか聞いてなかったから。
 でも、本当は地球を守って死んだってことを聞いてからは、
 この…父さんに守られた命で、私も誰かを守ろうって決めたの」

「…そうか。ならば何も言うまい。
 おまえの言うとおりに、塗装も塗り替えた。
 初めての孫へのプレゼントじゃわい」

「ありがとう、おじいちゃん」

そういって纏衣はコクピットに乗り込む。

「システム起動…
 C-2ドライブインターフェース、セット。
 イージスシステム、待機モード。
 システムオールグリーン。

 …え?通信?…じゃない。何だろう?」

ポチッ

「あーあー、聞こえてるかな?」
「…!?父さん…?」

そこの現れたのは死んだはずの父―の、最期の映像だった。

「えーと、まず何から言おうかな…
 あ、最初に…
 すまん!俺ァ地球に戻れねぇみたいだ!
 とりあえずオートパイロットで機体はそちらに送るが、データ領域以外は
 完全にやられてる。あとは親父にまかせる。
 ていうかコレを誰かが見てるって事は俺、もう死んでるわけだが…
 最後に家族に一言、ってやつでもやるかね。

 あー…
 メイ、纏衣、ホンットすまねぇ。もうお前達を守ってやれない。
 んで纏衣。たぶんこれを聞いてるのはお前だと思うが…
 戦うなら、何かを守るために戦え!
 この機体はそれを可能にしてくれる。

 はあ~、駄目だ。全然言いたいことまとまらねぇ…
 しまらねぇなあ。まあいいか。
 それじゃ、さよならだ」

「…何よ、この記録…!
 言ってること支離滅裂じゃない…!バカ父さん…!」

おそらく、死の直前に撮ったものであろう記録…
短く、内容もめちゃくちゃだったが―

「でも、わかったわよ、父さん。
 生徒会のみんなは、私が守る。守ってみせる!」

「アーメディウス、発進!」

+2「星に愛を」 木星兄さんの株がグングン上がるなぁ。


「好きだーー!!」
「……え?」

数万年前姿を消した冥王星、彼が今回の戦いに参加するらしい。
水星からそれを聞いた保志は早速彼の元に駆けつけた。

「好きだーーーー!!!」
「あの・・・・・・」
「好きだーーーーーーーー!!!!」
「ちょっと・・・・・・」
「好きd」
「いい加減にしてください!!」

愛する対象から向けられた突然の叫びに、保志は不思議そうな表情をして口を閉ざした。
彼にとって星とは愛し愛される存在であり、愛を叫べば応えてくれることが当然だったのだ。

「なぜ君は僕の愛を受け止めないんだい? 他のどの星も僕の愛に応えてくれたというのに」
「……あなたは木星兄さんのことを知っていますか?」
「もちろん知ってるよ。僕はどんな星のことも知っている」

木星、太陽系で一番の大きさを誇った惑星。
他のどの兄弟よりも雄大な心と体を持っており、長男として個性の強い弟達を上手くまとめていたという。
水星、火星、金星、地球、太陽、天王星。彼の話をするときはどの星も寂しげな表情を浮かべる。
彼について語られる内容はどの星の口からも変わらず、彼がどれほど素晴らしい惑星だったか、いなくなったことがどれだけ悲しかったかということだった。
保志が生まれる前に消滅していたため、木星については星達からの話でしか知らないのだが、出来れば会って愛を語らいたかったと思っている。

「僕は兄さんの敵を取るために今回の戦いに参加するんです。ですからあなたと遊んでいる暇はありません」
「君は……」

木星が消滅する数万年前、冥王星は準惑星に降格され姿を消したはず。
他の星から冥王星の話が出るときも、小馬鹿にしたようなことがほとんどであり、他の惑星からどのような扱いを受けてきたのか容易に想像できた。
おそらく辛い生活をしていただろう彼が、何万年も前に会ったのが最後の兄に対する気持ちを、恨みに押し潰されることもなく持ち続けていることに、保志は心を打たれた。
彼のことをもっと知りたい、彼の助けになりたいと思った。

「つまり、敵を討てば僕の気持ちを受け止めてくれるんだね!!」
「え? いやそれとこれとは話が別で」
「そうと決まれば早速行こう! 打倒番長グループ!」
「ちょっと、人の話聞いてます!?」

