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#CONTENTS ---- **アサルトライフルの弾丸(薬莢込み)の重さをどなたか教えてください。 7.62x54R 全重21.8g、弾重9.6g、発射薬3.1g 7.62x39 全重16.2g、弾重7.95g、発射薬1.6g #right(){(14:246)} **弾丸の速さってどれぐらいか教えてもらえませんか。 本気で漫画家志望なら本買って調べるべき。 といいたいところだが、自分も2ちゃんには世話になってるしで。 「最新ピストル図鑑」 床井雅美 徳間文庫 からの転載。初速に幅があるのは会社の違い。  弾種             初速(m/秒) .22ロングライフル       290-385 .32ACP           276-293 .38スペシャル         288-358 .357マグナム         350-460 9ミリルガー(いわゆるパラベラム)352-410 .44マグナム          360-465 .45ACP(ガバ)       247-265 これ見ると、やっぱり45口径ってのろいのね。 ちなみにライフルの弾ははるかに速い。 同氏同社の「最新ライフル図鑑」によると、 7.62×51(.308NATO)で838。 7.62×39(AKの弾)で710。 5.56×45で995。 ちなみに音速(0℃・1気圧)は331.45m/秒 #right(){(18:592)} **実弾ってどうやって作るの? 薬莢は、材料の真鍮をプレスで切り取り、圧力をかけて絞り出す。 後は深絞り機を通して整形していく。 弾丸は、コア(内側の芯)とジャケット(外側)を別々に製造し、 組み合わせて最終的に頭部を絞って形を整える。 薬莢に雷管と装薬を充填し、弾丸と組み合わせて完成。 #right(){(25:968)} **小銃弾で5.56m、拳銃弾では9mmが多いですが、一発の破壊力はやっぱり拳銃弾なんですか? 9mmパラベラム弾の運動エネルギーは506.6J。 5.56mm弾のそれは2092.0J。 約四倍の違いがあります。 #right(){(27:926)} **時々拳銃の紹介で使用弾薬の所に何種類か違う弾が載ってるけど >デザートイーグルだったら357・44マグナム、50AEって風にこれって一つの銃で三種類の弾丸を装填出来るって事? 各種カートリッジに対応したバリエーションモデルがある、という事です。 デザート・イーグルの場合は.357のモデルを購入後、.50AE用の交換パーツ (バレル、ボルトアセンブリ、マガジン)を購入して組み換えれば、.50AEも利用可能になります。 #さすがに、「何も手を加えずに複数の(口径の異なる)カートリッジを混用することは無理ですね。 #right(){(33:ちゃぎ)} **60年前の銃弾ってまだ使えるんでしょうか? けっこう長持ちしますので、保存方法が良ければ生きている可能性は十分あります。 ちなみに、アメリカには南部14式拳銃や38式歩兵銃の弾丸の新品が今でも売られています。 #right(){(34:509)} てか、常温で保管していたのであれば、夏場40度-冬場氷点下のサイクルに 50年も晒されつづけているのですから火薬の変質は避けられません。 不発ならご愛嬌ですが、ヘタすると不時発火の危険もあります。 南部なんざ割とゴロゴロしてるので、あんまり値もつきません。 素人に、だまくらかして売りつけるのにはいいネタですけど。 #right(){(34:517)} **銃弾ってどうやってよけるんですか? 穴を掘ったり、鉄板やコンクリート塀の後ろに隠れるなど、 銃弾の届かない所に身を置きます。 高速の小銃弾や大口径機関銃弾などは、ボディーアーマーでは、 効果が薄い場合があります。 #right(){(37:787)} **現代の小銃弾に使われる火薬は 小銃弾等火砲に用いる発射薬は爆燃(defragnation)を利用したものを使います。 爆轟(detonation)とは線燃焼速度の違いで区別します。と前置きしてっと。 >>小銃用発射薬 一般的にはニトロセルロースとニトログリセリンを基剤としたダブルベースが主流です。 HMにはニトログアジニンを基剤に追加したトリプルベース系火薬もありますが、お金持ちな軍しか持ちません。 なお、ニトロセルロースを基剤としたものはシングルベース火薬(gun powder)と良い、拳銃に用いられることが多いです。 黒色火薬もあったんじゃないかな?今でも>拳銃弾では >>野砲等 基本は一緒だったり。ただし近年は爆薬を基剤とし、更にバインダを混ぜて 意図的に線燃焼速度を落とした発射薬が主流になりつつあります。 これは銃撃などによって発生する爆発事故を防ぐためです。 #right(){(42:726)} **鉄砲の弾は体に着弾すると爆発するのですか? 鉄砲ですな?ハンドガンやライフルの弾頭は基本的に炸裂しません。 炸裂する弾頭を使用する事も可能ですが、その手の弾は国際条約で戦争には使えませぬ。 では何故、破裂してるように見えるのかと言うと、人体の身体の殆どは水分です。そういう 身体に着弾すると衝撃で周辺の肉ごと弾けるようになってしまうわけです。 #right(){(43:225)} 映画等で体に着弾したときに火が吹いているように見えるのは、 単純に着弾の特殊効果のために服の裏に火薬と血糊をしこんでるからです。 よくできた海外映画では血が吹き出るリアル(?)なものがありますが、低予算映画や 国産のTVドラマなんかじゃ、火薬の煙しか見えないようなものもあります。 余談ですが、アフガニスタンで使用されたAK74小銃は弾丸が体内で変形し易くなっており、 AK74で撃たれた瞬間に勢いよく血が飛んだことや、狙撃された箇所の回復が困難だったこと から、CIAはAK74が炸裂弾か化学弾を使っているとの誤った報告までしています。 #right(){(43:246)} **昔西側と言われた国々が使ってる小銃弾の.223とか.306は基本的に互換性ありますよね? NATO弾と呼ばれる.308NATOと.223レミントン(M193)は基本的にNATO内で互換性あります。 ただし、陸上自衛隊は64式に発射薬を減少した減装弾薬を使用しています。 また、M193は現在改良されたSS109にその座を譲っており、両者を混用することはできないです。 #right(){(43:274)} **弾で223.つうのはどれほどの威力があるんで? 重さが5g(パチンコ玉くらい)が秒速960mですっ飛んでいきます。 エネルギー量は2000J。王選手のホームラン13本分くらいです(本当)。 #right(){(47:181)} **銃の弾は体に着弾すると、体の中で回転して内臓をかき回すというグロイ話を聞いたのですが本当ですか ホント。 かき回すというか、高初速の小口径弾は 入射した際 旋転・分解する事で弾のエネルギーが一気に人体側に伝わって組織破壊を大きくする。 (ストッピングパワーが大きい)AK74が出現した時アメリカが問題にしたが、M-16の5.56mmでも起こる。 結果的に上の方のレスで問題になってるダムダム弾と効果はいっしょ。(FMJだから条文上は問題無しとしてるがね) #right(){(47:199)} **弾丸の薬莢は何故真鍮製なのでしょうか? 真鍮でなくてもいいんだけど真鍮がとりあえず安いからです 鉄製とかもあり。 #right(){(63:181)} 真鍮は撃発時に内部の装薬の力で広がり、薬室と密着します。 そして発射後は元の大きさに戻る。この膨張して元に戻るには 真鍮が適しているのです。後は181でも出た価格の問題です。 #right(){(63:182)} ここに詳しく書いてあります。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%96%AC%E8%8E%A2#.E6.9D.90.E8.B3.AA **旋条痕の裁判等における証拠能力ってどこいらへんで担保されるんですか? 採取された弾丸と、試射された弾丸の旋条跡を比較するわけです。 詳細な比較で、特徴が一致すれば断定されたりするようです。 つまり、一般にいう一致とは、特徴が一致したことのようです。 #right(){(65:165)} **弾丸の秒速ってどんくらい?夜とか弾道が見える?避けれるレベルなの? 見えるのは曳光弾とか戦車砲弾くらい #right(){(67:431)} 弾自体を見て避けるのは無理 弾丸は大体700m/s(拳銃レベル)~2000m/s(戦車砲) まあ大きければ速いというものじゃないですが #right(){(67:433)} **市中で出回っている弾でホロウ・ポイント弾のものはどれくらいの割合なのでしょうか。 アメリカの市販店では半々だったような。練習用に安いフルメタル、それ以外にはちと値の張るシルバーチップ(アルミだけど)と言う買い方をすると、きいたよ。その店では 日本で合法的に売られている狩猟用の弾でもソフトポイントが多い。 裏商売では自分が知ってるのはフルメタルの9粍が一発1枚、ソフトポイントだと二枚以上だったが。裏だからこそ人気が有る。 #right(){(68:剣恒光@自衛隊板 ◆yl213OWCWU)} 軍事用に禁止されているのは、極めて治療がむづかしいからです。 奇妙なことに、兵士の仕事は敵兵を殺すことではなく、敵兵を 行動不能にすることだから、だそうです。(殺せばそれっきりですが、 きづつけて行動不能にすれば敵の負担は後送、治療など殺したときよりも重くなります) でも、アメリカでは警察などの司法機関は使用します。 弾丸が犯人の体内で変形拡散して弾丸が貫通しないからです。 (貫通弾が第三者や財物に当るのを防ぐという意味) 威力が強いので狩猟用弾丸にも使われることがあります。 (一発でしとめないと危険だから) #right(){(68:808)} **曳光弾って夜戦の時に弾の軌道を見れるように入れるものなんでしょうか? 曳光弾は昼間でも見えるよ #right(){(71:183)} 曳光弾には、敵機をビビらせる効果も期待されていたようで、爆撃機の銃座用に、ヘッドライトと俗称される 弾頭が光る曳光弾も作られていました。普通は弾道を見るために弾尾が光るので、反対ですね。逆に 夜間戦闘機などでは、敵爆撃機に警告を与えないために、あえて曳光弾なしのセッティングにしていた そうです。ところで、曳光弾は5発に1発ぐらいの割合で混ぜるのが相場だそうな。 また、曳光弾の弾道をたどって、こちらの銃座の位置がバレるのを防ぐため、最初の少しは発光しない 火薬を使用して、途中から曳光するように作られている曳光弾も多いようです。 #right(){(71:system)} まあ実際、警告射撃とか、曳光弾でないと相手に伝わらないしな。 #right(){(71:203)} **散弾銃の小さい玉などは、鉛そのもののようですがなんていうんでしょうか? ショットshot・もしくはペレットpelletと言います。 #right(){(75:名無し軍曹)} **銃弾と銃弾がぶつかりあうとどうなるのか 田原坂のカチ合い弾って知らないか? グーグルのイメージ検索で出てくると思うが。 #right(){(75:106)} どうって・・・弾けあって弾道が大きく逸れる以外ないんじゃないの? 間違っても対消滅したり、合体して1発の弾になったりすることはないと思われ。 #right(){(75:110)} 有名な話ではありますが、西南戦争における田原坂の戦いでは政府軍は 30万発以上の銃弾を消費しており、その中で薩摩軍の発射した弾丸と空中で衝突した 「空中かちあい弾」と言う物が存在し、田原坂資料館にはその実物が展示してあるとか。 当時の弾丸は剥き出しの鉛でしたので弾同士が半ば融合しているそうです。 被甲してある現在の弾丸では弾き飛ばされるだけでしょうね。 #right(){(75:111)} 交通事故で車同士がぶつかるのと同じだろ、基本的には... #right(){(75:112)} 衝撃で互いに弾道が変わるか田原坂の「行き会い弾」みたいに食い込みあって しまうかじゃないの。 #right(){(75:117)} 最近の弾頭は尖ってるから無理じゃないかな? #right(){(75:118)} **「フルメタルジャケット」ってどういう意味なんですが? 鉛の弾芯を銅等の金属で被覆した弾頭がフルメタルジャケット。 芯が剥き出しだと体内に入った時に必要以上に変形し傷が大きくなり しかも鉛毒が出るので薄い金属膜で覆ってます。 #right(){(75:125)} フルメタルジャケット"Full Metal Jacket"=完全に被甲した弾丸。 この他の銃弾の形式として、 ・JSP(Jacketed Soft Point:ジャケテッド・ソフトポイント)  弾丸の弾丸の先端の鉛が剥き出しになっており、下部は銅などで包まれている。 ・HP (Hollow Point:ホローポイント)  弾頭先端に穴を開けてあるもの。弾頭が衝突時に拡がる。 下部が被甲してあればジャケテッドホローポイントと呼ばれる。 上二つの弾丸は、先端部分が衝突の衝撃で潰れやすくなっており、まるできのこのような形になります。 このため、人体などに対する破壊力が非常に高くなっています。軍隊ではフルメタルジャケット弾しか 使用できないので主に民間用、特に拳銃弾として用いられています。 #right(){(75:名無し軍曹)} **銅で弾丸作ったらだめなんですか? 全部を銅で作ったら軽いから駄目だよ。 鉛で重さをつけて、その周りを硬い胴で覆うのがフルメタルジャケット。 #right(){(75:196)} 鉛害を考慮してそういう製品もありますが普通の弾は鉛です。 鉛のほうが銅より重く、かつ当たった時の変形で 標的へ与えるダメージが効果的だからです。 #right(){(75:197)} まあ重い弾芯が欲しいが為に、 高いたかーいタングステンを使ったり、 危ないあぶなーい劣化ウランをつかったり、 している訳ではあるが #right(){(75:209)} 鉛は融点が低いから加工しやすかった。 #right(){(75:211)} 鉄芯(steel core)の弾も珍しくありません。軽量高速弾を使用する 現代のアサルトライフルでは、弾は重いからエライとは言えなく なっている事情があります。また全体が銅、ってのはなにより高くつきます。 #right(){(75:system)} **小銃弾は拳銃弾よりも細長くて速いのでよく貫通するのですか? おっしゃる通り。いくつか理由を挙げてみると、 ・発射薬の量が多い。(拳銃弾より薬莢が長くて太い)よって弾丸のエネルギーが大きい。   (初活力;.308NATO:3.265ジュール 9mmパラ:506.6ジュール) ・初速が速い。(.308NATOだと838m/s 9mmパラは355m/s) ・弾丸の形状が空気抵抗の少ない形状をしている。つまり威力が落ちにくい。また理論上  同じ質量および速度を持つ弾でも弾の径を小さく長さを大きくすれば貫通力は高くなる。  小銃弾は拳銃弾より直径に対する長さの比が大きく拳銃弾より貫通力が高い。 ・弾丸が被甲されており(フルメタルジャケット)また内部にスチールの芯を入れたりして  貫通力を高めてある。 #right(){(77:名無し軍曹)} **同じ22口径なのに民間の拳銃用と軍用の小銃用とではなんであんなに殺傷力が違うのですか? 装薬量(火薬の量ね)と弾頭の大きさ(長さ)が違うからです。 #right(){(78:222)} **弱装弾を使用する銃 = ダメダメですか? そんな決まりはありません。 普通の銃で弱装弾を撃てるものはかなり多いです。 また弱装弾も必要があって威力を落としているのです。 弱い=ダメというようなものではありません。 #right(){(79:949)} **映画「シンドラーのリスト」でユダヤ人を処刑するのに十人くらい並ばせて一発で打ち抜くシーンがありますが、ああいうことは実際可能なんでしょうか? よほど条件が良くても2,3人なら可能だが、10人は無理。 仮に貫通力が及んだとしても、人体内の様々なもの (骨格や臓器、筋肉)で弾道はまっすぐにならず、 一直線に並んだ人間を順に撃ち抜くのは不可能。 小銃などではなく、強力な砲で徹甲弾を撃てば可能かもしれないが・・・ まあ、創作でしょう。 #right(){(80:640)} 原作にはあったかなぁ。 原作にあればスピルバーグの「創作」という ことにはならないよな... #right(){(80:642)} **GSG9のような警察系の特殊部隊がもっている銃の弾ってホローポイント弾なのですか? >それとも、軍隊と同じフルメタルジャケット弾なのですか? 用途によるでしょうが、不要な貫通(と二次被害)を防ぐために ホローポイント(あるいはソフトチップ)を使うことが多いようです。 #right(){(82:system)} **弾丸の雷管ってどんな素材で出来ているのですか? ガワは現代では薬莢と同じ素材の真鍮が多い。 ただ、撃鉄が当たるとか破れるとか、現代の銃の話ではないですね。 いつの時代の銃についてのお話でしょうか? #right(){(86:372)} **5.56mmNATO弾ってインチ表示だと、.223ですよね。 >でも、0.223×25.4は5.56にならないんですけど、ミリ表示とインチ表示ではどっちが正しいのですか? どちらも正しくはない。 #right(){(90:355)} 銃弾の表示ってのは、一応寸法が基準にはなってますが、 設計図ではないので、どちらかといえば商品名ぐらいに 思った方がいいです。まあ銃に対する互換性表示ぐらいに 思った方が。それすら時に裏切られますが。 あと、基本として銃口径のライフル(溝)の内側を測るか、外側かという 問題もあります。銃弾の直径がライフル内側ぴったりだと溝にくい込まないので 意味がありません。従って、銃弾の直径はライフル内側の口径よりも 少し大きめになるのが普通です。 #right(){(90:system)} **普通のマシンガンの口径が7.2mmで軍艦が装備している機銃の口径が7.7mm、軍艦の機銃の口径は手持ちのマシンガンの口径より気持ち大きいぐらいですよね。 >にもかかわらず、軍艦はこれを対空攻撃や、対魚雷艇攻撃に用いているわけなんですが >あまり手持ちのマシンガンと変わらないような口径で飛行機を打ち落とせたりするものなんでしょうか? 「手持ちのマシンガン」などないので(無理に手持ちで撃つ事ができる マシンガンはありますが)、おそらくサブマシンガンと混同しておられると 思います。であれば、拳銃弾を使用するサブマシンガンと、小銃弾を 使用するマシンガンではまったく性能が違います。9ミリパラベラム拳銃弾 の銃口エネルギーは600ジュール、対するに7.62mmNATO小銃弾は3500ジュール。 口径が小さいNATO弾の方が6倍ものエネルギーを有しています。