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<a href="http://www.nishinippon.co.jp/" target=
"_blank"><strong>西日本新聞</strong></a>
で連載されていた<font color=
"#FF0000"><strong>「食卓の向こう側」</strong></font>というシリーズでは、現代社会の抱える様々な問題点を<font color="#FF0000">『食』</font>を通して考えるものでした。<br>
<p>
切り口は様々だったのですが、一番インパクトが強かったのが、とある<font color="#CC3333"><strong>養豚農家で起きた事件</strong></font>についての話でした。</p>
<br>
<p><em><strong><font color=
"#663399">母豚のお産で死産が続いたのだ。やっと生まれたと思ったら、奇形だったり、虚弱体質ですぐに死んだり。透明な筈の羊水はコーヒー色に濁っていた。</font></strong></em></p>
<br>
<p>農場主は<font color=
"#FF0000">エサのせい</font>だと気がつきました。与えだしてまもなく母豚がぶくぶく太りだしたのです。</p>
<p>
穀物など元のエサに変えると、徐々にお産は正常にもどりましたが、25頭の母豚が被害に遭い、生まれるべき役250頭の子豚がフイになったそうです。</p>
<br>
<p><strong><em><font color=
"#660099">母豚が食べたのは、賞味期限が切れた、あるコンビニの弁当やおにぎりなど。</font></em></strong></p>
<p><strong><em><font color=
"#660099">「廃棄して処理料を払うより、ただで豚のエサにしたほうが得」と考えた回収業者が持ちこんだ。</font></em></strong></p>
<br>
<p>
肉質にムラができるということで、子豚には与えず、母豚のみ<font color="#FF0000">それだけを毎日3キロ</font>与えていました。</p>
<p>これは<u><font color=
"#FF0000">人間でいうと、3食すべてをコンビニ弁当にしたのと同じこと</font></u>であり、それでは栄養バランスも崩れてしまいます。</p>
<br>
<p>
一般的なコンビニ弁当は高脂質・濃いめの味付け・少ない野菜。</p>
<p>加えて、家庭にはない食品添加物。</p>
<br>
<p>切って数時間たっても切り口が変色しない野菜。</p>
<p>つやつやのご飯。</p>
<p>傷まない御惣菜。</p>
<p>固まらないソース。</p>
<p>これら全て、食品添加物のなせる業なのです。</p>
<p>薬漬けにしなけりゃできないことなのです。</p>
<p>
お弁当を手に取るとき、何を口にしようとしているのか、表示をよく見てみてください。</p>
<br>
<p>日本の方針は、食品添加物の害よりも<font color=
"#FF0000">食中毒がおこらないことが大事</font>なのです。</p>
<p>
もちろん、そっちも大事ですが長い目で見て大切なものは何なのか。</p>
<br>
<br>
<p>
最近では添加物を使わない安全な食物を提供しようという動きも増えています。</p>
<p>自分の体は自分で守っていかねばなりません。</p>
<br>
<p>
あんまりギチギチにはなりたくないけど、賢い消費者になるよう努力が必要だなと痛感する今日この頃です。<br>
-------------------------------<br>
母豚のお産で死産が相次いだのだ。やっと生まれたと思ったら、奇形だったり、虚弱体質ですぐに死んだり。透明なはずの羊水はコーヒー色に濁っていた。<br>
「えさだ」。ピンときた農場主は、穀物など元のえさに変えた。徐々にお産は正常に戻ったが、二十五頭の母豚が被害に遭い、農場主は生まれるべき約二百五十頭の子豚をフイにした。<br>
母豚が食べたのは、賞味期限が切れた、あるコンビニの弁当やおにぎりなど。「廃棄して処理料を払うより、ただで豚のえさにした方が得」と考えた回収業者が持ち込んだ。期限切れとはいえ、腐っているわけではない。「ちょっとつまもうか」と、農場主が思ったほどの品だった。<br>
肥育用の子豚に与えれば、肉質にむらがでる。そこで母豚に、それだけを毎日三キロ与えた。農場主の計算では月二十万円のえさ代が浮くはずだったが、百十四日(豚の妊娠期間)後、予期せぬ結果が待っていた。</p>
<p><br>
原因はわからない。だが、予兆はあった。与え始めて間もなく、母豚がぶくぶく太ったのだ。すぐに量を減らした。<br>
豚の体の構造は人間に近い。「人間でいえば、三食すべてをコンビニ弁当にしたのと同じこと。それでは栄養バランスが崩れてしまう」と、福岡県栄養士会長で中村学園短大教授の城田知子。<br>