冥王星の言葉が終わるより早く、保志は生徒会のもとへと向かった。
打倒番長グループ、そしてその後の冥王星との逢瀬を夢見て……

+3 『やっぱりふたりはいつものふたり』 その話大好きなんだよ、ちくしょう。



「ねー、イエスー…。本当にキミひとりで行くのかい?」

「モチロンだよ、ブッダ!!私が行かないで誰がこの宇宙を救うの!」

「…だってキミ、押し売りでさえ怖いんでしょ…? 無理しないで私も一緒に行くよ…?」

「む、無理なんてしてないよ!私だって神の子だもの!頑張るよ!」

「ってほらーッ!もう聖痕開いてるじゃない!ガマンしちゃダメだって言ってるのに!」

「怖くないよ、ハハハハ…ほら、うん、ウリエルたちもいるし…?(ニコ)」

「ジョニデっぽい角度で頑張ってもダメだよ!無理してるでしょ、もうー…」

「いや、でもさ、ほらコレ見てよ…。」

「パソコン?なになに…ああ、これイエスのお気に入りのブログのひとつじゃない」

「その記事にさ、書いてあるんだよね…。私の尊敬するブロガー、あー麺さんがね…。」

「あー!!ほんとだ!宇宙に新しい秋葉原的聖地が出来たって書いてあるー!!」

「…この無益な戦いを終わらせて、行くべき…でしょう?(ボソッ)」

(そっとブッダに【激安!石窯スチームオーブン!】のチラシを見せる)

「(ここだと石窯スチームオーブンも…すごく安いんだ…。)
 …イエス…これは平和のために早く戦いを終わらせるべきだよ、ね…? ”今”」

「まぁ、神の子としては…?」


【---二人の間で薄ら暗い取引が成立しました。】


+3 涼原カヤ『フランソワの笑顔と真野の思い』 伯爵さまの評価の高さに吹いた




「あなた――バカでしょ!?」

 こいつは声を荒げた。
「まだ、生きていたのか! スズハラ機関!」

「だから、あなたバカでしょ!」

 突然、剣を振り上げ、襲いかかってきた男、名をヤスヒロと言うらしい。

「俺は勇者だ!」

「みなさん、お逃げなさい! ダメだ……! 彼はあの剣に完全に取り込まれている!」

 口髭を生やした男が、すぐ傍の野次馬に向かって、そんなことを叫んだ。

「俺は勇者だ! 俺は勇者だ! 俺は勇者だ! フハハハッハハ」

『何してんの?』

 私は涼しげに、こいつの顔を覗き込む。
 こいつというのは、もちろん、私を殺して、その体を奪っている奴の事だ。

『私を殺したときみたいに、ぱぱぁ、殺っちゃえばいいじゃん』

『あれは……一度しか使えない……それに、あんな、バカと……誰が同居できるか……!』

「ウオオオッ、俺は勇者だ!」

 うん、それは、なんか分かる気がする。

「お下がりなさい! 危険です!」

「あの……口髭……!」
 口髭の男が、まだ何かをのたまっている、と憎々しげに、こいつは口髭の男を睨んだ。

「ゴーテ伯爵!」

 周囲を賑わせていた、野次馬に動揺が走る。

 私は口髭の男――ゴーテ伯爵を知っている!
 ゴーテ伯爵は、どこぞのヤスヒロとは違う。そんな肩書きだけの男では、断じて無い!
 ゴーテ伯爵は、その肩書きに恥じない、立派な人だと、ここにいる誰もが、知っていた。


 突如、ヤスヒロの中二スレイヤーが、光を放ち、私との体と、その向こうの野次馬とを一閃しようとした瞬間――ゴーテ伯爵が、自分の身をていして、中二スレイヤーの前に飛び出した。