さらに言えば、 現代の対空火器は20mmが最小になりつつありますが、12.7mmですら17000ジュール、 20mmでは3万~7万ジュールのエネルギーを有しています。 9ミリ拳銃弾の薬莢長は19mm、薬莢径は10mm。7.62mm小銃弾は 薬莢長は51mm、薬莢径は12mm。火薬量がまったく違うのです。 このため7.62mmNATOは、手持ちで全自動射撃する事が仮に可能で あっても困難であり、命中は期待できません。 #right(){(91:system)} 基本的には、弾薬の種類が違います。 手持ちの機関銃(Sub-Machine gun)に比べると、薬莢の大きさも大きいですし、 弾の大きさも(直径は同じですが)違います。 #right(){(91:眠い人 ◆gQikaJHtf2)} 7.7mm機銃とか小口径機銃で防空してたのはWW2前くらいであり、 大戦時でもすでにより大口径の機銃や高角砲に取って代わられつつあった。 昔は航空機も弱かったし脅威も認識されていなかったということ。 #right(){(91:497)} ちなみに大戦中でも日本海軍の主力艦載対空機関銃は96式25mmホチキス式対空機銃。 米英軍では20mmエリコンか40mmボフォースが主力でした。 #right(){(91:名無し軍曹 ◆Sgt/Z4fqbE)} ちなみに現代の艦載対空火器は次の三種に分類されます。 1.手動照準軽機関砲。20~40mm。 2.レーダー照準機関砲(CIWS含む)。20~40mm。 3.自動砲(速射砲)。40~203mm。 航空機の強靱化、飛行速度の向上に伴う命中弾数の減少、巡航ミサイル などの探知しにくい目標の出現などで、一撃で目標を撃破する事が 必要となった結果が大口径化です。 #right(){(91:system)} **真上に撃って落ちてきた弾に当たっても死ぬのかね? まあマジレスすると 空気抵抗がない場合に射方投射をおこなうと まず鉛直方向の速度成分と水平方向の速度成分に分けて考える 鉛直方向は重力による力を受けるので下向きの加速度が生まれる 水平方向は空気抵抗を考えないため等速直線運動をする でそうすると 鉛直方向に1m/s 水平方向に1m/s で飛んだとすると 水平方向はもちろんそのまま 鉛直方向は同じ高さから上がって同じ高さまで落ちるから速度は最終的に一緒になる 一番最初の力学だな #right(){(91:959)} **銃弾の大きさの読み方知りたいのですが 弾の大きさ、というのは、”50口径”とか”45口径”というのが何mmか知りたいということかな? アメリカなどで言う”**口径”というのは、1口径=0.01インチ(0.254mm)のことで、 例えば50口径、なら12.7mmということ。 英語表記なら”Cal.**”で、読みは”キャリヴァー コンマ **”となる(コンマ、は 読まない場合も)。 スペインの統一規格火縄銃、”カリヴェル”が語源です>キャリヴァー(=口径) #right(){(93:428)} **海外の銃コレクターなんかで旧日本軍の小銃を集めてる人とかいるんですけど、この人たちは銃弾はどうしてるんでしょうか? 「アリサカ」って商標で旧日本軍の小火器専門 のカートのメーカーがありましたが現在は倒産してしまったようです。 アリサカの在庫をネットオークションで購入するか自作のようです。 #right(){(93:428)} **よく、「自動小銃を警察用途に使うと、弾の貫通力がありすぎるため危ない」と言われますが、 >それならば、弾頭だけを拳銃弾のように丸い、もしくは平たい弾に変えた”警察用途弾”と >いうのを作ればいいんじゃないかと思うのですが、これは素人考えなんでしょうか? ライフル弾と拳銃の弾は発射の際に使う火薬量が違う。 弾頭変えたくらいでは殆ど変わらないかもしくは更に威力が増すと思われ。 #right(){(95:139)} 自動小銃の弾頭を丸めるたり、平たくしたりすると 確かに貫通力は落ちますが、そのぶん破壊力が大幅に増すと思います。 拳銃弾でもより破壊力をますために弾頭を平たくしたり、潰れやすくしたりしますから。 #right(){(95:140)} 洩れもあんまり詳しくないけど『非殺傷』の類はたまにTVでも出てる と思った…洩れが見たのは樹脂の粉みたいのを高圧力で固めた奴を弾頭 にしたもんだったけど…。当たると弾頭が壊れて当たった人は死ない ・・・けどめっちゃ痛そうだった…(不確かでゴメン) #right(){(95:141)} >それならば、弾頭だけを拳銃弾のように丸い、もしくは平たい弾に変えた”警察用途弾”と >いうのを作ればいいんじゃないかと思うのですが、これは素人考えなんでしょうか? そういう形状のライフル弾は存在する。 滅茶苦茶威力が高い(その上、弾速は普通の弾とほとんど変わらない=貫通力も高い) ので、警察用途としては不適当。 >ライフル弾や拳銃弾の平均的飛行速度とは、どのくらいなのでしょうか? マッハ1=およそ330m/秒とすると、拳銃弾はマッハ1弱~マッハ1、 ライフル弾はマッハ2強~マッハ3弱くらい。 #right(){(95:146)} 人相手のはシランけど、野生動物撃退用に岩塩を詰めたショットシェルが あるそうです。相手を殺すことはない物の、砕けた塩が体から排出されるまで 傷口から激痛が走るそうです。 #right(){(95:155)} **野中広務に送りつけられた銃弾は直径7.6ミリ長さ55ミリ。合う弾はAK47しか無いというのは本当? >射撃の専門家であるその情報部員によるとこの弾を使う銃はAK47くらいしかないという。 >AK47とは北朝鮮の制式銃であるのはご存じの通り。 AKMとかもAKの弾と互換性があるから使えるはず・・ ていうか7.62mm×55mmの東側の弾薬?どんな弾だ? AKシリーズの弾は確か7.62mm×39mmか5.45mm×39mmに統一されているはずだぞ。 サイズから見てドラグノフ用の7.62mm×54Rでは無いかと思われ ロシア製の素晴らしい狙撃銃だが、製造国は有名な所だけでも 旧WTO加盟国、中国など、数え切れない。 東側では金さえ出せば手に入る、優秀な狙撃銃です。 西側でも好んで使う人間もいる事はいる。 ついでに付け加えるとAKやAKM、AK74には使えなかったはずです。 #right(){(100:111)} 厳密に言えば嘘です。 SKSライフルやRPK軽機など、他にも適合する銃はあります。 この場合はおそらくAK47の弾薬で間違いないでしょう。 >>111 質問者の文では「薬莢長」ではなく単に「長さ」となってるので 7.62mm×39のことと思われ #right(){(100:112)} **なぜ拳銃用の弾は弾頭がとがっていないのですか? とがってない方が人体に対する破壊力が大きいから。 先が真っ平らや凹型の方が良いが、それだと装填などに支障があるので、あの形がスタンダード。 対防弾チョッキ用などに先が尖ったものも有りますよ。 #right(){(102:剣恒光 ◆YR1Hskt.M.)} >ではなぜ小銃などの弾はとがっているのですか? 1900年、ダムダム弾の禁止に関するヘーグ宣言において禁止されているから。 対大型獣用の小銃弾などには尖ってないものも有ります。 #right(){(102:剣恒光 ◆YR1Hskt.M.)} 猟用の弾は尖ってないのが多いですね。軍用はFMJと決まってますし、貫通力を重視してますから。 #right(){(102:504)} 人間の手足など(脳や心臓などの急所以外の部位)、弾丸が貫通してしまうより、 弾丸が潰れながら体内に残った方がダメージが大きいから。 軍や警察用のフルメタルジャケットは3点射などで補う。 #right(){(102:505)} 拳銃弾が至近距離で比較的低速の弾丸による無防御な敵を相手に 護身用に使われるのに対し、小銃弾は比較的遠距離で、高速の弾丸に よるある程度防御を取った(遮蔽にせよ、着用装備にせよ)相手に 対して使用されるという違いによります。このため、後者は距離を 飛んでも速度が落ちず、防御を貫通して殺傷するため尖った形状に なります。ですから拳銃弾でも防弾服などを着た相手に対する 貫通殺傷力を考慮したものは小銃弾同様、先が尖っています。 例:FN Five-seveN #right(){(102:system)} >対大型獣用の小銃弾などには尖ってないものも有ります。 大型獣用のものには、そのようなものは使われません。使われるとしたら、小・中型獣向け。 意外と野生動物の皮膚は厚く、大型獣にそのような弾を使っても中まで侵入してから弾頭が変形する 効果を望むのは難しいです。そういった理由で大型向けには使われません。 #right(){(102:510)} 拳銃弾は対象物(大概の場合、人体)を貫通させないように、弾頭を平たくする。 小銃弾(ライフル弾)は高速度を得る為に、空気抵抗の少ない形状が追求されている。 #right(){(108:327)} **ニュースで「警察で調べたところライフル銃の弾のようなもの・・・」と言っていました。 >なぜ「~のようなもの」なのでしょうか?そんなに判断がつきにくい状態の銃弾だったのでしょうか? バールのような物~とか 金槌のようなもの~とか 色々バージョンがあります。 バールなんてどう見てもバールにしか見えませんが『バールのようなもの』としか、 言いません。 恐らくバールと言い切ってしまった場合、違っていた時に視聴者から苦情が来るからだと思います。 世の中には苦情やいちゃもんを言う事を生きがいとしている人が案外多いのです。 だから、『銃弾のような物~』と言ったのでしょう。 #right(){(103:809)} **ホローポイント弾は弾頭部分に軟らかい金属を露出させておいて、それが標的命中時に変形することでより >大きな破壊力・殺傷力を持つ弾薬のことですよね? ホローポイントってのは、Hollow pointのこと。で、hollowは穴とかくぼみって意味。 つまり、先端にくぼみを設けてつぶれやすくしてるのがホローポイント。 #right(){(106:257)} ホローポイントは弾頭部が露出しているだけではなく 凹んでいるものを言う。露出してるだけならソフトポイント弾。 #right(){(106:258)} 正確には、ホローポイントは文字通り弾頭部に空洞がなければなりません。 #right(){(106:system)} **鉄製の弾は存在した事が有るのですか? ロシアや中国には安価で貫通力の高い鉄製弾丸あったかと。 あと、特例としてスチールピン埋め込んだ特殊弾頭があります (ボディアーマー対策) #right(){(106:292)} **9×19㎜のピストル弾のことをパラベラム弾と呼ぶようになったのはいつごろが起源なんでしょうか? 一般には、最初の9パラ(というか9パラ弾のために作られた)拳銃ルガーP08の名称から転じたものと言われています。 最初はP08の最初の量産モデル「M1900」をDWM社が販売したときの名称で、 DWM社の電信略号が同名だったことから、DWM社のピストル(ルガーP08ファミリー)=パラベラム・ピストルという 名称で認知されるようになったとか。このピストルが現在のようにルガーと呼ばれるようになったのは、 W.W.Ⅰ後の米で発明者の名を取って呼ばれるようになったからだそうです。 とはいえ、実は9パラはあなたが聞いたことがある7.65×23パラと呼ばれた弾のボトルネック状に細くなってる部分を ストレートにして、19mmに縮めた弾なので、もしかしたら、最初から弾自体の名前もパラベラムの名を引き継ぐことが 織り込み済みだったのかもしれません。この場合、弾の名前が拳銃の名前になったことになりますが #right(){(106:445)} 445 さんの書かれた通り、9mmパラベラムは、既に存在していた 7.62mmパラベラム弾のストッピングパワーを独陸軍の要求に応じて 向上させるために、ゲオルグ・ルゲル(ルガー)が7.62mm薬莢の 開口部を拡げて9mmの弾丸を装着して産まれました。当初は弾丸の 基部は円筒形、先端部が丸い形でしたが、ジャミングしやすいため、 1917年に改良されて現代のスムーズな形になっています。 #right(){(106:system)} **ダムダム弾やホローポイントの質問がありましたが、「人道上の見地」から戦争での使用を禁止されているのですよね? >だとしたら、アパッチのチェイン・ガンで人間を狙い撃つのも禁止事項なのですか? ダムダム弾は明確に使用を禁じる規定があるけど、条約の制定当時、チェーン・ガンは存在してないし。 弾頭重量400グラム以下の榴弾の対人使用を禁じる条約もあるけど、アメリカはこれに署名していない。 過度の苦痛を与える兵器の使用を禁ずる国際法はあるので、これに引っかかる可能性はある。 国際法ってかなり恣意的な運用が可能なので、アメリカが 「これは合法」 と主張しても、必ずしも間違いではない。 そもそもチェーンガンの弾頭はダムダム弾ではないし。 #right(){(106:504-505)} あくまで解釈論ですから。 湾岸戦争でアパッチのチェーンガンが対人使用された話を聞いたことがあります。 #right(){(106:508)} **「スラッグ弾=スラグ弾」? 同じものです。どちらもslug<スラグとスラッグ スラッグガンについてはここを見たほうが分かりやすいかと。 スラッグガン専用のスラッグ弾もあるので、完全に共用可というわけではありません。 また、スラッグガンによっては散弾も撃てます。推奨されていない場合が多いです。 #right(){(106:684)} **89式小銃の弾丸(弾頭部のことです)は複雑な構造ですが、どの様に製造されているのでしょう? >リム部は側面と厚みも違いますし形状も複雑ですが、プレスで成形可能なんでしょうか? 89式の薬莢は粉末冶金だったはず #right(){(107:140)} **拳銃弾や小銃弾の薬莢は鋳造で造るのでしょうか >それともプレスですか?あるいは両工程を経るのでしょうか プレス #right(){(107:115)} >リム部は側面と厚みも違いますし形状も複雑ですが、プレスで成形可能なんでしょうか? 可能 #right(){(107:121)} >89式小銃の弾丸(弾頭部のことです)は複雑な構造ですが、どの様に製造されているのでしょう? 89式の薬莢は粉末冶金だったはず #right(){(107:140)} **よく銃などについている名「マグナム」の意味を教えてください マグナムというのは元々酒瓶の形状の名前。 ”増量瓶”の意。 転じて、同口径の弾薬よりも薬莢が大きく火薬量が多い(その分威力も大きい)弾のこと。 #right(){(108:87)} **曳光弾とは、何発に一発くらいの割合で混ぜているのでしょうか? 航空機銃の場合、よく3発に1発とか5発に1発とか聞きますが、 領空侵犯措置での警告用に全弾とか、対空砲火で相手を避けさせる為全弾曳光弾とする事が有るなど ケースバイケースといえるでしょう。 陸戦でも機関銃は射線確認に曳光弾を使う事があります。 着弾時の効果に関しては、燃料タンクに対して焼夷効果が期待できますが 人体に関しては特に違いは無いでしょう。 #right(){(112:193)} **明治39年の対清武器輸出のうち、30年式銃実包2千万発中9,250,920発が錆びていた >という資料があるのですが、銃弾が錆びるというのは、よくあることなのでしょうか? そりゃ何年もほっときゃ金属なんだから銃弾も錆びるw 問題は錆びるほど放置した弾薬の火薬が機能するかの方だなw 錆びた銃弾は弾詰りの原因や銃身の磨耗を早めたりするので使わないほうがよい。 アブマットカラシニコフなら問題なく撃てると思われるがw #right(){(113:114)} >何が原因でこうした錆びができるのでしょうか? 海上輸送中に潮風に当たった、てのが一番あり得るんじゃないかなぁ。 あるいは、錆びちまったから輸出にまわせ!て事になったとか。 >こうした錆びた銃弾を実際に使用することは出来るのでしょうか? 程度によると思われ。表面にうっすら錆が出た程度なら使えるんじゃない? #right(){(113:115)} **弱装弾って何ですか?何に使うの? 火薬の量を減らした弾丸。 用途は様々。 グァムの射撃屋なんかは弱装弾ばっかりだとかつー噂。 発射煙や発射時のショックが、通常のものより少なく、命中精度向上、被発見率の低減に繋がる。 #right(){(117:405)} 発射用火薬の量が減らしてある弾薬。 陸上自衛隊の使ってる7.62mm自動小銃が 「標準装薬のままでは反動が強過ぎる」という理由で使っていた。 普通の使い方としては、映画の撮影用や観光客向けの射撃場などで 銃に不慣れな人でも反動に振りまわされず銃が撃てるように使う。 #right(){(117:406)} **各種銃弾の威力などについて詳しいサイトとか有りますでしょうか? メーカのサイトは覗いてみた? #right(){(117:835)} 多すぎて例にあげきれないくらいあります。 「460 weatheby ME」で全言語で検索して下さい。 同様にすれば他の弾のものも無数にみつかるでしょう。 #right(){(117:837)} **ライフル弾をまともに喰らうと衝撃波が血液を伝わって脳血管が全滅する? そんな事実はありません。もし本当なら狩猟で撃たれた 小動物は皆脳内出血してる理屈になってしまいますよ。 仮に大口径ライフルで首撃たれても衝撃が血液伝わって脳内出血なんかしません。 #right(){(118:266)} **銃器の弾頭についてなんですが、最も高い対人効果を望めるのはどんな種類なんでしょうか。 個体差があるので即死「する」「しない」で答えるのは不可能です。 赤ん坊と鍛えた男じゃ、当然ながら耐性が違いますし 同じ人間でもその時々によってコンディションが違いますから。 #right(){(118:258)} 炸裂弾です。ただし、軍用の炸裂弾は例えば車両や建造物内部の 人員殺傷が目的ですから、抵抗を貫通後起爆します。人体命中ぐらいでは 起爆しないか、起爆しても人体貫通後となり、炸裂弾として有効な作動をしません。 といって、軍用以外で炸裂弾などまずないので、 信管特注で作成する必要があるでしょう。 その前提で、また十分な火薬量を装填できるサイズ (憶測ですが7.62mm以上。もっと小さな実験作もありますが) という条件で、炸裂弾が適切と思います。 ただし、脳を直撃して破壊しない限り、文字通りの「即死」は得られません。 その場合でも心臓は数分動きそうですから「死」の定義が問題になります。 脳以外では心臓直撃でも数秒~数十秒の動きを許すことになります。 15mm弾でも事情は同じです。胴体といっても皮下脂肪だけ削って 貫通すれば殺すことはできませんし、大血管を損傷しなければ けっこう長く生きる~きちんと手当てすれば復帰OK、となります。 一応、敵の動きを加害時に瞬時に止めたいのであれば、斬首が一番。 