一般的なコンビニ弁当は高脂質で、濃いめの味付け、少ない野菜。毎食これで済ませたら…。<br>
家庭にはない食品添加物も入っている。「腐る」という自然の摂理から逃れるには、何らかの形で人の手を加えなければならない。例えば、おにぎりを「夏場で
製造後四十八時間もつ」ようにするには、添加物などの“テクニック”が要る。だが、そのおかげで、私たちはいつでもどこでも、おにぎりをほおばることがで
きるのだ。</p>
<p><br>
二〇〇三年のコンビニ業界の市場規模は約七兆三千億円。全国に一万店舗を展開する業界最大手のセブン―イレブン・ジャパ
ンの販売構成比を見ると、弁当、総菜、パン、清涼飲料水、カップラーメンなど四分の三が食品だ。利用客は同社だけで年間延べ三十六億人。コンビニが「家の
台所」化しているのは、決して若者だけではない。<br>
同社など添加物を減らそうとするメーカーもある。中食(なかしょく)(弁当、総菜)が生活の中に定着しているからこそ「中身に関心を持ってほしい」。添加物に詳しい安部司(52)は力を込める。<br>
「商品に張られたラベル(内容表示)を見て自分で判断するか、確かな材料を手に入れて自分で作るか。食は自己責任。年間約八千人が交通事故死しているからといって、社会から車を追放せよ、とならないのと同じことだ」</p>
<br>
平和が戻った養豚農家。昨年は約二千頭の子豚が、母豚の腹から当たり前のように生まれてきた。 「豚体実験はもうこりごりだ」。農場主はうんざりした顔で言った。(敬称略)
<p><br></p>
<a href="http://www.nishinippon.co.jp/" target=
"_blank"><b>西日本新聞</b></a>で連載されていた<font color=
"#FF0000"><b>「食卓の向こう側」</b></font>というシリーズでは、現代社会の抱える様々な問題点を<font color="#FF0000">『食』</font>を通して考えるものでした。<br>
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切り口は様々だったのですが、一番インパクトが強かったのが、とある<font color="#CC3333"><b>養豚農家で起きた事件</b></font>についての話でした。</p>
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<p><i><b><font color=
"#663399">母豚のお産で死産が続いたのだ。やっと生まれたと思ったら、奇形だったり、虚弱体質ですぐに死んだり。透明な筈の羊水はコーヒー色に濁っていた。</font></b></i></p>
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<p>農場主は<font color=
"#FF0000">エサのせい</font>だと気がつきました。与えだしてまもなく母豚がぶくぶく太りだしたのです。</p>
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穀物など元のエサに変えると、徐々にお産は正常にもどりましたが、25頭の母豚が被害に遭い、生まれるべき役250頭の子豚がフイになったそうです。</p>
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<p><b><i><font color=
"#660099">母豚が食べたのは、賞味期限が切れた、あるコンビニの弁当やおにぎりなど。</font></i></b></p>
<p><b><i><font color=
"#660099">「廃棄して処理料を払うより、ただで豚のエサにしたほうが得」と考えた回収業者が持ちこんだ。</font></i></b></p>
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肉質にムラができるということで、子豚には与えず、母豚のみ<font color="#FF0000">それだけを毎日3キロ</font>与えていました。</p>
<p>これは<u><font color=
"#FF0000">人間でいうと、3食すべてをコンビニ弁当にしたのと同じこと</font></u>であり、それでは栄養バランスも崩れてしまいます。</p>
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一般的なコンビニ弁当は高脂質・濃いめの味付け・少ない野菜。</p>
<p>加えて、家庭にはない食品添加物。</p>
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<p>切って数時間たっても切り口が変色しない野菜。</p>
<p>つやつやのご飯。</p>
<p>傷まない御惣菜。</p>