「ぐっ!」

 ゴーテ伯爵の体に、ずぶりと、ヤスヒロの剣が突き刺さった。

「伯爵さま――!」

 少女が悲鳴をあげた。 そして、ゴーテ伯爵に駆け寄ろうとするのを、すぐそばの少年が押さえる。

「フランソワ……! 行っちゃダメだ!」

「いやあ! 伯爵さまが――!!」

 ヤスヒロは目の前の相手が、誰かも分からない様子で、雄叫びを上げた。

「ウオオオッ、勇者ばんざーーーい!」

 恍惚の表情で、ヤスヒロは、ゴーテ伯爵の胸に、もう一度凶刃を叩き込んだ。



 気づけば、私の目の前には、真っ赤に染まった中二スレイヤーを片手に、呆然と立ち尽くすヤスヒロと、血だらけのゴーテ伯爵が、横たわっていた。
「伯爵さま――! 死んじゃいや――!」

 フランソワという少女が、横たわる伯爵に駆け寄る。

「いいのです……何の力も持たぬ私が……みなさんのために、こうして役に立てた、私はそれがうれしいのです」

「いや! いやよ! 伯爵さま……。そんなこと言わないでぇ……」

 ぽろぽろと涙を流すフランソワ。

 一連の出来事を、面白がって見ていたものたちが、冷ややかな目線をヤスヒロに向ける中、一人だけ、フランソワを心配そうに見つめる者がいた。そして、ふらふらと、おぼつかない足取りで、伯爵の方に歩み寄る。

 凄惨な姿で横たわるゴーテ伯爵……。

 ヤスヒロが狼狽した様子で、真野の顔を見る。

「皇平……! どうしよう……俺……伯爵さまを……!」

 しかし、真野はそんなヤスヒロを無視して、フランソワの背後から、ゴーテ伯爵を見下ろす。

「伯爵……」

 すでに、伯爵は息を引き取り、フランソワのすすり泣く声だけが、重苦しい部屋の中に響き渡っていた。

「こ、こんなの……」

 真野の頬に、一筋の涙が伝った。

「こんなの聞いてねーぞ!」

 真野の咆哮が、部屋を貫いた。


「伯爵さま」

 そこには笑顔を取り戻したフランソワがいた。

+3「OSR演説」 前半ブリーチじゃねえかwww


「諸君 私はOSRが好きだ
 諸君 私はOSRが大好きだ

 後出しが好きだ
 紅茶が好きだ
 自宅待機が好きだ

 変身が好きだ
 余裕が好きだ
 奥の手が好きだ
 スペイン語が好きだ

 尸魂界で 流魂街で
 虚圏で 虚夜宮で
 現世で 空座町で

 この世で行われるありとあらゆるOSR行為が大好きだ

 回想によってパワーアップした雑魚が強者を一撃で倒すのが大好きだ
 アーロニーロが油断して朽木ルキアに殺される時など心が躍る

 先に卍解した奴がことごとく負けていく様が好きだ
 日番谷君が大紅蓮氷輪丸を出して瞬殺された時など胸がすくような気持ちだった

 瀕死の主人公が毎回わけのわからない力でパワーアップするのが好きだ
 さすがに今回は死んだと思ってても予想通り復活する様など感動すら覚える

 非OSRな奴らが次々とやられていく様などはもうたまらない
 「チャド?恋次?誰だっけそいつら?」と言われているのも最高だ

 科学者対決でザエルアポロさんが健気にも立ち向かってきたのを
 マユリ様がさらなる変態っぷりで圧倒した時など絶頂すら覚える

 虚閃で服と建物だけが滅茶苦茶にされるのが好きだ
 目標にしたはずだった敵がダメージを負ってないのはとてもとても悲しいものだ

 情けをかけて止めを刺さないのが好きだ
 勝負がついて「殺せ」と言ってるのに拒否されるのは屈辱の極みだ

 諸君
 私はOSRを 死神のようなOSRを望んでいる

 諸君
 私に付き従う生徒会諸君
 君達は一体何を望んでいる?

 更なるOSRを望むか?
 情け容赦のない十刃のようなOSRを望むか?
 自宅待機の限りを尽くし食後の紅茶を飲むようなOSRを望むか?」


『OSR!OSR!OSR!』

「よろしい ならばOSRだ

 我々は満身の力を込めて今まさに振り下ろさんとする握り拳だ
 だが このインフレ世界の底で3万年もの間耐え続けてきた我々に
 ただのOSRではもはや足りない!!

 OSR世界を!!一心不乱のOSR世界を!!