ただ身体の動きは残る可能性があります。敵の攻撃能力を瞬時に止めたければ、 両腕(あるいは武器を持った腕)の切断。 両目の視力を奪うのも、その意味では即効性があります。 間合いがあり、敵の武器が短距離用であれば、足を奪って止めるという手もあるでしょう。 それらの手段として、銃弾で関節、あるいは骨を破壊しても良いでしょう。 いずれにせよ、加害時に「確実に」「瞬時に」死に至らしめ、 あるいは行動を瞬間的に止めることはなかなか困難です。 というわけで、運動エネルギーを計算しても、統計的には もちろん意味がありますが、個々の例で確実とは言い切れません。 また、同じ弾種、同じ命中率、同じ体内弾道と挙動、と条件を そろえないと、運動エネルギーの比較自体も意味が無くなります。 単純な電卓作業には限界があります。基本的には時間あたり出血量の 大小がいわゆるストッピングパワーにつながります。まあ、貫通力 ゼロで、物理的に相手を吹っ飛ばせるクラスになれば話は別でしょうが (つまりはロケットパ~ンチ)、世の中には反動というものがあるので、 刺しちがえ覚悟と言うことになります。 #right(){(118:system)} そこで15mm核銃弾ですよ 限りなく弾を細長くして、ガンバレルタイプの原爆弾で周囲ごと消滅 #right(){(118:263)}※攻撃側も効果範囲に含まれるため実用性は皆無 軍隊や警察は、銃弾の威力を「マンストッピングパワー」、即ち、 「アドレナリンざざ漏れ」の人や「強い意志を持って」戦う人を行動不能に出来るかどうかで評価します。 実例に照らしますと、38口径の拳銃ではフィリピンのモロ族の突進を止められなかったことから、 米軍は45口径に固執しました。 ベトナム戦争では、M16の高初速弾が接近戦では人体を貫通してダメージが大きくならず、 命中弾を与えた敵から反撃される事例があったので連射が奨励されました。 これらが目安ですかね? #right(){(118:277)} 炸裂弾は、価格効果比、使用対象と使用距離のバランスなどから、12.7mm、つまり重機関銃の 口径からが普通です。それ未満の物もいくらもあるようですが、軍用として一般的にはなって いません。試作か、特殊な用途に限られます。 衝撃波で脳血管云々は都市神話。指先にあたって死んだ、は単なるウソか、とても特殊な人。 セーターの下に手をもぐり込ませたら、ブラ付けてなくっていきなり指先に乳首があたり、 ショック死しそうになったとかなら、今度ゆっくり話を聞かせていただきましょう。 とりあえず、軍事的には>>269さんが書かれている通り、数発を胴体に撃ち込み、どれかが 太い動脈を傷つけて数分のうちに敵の戦闘力を失うことを期待します。そのような殺し方でも 即死といってまあ問題ないように思います。マスコミで「即死状態」と書かれている記事をみても 実際には意識喪失まで数分、完全な死亡まで十~数十分かかっていそうだな、と思うことが時々あります。 #right(){(118:system)} **タングステンコアの5.56mm弾で新型の防弾チョッキを貫通させることは可能でしょうか? 強装薬、特注の銃で有効射程ならどんな防弾チョッキだって抜ける 105mm砲で、貫徹体を5.56mmのAPDSDS弾にすればMBT以外なら抜けるだろう。 #right(){(118:336)} 「新型防弾チョッキ」がどんなものか知りませんが、NIJレベルIVでやっと 7.62mmAP弾を防御できます。しかし、これは重いセラミックプレートを差し込んだ シロモノで、軽さをウリにしている製品でも10kg近くに達し、常時着用して 作業できるようなものではありません。5.56mmであっても、サブキャリバーにするなど して貫通性を最優先させれば、レベルIII(7.62mm通常弾)~IV程度の 防御が必要になるでしょう。タングステン弾芯で特製すれば、M16から 発射して「新型防弾チョッキ」を貫通する弾を作ることは十分可能と憶測します。 #right(){(118:system)} **銃弾価格ってどこに載っているのでしょうか 海外のガンショップ見てください。 「50AE price sale」とか簡単なキーワードで検索しても見つかります。 #right(){(119:249)} 50AE price ammunition の方がムダがないかも。 #right(){(119:252)} **曵光弾はなんのためにあるのですか? 目標に弾が飛んでいくか見る 弾底部にトレーサーが付いているのもある #right(){(119:795)} あと、可燃物を狙撃して炎上させる目的でも使うそうな>曳光弾 #right(){(119:797)} **銃弾の威力をはかるときに使われる「打倒力」KOPF(ノックアウトパワーファクター)は全く効果的ではないと言われているのに未だに時々使われるのは何故なのでしょうか? 他にわかりやすい公式がないから MEでは的の硬軟による違いがだせないので #right(){(119:932)} 効果的ではない、というのをどういうふうに考えておられるか分かりませんが 一つの指標として簡便かつ分かりやすいものだから存在し続けています。 物理現象を説明するためのものではなく、簡単な目安なのです。 軍事とは関係ありませんが、IPSCでは必須ですし。 #right(){(119:933)} おっしゃるとおりです。結局、ストッピングパワーには多様な解釈、条件が 存在し、単一の数値で表現できる物ではありません。そもそも、同じ銃、弾丸 射距離でも、どこにあたるかでまったく結果は異なるわけですし。 というわけで、軍関係では結局運動エネルギー、つまり命中時点で何ジュール、が 一つの指標となっています。ただ、これについてもH&KがFNに異議を申し立てたように 標準的な耐弾装備を貫通してからの残存エネルギーが問題、とかいう話が 出てくるわけで、なんかどーしようもない論争になっているように思います。 とはいえ、明確な差はどのような数値を取っても出てきそうですから、逆に言えば、 測定方式で変わる程度の差は差ではない、と考えても良いように思います。 #right(){(119:system)} **飛んでる弾丸のまわりの空気の様子がわかるサイトか書籍でもあれば教えて下さい。 それはシュリーレン写真というものです。 schlieren photograph bullet でぐぐると一山サイトがかかってきます。 #right(){(120:system)} **映画や小説で時々見掛ける描写なのですが、「耳元(或いは、こめかみ辺り)のすぐ傍を弾丸が通り過ぎた時の衝撃波で脳震盪云々…」 >というものがあります。耳元やこめかみのすぐ傍を弾が通り過ぎたくらいで、人は気を失ったりするものなんですか? そこまで大したことではないと思われ。 作家も商売で書いてるんだから、誇張していると思われ。 #right(){(120:79)} ベトナム戦争の記録や写真などを見ると、M-16の弾丸が至近をかすめた場合、 裂傷が発生することはあるようですが、脳震盪を起こすことは無かったよう です。小さな拳銃程度では、まず脳震盪は起こり得ないでしょう。 (むしろショック症状を起こすなら、まだ理解できます。) #right(){(120:81)} 映画や小説は話八分目ぐらいでいった方がいいっすよ。 #right(){(120:83)} 小銃弾がそばを飛んだだけで脳震盪起こすななんて話見たことない。 #right(){(120:90)} **銃弾のキーホルダーが欲しいのですが、おすすめの通販サイトはありますか? 上野のマルゴーか両国のターゲットなら種類も豊富だよ。 ハートフォードにもあったとおもう。 URLは忘れたググってくれ。 #right(){(120:505)} **小口径(12.7mm以下)の弾も誘爆という現象を起こすのでしょうか? あるか無いかといわれればあります 曳航弾は誘爆を引き起こす効果もありますから #right(){(121:834)} 12.7mm弾に弾着→誘爆、の有無ですが、可能性は否定できない、のレベルです。 火薬量が少ない上に薬莢でしっかり囲まれていますから、発射薬剥き出し状態の砲弾に比べると 誘爆の可能性は俄然少なくなります。 弾頭内の火薬も通常は焼夷効果を狙った物で、爆薬を使用する物も焼夷剤と混合の状態になっています。 薬量は12.7mmでも2.5g程度。弾頭形状からも隣接する弾頭との間に間隔が空きますから、 殉爆の可能性は限りなく低いように思います。 他の弾薬と混載されていて、火災が起こった結果次々に発火、とか、 ラッキーでたまたま一発ぐらい殉爆、とかはひょっとしたら起きるかも知れませんが。 #right(){(121:system)} **銃弾はなんで単位がバラバラなのでしょう? >45口径弾を使用し・・7.2mm弾を使用し?・・12ゲージの・・・ .45口径とは100分の45インチ、と言う口径表示の単位でインチ・ヤード法の米国で開発された弾薬である.45ACPの事です 7.2mm(7.62mm)弾と言うのは、インチ・ヤード単位の.308口径弾をメートル法規格に直した口径表示です 12ゲージと言うのは散弾の口径規格で12番と言う意味です それぞで拳銃弾・小銃弾・散弾と異なる弾種なので表示がバラバラに成っています #right{(503:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} 銃の口径については http://sus3041.web.infoseek.co.jp/contents/faq/bore.htm によくまとまっています。12ゲージの散弾銃の口径は、約1.85cmということになります。 ただし、弾丸の威力は口径だけでなく、速度によっても大きく変わります。 例えば、9mmの拳銃弾より、7.62mmのライフル弾の方が5倍も威力(運動エネルギー)が大きいのです。 このため、弾丸の威力を知りたければ、口径よりも弾丸の重さと初速を知る方が重要です。 #right{(503:590)} **なんで銃弾は7.92㎜とか12.7㎜とかやたら中途半端なんですか? >8㎜や13㎜にした方がわかりやすいとおもうんですが… アメリカで企画された弾はインチで設計されているので メートル単位に直すと中途半端になります #right(){(349:633)} 7.92mmや12.7mmと言うのはそれぞれインチゲージの.32口径と.50口径のミリゲージ読みです 英国や米国のインチ弾薬規格をミリ規格でコピーした時の呼び寸法となります また前述の通り、互換性があるかのような誤解を招かないように呼称が重複しないようにと半端な数字を当てる事もあります 例えば.454カスールと言う拳銃用弾薬は薬莢寸法が.45ロング・コルトを延長したものですが 誤ってS.A.Aに装填すると銃が破損するなどの事故に繋がるので、それを避けるべく名称が決められました ちなみに日本では6.5mmや13mmという弾薬をかつて自国で開発して使用していましたね。 #right(){(349:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **ケースレスの銃の薬莢ってなんで出来てるのですか? いわゆる焼尽薬莢ってやつですね。といっても燃えちゃう材料、以上の意味はないですが(^^;。 セルロースと樹脂の混合などが主だったと思いますが、ちょっとうろ覚えです。 特にこんな小火器だと、耐水性、耐火性があって、しかも焼尽しないといけないですから、ケース部分の作り方にはノウハウがつまっているのだと思います。 #right(){(5:system)} ケースレスと焼尽薬莢はまた別であろ。 ラインメタルの120mm戦車砲はセルロース系の焼尽薬莢(ただし底板は残る)使ってるが、あれをケースレスとは言わない。 #right(){(5:520)} **9mm×19mmピストル弾、NATO5.56mm弾、12.7mm弾、12GAUGE散弾の標準的な単弾重量をご存知の方いらっしゃいませんか? 弾頭重量 5.56×45mm NATO (SS109) で 3.6~4g(グラム) 7.62×51mm NATO (.308Winchester) で 8~10.5g 9×19mm (Parabellum) で 6.1~7.5g 12ゲージ散弾は30g程度(トータル)のようです。 あ、しまった。12.7mmがご希望でしたね。ここにはJane'sがないので、とりあえず イスラエルのメーカーのデータを引用します。 IMI's .50" BALL M33 (NATO STANAG no. 4383 and MIL-C-10190Dとコンパチ) 重量42グラム、初速887m/sec(銃身長36インチ) #right(){(10:system)} **銃弾の規格について分かりやすく説明しているサイトはないでしょうか? >50口径とか22口径とか12.7×99mmとか、いろんな書き方がしてあってよく分かりません。 次がわかっていれば簡単。 銃の口径:45口径とか22口径とか。正確にはその前に小数点が付いてるインチ表示。  例:50口径=正確には .50口径 =25.4mm×0.50 =12.7mm ただし、砲の場合は砲身長を表すことがあり、この場合は口径の何倍の砲身長かを示す。  例:155mm 52口径 =155mm×52 = 約8mの砲身長 銃弾は口径(弾丸部分の直径) × 薬莢長で表し、薬莢底部にリムがあれば(普通はリボルバー用)Rを付ける。  例:7.62×39mm = 弾丸の直径(口径) 7.62mm × 薬莢の長さ 39mm リムなし。 ただし、弾丸の直径が同じであっても、誤装填を避けるためにわざと少し口径を違えて表記することもある。 英文サイト http://www.quarry.nildram.co.uk/ammotables.htm #right(){(初心者スレ483:519)} **銃弾の威力(種類別で)について詳しいサイトありませんか? ここ。 http://9uranium2.web.fc2.com/ http://boulevard.fc2web.com/hobby/original/gunslinger/tama/tama.htm #right(){()} **拳銃用に9mm弾、小銃用に5.56mmとか7.62mmとかよく聞くけど要するに拳銃の方が太くて短い弾薬を使ってるわけ? そうなんだけど、ライフル弾ではボトルネックが普通だから、弾の口径は小さくても、 薬莢の直径は太かったりすることもある。 例えば5.56×45mm、NATOライフル弾の場合、リム(薬莢底部)の直径は9.6mmもある。 ttp://en.wikipedia.org/wiki/5.56x45mm_NATO #right(){(482:150)} **米国正式採用銃の銃弾は視認可能だったと主張している人がいるのですが、曳光弾以外で発射された銃弾を視認することは人間に可能なのでしょうか? 有名なニュース映像で飛来する.50口径弾を捉えた動画が有ります もっともこれは弾道の終末段階で、相当に減速した状態でしたが 曳航弾以外でも、マズルブラストが弾底に反射するなどして 飛翔する弾丸を目視出来る事があります。 #right(){(485:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} 戦場でこちらに飛んでくる弾丸は目で見えないが、空気を切る音でだんだん敵銃撃主の狙いが正確になってくるのが分かる。 しかし自分めがけて飛んでくる弾丸は音はしない。が、目で見ることが出来るという。 小野田寛郎氏も同じ経験をしたことがあるとのこと。 http://soudan1.biglobe.ne.jp/qa4494108.html 拳銃弾の音速以下の弾は射手方向からだと余裕で見える。 ライフル弾でも雨とか霧だと見える。 富士の演習で戦車の弾も見えた。 http://bbs63.meiwasuisan.com/bbs/bin/read/arms/1253272476/l50 **小銃弾より拳銃弾の方が大きいから威力あるの? >自衛隊・アメリカ軍のアサルトライフルの弾の大きさは5.56ミリ >威力が高いといわれてるAK47とかは7.62?ミリと聞きました。 >ただ、ゲームやってると警察のしょぼいハンドガンでも9ミリパラと表示されてます。 >わけがわからないです。警察の拳銃弾のが威力も大きさもあるんですか? 弾丸の直径は確かに拳銃のほうがデカい。 だが拳銃とライフルでは、弾の後ろ部分(薬莢といって火薬が入っている)の長さがぜんぜん違う。 ライフルのほうが火薬が多くて、ライフルの方がずっと速い速度で弾が飛ぶ。だから威力も大きい。 (運動エネルギーは速度の二乗に比例する) #right{(520:313)} 弾丸の威力は単純に口径ではなく、弾丸重量と装薬量から来る初速による初活力によって決まります 一概に口径の大小で判断する事が出来るのは、拳銃なら拳銃、小銃なら小銃と言う風に、同種の武器に限っては そのような傾向がありますが、一般に小銃であれば7.62mm以下を小口径、拳銃であれば9mm以下の小口径と呼んでいます これは軍用銃の威力を基準とした一般的な概念ですが、イメージしやすいかと思います また前出のように威力の差異は同じ弾丸重量であれば装薬量が多い程威力は大きくなる為 口径の他に、薬莢の長さを表示する事でそのカテゴリー毎の威力の目安になっています 例えばカラシニコフとM14は同一の口径である7.62mmですが、薬莢の長さがそれぞれ39mmと51mmと表示され 当然ながら薬莢の長い方が(装薬量の多い方が)威力は大きくなっています。 #right{(520:314:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **実包というのは弾頭側から圧迫しても暴発したりしないのですかね? >小銃手が弾を撃ち尽くしちゃって機関銃手から弾を融通してもらうとき、 >ベルトリンクから外すには結構な力が必要とこのスレで教えてもらったのですが、 >その際、弾頭側から強い力を加えたら暴発して指吹っ飛ばされるんじゃないかと 薬莢底部中央の雷管を刺激しない限りは、弾頭部分を掴んだり捻ったりしても発火はしません。 但し、リムファイアー弾などの薬莢底部全周に感度がある物は注意が必要です。 #right{(353:216,三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **軽量高速弾と重量低速弾の良い所と悪い所を教えて下さい。 >両者は、最近ではどちらが良いとされているのですか? ライフル弾の事かな? そうと仮定して、軽量高速弾の方が運動エネルギーを上げやすく、 上手に設計すると殺傷力も高くなる。ただし射程距離が伸びた際の弾速低下が大きく、そうなると エネルギーも急激に減少するため、長射程での殺傷能力に劣る。