<p>固まらないソース。</p>
<p>これら全て、食品添加物のなせる業なのです。</p>
<p>薬漬けにしなけりゃできないことなのです。</p>
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お弁当を手に取るとき、何を口にしようとしているのか、表示をよく見てみてください。</p>
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<p>日本の方針は、食品添加物の害よりも<font color=
"#FF0000">食中毒がおこらないことが大事</font>なのです。</p>
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もちろん、そっちも大事ですが長い目で見て大切なものは何なのか。</p>
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最近では添加物を使わない安全な食物を提供しようという動きも増えています。</p>
<p>自分の体は自分で守っていかねばなりません。</p>
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あんまりギチギチにはなりたくないけど、賢い消費者になるよう努力が必要だなと痛感する今日この頃です。<br>
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母豚のお産で死産が相次いだのだ。やっと生まれたと思ったら、奇形だったり、虚弱体質ですぐに死んだり。透明なはずの羊水はコーヒー色に濁っていた。<br>
「えさだ」。ピンときた農場主は、穀物など元のえさに変えた。徐々にお産は正常に戻ったが、二十五頭の母豚が被害に遭い、農場主は生まれるべき約二百五十頭の子豚をフイにした。<br>
母豚が食べたのは、賞味期限が切れた、あるコンビニの弁当やおにぎりなど。「廃棄して処理料を払うより、ただで豚のえさにした方が得」と考えた回収業者が持ち込んだ。期限切れとはいえ、腐っているわけではない。「ちょっとつまもうか」と、農場主が思ったほどの品だった。<br>
肥育用の子豚に与えれば、肉質にむらがでる。そこで母豚に、それだけを毎日三キロ与えた。農場主の計算では月二十万円のえさ代が浮くはずだったが、百十四日(豚の妊娠期間)後、予期せぬ結果が待っていた。</p>
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原因はわからない。だが、予兆はあった。与え始めて間もなく、母豚がぶくぶく太ったのだ。すぐに量を減らした。<br>
豚の体の構造は人間に近い。「人間でいえば、三食すべてをコンビニ弁当にしたのと同じこと。それでは栄養バランスが崩れてしまう」と、福岡県栄養士会長で中村学園短大教授の城田知子。<br>
一般的なコンビニ弁当は高脂質で、濃いめの味付け、少ない野菜。毎食これで済ませたら…。<br>
家庭にはない食品添加物も入っている。「腐る」という自然の摂理から逃れるには、何らかの形で人の手を加えなければならない。例えば、おにぎりを「夏場で
製造後四十八時間もつ」ようにするには、添加物などの“テクニック”が要る。だが、そのおかげで、私たちはいつでもどこでも、おにぎりをほおばることがで
きるのだ。</p>
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二〇〇三年のコンビニ業界の市場規模は約七兆三千億円。全国に一万店舗を展開する業界最大手のセブン―イレブン・ジャパ
ンの販売構成比を見ると、弁当、総菜、パン、清涼飲料水、カップラーメンなど四分の三が食品だ。利用客は同社だけで年間延べ三十六億人。コンビニが「家の
台所」化しているのは、決して若者だけではない。<br>
同社など添加物を減らそうとするメーカーもある。中食(なかしょく)(弁当、総菜)が生活の中に定着しているからこそ「中身に関心を持ってほしい」。添加物に詳しい安部司(52)は力を込める。<br>
「商品に張られたラベル(内容表示)を見て自分で判断するか、確かな材料を手に入れて自分で作るか。食は自己責任。年間約八千人が交通事故死しているからといって、社会から車を追放せよ、とならないのと同じことだ」</p>
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平和が戻った養豚農家。昨年は約二千頭の子豚が、母豚の腹から当たり前のように生まれてきた。 「豚体実験はもうこりごりだ」。農場主はうんざりした顔で言った。(敬称略)
<p>引用<br>
http://asyura2.com/0505/health10/msg/421.html<br></p>
<p>http://ameblo.jp/sister-strawberry<br></p>
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