 我らはわずかに20人の生徒会にすぎない
 だが諸君は一騎当千の古強者だと私は信仰している
 ならば我らは諸君と私で総兵力1万9千と一人の軍集団となる

 我々を忘却の彼方へと追いやり眠りこけている連中を叩き起こそう
 髪の毛をつかんで引きずり降ろし眼を開けさせ思い出させよう

 連中に紅茶の味を思い出させてやる
 連中に石田雨竜の存在を思い出させてやる
 天と地のはざまには奴らの哲学で思いもよらない事があることを思い出させてやる

 20人の生徒会の戦闘団(カンプグルッペ)で
 世界をオサレ尽くしてやる」

「特殊能力発動開始
 『ダイスロール』始動
 成功!全OSR解除!
 「生徒会会長より全生徒会員へ」
 目標番長グループ!!」

「インフレダンゲロス 状況を開始せよ

 征くぞ 諸君」

+1 涼原カヤ『アメマ』 間寛平かと思ったら全然違った。




 将来どうしようかとか。
 将来何しようかとか。
 未来なんか意識したこと、これっぽっちもなかった。

 なんとなく大人になって、なんとなく、そういうの全部分かるもんだと思ってた。
 そして、出来るなら、いつまでも、こうしてられたらなあ、とか思ってた。


 けど、人生なんてこんなもの。なんだか間の抜けたドラマみたい。
『どうして、私を狙ったの?』
 私を殺したそいつにこんなことを聞くと、そいつはしたり顔で、

『誰でもよかった。ただ、偶然ではあるが、あなたを選んだのは、一つの運命』

 と、まるで思春期の万引き犯みたいな言い訳をする。まぁ、私に人のことは言えないけど、やっぱり腹が立つ。

『あんたってさー、何者なの?』

『忘れた。一つ確かなのは、これもあなたの思いの形』

 こいつの話は、まるで、哲学の問答をしているようで、全く中身を感じない。終いには、小馬鹿にした笑みを浮かべながら『あなたは知らないでしょうけどね』だ。
 そんな、意味分かんない世界のことなんて、知りたくもないし。

『あんたに説法を教わる気ないから』

 と、私も言う。

『そうですか。それではまたの機会に』
 そいつは、爽やかな――絶対に私がしないような――笑みを作った。
 ショウコが、周りに愛想振りまく時と、同じ笑み。

『ムカつく』

 ぼそりと吐き捨てた。 自分の顔と言えどもぶん殴りたくなった。
 そもそも、私の体を乗っ取って、こいつは何をする気なんだ。


 今になって、ふと、そんな疑問が浮かんだ。
『あんた、私の体使って、何する気だよ……』

 そいつは勿体ぶったように、『ふふん』と得意そうに私を見た。

『人の歴史を終わらせるため』

『……はぁ』

 何言い出すかと思えばこれだ。
 結局、こいつは私に何も話す気はないらしい。
『歴史は、世界の中で常に記憶されている。記憶を保存する容量には、絶対的に限りがあり、私は世界が、容量オーバーで崩壊するのを、防ぐために――』

『はい、はい、もうわかったから』

 私はそいつの話を、そこで切り上げさせた。
 こんな話聞いてても仕方がない。

 一方、そいつは不服そうに、私の顔を睨んだ。
『――私があなたに宿ったのは、私が概念であるが故に、世界に直接働きかける術を持たないためだ。概念は概念のみでは、機能し得ない。私には私の能力の有効範囲を確かにするための、いわば触媒が必要……』


 また訳の分からないことを、ブツブツと呟き始める。

 訳が分からない。


+2 《真野 皇平・聖イエス・寄井》 俺も聞いてねーぞ!


目の前で繰り広げられる光景に、真野皇平は混乱の極みにあった。

大きく卓球のラケットを振りかぶり、
さわやかな笑顔とともにサーブを打つ、聖イエス。
「ははは、いくよー、そ~れ!」
そしてそれを笑顔でレシーブする寄井纏衣。
「わあ! 危なーい」

間一髪、ピンポン玉代わりの青い球体が
ブラックホールに吸い込まれる直前で、
寄井纏衣はそれを受け止め、レシーブする。

「おー、すごい、うまいね、寄井さん!
 私、これ唯一の得意スポーツなのに!」
「ええー、そんなことないですよー。
 私だって球技系のスポーツは
 インストールしてないんですからー」