また長距離での射撃精度も弾速低下と 軽量弾が外乱(風など)に弱いことから劣る。枝などに当たっても軽量弾は逸らされやすい。 重量低速弾は基本的にはその分口径が大きいはずなので、身体に開ける穴が大きく、 ストッピングパワーも大きいが、上手にできた軽量高速弾が最適距離射撃で身体の中で 暴れ回るときにできる穴ほどにはならないかもしれない。しかし安定した殺傷力は発揮してくれる。 で、重量低速弾という選択はなく、長距離~狙撃用に重量高速大反動弾(7.62mmNATOのような) 近距離用に小口径高速弾が使われる。ただ現在の5.56mmNATOは「それにしても小口径過ぎる」と 言われており、6.5mm前後に、今より少し反動が大きいが全自動射撃でコントロールが可能であり、 今より少し初速が落ちるが殺傷能力は十分あり、今より少し携行弾数が減るが大きな問題にはならない スイートスポットがあると考えられている。 #right(){(初心者スレ485:485)} **大戦時の小銃の弾(クリップ?)や40mmの弾みたいに5発ぐらいの塊を装弾するのをよく見ますが、あれはどうやって固めているのでしょうか? 単純に装弾子(クリップ)に弾を挟み込んでいるだけ。 開いた薬室の上に置いて上から弾の部分を押せば装弾子を残して弾だけ弾倉に入る。 #right(){(初心者スレ494:91)} **鉄砲の弾は何で鉛なんでしょうか? 安い・比重が高い・昔の技術で加工し易い・人体に命中すると変形して破壊力を高める。 価格が安い割に比重が大きく銃弾の運動エネルギーを高められるから。 ぶっちゃけ釣り具の錘に鉄や銅やアルミじゃ無く鉛が使われるのと同じ理由。 理由は主に三点 ・重いので遠距離で威力が減衰しない ・安くて調達が容易 ・融点が低く鋳造が容易 特に3点目は重要。 焚き火程度の火力で鋳造できるので、昔の銃兵はそのための道具を持ち歩いていた。 欧州では都市に立てこもった敵がそこらじゅうから鉛を引っぺがして、銃弾に変えたせいでえらいことになったって話もある。 #right(){(初心者スレ536:391-396)} **何故 弾丸に ライフル痕が付くの? 発射ガスの圧力によりライフリングが弾丸に食い込み、僅かな発射ガスを前方に噴出しながら弾丸は前進します そして銃弾は、発射と同時に薬莢から僅かにライフリングの無い区間を経てライフリングに食い込みます これは薬室内の定位置に弾薬を装填する必要があることから必ず設けられる部分でスロート、と言います また槓桿式(ボルトアクション式)では、機関部が閉鎖された状態で、僅かにライフリングに食い込むようになっています 銃の機構と設計思想によって、ライフリングと薬室の関係は異なりますが 銃身と薬室が切り離されている回転式拳銃の場合にはライフリングは銃身にのみ刻まれています ですから、回転式に限れば、ライフリングに掛からず薬室内に挿入する事に成ります ついでに言えば弾丸の後端部は必ず輪胴(シリンダー)の最後部で止まるように成って居る為 弾丸の全長によってはライフリングに掛かるまでの距離が異なりますが、これは逆に、自動式よりも多くの種類の弾丸を使用できます #right{(三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **戦争映画で良く弾倉をヘルメットでコツコツやってから装填してるけど、なんか意味があるんですか? 弾倉内の弾の位置をそろえて、送弾不良を起こしにくくするため。 ただ、実際ヘルメットでコツコツやるとかなりうるさいから、腕や脚にぶつけることの方が多いけど。 弾の片寄りをなくすためのおまじない 効果はないかもだけど、兵士にしてみれば命かかってるから。 #right(){(350:269,274)} **拳銃とかの弾ってなんで先が丸いんですかね?もっと尖らせれば威力上がるんじゃないでしょうか? >何か滑らかな尖端で良いことってあるんですかね? 尖ってたら突き抜けちゃうじゃん 尖らせるとそのぶん弾頭重量は軽くなる。∧よりも∩のほうが体積でかいでしょ? どうせ音速以下の速度でしかないので。先端形状はそれほど重要じゃないし。 とがってるからって当たったときの被害がそれほど違うわけじゃないし。 そんなわけで、少しでも重量を増やそうとああいうカタチになってる。 弾ってのは貫通力が高いだけじゃだめで、どれだけ被害者にダメージを与えられるかも重要になってくる。 貫通力を上げたいなら上げられるけど、先端を丸くする事で敵の体内に留まってダメージをでかくするように設計されている。 貫通力が高すぎると体を抜けて大したダメージが与えられんのよ。 もっとも、最近は犯罪者やテロリストにもボディアーマーが普及しているから見直されているが。 #right(){(348:438-441)} **小野田さんはルバング島で発見される直前まで戦闘をしていたそうですが、弾の火薬、雷管をどうやって長持ちさせたんでしょうか? >それとも30年位は使って大丈夫なものなんでしょうか? 1950年代に製造された弾薬をサープラス弾薬として今でも安価に売っています。 特に連合軍側の弾薬は特に問題がないです。(例外はありますが。) 旧日本軍の弾薬は(特に8mm南部等)近年の試射にて不発が多発することが あるそうです。6.5mmだか7.7mmの小銃弾はオリジナルの旧日本軍製の 弾があまりに不発が多くて、仕方なくNorma製等を使った、との記述を読んだことが あります。いずれにしても保存状況にも影響されると思いますが。 #right(){(345:938)} **撃ったあと対象のなかで破裂する銃(銃弾)って、なんていう奴ですか? >散弾銃はなんか違う気がするのですが。 複数の回答がありますが、基本的に銃弾と言うものは十分な残存速度で人体に命中すると 体内の弾道分、体組織を瞬時に拡大します、この衝撃はまさに爆発的な威力を持って組織を破壊し さながら爆発したかのような創傷を形成します。 また弾頭に窪みを持つ弾種は体組織抵抗により弾体が急激に破砕し キノコ状に変形して体組織を破壊するように設計されています。 これは弾丸が人体を貫通する事によって二次的な被害を防ぐ事と 一発の弾丸の持つ運動エネルギーを人体内で消費する事で ノックダウンパワーと言って打倒威力の向上を狙った形状になっています これらは英国で発案されたダムダム弾を原型とし、軍事用には 「非人道的な武器」として使用を禁止されていますが 二次被害の防止を第一とする警察任務においては制限されていません #right(){(564:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **山の中で戦前?の弾丸を拾ったんですが、これって売れますか? >骨董品としての価値はないですか? 弾丸が薬莢に嵌まって居て、撃発されていない、所謂実包(実弾)であれば それは銃刀法で所持が制限されていますので すぐに警察に届け、提出する事をお勧めします 弾丸のみ、或いは薬莢のみであれば、それは問題無く所持可能で 骨董的価値がある事もまれですがあります。 #right(){(571:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **どうして小銃の弾をもっと小さくしないんですか? >4ミリとか3ミリとか可能な限り小さく。そっちの方が初速が上がるし、沢山の弾が携行できるようになるし、 >反動も小さく出来るだろうし、いい事尽くめだと思うんですけど? 弾丸重量の軽量化にも限度がありまして余り軽いと安定しません 現在はむしろ打倒威力の向上を目指した重量弾が多用されます これは想定される目標の抗弾装備充実と共に最近の傾向です また初速を上げすぎると着弾時に弾丸が粉砕してしまい威力を発揮できません 貴方の言う設計思想は極近距離のみで威力を求めた近接防御火器として市場に投入されましたが 結局は短機関銃の一形態として僅かに用途が与えられているのが現状ですね。 #right(){(342:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} 軍用銃であまり軽量弾が使われない大きな理由は 有効射程が落ちるから。 重い弾よりも軽い弾の方が顕著に空気抵抗の影響を受ける。 だから保有運動エネルギの総量が同じなら、軽量弾の方が射程が短くなっちまうのね。 ただし屋内戦などで、小口径軽量弾が有利な場合もある。 射程と精度を重視する狙撃銃の主流は7.62ミリだしね。 さらに12.7ミリの対物ライフルなら 7.62ミリを遥かに越える距離から狙撃できまふ。 #right(){(342:787,789)} **アサルトライフル等の弾倉に弾をつめる場合専用の機械がないとバネに押し返されて人間の力じゃほぼ不可能と聞いたのですが、本当ですか? 自動小銃の弾倉ばねは例えば30発の弾丸を収納可能であっても 装填補助工具無しでは20発を超えた辺りで指で押し込む事が困難になります この工具は弾倉抑えバネを押し込むための梃子になっていますね。 #right(){(576:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **銃弾って、長ければ長いほど射程や直進安定性が高いんですよね? >どうして、いまだに長さ50cmとかの銃弾が登場していないんですか? L/D比が一定以上を越えると首振り運動が起こり、命中率が下がるから。 #right(){(580:391)} **ライフル弾って薬莢のボトルネックの所まで弾丸が入っているものなのでしょうか? 薬莢には、弾丸を保持するクリンプ位置が決まって居て 決められた弾薬全長に合致するように先端部分から決められた部位にて 弾丸は薬莢に固定されています。 ですから弾丸重量によって全長が変わり、弾丸後部の位置が異なる事はありますが 弾丸先端が露出する部分の長さは常に一定です。 #right(){(589:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **拳銃弾の方がライフル弾よりデカイのは初速が遅いから口径を大きくして威力を稼ぐつもりだから? 拳銃弾は貫通力よりも打撃力を求められる事が多いですが 主流のライフルの弾丸が比較的小口径なのは、同じ重量の弾丸であれば 全長を長くして口径に比較して弾丸重量を稼ぎ、より高初速を目指したからです 元来拳銃弾とライフル弾(小銃弾)は球形でしたが、それぞれの用途での最適化の結果 現状のような重量や口径の違いが出てきました、威力という点では小銃弾の方が遥かに大きいですが 拳銃弾はその性質上、低威力の初活力の中で最大限の効果を得るべく、重量弾を音速前後で撃つのがベストとされますが 抗弾装備の進化に対抗し、軽量弾を高初速で撃ち出すものも主流になりつつあり、 これは所謂PDW用弾薬に近い考え方で、自動式拳銃のごく初期の弾薬に近いものでもあります。 #right(){(332:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **銃弾をばらまいてその上で火を燃やせば、暴発させることってできますか? できないこともないかもしれないが無意味。 たとえ暴発したとしても噴射ガスは弾頭を押す力にはほとんどならず、拡散するだけ。 アメリカのライフル協会で、実験されている。 火の中に銃弾をくべて暴発させた。 ケガはするであろうが初速は正規の手順で装薬を燃焼させた時と比べて全く低く、 まあ改造エアガン並の5J程度となった #right(){(330:359.361)} **対戦末期にドイツは真鍮不足で鉄の薬莢を使用していましたが、真鍮に比べ、鉄の薬莢を使用して何ら問題はなかったのでしょうか? 問題あった。 発射すると真鍮の薬莢は一瞬膨らんでまた元に戻る。 鉄だと膨らんだまま薬室に張り付いて、作動不良起こすことがよくあった。 あと、保管が悪いとすぐ錆びる。 中国やロシアだと今でも鉄製薬莢使ってるが、あっちの銃は張り付きを防ぐために 薬室のスペースを大きめに作ってる。 #right(){(329:457)} **昔、領地争いでどこかの民族とアメリカが戦ったらしいけど、勇敢で興奮状態の戦士は弾を10発食らっても突撃してきたとか? >興奮状態の人間は痛みを感じないらしいけど本当なんだね。 まあおおむねそうだよ。 場所はフィリピンで、弾は6発だけどな。 あと、何らかの興奮剤のようなものを戦いの前の儀式として飲んでいたかも。 #right(){(326:605)} >その伝説の所為でガバメントと言うか、45ACPが生まれたんだっけ それは確かに45口径弾の採用のきっかけには成りましたが 採用されたのは.45ACPではなく.45LongColtです .45ACPは.45LongColtの近代化、自動化を目指して開発されたものです。 >45口径のストッピングパワー伝説も崩れてますが、同じような状況で45口径を使ったたら、やはり同じ結果になるんでしょうか? 逆説的に9mmPARAが45口径の威力に合わせて開発された節がありますが 対人用として扱い易い最大限の威力を検証すると結局同じようなMVに落ち着いた、と言うことでしょうか モロ族に対して.45口径弾の使用を想定した場合、警官の例を挙げるまでも無く当たり所に拠るでしょう 仮にダブルアクションなり自動装填式であったなら上手くタップ射撃を決めれば数発でその場に倒れるかも知れません。 #right(){(326:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} 対モロ族戦の時に、一部後方部隊が装備していたSAAが効果があり、 これを知った米軍が急遽倉庫から引っ張り出して現地に送った話がありますね。 その後M1889の38ロングコルト弾に替わる新型拳銃の弾丸はどの程度がいいのか 牛を撃ったりして色々と調査した結果、45口径と結論が出て45ACPになっていくわけです。 一応、戦訓を踏まえたものですし、SAAが効果があったわけですから38ロングコルトよりは マシだったでしょう。 #right(){(326:623)} **拳銃弾をポッケにジャラジャラ入れてたら暴発の危険性はどのくらいあるんでしょうか 先端が尖った弾丸であれば先端が食い込みプライマーが発火する可能性が高くなりますが ポケットに入れてジャラジャラするくらいではそうそう食い込みません。 #right(){(325:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s )} **5.56と7.62の違いって弾の大きさだけなんですよね?じゃあ部品を変えさえすれば7.62NATO仕様のM4とか作れるんですか? 弾体の大きさは元より、その設計・運用思相は大きく異なります 5.56mmは小口径で軽量高速の弾種ですが、これは400mから600m迄の 近距離から中距離での殺傷能力を重視しています。 7.62mmの方は、旧来の小銃弾を改良したもので、その射程は800mと成ります この大威力で長射程の弾種は、昨今の歩兵戦闘においては過剰性能と判断され 機関銃や狙撃銃等の支援火器用として現在運用されています。 また5.56mmの銃を7.62mmにコンバートするのは、銃本体の規模が小さい為困難ですが その逆は容易で、SCAR-HやHK33、ゴリル等の例があります #right(){(610:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} 昔は今より厳密にフルメタルジャケットを適用していて、殺傷能力は人体を貫通し得るか、 人体で最も硬い骨を貫通して抜けていくことができるかという基準で殺傷能力を判定していました。 その基準でいうと昔の7.62mm級の弾は3km以上、今の5.56mm弾でも1000m程度まで殺傷能力があることになります。 #right(){(610:157)} それは最大射程の考え方ですね 小口径高速弾とフルサイズライフル弾の比較として 戦闘時に有効な弾幕を貼り、必殺範囲(KZ)を構成可能な距離 と言う意味で使っています。 #right(){(610:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **正規軍でホローポイントやソフトポイント等の、FMJ以外の弾薬を使用しているところはありますか 正規軍ではFMJのみ使用するように決められています そのような弾種は基本的には使っていない事になっています。 #right(){(323:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **初速とか弾頭質量とかで、銃弾の威力を出す式ってなんでしたっけ? 初速(m/s)の2乗×弾量(kg)÷2=J 初速(fps)×弾量(gr)÷1000=PF 初速(fps)×弾量(gr)×弾丸口径(inch)÷700=KOPF #right(){(314:945)} 一般にはジュール(J)で表すのが普通でしょう。追加するなら、反動を表す式として、 recoil impulse = 弾丸運動量 + 発射ガス運動量  ここで、弾丸運動量 = 弾丸重量(g) × 初速(m/sec)       発射ガス運動量 =発射薬重量(g) × 発射ガス速度(一般に1200m/sec) 近似的に、recoil impulseは高初速ライフル弾の場合、 5.56mmでは弾丸運動量 × 1.35~1.40 7.62mmでは弾丸運動量 × 1.30 低初速の例えば9mmパラベラムでは、弾丸運動量 × 1.10~1.15程度。 要するに1.00以上の分が発射ガスの運動量なわけです。recoil impulseを銃の重量で割ると反動の見当がつく。 ただしAN-94とか特殊な反動軽減装置があると話は別。 #right(){(314:972)} **ライトノベル板でこのような主張をする人がいるのですが、銃弾がホップすることはあるのでしょうか? >ライフルの場合水平射の有効射程には物理的な限界がある >これは弾丸の回転により必ず弾が上方へホップしてしまうためで、 >400メートル程度離れると弾道は伏せた人間の頭上へ逸れ、ほぼ当たらなくなってしまう 弾丸の初速と旋転の強さから算出される理想弾道に対して 実際の弾道が上下する、と言う程度の認識で良いでしょう 大きく上方に弾道が逸れるのは、別の要因も考えられますが 発射された弾丸の描く軌道は弾丸の回転や空気中の微細粉塵等 様々な要素により変化しており、微小要因のベクトルが一致すれば それはより大きな変動として現れますが、それは有効射程の後半には顕著ですが 弾丸の最大飛距離に対して有効射程と言うものは、例えば5.56mmNATO弾であれば 実に3000m以上の飛距離に対して僅か600mとされており、この距離では外乱も小さく 実用的には支障のない円内にほぼ必中するように射程が決められています。 #right(){(631:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **固定した銃弾の底の雷菅を五寸釘で突き刺すと弾は飛びますか? 五寸釘ではないが、銃弾をオーブンに入れて加熱、暴発させた場合の動画。 http://www.youtube.com/watch?v=7BX1kvJVrjc 薬莢破裂という事故は昔から現代まで続くものなので、薬莢が割れたらこれ 自体が破片となって負傷することになるだろう。 #right(){(639:ふみ ◆Y.QUKJBduY)} **射撃後の薬莢ってそんなに熱くなるか? >爆薬も一瞬で燃焼するんだから熱くならないんじゃないの? 薬莢は、高温高圧の発射ガスに直接触れるので 排出された直後は当然高温になっていいます 服の隙間から素肌に触れると火傷を負います ケースレス式の銃器ではこの排熱が問題と成り 排出される薬莢が持つ熱量を銃の排熱の計算に入れられる程です。 #right(){(639:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} 射撃後30秒経っても熱いので 自衛隊の実弾射撃訓練の時は薬莢回収は手袋をつけて薬莢を拾う まあ別に素手で触っても大火傷にはならんが #right(){(639:526)} **銃弾のベルトリンクは手で外れるものなのでしょうか? >弾をもらったりする場合に外せないと困りますよね? ベルトリンクは通常ケースに収まっています 弾丸の融通をする時必要に応じてばらせるようになっていますが その場合はリンクの途中で一発抜けばリンクは二つに分離しますので 必要なだけ取り外し、リンクは保管して置いてベルトリンク連結器に掛けて 新たに弾帯を制作するのに再利用しますが 基本的に弾丸の融通をするのは飽くまで最後の手段です。 #right(){(300:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **薬莢の中にあるあの火薬は「発射薬」と呼ぶんですよね? 「火薬学会規格(火薬用語集)」では 「推進薬」は「ロケット推進薬」と同義とされ 「発生するガスをロケットノズルから云々」と定義されています。 日本火薬工業会の「一般火薬学」でも同様で、薬莢に充填されているのは「発射薬」、推進薬はロケット用です。 火薬学会の「エネルギー物質ハンドブック」、防技協会の「火器弾薬技術ハンドブック」も同様です。 >弾を推進させるんだから推進薬だろうが ロケット推進で射程を延長する砲弾の場合も 発射薬と推進薬は別物だぞ (砲弾発射してから、推進薬が引火するというプロセスだし) 一部の携帯対戦車ロケットやミサイルも、ランチャーから発射薬あるいはガスで射出後、 推進用の燃料で飛翔していく #right(){(652:269-273)} **Remington 147grの「gr」ってなんですか。重さの単位? gr. は「グレイン(grain)」。約0.0648gに相当する。ヤードポンド法の質量単位。 英米で銃弾や発射薬の重さ表示によく使われる。147gr.なら約9.5gということになる。 #right(){(657:474)} **ANFO爆薬を銃弾の推進薬として使えませんか? ANFOは起爆しにくい爆薬です。これは工業的に使用するには安全な特性となりますが、 起爆するためのブースター爆薬が必要です。また、一定量使用しないと不発の確率が 増える性質があります。つまり、ANFOは、一定量以上(通常、大砲の発射薬程度が最小限)必要な上、 小火器の発射薬にしようとすると、起爆用のブースター爆薬だけで要求される爆発力を上回ってしまい、 ANFOは余計になってしまいます。 また、発射薬にはある程度緩徐な燃焼が必要であり、爆轟ではなく、爆燃が必要なのですが、 ANFOやANFO用の起爆薬は爆轟を起こしてしまいます。そのため、銃身の腔圧が 急激に上昇し、銃を破壊することになるでしょう。 #right(){(666:system ◆systemVXQ2)} **拳銃の弾ってライフルの弾のように先端が尖っていないのは何故なんでしょう? コンパクトにするためです 拳銃はPDFと違ってグリップに収める必要があるからね サブマシンガンも専用弾を使うより拳銃弾を流用したほうが 兵站状のメリットが大きかった 現代ではボディーアーマを貫くためなどに貫通力が必要になってきたため PDFの登場となった。 #right(){(678:モッティ ◆uSDglizB3o)} 拳銃弾に求められる性能は、貫通力よりも、打撃力にあります。 特に貫通力を求める場合、固い材質で尖った先端形状を取る事がありますが、 初活力が低い為、初速と弾丸重量を拡大し、小銃弾と拳銃弾の中間的な威力を持つ、 所謂近接防御火器(PDW)用弾薬が開発されました。 これは拳銃の能力の限界を超えた要求である、高度な抗弾装備に対する能力を獲得する上で、 拳銃タイプの形状に対応したPDW弾薬が必要とされた為ですが、近接戦闘において使い易い、 短縮小銃の普及により、PDWの必要性、存在意義が薄れる事となりました。 #right(){(678:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **メタルジャケットの弾で手が吹っ飛ぶことはない、と書かれてましたが本当ですか?? メタルジャケット弾は、貫通力を重視した、金属で覆われた弾丸です。 これを手の平の、骨を避けた部分を撃つような場合、弾丸による創傷は、 棒状の物体が貫通したような形態となります。 また、着弾時に変形するようなホローポイント弾種であっても、手の平のような肉厚では、 変形する程の抵抗を受ける事無く貫通する可能性もあります。 #right(){(684:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **リボルバーとオートマチック拳銃の弾(例えば9mm)は互換性はあるのですか? ない。リボルバーで撃つにはリムっていうシリンダーに弾のケツを引っ掛ける出っ張りが必要で リボルバー用の弾にはリムがあるけど9パラみたいなオート用の弾にはリムがない だからシリンダーに入れても下に落っこっちゃう 逆にリムのある弾はたいていオートのマガジンに入らない #right(){(286:392)} .45ACPが使用可能な回転式拳銃はS&W及びコルトがらM1911の代用品として制式採用されていました ハーフムーンあるいはフルムーンクリップと呼ばれる装弾子を使用するもので、これは戦後日本に払い下げられ 警察官に支給されていました 9mmPARAはS&Wとマテバ社から、それぞれ対応する物が販売されています また.357Magnumや.44magnumを使用する自動装填式拳銃は IMI/マグナムリサーチ社のデザートイーグルがあります。 #right(){(286:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **薬莢ですが、どうしてアルミとか鉄薬莢は流行んないの? 鉄は銅より延性が低いので、密閉性が低い。 銅(というか真鍮)は延性があるので、腔圧によって拡がり、しっかり薬室を閉鎖してくれる、 という利点の他に、使用後の薬莢を整形して、再使用(リロード)することもできます。 鉄は硬くてそうはいかないので、再使用して節約、も多い民間用にはまず使われません。 もちろん鉄には錆びやすいという欠点もあるため、鉄薬莢はラッカー塗装で保護されてます。 #right(){(686:system ◆systemVXQ2)} **空砲って、実包から弾頭部を取り外し、薬莢だけにした物という解釈でよろしいでしょうか? 空砲と言うのは、弾頭を取り除いた薬莢のみで構成されてはいません ライフルグレネードの発射や弾丸を発射せずに自動装填機構を動作させるのに必要な火薬ガスを発生させる為 先端は絞り込まれていて内部に高圧ガスを発生させるようになっています、また銃を動作させる為にブランクアダプターを装着します そのため銃口近くではこの高温高圧のガスによって大怪我をする危険性があります。 #right(){(285:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **銃弾って今でも鉛弾なのですか 銅のほかにもタングステン・鉄・アンチモン・ニッケル等を使った合金が使われている #right(){(俺初質スレ432:ハインフェッツ ◆L81ZQG5HXc)} **弾頭の鉛の中に少量の有機水銀を入れれば最強ではないですか? デバステーターはアメリカ全土で禁止されている。ジュネーブ協定でも禁止。 #right(){(俺初質スレ432:449)} **弾頭は鉛以外使えないのですか? 別に鋼鉄でもタングステンでも劣化ウランでも、何なら金や銀でも構わないが。 まあ消耗品なんだから、入手しやすくて安価なもん選ぶさ。 軽いと横風に弱くて弾道がブレるとかあるし。 装甲や防弾ベストに対して貫徹力重視の弾を使う場合もある。 ただし人体狙うなら、貫通するより体内で止まってくれる方が都合がいい。 #right(){(俺初質スレ432:440)} 鉛に加えて鉄も一般的 #right(){(俺初質スレ432:441)} 散弾銃だと、鉛の環境に与える影響を考慮して、鉄製が主流になってるな。 #right(){(俺初質スレ432:442)} **雷管式?の実弾ってどの国が開発した物なんですかね? パーカッションロックについては、1807年、アレクサンダー・フォーサイスという人が 特許を取っています。 金属薬莢の利用という点では、1835年、フランスのルフォシュがピンファイアの特許 を取得しています。 普及は、1840年代の欧米諸国の軍隊からで、最初は1840年、Prussiaが採用しています。 #right(){(138:眠い人 ◆gQikaJHtf2)} **高速で撃ち出される弾丸の速度はどのように測定するのでしょうか? 銃弾の初速の測定にはクロノグラフ(弾速器)を使用します。 銃口と標的の間に設置し、銃弾が通過した瞬間を計測します。 最初の実用的なクロノグラフは、銅線と電磁石とナイフ状の刃を組み合わせた ブーランジェ弾速器(1870年代)です。距離を置いて設置した2つの刃&電磁石付き銅線を 銃弾で切断して落下させ、それぞれの落下跡の距離と落下時間から弾速を割り出すというものでした。 その後、電子技術の発達に伴い、真空管、トランジスタ、ICを利用した電子式となり、 測定方法も銅線や回路を銃弾で切断する方法から光センサーを通過させる方法へと変わっています。 モデルによっては発射弾数、平均、高低、標準偏差まで即時に表示されるようになっており、 高価だった値段もアマチュアに手の届きやすいレベルになっています。 最新の奴は超音波スクリーン式。 原理は超音波を仮想的に構築して、その的をとおった時の周波数変化、 的間の時間差から速度を計測する。 #right(){(52:557)} ドップラーレーダーを使ったりもする。 #right(){(52:558)} **9mmパラベラム弾っていいますけど、「パラベラム」ってどういう意味ですか? パラベラム(パラベルム)は商品名だけど、 原義は「戦争に備えよ」 #right(){(31:530)} **日本軍は弾薬不足だったって話だけど、弾薬って作るのそんなに難しいんですか? 造るのが難しいんじゃない。 造るのが追い付かないくらいに弾薬を消費するんだよ、近代戦は。 日本軍に限らずどこでも、弾薬の消費量は開戦前の見積もりを遙かに上回った。 #right(){(41:265)} **旧日本軍では通常のライフル弾より火薬を減らした弾をスナイパーが使っていたという話を聞きましたが本当なのでしょうか 発砲炎を減らす為だったと聞く。 #right(){(53:840)} **拳銃弾をサブマシンガン・ライフル弾をスナイパーライフルなど通常より長い銃身で撃っても初速はアップせず落ちるのでしょうか 拳銃は極端に銃身が短いので上がる。ライフルとスナイパーライフル は極端に銃身の長さに差は無い。理論値よりは短いので下がりはしない が、薬室近くで半分以上の速度になってるから、多少伸ばしても上がりもしない。 #right(){(53:840)} **小銃で超音速の弾丸を使用した場合、着弾地点で音の方が先に観測されるということはあるのでしょうか? 音速以下になって、1度音波に追い越されていれば。 (つまりある程度の時間音速以下で飛行すれば) #right(){(57:114)} **.40S&W弾の口径と薬莢長をNATO式の ○○×○○mm として表記するとどうなるのでしょうか? 10×21mm。そんな表記は普通使われないが、mm表示のときはこうする。 軍用で使ってるとこもないし(公用ならかなりあるが)、 わざわざこんな表記を使う場合は極端に少ない #right(){(58:68)} **現在、.30口径の小銃、機銃用の焼夷弾ってあるんでしょうか? 30口径用焼夷弾 7.62mm弾には曳光弾も多く存在しますが、それらの中にはincendeary-tracer、つまり 曳光焼夷弾と分類されているものも少なくありません。米軍のM62 Tracerも 観測、焼夷、信号、および訓練用、とされています。 また、ロシアの兵器カタログの一部をみると、7.62mmの徹甲焼夷弾というものもあります。 まあ、いずれも薬量を考えると、焼夷と言うより、火災誘発的なものでしょうが、 焼夷弾と称することにはまったく問題ありません。 #right(){(60:675)} ちょっと気になったので、Jane's の弾薬年鑑で確認しました。ロシアの モシン-ナガン7.62×54の弾薬(ドラグノフなどに使用)には、Incendiary-Obs (焼夷観測)という弾種があり、焼夷用粒剤を弾頭部に含み、衝突時の衝撃で 作動する雷管で着火するそうです。こうなると焼夷弾としか言えませんね。 型式名ZP。弾重10.36g。 #right(){(60:679)} **なんで軍用弾は全てフルメタルジャケットなのですか? FMJしか使わないのはジュネーブ条約で決まっているからです。 鉛が出ている弾は人体にとどまりやすく、しかも破片が体内に残りやすいから禁止。 #right(){(61:413)} **前線へ武器弾薬が送られるとき、5.56mm弾は弾倉に詰めた状態で支給されるんですか? 弾薬箱に入っているのを詰めます。 #right(){(62:768)} 普通は弾倉は持ち帰ります #right(){(62:769)} **弾丸は柔らかい鉛の弾芯を変形防止用に弾被で覆っていますが、最初から黄銅などで削り出し製造しればいいんじゃないんですか? 重い鉛のほうがノックアウトパワーファクターが大きいのです。 また貫通力と阻止力の両方を兼ね備えるためには鉛を被甲した 弾のほうが優れています。また、金属の価格の問題もあります。 #right(){(63:168)} 変形防止用と言うか、オートマチック拳銃を含めて高速で連射できる火器の 弾丸をムクの鉛にすると加熱した銃身や薬室で溶け出してしまうのを防ぐ意味が 強いです。リボルバーには鉛のムク弾もあるよ。 #right(){(63:169)} **理論上、狙撃銃から発射できる弾丸のサイズはどのくらいか 狙撃銃を大口径にしたら対戦車ライフルになるだけだし、それをもっと大口径にしたら火砲になるだけだが 一応ライフルの体裁をとっている最大口径のものとなると20mm級の対戦車ライフルだろうか #right(){(俺初質スレ2049:787)} ----
#CONTENTS ---- **アサルトライフルの弾丸(薬莢込み)の重さをどなたか教えてください。 7.62x54R 全重21.8g、弾重9.6g、発射薬3.1g 7.62x39 全重16.2g、弾重7.95g、発射薬1.6g #right(){(14:246)} **弾丸の速さってどれぐらいか教えてもらえませんか。 本気で漫画家志望なら本買って調べるべき。 といいたいところだが、自分も2ちゃんには世話になってるしで。 「最新ピストル図鑑」 床井雅美 徳間文庫 からの転載。初速に幅があるのは会社の違い。  弾種             初速(m/秒) .22ロングライフル       290-385 .32ACP           276-293 .38スペシャル         288-358 .357マグナム         350-460 9ミリルガー(いわゆるパラベラム)352-410 .44マグナム          360-465 .45ACP(ガバ)       247-265 これ見ると、やっぱり45口径ってのろいのね。 ちなみにライフルの弾ははるかに速い。 同氏同社の「最新ライフル図鑑」によると、 7.62×51(.308NATO)で838。 7.62×39(AKの弾)で710。 5.56×45で995。 ちなみに音速(0℃・1気圧)は331.45m/秒 #right(){(18:592)} **実弾ってどうやって作るの? 薬莢は、材料の真鍮をプレスで切り取り、圧力をかけて絞り出す。 後は深絞り機を通して整形していく。 弾丸は、コア(内側の芯)とジャケット(外側)を別々に製造し、 組み合わせて最終的に頭部を絞って形を整える。 薬莢に雷管と装薬を充填し、弾丸と組み合わせて完成。 #right(){(25:968)} **小銃弾で5.56m、拳銃弾では9mmが多いですが、一発の破壊力はやっぱり拳銃弾なんですか? 9mmパラベラム弾の運動エネルギーは506.6J。 5.56mm弾のそれは2092.0J。 約四倍の違いがあります。 #right(){(27:926)} **時々拳銃の紹介で使用弾薬の所に何種類か違う弾が載ってるけど >デザートイーグルだったら357・44マグナム、50AEって風にこれって一つの銃で三種類の弾丸を装填出来るって事? 各種カートリッジに対応したバリエーションモデルがある、という事です。 デザート・イーグルの場合は.357のモデルを購入後、.50AE用の交換パーツ (バレル、ボルトアセンブリ、マガジン)を購入して組み換えれば、.50AEも利用可能になります。 #さすがに、「何も手を加えずに複数の(口径の異なる)カートリッジを混用することは無理ですね。 #right(){(33:ちゃぎ)} **60年前の銃弾ってまだ使えるんでしょうか? けっこう長持ちしますので、保存方法が良ければ生きている可能性は十分あります。 ちなみに、アメリカには南部14式拳銃や38式歩兵銃の弾丸の新品が今でも売られています。 #right(){(34:509)} てか、常温で保管していたのであれば、夏場40度-冬場氷点下のサイクルに 50年も晒されつづけているのですから火薬の変質は避けられません。 不発ならご愛嬌ですが、ヘタすると不時発火の危険もあります。 南部なんざ割とゴロゴロしてるので、あんまり値もつきません。 素人に、だまくらかして売りつけるのにはいいネタですけど。 #right(){(34:517)} **銃弾ってどうやってよけるんですか? 穴を掘ったり、鉄板やコンクリート塀の後ろに隠れるなど、 銃弾の届かない所に身を置きます。 高速の小銃弾や大口径機関銃弾などは、ボディーアーマーでは、 効果が薄い場合があります。 #right(){(37:787)} **現代の小銃弾に使われる火薬は 小銃弾等火砲に用いる発射薬は爆燃(defragnation)を利用したものを使います。 爆轟(detonation)とは線燃焼速度の違いで区別します。と前置きしてっと。 >>小銃用発射薬 一般的にはニトロセルロースとニトログリセリンを基剤としたダブルベースが主流です。 HMにはニトログアジニンを基剤に追加したトリプルベース系火薬もありますが、お金持ちな軍しか持ちません。 なお、ニトロセルロースを基剤としたものはシングルベース火薬(gun powder)と良い、拳銃に用いられることが多いです。 黒色火薬もあったんじゃないかな?今でも>拳銃弾では >>野砲等 基本は一緒だったり。ただし近年は爆薬を基剤とし、更にバインダを混ぜて 意図的に線燃焼速度を落とした発射薬が主流になりつつあります。 これは銃撃などによって発生する爆発事故を防ぐためです。 #right(){(42:726)} **鉄砲の弾は体に着弾すると爆発するのですか? 鉄砲ですな?ハンドガンやライフルの弾頭は基本的に炸裂しません。 炸裂する弾頭を使用する事も可能ですが、その手の弾は国際条約で戦争には使えませぬ。 では何故、破裂してるように見えるのかと言うと、人体の身体の殆どは水分です。そういう 身体に着弾すると衝撃で周辺の肉ごと弾けるようになってしまうわけです。 #right(){(43:225)} 映画等で体に着弾したときに火が吹いているように見えるのは、 単純に着弾の特殊効果のために服の裏に火薬と血糊をしこんでるからです。 よくできた海外映画では血が吹き出るリアル(?)なものがありますが、低予算映画や 国産のTVドラマなんかじゃ、火薬の煙しか見えないようなものもあります。 余談ですが、アフガニスタンで使用されたAK74小銃は弾丸が体内で変形し易くなっており、 AK74で撃たれた瞬間に勢いよく血が飛んだことや、狙撃された箇所の回復が困難だったこと から、CIAはAK74が炸裂弾か化学弾を使っているとの誤った報告までしています。 #right(){(43:246)} **昔西側と言われた国々が使ってる小銃弾の.223とか.306は基本的に互換性ありますよね? NATO弾と呼ばれる.308NATOと.223レミントン(M193)は基本的にNATO内で互換性あります。 ただし、陸上自衛隊は64式に発射薬を減少した減装弾薬を使用しています。 また、M193は現在改良されたSS109にその座を譲っており、両者を混用することはできないです。 #right(){(43:274)} **弾で223.つうのはどれほどの威力があるんで? 重さが5g(パチンコ玉くらい)が秒速960mですっ飛んでいきます。 エネルギー量は2000J。王選手のホームラン13本分くらいです(本当)。 #right(){(47:181)} **銃の弾は体に着弾すると、体の中で回転して内臓をかき回すというグロイ話を聞いたのですが本当ですか ホント。 かき回すというか、高初速の小口径弾は 入射した際 旋転・分解する事で弾のエネルギーが一気に人体側に伝わって組織破壊を大きくする。 (ストッピングパワーが大きい)AK74が出現した時アメリカが問題にしたが、M-16の5.56mmでも起こる。 結果的に上の方のレスで問題になってるダムダム弾と効果はいっしょ。(FMJだから条文上は問題無しとしてるがね) #right(){(47:199)} **弾丸の薬莢は何故真鍮製なのでしょうか? 真鍮でなくてもいいんだけど真鍮がとりあえず安いからです 鉄製とかもあり。 #right(){(63:181)} 真鍮は撃発時に内部の装薬の力で広がり、薬室と密着します。 そして発射後は元の大きさに戻る。この膨張して元に戻るには 真鍮が適しているのです。後は181でも出た価格の問題です。 #right(){(63:182)} ここに詳しく書いてあります。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%96%AC%E8%8E%A2#.E6.9D.90.E8.B3.AA **旋条痕の裁判等における証拠能力ってどこいらへんで担保されるんですか? 採取された弾丸と、試射された弾丸の旋条跡を比較するわけです。 詳細な比較で、特徴が一致すれば断定されたりするようです。 つまり、一般にいう一致とは、特徴が一致したことのようです。 #right(){(65:165)} **弾丸の秒速ってどんくらい?夜とか弾道が見える?避けれるレベルなの? 見えるのは曳光弾とか戦車砲弾くらい #right(){(67:431)} 弾自体を見て避けるのは無理 弾丸は大体700m/s(拳銃レベル)~2000m/s(戦車砲) まあ大きければ速いというものじゃないですが #right(){(67:433)} **市中で出回っている弾でホロウ・ポイント弾のものはどれくらいの割合なのでしょうか。 アメリカの市販店では半々だったような。練習用に安いフルメタル、それ以外にはちと値の張るシルバーチップ(アルミだけど)と言う買い方をすると、きいたよ。その店では 日本で合法的に売られている狩猟用の弾でもソフトポイントが多い。 裏商売では自分が知ってるのはフルメタルの9粍が一発1枚、ソフトポイントだと二枚以上だったが。裏だからこそ人気が有る。 #right(){(68:剣恒光@自衛隊板 ◆yl213OWCWU)} 軍事用に禁止されているのは、極めて治療がむづかしいからです。 奇妙なことに、兵士の仕事は敵兵を殺すことではなく、敵兵を 行動不能にすることだから、だそうです。(殺せばそれっきりですが、 きづつけて行動不能にすれば敵の負担は後送、治療など殺したときよりも重くなります) でも、アメリカでは警察などの司法機関は使用します。 弾丸が犯人の体内で変形拡散して弾丸が貫通しないからです。 (貫通弾が第三者や財物に当るのを防ぐという意味) 威力が強いので狩猟用弾丸にも使われることがあります。 (一発でしとめないと危険だから) #right(){(68:808)} **曳光弾って夜戦の時に弾の軌道を見れるように入れるものなんでしょうか? 曳光弾は昼間でも見えるよ #right(){(71:183)} 曳光弾には、敵機をビビらせる効果も期待されていたようで、爆撃機の銃座用に、ヘッドライトと俗称される 弾頭が光る曳光弾も作られていました。普通は弾道を見るために弾尾が光るので、反対ですね。逆に 夜間戦闘機などでは、敵爆撃機に警告を与えないために、あえて曳光弾なしのセッティングにしていた そうです。ところで、曳光弾は5発に1発ぐらいの割合で混ぜるのが相場だそうな。 また、曳光弾の弾道をたどって、こちらの銃座の位置がバレるのを防ぐため、最初の少しは発光しない 火薬を使用して、途中から曳光するように作られている曳光弾も多いようです。 #right(){(71:system)} まあ実際、警告射撃とか、曳光弾でないと相手に伝わらないしな。 #right(){(71:203)} **散弾銃の小さい玉などは、鉛そのもののようですがなんていうんでしょうか? ショットshot・もしくはペレットpelletと言います。 #right(){(75:名無し軍曹)} **銃弾と銃弾がぶつかりあうとどうなるのか 田原坂のカチ合い弾って知らないか? グーグルのイメージ検索で出てくると思うが。 #right(){(75:106)} どうって・・・弾けあって弾道が大きく逸れる以外ないんじゃないの? 間違っても対消滅したり、合体して1発の弾になったりすることはないと思われ。 #right(){(75:110)} 有名な話ではありますが、西南戦争における田原坂の戦いでは政府軍は 30万発以上の銃弾を消費しており、その中で薩摩軍の発射した弾丸と空中で衝突した 「空中かちあい弾」と言う物が存在し、田原坂資料館にはその実物が展示してあるとか。 当時の弾丸は剥き出しの鉛でしたので弾同士が半ば融合しているそうです。 被甲してある現在の弾丸では弾き飛ばされるだけでしょうね。 #right(){(75:111)} 交通事故で車同士がぶつかるのと同じだろ、基本的には... #right(){(75:112)} 衝撃で互いに弾道が変わるか田原坂の「行き会い弾」みたいに食い込みあって しまうかじゃないの。 #right(){(75:117)} 最近の弾頭は尖ってるから無理じゃないかな? #right(){(75:118)} **「フルメタルジャケット」ってどういう意味なんですが? 鉛の弾芯を銅等の金属で被覆した弾頭がフルメタルジャケット。 芯が剥き出しだと体内に入った時に必要以上に変形し傷が大きくなり しかも鉛毒が出るので薄い金属膜で覆ってます。 #right(){(75:125)} フルメタルジャケット"Full Metal Jacket"=完全に被甲した弾丸。 この他の銃弾の形式として、 ・JSP(Jacketed Soft Point:ジャケテッド・ソフトポイント)  弾丸の弾丸の先端の鉛が剥き出しになっており、下部は銅などで包まれている。 ・HP (Hollow Point:ホローポイント)  弾頭先端に穴を開けてあるもの。弾頭が衝突時に拡がる。 下部が被甲してあればジャケテッドホローポイントと呼ばれる。 上二つの弾丸は、先端部分が衝突の衝撃で潰れやすくなっており、まるできのこのような形になります。 このため、人体などに対する破壊力が非常に高くなっています。軍隊ではフルメタルジャケット弾しか 使用できないので主に民間用、特に拳銃弾として用いられています。 #right(){(75:名無し軍曹)} **銅で弾丸作ったらだめなんですか? 全部を銅で作ったら軽いから駄目だよ。 鉛で重さをつけて、その周りを硬い胴で覆うのがフルメタルジャケット。 #right(){(75:196)} 鉛害を考慮してそういう製品もありますが普通の弾は鉛です。 鉛のほうが銅より重く、かつ当たった時の変形で 標的へ与えるダメージが効果的だからです。 #right(){(75:197)} まあ重い弾芯が欲しいが為に、 高いたかーいタングステンを使ったり、 危ないあぶなーい劣化ウランをつかったり、 している訳ではあるが #right(){(75:209)} 鉛は融点が低いから加工しやすかった。 #right(){(75:211)} 鉄芯(steel core)の弾も珍しくありません。軽量高速弾を使用する 現代のアサルトライフルでは、弾は重いからエライとは言えなく なっている事情があります。また全体が銅、ってのはなにより高くつきます。 #right(){(75:system)} **小銃弾は拳銃弾よりも細長くて速いのでよく貫通するのですか? おっしゃる通り。いくつか理由を挙げてみると、 ・発射薬の量が多い。(拳銃弾より薬莢が長くて太い)よって弾丸のエネルギーが大きい。   (初活力;.308NATO:3.265ジュール 9mmパラ:506.6ジュール) ・初速が速い。(.308NATOだと838m/s 9mmパラは355m/s) ・弾丸の形状が空気抵抗の少ない形状をしている。つまり威力が落ちにくい。また理論上  同じ質量および速度を持つ弾でも弾の径を小さく長さを大きくすれば貫通力は高くなる。  小銃弾は拳銃弾より直径に対する長さの比が大きく拳銃弾より貫通力が高い。 ・弾丸が被甲されており(フルメタルジャケット)また内部にスチールの芯を入れたりして  貫通力を高めてある。 #right(){(77:名無し軍曹)} **同じ22口径なのに民間の拳銃用と軍用の小銃用とではなんであんなに殺傷力が違うのですか? 装薬量(火薬の量ね)と弾頭の大きさ(長さ)が違うからです。 #right(){(78:222)} **弱装弾を使用する銃 = ダメダメですか? そんな決まりはありません。 普通の銃で弱装弾を撃てるものはかなり多いです。 また弱装弾も必要があって威力を落としているのです。 弱い=ダメというようなものではありません。 #right(){(79:949)} **映画「シンドラーのリスト」でユダヤ人を処刑するのに十人くらい並ばせて一発で打ち抜くシーンがありますが、ああいうことは実際可能なんでしょうか? よほど条件が良くても2,3人なら可能だが、10人は無理。 仮に貫通力が及んだとしても、人体内の様々なもの (骨格や臓器、筋肉)で弾道はまっすぐにならず、 一直線に並んだ人間を順に撃ち抜くのは不可能。 小銃などではなく、強力な砲で徹甲弾を撃てば可能かもしれないが・・・ まあ、創作でしょう。 #right(){(80:640)} 原作にはあったかなぁ。 原作にあればスピルバーグの「創作」という ことにはならないよな... #right(){(80:642)} **GSG9のような警察系の特殊部隊がもっている銃の弾ってホローポイント弾なのですか? >それとも、軍隊と同じフルメタルジャケット弾なのですか? 用途によるでしょうが、不要な貫通(と二次被害)を防ぐために ホローポイント(あるいはソフトチップ)を使うことが多いようです。 #right(){(82:system)} **弾丸の雷管ってどんな素材で出来ているのですか? ガワは現代では薬莢と同じ素材の真鍮が多い。 ただ、撃鉄が当たるとか破れるとか、現代の銃の話ではないですね。 いつの時代の銃についてのお話でしょうか? #right(){(86:372)} **5.56mmNATO弾ってインチ表示だと、.223ですよね。 >でも、0.223×25.4は5.56にならないんですけど、ミリ表示とインチ表示ではどっちが正しいのですか? どちらも正しくはない。 #right(){(90:355)} 銃弾の表示ってのは、一応寸法が基準にはなってますが、 設計図ではないので、どちらかといえば商品名ぐらいに 思った方がいいです。まあ銃に対する互換性表示ぐらいに 思った方が。それすら時に裏切られますが。 あと、基本として銃口径のライフル(溝)の内側を測るか、外側かという 問題もあります。銃弾の直径がライフル内側ぴったりだと溝にくい込まないので 意味がありません。従って、銃弾の直径はライフル内側の口径よりも 少し大きめになるのが普通です。 #right(){(90:system)} **普通のマシンガンの口径が7.2mmで軍艦が装備している機銃の口径が7.7mm、軍艦の機銃の口径は手持ちのマシンガンの口径より気持ち大きいぐらいですよね。 >にもかかわらず、軍艦はこれを対空攻撃や、対魚雷艇攻撃に用いているわけなんですが >あまり手持ちのマシンガンと変わらないような口径で飛行機を打ち落とせたりするものなんでしょうか? 「手持ちのマシンガン」などないので(無理に手持ちで撃つ事ができる マシンガンはありますが)、おそらくサブマシンガンと混同しておられると 思います。であれば、拳銃弾を使用するサブマシンガンと、小銃弾を 使用するマシンガンではまったく性能が違います。9ミリパラベラム拳銃弾 の銃口エネルギーは600ジュール、対するに7.62mmNATO小銃弾は3500ジュール。 口径が小さいNATO弾の方が6倍ものエネルギーを有しています。さらに言えば、 現代の対空火器は20mmが最小になりつつありますが、12.7mmですら17000ジュール、 20mmでは3万~7万ジュールのエネルギーを有しています。 9ミリ拳銃弾の薬莢長は19mm、薬莢径は10mm。7.62mm小銃弾は 薬莢長は51mm、薬莢径は12mm。火薬量がまったく違うのです。 このため7.62mmNATOは、手持ちで全自動射撃する事が仮に可能で あっても困難であり、命中は期待できません。 #right(){(91:system)} 基本的には、弾薬の種類が違います。 手持ちの機関銃(Sub-Machine gun)に比べると、薬莢の大きさも大きいですし、 弾の大きさも(直径は同じですが)違います。 #right(){(91:眠い人 ◆gQikaJHtf2)} 7.7mm機銃とか小口径機銃で防空してたのはWW2前くらいであり、 大戦時でもすでにより大口径の機銃や高角砲に取って代わられつつあった。 昔は航空機も弱かったし脅威も認識されていなかったということ。 #right(){(91:497)} ちなみに大戦中でも日本海軍の主力艦載対空機関銃は96式25mmホチキス式対空機銃。 米英軍では20mmエリコンか40mmボフォースが主力でした。 #right(){(91:名無し軍曹 ◆Sgt/Z4fqbE)} ちなみに現代の艦載対空火器は次の三種に分類されます。 1.手動照準軽機関砲。20~40mm。 2.レーダー照準機関砲(CIWS含む)。20~40mm。 3.自動砲(速射砲)。40~203mm。 航空機の強靱化、飛行速度の向上に伴う命中弾数の減少、巡航ミサイル などの探知しにくい目標の出現などで、一撃で目標を撃破する事が 必要となった結果が大口径化です。 #right(){(91:system)} **真上に撃って落ちてきた弾に当たっても死ぬのかね? まあマジレスすると 空気抵抗がない場合に射方投射をおこなうと まず鉛直方向の速度成分と水平方向の速度成分に分けて考える 鉛直方向は重力による力を受けるので下向きの加速度が生まれる 水平方向は空気抵抗を考えないため等速直線運動をする でそうすると 鉛直方向に1m/s 水平方向に1m/s で飛んだとすると 水平方向はもちろんそのまま 鉛直方向は同じ高さから上がって同じ高さまで落ちるから速度は最終的に一緒になる 一番最初の力学だな #right(){(91:959)} **銃弾の大きさの読み方知りたいのですが 弾の大きさ、というのは、”50口径”とか”45口径”というのが何mmか知りたいということかな? アメリカなどで言う”**口径”というのは、1口径=0.01インチ(0.254mm)のことで、 例えば50口径、なら12.7mmということ。 英語表記なら”Cal.**”で、読みは”キャリヴァー コンマ **”となる(コンマ、は 読まない場合も)。 スペインの統一規格火縄銃、”カリヴェル”が語源です>キャリヴァー(=口径) #right(){(93:428)} **海外の銃コレクターなんかで旧日本軍の小銃を集めてる人とかいるんですけど、この人たちは銃弾はどうしてるんでしょうか? 「アリサカ」って商標で旧日本軍の小火器専門 のカートのメーカーがありましたが現在は倒産してしまったようです。 アリサカの在庫をネットオークションで購入するか自作のようです。 #right(){(93:428)} **よく、「自動小銃を警察用途に使うと、弾の貫通力がありすぎるため危ない」と言われますが、 >それならば、弾頭だけを拳銃弾のように丸い、もしくは平たい弾に変えた”警察用途弾”と >いうのを作ればいいんじゃないかと思うのですが、これは素人考えなんでしょうか? ライフル弾と拳銃の弾は発射の際に使う火薬量が違う。 