彼らが弄ぶ球体はあまりにも青い。
そして美しく、かけがえがない――
そう、地球である。

なにが起きてるんだ。
真野は今にも叫び出したい気持ちで、
口の端からぶくぶくと泡を吹いている。

「それじゃ、もう一本いくよ!
 このボールを私たちのかけがえのない
 地球だと思って、落としたら罰ゲームね!」
「あー、プレッシャー作戦、イエス様ずるーい」
「あはは」
「うふふ」

なんだ、なんなんだ、これが魔人なのか?
このとき、真野のストレスは再び臨界点に達した。
そう、彼の叫びは、全銀河に轟く力を秘めていた。

「こんなの聞いてねーぞ!!!!」

+3 「とある準惑星の憂鬱」 木星兄さんは結構フラグたててるなーw


約28500年程前だっただろうか。
私が彼らと別れることになったのは…

「君のような氷の塊が惑星を名乗るなどおこがましいよ」
「あwwwwいたの?君?wwwww」
「君は彼らとは違う。君は彼らの家族ではないんだ」

何処かの誰かの見解によって、私は家族の縁を切られることになった。
いままで幾千もの時をともに過ごした家族ともいうべき太陽系と…

「なぜ私だけ?」
「なぜ私が?」
「なぜ…?」

そう考えながら千万の夜を超えた。
我々惑星にとっては数万年など長いものではない。

だが…孤独の刻はあまりにも長く、寂しいものだった。

そんな彼に、「木星が破壊された」との情報が届く。

体が大きく、優しかった木星兄さん。そんな兄さんが…破壊…
考えるよりも先に動いていた。

彼は戦う。かつて家族だったものの為に。


+2「ヤスヒロクエストⅢ ~そして伝説へ・・~」その2 木下なめんな!



昨晩いろいろやって、スッキリしたヤスヒロはようやく旅立つことになる。

仕方なく王からもらった棍棒を装備する。
親父の形見であり、伝説の武器でもある「中二スレイヤー」を見つけるのはずっと後の話だ。

カーレンには井戸の下に住んでいる変な親父から強奪したガーターベルトだけを装備させた。
ヤスヒロの趣味と下心だが、結果としてカーレンのステータスは著しく伸びることになる。

城周辺の宇宙は木下ばっかりであった。
弱いくせにウジャウジャいやがるからウザい。
カーレンがちょくちょく敵を誘惑しているのが、気になって戦いに集中できない。
木下達はもっと戦う気がしてないようだ。常にカーレンに群がって涎を垂らしている。
本当にダメなヤツらだ。まるで犬だな。

そんなこんなでヤスヒロは木下達を薙ぎ払って進んでいった。

“なんと木下が起き上がり、仲間になりたそうにこちらを見ている。”
“仲間にしますか?”

   はい
  →いいえ

と、こんな感じで隣星のレーべに到着した。

ヤスヒロは片っ端から民家に押し入り、壷や箪笥からモノをあさっていった。
どうやら勇者は他人のモノを奪っても文句を言われないらしい。

勇者になって良かったと思った瞬間である。

奪ったものを全部どうぐ屋に売ると、王からもらった金の何十倍にもなった。
やっぱりケチだったんだな・・。

一日中歩いたり戦ったりして、疲れたので宿に泊まった。

「おはようございます!昨日はお楽しみでしたね!!」

ここでも言われた。
流行っているのか?とヤスヒロはちょっと思った。

まだまだヤスヒロの冒険は続く・・


+3 「ヤスヒロクエストⅢ ~そして伝説へ・・~」 ヤスヒロくん一人でデスハールは無理だよ!