弾頭変えたくらいでは殆ど変わらないかもしくは更に威力が増すと思われ。 #right(){(95:139)} 自動小銃の弾頭を丸めるたり、平たくしたりすると 確かに貫通力は落ちますが、そのぶん破壊力が大幅に増すと思います。 拳銃弾でもより破壊力をますために弾頭を平たくしたり、潰れやすくしたりしますから。 #right(){(95:140)} 洩れもあんまり詳しくないけど『非殺傷』の類はたまにTVでも出てる と思った…洩れが見たのは樹脂の粉みたいのを高圧力で固めた奴を弾頭 にしたもんだったけど…。当たると弾頭が壊れて当たった人は死ない ・・・けどめっちゃ痛そうだった…(不確かでゴメン) #right(){(95:141)} >それならば、弾頭だけを拳銃弾のように丸い、もしくは平たい弾に変えた”警察用途弾”と >いうのを作ればいいんじゃないかと思うのですが、これは素人考えなんでしょうか? そういう形状のライフル弾は存在する。 滅茶苦茶威力が高い(その上、弾速は普通の弾とほとんど変わらない=貫通力も高い) ので、警察用途としては不適当。 >ライフル弾や拳銃弾の平均的飛行速度とは、どのくらいなのでしょうか? マッハ1=およそ330m/秒とすると、拳銃弾はマッハ1弱~マッハ1、 ライフル弾はマッハ2強~マッハ3弱くらい。 #right(){(95:146)} 人相手のはシランけど、野生動物撃退用に岩塩を詰めたショットシェルが あるそうです。相手を殺すことはない物の、砕けた塩が体から排出されるまで 傷口から激痛が走るそうです。 #right(){(95:155)} **野中広務に送りつけられた銃弾は直径7.6ミリ長さ55ミリ。合う弾はAK47しか無いというのは本当? >射撃の専門家であるその情報部員によるとこの弾を使う銃はAK47くらいしかないという。 >AK47とは北朝鮮の制式銃であるのはご存じの通り。 AKMとかもAKの弾と互換性があるから使えるはず・・ ていうか7.62mm×55mmの東側の弾薬?どんな弾だ? AKシリーズの弾は確か7.62mm×39mmか5.45mm×39mmに統一されているはずだぞ。 サイズから見てドラグノフ用の7.62mm×54Rでは無いかと思われ ロシア製の素晴らしい狙撃銃だが、製造国は有名な所だけでも 旧WTO加盟国、中国など、数え切れない。 東側では金さえ出せば手に入る、優秀な狙撃銃です。 西側でも好んで使う人間もいる事はいる。 ついでに付け加えるとAKやAKM、AK74には使えなかったはずです。 #right(){(100:111)} 厳密に言えば嘘です。 SKSライフルやRPK軽機など、他にも適合する銃はあります。 この場合はおそらくAK47の弾薬で間違いないでしょう。 >>111 質問者の文では「薬莢長」ではなく単に「長さ」となってるので 7.62mm×39のことと思われ #right(){(100:112)} **なぜ拳銃用の弾は弾頭がとがっていないのですか? とがってない方が人体に対する破壊力が大きいから。 先が真っ平らや凹型の方が良いが、それだと装填などに支障があるので、あの形がスタンダード。 対防弾チョッキ用などに先が尖ったものも有りますよ。 #right(){(102:剣恒光 ◆YR1Hskt.M.)} >ではなぜ小銃などの弾はとがっているのですか? 1900年、ダムダム弾の禁止に関するヘーグ宣言において禁止されているから。 対大型獣用の小銃弾などには尖ってないものも有ります。 #right(){(102:剣恒光 ◆YR1Hskt.M.)} 猟用の弾は尖ってないのが多いですね。軍用はFMJと決まってますし、貫通力を重視してますから。 #right(){(102:504)} 人間の手足など(脳や心臓などの急所以外の部位)、弾丸が貫通してしまうより、 弾丸が潰れながら体内に残った方がダメージが大きいから。 軍や警察用のフルメタルジャケットは3点射などで補う。 #right(){(102:505)} 拳銃弾が至近距離で比較的低速の弾丸による無防御な敵を相手に 護身用に使われるのに対し、小銃弾は比較的遠距離で、高速の弾丸に よるある程度防御を取った(遮蔽にせよ、着用装備にせよ)相手に 対して使用されるという違いによります。このため、後者は距離を 飛んでも速度が落ちず、防御を貫通して殺傷するため尖った形状に なります。ですから拳銃弾でも防弾服などを着た相手に対する 貫通殺傷力を考慮したものは小銃弾同様、先が尖っています。 例:FN Five-seveN #right(){(102:system)} >対大型獣用の小銃弾などには尖ってないものも有ります。 大型獣用のものには、そのようなものは使われません。使われるとしたら、小・中型獣向け。 意外と野生動物の皮膚は厚く、大型獣にそのような弾を使っても中まで侵入してから弾頭が変形する 効果を望むのは難しいです。そういった理由で大型向けには使われません。 #right(){(102:510)} 拳銃弾は対象物(大概の場合、人体)を貫通させないように、弾頭を平たくする。 小銃弾(ライフル弾)は高速度を得る為に、空気抵抗の少ない形状が追求されている。 #right(){(108:327)} **ニュースで「警察で調べたところライフル銃の弾のようなもの・・・」と言っていました。 >なぜ「~のようなもの」なのでしょうか?そんなに判断がつきにくい状態の銃弾だったのでしょうか? バールのような物~とか 金槌のようなもの~とか 色々バージョンがあります。 バールなんてどう見てもバールにしか見えませんが『バールのようなもの』としか、 言いません。 恐らくバールと言い切ってしまった場合、違っていた時に視聴者から苦情が来るからだと思います。 世の中には苦情やいちゃもんを言う事を生きがいとしている人が案外多いのです。 だから、『銃弾のような物~』と言ったのでしょう。 #right(){(103:809)} **ホローポイント弾は弾頭部分に軟らかい金属を露出させておいて、それが標的命中時に変形することでより >大きな破壊力・殺傷力を持つ弾薬のことですよね? ホローポイントってのは、Hollow pointのこと。で、hollowは穴とかくぼみって意味。 つまり、先端にくぼみを設けてつぶれやすくしてるのがホローポイント。 #right(){(106:257)} ホローポイントは弾頭部が露出しているだけではなく 凹んでいるものを言う。露出してるだけならソフトポイント弾。 #right(){(106:258)} 正確には、ホローポイントは文字通り弾頭部に空洞がなければなりません。 #right(){(106:system)} **鉄製の弾は存在した事が有るのですか? ロシアや中国には安価で貫通力の高い鉄製弾丸あったかと。 あと、特例としてスチールピン埋め込んだ特殊弾頭があります (ボディアーマー対策) #right(){(106:292)} **9×19㎜のピストル弾のことをパラベラム弾と呼ぶようになったのはいつごろが起源なんでしょうか? 一般には、最初の9パラ(というか9パラ弾のために作られた)拳銃ルガーP08の名称から転じたものと言われています。 最初はP08の最初の量産モデル「M1900」をDWM社が販売したときの名称で、 DWM社の電信略号が同名だったことから、DWM社のピストル(ルガーP08ファミリー)=パラベラム・ピストルという 名称で認知されるようになったとか。このピストルが現在のようにルガーと呼ばれるようになったのは、 W.W.Ⅰ後の米で発明者の名を取って呼ばれるようになったからだそうです。 とはいえ、実は9パラはあなたが聞いたことがある7.65×23パラと呼ばれた弾のボトルネック状に細くなってる部分を ストレートにして、19mmに縮めた弾なので、もしかしたら、最初から弾自体の名前もパラベラムの名を引き継ぐことが 織り込み済みだったのかもしれません。この場合、弾の名前が拳銃の名前になったことになりますが #right(){(106:445)} 445 さんの書かれた通り、9mmパラベラムは、既に存在していた 7.62mmパラベラム弾のストッピングパワーを独陸軍の要求に応じて 向上させるために、ゲオルグ・ルゲル(ルガー)が7.62mm薬莢の 開口部を拡げて9mmの弾丸を装着して産まれました。当初は弾丸の 基部は円筒形、先端部が丸い形でしたが、ジャミングしやすいため、 1917年に改良されて現代のスムーズな形になっています。 #right(){(106:system)} **ダムダム弾やホローポイントの質問がありましたが、「人道上の見地」から戦争での使用を禁止されているのですよね? >だとしたら、アパッチのチェイン・ガンで人間を狙い撃つのも禁止事項なのですか? ダムダム弾は明確に使用を禁じる規定があるけど、条約の制定当時、チェーン・ガンは存在してないし。 弾頭重量400グラム以下の榴弾の対人使用を禁じる条約もあるけど、アメリカはこれに署名していない。 過度の苦痛を与える兵器の使用を禁ずる国際法はあるので、これに引っかかる可能性はある。 国際法ってかなり恣意的な運用が可能なので、アメリカが 「これは合法」 と主張しても、必ずしも間違いではない。 そもそもチェーンガンの弾頭はダムダム弾ではないし。 #right(){(106:504-505)} あくまで解釈論ですから。 湾岸戦争でアパッチのチェーンガンが対人使用された話を聞いたことがあります。 #right(){(106:508)} **「スラッグ弾=スラグ弾」? 同じものです。どちらもslug<スラグとスラッグ スラッグガンについてはここを見たほうが分かりやすいかと。 スラッグガン専用のスラッグ弾もあるので、完全に共用可というわけではありません。 また、スラッグガンによっては散弾も撃てます。推奨されていない場合が多いです。 #right(){(106:684)} **89式小銃の弾丸(弾頭部のことです)は複雑な構造ですが、どの様に製造されているのでしょう? >リム部は側面と厚みも違いますし形状も複雑ですが、プレスで成形可能なんでしょうか? 89式の薬莢は粉末冶金だったはず #right(){(107:140)} **拳銃弾や小銃弾の薬莢は鋳造で造るのでしょうか >それともプレスですか?あるいは両工程を経るのでしょうか プレス #right(){(107:115)} >リム部は側面と厚みも違いますし形状も複雑ですが、プレスで成形可能なんでしょうか? 可能 #right(){(107:121)} >89式小銃の弾丸(弾頭部のことです)は複雑な構造ですが、どの様に製造されているのでしょう? 89式の薬莢は粉末冶金だったはず #right(){(107:140)} **よく銃などについている名「マグナム」の意味を教えてください マグナムというのは元々酒瓶の形状の名前。 ”増量瓶”の意。 転じて、同口径の弾薬よりも薬莢が大きく火薬量が多い(その分威力も大きい)弾のこと。 #right(){(108:87)} **曳光弾とは、何発に一発くらいの割合で混ぜているのでしょうか? 航空機銃の場合、よく3発に1発とか5発に1発とか聞きますが、 領空侵犯措置での警告用に全弾とか、対空砲火で相手を避けさせる為全弾曳光弾とする事が有るなど ケースバイケースといえるでしょう。 陸戦でも機関銃は射線確認に曳光弾を使う事があります。 着弾時の効果に関しては、燃料タンクに対して焼夷効果が期待できますが 人体に関しては特に違いは無いでしょう。 #right(){(112:193)} **明治39年の対清武器輸出のうち、30年式銃実包2千万発中9,250,920発が錆びていた >という資料があるのですが、銃弾が錆びるというのは、よくあることなのでしょうか? そりゃ何年もほっときゃ金属なんだから銃弾も錆びるw 問題は錆びるほど放置した弾薬の火薬が機能するかの方だなw 錆びた銃弾は弾詰りの原因や銃身の磨耗を早めたりするので使わないほうがよい。 アブマットカラシニコフなら問題なく撃てると思われるがw #right(){(113:114)} >何が原因でこうした錆びができるのでしょうか? 海上輸送中に潮風に当たった、てのが一番あり得るんじゃないかなぁ。 あるいは、錆びちまったから輸出にまわせ!て事になったとか。 >こうした錆びた銃弾を実際に使用することは出来るのでしょうか? 程度によると思われ。表面にうっすら錆が出た程度なら使えるんじゃない? #right(){(113:115)} **弱装弾って何ですか?何に使うの? 火薬の量を減らした弾丸。 用途は様々。 グァムの射撃屋なんかは弱装弾ばっかりだとかつー噂。 発射煙や発射時のショックが、通常のものより少なく、命中精度向上、被発見率の低減に繋がる。 #right(){(117:405)} 発射用火薬の量が減らしてある弾薬。 陸上自衛隊の使ってる7.62mm自動小銃が 「標準装薬のままでは反動が強過ぎる」という理由で使っていた。 普通の使い方としては、映画の撮影用や観光客向けの射撃場などで 銃に不慣れな人でも反動に振りまわされず銃が撃てるように使う。 #right(){(117:406)} **各種銃弾の威力などについて詳しいサイトとか有りますでしょうか? メーカのサイトは覗いてみた? #right(){(117:835)} 多すぎて例にあげきれないくらいあります。 「460 weatheby ME」で全言語で検索して下さい。 同様にすれば他の弾のものも無数にみつかるでしょう。 #right(){(117:837)} **ライフル弾をまともに喰らうと衝撃波が血液を伝わって脳血管が全滅する? そんな事実はありません。もし本当なら狩猟で撃たれた 小動物は皆脳内出血してる理屈になってしまいますよ。 仮に大口径ライフルで首撃たれても衝撃が血液伝わって脳内出血なんかしません。 #right(){(118:266)} **銃器の弾頭についてなんですが、最も高い対人効果を望めるのはどんな種類なんでしょうか。 個体差があるので即死「する」「しない」で答えるのは不可能です。 赤ん坊と鍛えた男じゃ、当然ながら耐性が違いますし 同じ人間でもその時々によってコンディションが違いますから。 #right(){(118:258)} 炸裂弾です。ただし、軍用の炸裂弾は例えば車両や建造物内部の 人員殺傷が目的ですから、抵抗を貫通後起爆します。人体命中ぐらいでは 起爆しないか、起爆しても人体貫通後となり、炸裂弾として有効な作動をしません。 といって、軍用以外で炸裂弾などまずないので、 信管特注で作成する必要があるでしょう。 その前提で、また十分な火薬量を装填できるサイズ (憶測ですが7.62mm以上。もっと小さな実験作もありますが) という条件で、炸裂弾が適切と思います。 ただし、脳を直撃して破壊しない限り、文字通りの「即死」は得られません。 その場合でも心臓は数分動きそうですから「死」の定義が問題になります。 脳以外では心臓直撃でも数秒~数十秒の動きを許すことになります。 15mm弾でも事情は同じです。胴体といっても皮下脂肪だけ削って 貫通すれば殺すことはできませんし、大血管を損傷しなければ けっこう長く生きる~きちんと手当てすれば復帰OK、となります。 一応、敵の動きを加害時に瞬時に止めたいのであれば、斬首が一番。 ただ身体の動きは残る可能性があります。敵の攻撃能力を瞬時に止めたければ、 両腕(あるいは武器を持った腕)の切断。 両目の視力を奪うのも、その意味では即効性があります。 間合いがあり、敵の武器が短距離用であれば、足を奪って止めるという手もあるでしょう。 それらの手段として、銃弾で関節、あるいは骨を破壊しても良いでしょう。 いずれにせよ、加害時に「確実に」「瞬時に」死に至らしめ、 あるいは行動を瞬間的に止めることはなかなか困難です。 というわけで、運動エネルギーを計算しても、統計的には もちろん意味がありますが、個々の例で確実とは言い切れません。 また、同じ弾種、同じ命中率、同じ体内弾道と挙動、と条件を そろえないと、運動エネルギーの比較自体も意味が無くなります。 単純な電卓作業には限界があります。基本的には時間あたり出血量の 大小がいわゆるストッピングパワーにつながります。まあ、貫通力 ゼロで、物理的に相手を吹っ飛ばせるクラスになれば話は別でしょうが (つまりはロケットパ~ンチ)、世の中には反動というものがあるので、 刺しちがえ覚悟と言うことになります。 #right(){(118:system)} そこで15mm核銃弾ですよ 限りなく弾を細長くして、ガンバレルタイプの原爆弾で周囲ごと消滅 #right(){(118:263)}※攻撃側も効果範囲に含まれるため実用性は皆無 軍隊や警察は、銃弾の威力を「マンストッピングパワー」、即ち、 「アドレナリンざざ漏れ」の人や「強い意志を持って」戦う人を行動不能に出来るかどうかで評価します。 実例に照らしますと、38口径の拳銃ではフィリピンのモロ族の突進を止められなかったことから、 米軍は45口径に固執しました。 ベトナム戦争では、M16の高初速弾が接近戦では人体を貫通してダメージが大きくならず、 命中弾を与えた敵から反撃される事例があったので連射が奨励されました。 これらが目安ですかね? #right(){(118:277)} 炸裂弾は、価格効果比、使用対象と使用距離のバランスなどから、12.7mm、つまり重機関銃の 口径からが普通です。それ未満の物もいくらもあるようですが、軍用として一般的にはなって いません。試作か、特殊な用途に限られます。 衝撃波で脳血管云々は都市神話。指先にあたって死んだ、は単なるウソか、とても特殊な人。 セーターの下に手をもぐり込ませたら、ブラ付けてなくっていきなり指先に乳首があたり、 ショック死しそうになったとかなら、今度ゆっくり話を聞かせていただきましょう。 とりあえず、軍事的には>>269さんが書かれている通り、数発を胴体に撃ち込み、どれかが 太い動脈を傷つけて数分のうちに敵の戦闘力を失うことを期待します。そのような殺し方でも 即死といってまあ問題ないように思います。マスコミで「即死状態」と書かれている記事をみても 実際には意識喪失まで数分、完全な死亡まで十~数十分かかっていそうだな、と思うことが時々あります。 #right(){(118:system)} **タングステンコアの5.56mm弾で新型の防弾チョッキを貫通させることは可能でしょうか? 強装薬、特注の銃で有効射程ならどんな防弾チョッキだって抜ける 105mm砲で、貫徹体を5.56mmのAPDSDS弾にすればMBT以外なら抜けるだろう。 #right(){(118:336)} 「新型防弾チョッキ」がどんなものか知りませんが、NIJレベルIVでやっと 7.62mmAP弾を防御できます。しかし、これは重いセラミックプレートを差し込んだ シロモノで、軽さをウリにしている製品でも10kg近くに達し、常時着用して 作業できるようなものではありません。