それは、ヤスヒロが16歳になる誕生日のことであった。

「おきなさい、おきなさい。私のかわいいヤスヒロや。」
ヤスヒロは母親に起こされた。
「今日はとても大切な日。ヤスヒロが王様に旅立ちの許しをいただく日だったでしょ?」

何のことだかヤスヒロはサッパリ分からなかったが、とりあえず城へ向かった・・。

「よくぞ来た!勇敢なる駒沢の息子。ヤスヒロよ!」
「そなたの父駒沢は別の女とどっか行ってしまった。しかし、そなたなら父とは違い世界を平和に導いてくれるだろう。敵は宇宙死神デスハールじゃ!!」

王はわずかなお金とショボイ武器をヤスヒロにくれた。
“シケた王だな・・”と思ったが、口には出さなかった。

ヤスヒロは宇宙死神デスハールなど、一人で倒せると思っていたが、
一人旅は寂しいのでルイーダの酒場で仲間を探すことにした。

登録名簿の顔写真をじっくりと眺める。
そして、ようやっと一人仲間を決めた。
ちょっと幼そうな感じで、ヤスヒロの好みの顔だった。

「あ、あの・・遊び人のカーレンを・・」
「かしこまりました。カーレンさ~ん!!」

この子と一緒に旅すればきっと楽しい。そう思った。

とりあえず今日はいろいろあって疲れたので、出発は明日にすることにした。
実家で寝ようかと思ったけど、女の子連れて帰るのは恥ずかしいので宿に泊まった。

「おはようございます!昨日はお楽しみでしたね!!」
宿の親父の挨拶が本当に鬱陶しかった。

ヤスヒロの壮大な冒険は、まだ始まってもいない。

続く


+2 「AD30468年―歴史の外」 いきなり死亡フラグをたてるからw


「全く、嫌になるね。番長グループの奴ら…あんな古代兵器をどこから持ち出したんだか。
 兵器というのは少し違うか。強いて言うなら生体兵器ってとこだな。
 …どちらも変わらんな。EFB指定であることに違いない」

一人の男がうんざりしたように呟く。

AD26644年より始まった番長グループと生徒会の小競り合いは激化を極めていた。
その余波によって木星が破壊された後も、争いは止まることはなかった。

「今回で4億2687万…何回だ?ま、回数なんて今となっては関係ないな。
 それよりあいつをどうするか考えねーと」

生徒会所属の男―機動兵器に乗った男、寄井護(よろいまもる)は、
地球を警備中、番長グループの送り出した『モノ』と対峙していた。

「ホントに『アレ』が木星をぶっ飛ばしたのかね。データはもらってるが…
 どーにも信じらんねーな。だってよォ、まるでありゃぁ…
 いや。見た目は当てにならんな。
 …ホントによ、識家だか範馬だかぽぽ一族だか知らんが
 とんでもないものを放ってくれたもんだぜ」

彼が対峙している『モノ』―今となっては何者かすらわからないが、
それは確かに、数千年前に木星を破壊した『モノ』であった。

「ウチには美人のヨメとかわいい子供が待ってんだ。なんとか無事に帰らせていただけないもんかね」

刹那、その『モノ』が光を放つ。

「!!気づかれた!?イージス発動!」

その『能力』に反応して寄井護は乗機の能力、イージスシステムを展開する。

「うがっ!?何だこりゃ…!EFBってレベルじゃねーぞ…!?」

バリアの許容値を超えるパワーに押し込まれる護。

「クソがァ…冗談じゃ…ねーぞ…!
 地球には…ヨメと子供がいんだよ!
 てめえなんぞに…やられてたまるかよォォォォ!」

限界出力を超え、バリアを展開し続ける護。
ふと、敵の攻撃が止んだ。

(召喚能力か…制約に助けられたな…)

敵の姿は消えていたが、彼も限界を超え、機体も傷ついて動くことができなかった。

(駄目か…エンジンがオーバーヒートしてやがる…
 じきに爆発するかな、こりゃ)

(ま、地球を守れたし…良しとするか)

(…帰るって約束、守れなかったな。すまん、メイ、纏衣)

+2 『忘却の概念』 木星ははずみで校舎の窓ガラスを割るような勢いで壊されました。



 ガヤガヤと近頃何かと騒がしい。
 狭い地球に引きこもって、勝手にガチャガチャしてればいいのに、人間たちは、ビュンビュンビュンと、まるで宇宙(そら)を我が物顔で飛び回ってる。
 つまらないことで喧嘩して、つまらないことで他人を巻き込む。
 こちらは静かに寝ているのに、人間たちはどんちゃん騒ぎ。

『一体どういう神経しているのだろう』

 私が言うと、木星は冗談混じりに笑った。

『いつものことさ、またすぐにおさまるよ』

 しかし、そう話していた木星は、今はもういない。
 人間は何の冗談のつもりか、木星を殺した。どうして殺す必要があったのか分からない。何が目的なのかも分からない。理解不能。

『彼らは全てを破壊するつもりなんだ』

 宇宙に散らばる星々の中には、そんなことを言い出す者もいた。

 しかし、星々は、人間を滅ぼそうとはしなかった。

 私は概念であるが故に、人間とは一定の距離を保てるけれど、物体である星たちは、植物のように、一度標的にされれば逃れることはできない。
 だからこそ、彼らの大半は、とうの昔に戦うことを諦めてしまったのかもしれない。

 また、一方で、私が感じている煩しさと、星々が感じている煩わしさは違う。

 私は概念であると同時に、飽和した感情を、ゼロに帰すために用意された、システムの一部分に過ぎない。

 私は『忘却』する。
 ただ、それだけ。

 宇宙空間に拡散し、人間の歴史は、一気に飽和した。
 狭い地球で、コツコツ縦長に歴史を紡げばいいのに、宇宙に進出したことで、それは扇形に無限に広がっていった。

 そのキャパシティは、もはや限界に達していた。

 それでも私は目覚めなかった。目覚められなかった。

 こんなことは、一度や二度じゃなかった。
 そのたびに私は、全てを『忘却』した。
 それは、私自身に対しても有効だった。
 私はゆっくりと、時間をかけ、『私』を取り戻していく。
 しかし、今回、その時間が絶対的に不足していた。
 故に、私は微睡みの中で、インフレーションしていく狂った世界を、静かに見守った。

+1 『死んだ私がそこにいる…』 続きが気になるけどとりあえず+1で


別に、何か理由があった訳じゃない。
 ムシャクシャしてた……って言うと、呆気ないけど、理由なんて理由はなかった。

 要するに、ただの八つ当たり。
 サイテーだね、だからなに? って感じ。私が何しようと、私の勝手だし。

 殺すっていう感覚もなかった。
 みんな花火みたいに、殺しちゃうから。

 殺される間際の人間って2種類いて、頭が真っ白になっちゃうやつと、やたらと頭が回り始めるやつ。

 特に頭が真っ白になっちゃうようなやつは『助けてくれー』って、急に顔面蒼白になって、懇願する。

『なら、死んで償え』

 って心の中で呟きながら、私は、

『大丈夫だよ』

 って微笑む。何が大丈夫かなんて知らねーけど。

 だから、そのときも同じだった。

 どこかの誰かが戦争してるの見て、

『やかましい』

 と思っただけ。

 あわよくば、両軍共々、皆殺しにしてやろうと思った。
 自分が殺されるかもしれない、なんてことは考えてもみなかった。

 だけど……。私は何の術もなく誰かに殺された。
 何が何だか、私はまるで理解できなかった。

 まるで、拘束されたかのように、私は見えない何かに縛られた。

 頭が真っ白になり、別の存在が、記憶の中に入り込んでくるのを感じた。
 一方で、記憶の中の白い領域は、段々と私の中を蝕み侵していった。

『殺してやる……』

 薄れていく意識の中で、何度もそう念じた。だけど、気がつけば私は、体と心が切り離されたように、肉体を持たずに浮いていた。

 目の前の私は、眠たそうに私を見て、バカにしたように笑んだ。

『もらってくね』

『はあ?』

 私はすぐさま掴みかかったが、『私』には触れなかった。

『か、返せ!! 泥棒!』
『返せないよ。あなた、もう死んでるから』
『ひ、人殺しめ! あんた、どういうつもりだ!』

『仕事しようと思って』

 私はどこか、奇妙な感覚で、『私』と口論した。

 しばらくして、私も落ち着き、頭がようやく回りだした。
 操作能力?
 それが、私の頭に真っ先に浮かんだ。

『あんた、何モンだ?』
 そう尋ねると、『私』は、『忘れた』と答えた。

 名前がないと不便なので、私はこいつを、ショウコと呼ぶことにした。
『ショウコ』というのは、私の人生の中で、最も鼻についたやつの名前だ。
 そして、命名した瞬間、自分をショウコと呼んでいるような気がして止めた。
 特に名前はつけずに、『おまえ』『こいつ』で呼ぶことにした。