5.56mmであっても、サブキャリバーにするなど して貫通性を最優先させれば、レベルIII(7.62mm通常弾)~IV程度の 防御が必要になるでしょう。タングステン弾芯で特製すれば、M16から 発射して「新型防弾チョッキ」を貫通する弾を作ることは十分可能と憶測します。 #right(){(118:system)} **銃弾価格ってどこに載っているのでしょうか 海外のガンショップ見てください。 「50AE price sale」とか簡単なキーワードで検索しても見つかります。 #right(){(119:249)} 50AE price ammunition の方がムダがないかも。 #right(){(119:252)} **曵光弾はなんのためにあるのですか? 目標に弾が飛んでいくか見る 弾底部にトレーサーが付いているのもある #right(){(119:795)} あと、可燃物を狙撃して炎上させる目的でも使うそうな>曳光弾 #right(){(119:797)} **銃弾の威力をはかるときに使われる「打倒力」KOPF(ノックアウトパワーファクター)は全く効果的ではないと言われているのに未だに時々使われるのは何故なのでしょうか? 他にわかりやすい公式がないから MEでは的の硬軟による違いがだせないので #right(){(119:932)} 効果的ではない、というのをどういうふうに考えておられるか分かりませんが 一つの指標として簡便かつ分かりやすいものだから存在し続けています。 物理現象を説明するためのものではなく、簡単な目安なのです。 軍事とは関係ありませんが、IPSCでは必須ですし。 #right(){(119:933)} おっしゃるとおりです。結局、ストッピングパワーには多様な解釈、条件が 存在し、単一の数値で表現できる物ではありません。そもそも、同じ銃、弾丸 射距離でも、どこにあたるかでまったく結果は異なるわけですし。 というわけで、軍関係では結局運動エネルギー、つまり命中時点で何ジュール、が 一つの指標となっています。ただ、これについてもH&KがFNに異議を申し立てたように 標準的な耐弾装備を貫通してからの残存エネルギーが問題、とかいう話が 出てくるわけで、なんかどーしようもない論争になっているように思います。 とはいえ、明確な差はどのような数値を取っても出てきそうですから、逆に言えば、 測定方式で変わる程度の差は差ではない、と考えても良いように思います。 #right(){(119:system)} **飛んでる弾丸のまわりの空気の様子がわかるサイトか書籍でもあれば教えて下さい。 それはシュリーレン写真というものです。 schlieren photograph bullet でぐぐると一山サイトがかかってきます。 #right(){(120:system)} **映画や小説で時々見掛ける描写なのですが、「耳元(或いは、こめかみ辺り)のすぐ傍を弾丸が通り過ぎた時の衝撃波で脳震盪云々…」 >というものがあります。耳元やこめかみのすぐ傍を弾が通り過ぎたくらいで、人は気を失ったりするものなんですか? そこまで大したことではないと思われ。 作家も商売で書いてるんだから、誇張していると思われ。 #right(){(120:79)} ベトナム戦争の記録や写真などを見ると、M-16の弾丸が至近をかすめた場合、 裂傷が発生することはあるようですが、脳震盪を起こすことは無かったよう です。小さな拳銃程度では、まず脳震盪は起こり得ないでしょう。 (むしろショック症状を起こすなら、まだ理解できます。) #right(){(120:81)} 映画や小説は話八分目ぐらいでいった方がいいっすよ。 #right(){(120:83)} 小銃弾がそばを飛んだだけで脳震盪起こすななんて話見たことない。 #right(){(120:90)} **銃弾のキーホルダーが欲しいのですが、おすすめの通販サイトはありますか? 上野のマルゴーか両国のターゲットなら種類も豊富だよ。 ハートフォードにもあったとおもう。 URLは忘れたググってくれ。 #right(){(120:505)} **小口径(12.7mm以下)の弾も誘爆という現象を起こすのでしょうか? あるか無いかといわれればあります 曳航弾は誘爆を引き起こす効果もありますから #right(){(121:834)} 12.7mm弾に弾着→誘爆、の有無ですが、可能性は否定できない、のレベルです。 火薬量が少ない上に薬莢でしっかり囲まれていますから、発射薬剥き出し状態の砲弾に比べると 誘爆の可能性は俄然少なくなります。 弾頭内の火薬も通常は焼夷効果を狙った物で、爆薬を使用する物も焼夷剤と混合の状態になっています。 薬量は12.7mmでも2.5g程度。弾頭形状からも隣接する弾頭との間に間隔が空きますから、 殉爆の可能性は限りなく低いように思います。 他の弾薬と混載されていて、火災が起こった結果次々に発火、とか、 ラッキーでたまたま一発ぐらい殉爆、とかはひょっとしたら起きるかも知れませんが。 #right(){(121:system)} **なんで日本軍は拳銃弾にボトルネックを使ったんですか? ボトルネック型薬莢の拳銃弾を使っていたのは別に日本軍だけではないが? #right(){(122:468)} **銃弾はなんで単位がバラバラなのでしょう? >45口径弾を使用し・・7.2mm弾を使用し?・・12ゲージの・・・ .45口径とは100分の45インチ、と言う口径表示の単位でインチ・ヤード法の米国で開発された弾薬である.45ACPの事です 7.2mm(7.62mm)弾と言うのは、インチ・ヤード単位の.308口径弾をメートル法規格に直した口径表示です 12ゲージと言うのは散弾の口径規格で12番と言う意味です それぞで拳銃弾・小銃弾・散弾と異なる弾種なので表示がバラバラに成っています #right{(503:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} 銃の口径については http://sus3041.web.infoseek.co.jp/contents/faq/bore.htm によくまとまっています。12ゲージの散弾銃の口径は、約1.85cmということになります。 ただし、弾丸の威力は口径だけでなく、速度によっても大きく変わります。 例えば、9mmの拳銃弾より、7.62mmのライフル弾の方が5倍も威力(運動エネルギー)が大きいのです。 このため、弾丸の威力を知りたければ、口径よりも弾丸の重さと初速を知る方が重要です。 #right{(503:590)} **なんで銃弾は7.92㎜とか12.7㎜とかやたら中途半端なんですか? >8㎜や13㎜にした方がわかりやすいとおもうんですが… アメリカで企画された弾はインチで設計されているので メートル単位に直すと中途半端になります #right(){(349:633)} 7.92mmや12.7mmと言うのはそれぞれインチゲージの.32口径と.50口径のミリゲージ読みです 英国や米国のインチ弾薬規格をミリ規格でコピーした時の呼び寸法となります また前述の通り、互換性があるかのような誤解を招かないように呼称が重複しないようにと半端な数字を当てる事もあります 例えば.454カスールと言う拳銃用弾薬は薬莢寸法が.45ロング・コルトを延長したものですが 誤ってS.A.Aに装填すると銃が破損するなどの事故に繋がるので、それを避けるべく名称が決められました ちなみに日本では6.5mmや13mmという弾薬をかつて自国で開発して使用していましたね。 #right(){(349:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **ケースレスの銃の薬莢ってなんで出来てるのですか? いわゆる焼尽薬莢ってやつですね。といっても燃えちゃう材料、以上の意味はないですが(^^;。 セルロースと樹脂の混合などが主だったと思いますが、ちょっとうろ覚えです。 特にこんな小火器だと、耐水性、耐火性があって、しかも焼尽しないといけないですから、ケース部分の作り方にはノウハウがつまっているのだと思います。 #right(){(5:system)} ケースレスと焼尽薬莢はまた別であろ。 ラインメタルの120mm戦車砲はセルロース系の焼尽薬莢(ただし底板は残る)使ってるが、あれをケースレスとは言わない。 #right(){(5:520)} **9mm×19mmピストル弾、NATO5.56mm弾、12.7mm弾、12GAUGE散弾の標準的な単弾重量をご存知の方いらっしゃいませんか? 弾頭重量 5.56×45mm NATO (SS109) で 3.6~4g(グラム) 7.62×51mm NATO (.308Winchester) で 8~10.5g 9×19mm (Parabellum) で 6.1~7.5g 12ゲージ散弾は30g程度(トータル)のようです。 あ、しまった。12.7mmがご希望でしたね。ここにはJane'sがないので、とりあえず イスラエルのメーカーのデータを引用します。 IMI's .50" BALL M33 (NATO STANAG no. 4383 and MIL-C-10190Dとコンパチ) 重量42グラム、初速887m/sec(銃身長36インチ) #right(){(10:system)} **銃弾の規格について分かりやすく説明しているサイトはないでしょうか? >50口径とか22口径とか12.7×99mmとか、いろんな書き方がしてあってよく分かりません。 次がわかっていれば簡単。 銃の口径:45口径とか22口径とか。正確にはその前に小数点が付いてるインチ表示。  例:50口径=正確には .50口径 =25.4mm×0.50 =12.7mm ただし、砲の場合は砲身長を表すことがあり、この場合は口径の何倍の砲身長かを示す。  例:155mm 52口径 =155mm×52 = 約8mの砲身長 銃弾は口径(弾丸部分の直径) × 薬莢長で表し、薬莢底部にリムがあれば(普通はリボルバー用)Rを付ける。  例:7.62×39mm = 弾丸の直径(口径) 7.62mm × 薬莢の長さ 39mm リムなし。 ただし、弾丸の直径が同じであっても、誤装填を避けるためにわざと少し口径を違えて表記することもある。 英文サイト http://www.quarry.nildram.co.uk/ammotables.htm #right(){(初心者スレ483:519)} **銃弾の威力(種類別で)について詳しいサイトありませんか? ここ。 http://9uranium2.web.fc2.com/ http://boulevard.fc2web.com/hobby/original/gunslinger/tama/tama.htm #right(){()} **拳銃用に9mm弾、小銃用に5.56mmとか7.62mmとかよく聞くけど要するに拳銃の方が太くて短い弾薬を使ってるわけ? そうなんだけど、ライフル弾ではボトルネックが普通だから、弾の口径は小さくても、 薬莢の直径は太かったりすることもある。 例えば5.56×45mm、NATOライフル弾の場合、リム(薬莢底部)の直径は9.6mmもある。 ttp://en.wikipedia.org/wiki/5.56x45mm_NATO #right(){(482:150)} **米国正式採用銃の銃弾は視認可能だったと主張している人がいるのですが、曳光弾以外で発射された銃弾を視認することは人間に可能なのでしょうか? 有名なニュース映像で飛来する.50口径弾を捉えた動画が有ります もっともこれは弾道の終末段階で、相当に減速した状態でしたが 曳航弾以外でも、マズルブラストが弾底に反射するなどして 飛翔する弾丸を目視出来る事があります。 #right(){(485:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} 戦場でこちらに飛んでくる弾丸は目で見えないが、空気を切る音でだんだん敵銃撃主の狙いが正確になってくるのが分かる。 しかし自分めがけて飛んでくる弾丸は音はしない。が、目で見ることが出来るという。 小野田寛郎氏も同じ経験をしたことがあるとのこと。 http://soudan1.biglobe.ne.jp/qa4494108.html 拳銃弾の音速以下の弾は射手方向からだと余裕で見える。 ライフル弾でも雨とか霧だと見える。 富士の演習で戦車の弾も見えた。 http://bbs63.meiwasuisan.com/bbs/bin/read/arms/1253272476/l50 **小銃弾より拳銃弾の方が大きいから威力あるの? >自衛隊・アメリカ軍のアサルトライフルの弾の大きさは5.56ミリ >威力が高いといわれてるAK47とかは7.62?ミリと聞きました。 >ただ、ゲームやってると警察のしょぼいハンドガンでも9ミリパラと表示されてます。 >わけがわからないです。警察の拳銃弾のが威力も大きさもあるんですか? 弾丸の直径は確かに拳銃のほうがデカい。 だが拳銃とライフルでは、弾の後ろ部分(薬莢といって火薬が入っている)の長さがぜんぜん違う。 ライフルのほうが火薬が多くて、ライフルの方がずっと速い速度で弾が飛ぶ。だから威力も大きい。 (運動エネルギーは速度の二乗に比例する) #right{(520:313)} 弾丸の威力は単純に口径ではなく、弾丸重量と装薬量から来る初速による初活力によって決まります 一概に口径の大小で判断する事が出来るのは、拳銃なら拳銃、小銃なら小銃と言う風に、同種の武器に限っては そのような傾向がありますが、一般に小銃であれば7.62mm以下を小口径、拳銃であれば9mm以下の小口径と呼んでいます これは軍用銃の威力を基準とした一般的な概念ですが、イメージしやすいかと思います また前出のように威力の差異は同じ弾丸重量であれば装薬量が多い程威力は大きくなる為 口径の他に、薬莢の長さを表示する事でそのカテゴリー毎の威力の目安になっています 例えばカラシニコフとM14は同一の口径である7.62mmですが、薬莢の長さがそれぞれ39mmと51mmと表示され 当然ながら薬莢の長い方が(装薬量の多い方が)威力は大きくなっています。 #right{(520:314:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **実包というのは弾頭側から圧迫しても暴発したりしないのですかね? >小銃手が弾を撃ち尽くしちゃって機関銃手から弾を融通してもらうとき、 >ベルトリンクから外すには結構な力が必要とこのスレで教えてもらったのですが、 >その際、弾頭側から強い力を加えたら暴発して指吹っ飛ばされるんじゃないかと 薬莢底部中央の雷管を刺激しない限りは、弾頭部分を掴んだり捻ったりしても発火はしません。 但し、リムファイアー弾などの薬莢底部全周に感度がある物は注意が必要です。 #right{(353:216,三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **軽量高速弾と重量低速弾の良い所と悪い所を教えて下さい。 >両者は、最近ではどちらが良いとされているのですか? ライフル弾の事かな? そうと仮定して、軽量高速弾の方が運動エネルギーを上げやすく、 上手に設計すると殺傷力も高くなる。ただし射程距離が伸びた際の弾速低下が大きく、そうなると エネルギーも急激に減少するため、長射程での殺傷能力に劣る。また長距離での射撃精度も弾速低下と 軽量弾が外乱(風など)に弱いことから劣る。枝などに当たっても軽量弾は逸らされやすい。 重量低速弾は基本的にはその分口径が大きいはずなので、身体に開ける穴が大きく、 ストッピングパワーも大きいが、上手にできた軽量高速弾が最適距離射撃で身体の中で 暴れ回るときにできる穴ほどにはならないかもしれない。しかし安定した殺傷力は発揮してくれる。 で、重量低速弾という選択はなく、長距離~狙撃用に重量高速大反動弾(7.62mmNATOのような) 近距離用に小口径高速弾が使われる。ただ現在の5.56mmNATOは「それにしても小口径過ぎる」と 言われており、6.5mm前後に、今より少し反動が大きいが全自動射撃でコントロールが可能であり、 今より少し初速が落ちるが殺傷能力は十分あり、今より少し携行弾数が減るが大きな問題にはならない スイートスポットがあると考えられている。 #right(){(初心者スレ485:485)} **大戦時の小銃の弾(クリップ?)や40mmの弾みたいに5発ぐらいの塊を装弾するのをよく見ますが、あれはどうやって固めているのでしょうか? 単純に装弾子(クリップ)に弾を挟み込んでいるだけ。 開いた薬室の上に置いて上から弾の部分を押せば装弾子を残して弾だけ弾倉に入る。 #right(){(初心者スレ494:91)} **鉄砲の弾は何で鉛なんでしょうか? 安い・比重が高い・昔の技術で加工し易い・人体に命中すると変形して破壊力を高める。 価格が安い割に比重が大きく銃弾の運動エネルギーを高められるから。 ぶっちゃけ釣り具の錘に鉄や銅やアルミじゃ無く鉛が使われるのと同じ理由。 理由は主に三点 ・重いので遠距離で威力が減衰しない ・安くて調達が容易 ・融点が低く鋳造が容易 特に3点目は重要。 焚き火程度の火力で鋳造できるので、昔の銃兵はそのための道具を持ち歩いていた。 欧州では都市に立てこもった敵がそこらじゅうから鉛を引っぺがして、銃弾に変えたせいでえらいことになったって話もある。 #right(){(初心者スレ536:391-396)} **何故 弾丸に ライフル痕が付くの? 発射ガスの圧力によりライフリングが弾丸に食い込み、僅かな発射ガスを前方に噴出しながら弾丸は前進します そして銃弾は、発射と同時に薬莢から僅かにライフリングの無い区間を経てライフリングに食い込みます これは薬室内の定位置に弾薬を装填する必要があることから必ず設けられる部分でスロート、と言います また槓桿式(ボルトアクション式)では、機関部が閉鎖された状態で、僅かにライフリングに食い込むようになっています 銃の機構と設計思想によって、ライフリングと薬室の関係は異なりますが 銃身と薬室が切り離されている回転式拳銃の場合にはライフリングは銃身にのみ刻まれています ですから、回転式に限れば、ライフリングに掛からず薬室内に挿入する事に成ります ついでに言えば弾丸の後端部は必ず輪胴(シリンダー)の最後部で止まるように成って居る為 弾丸の全長によってはライフリングに掛かるまでの距離が異なりますが、これは逆に、自動式よりも多くの種類の弾丸を使用できます #right{(三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **戦争映画で良く弾倉をヘルメットでコツコツやってから装填してるけど、なんか意味があるんですか? 弾倉内の弾の位置をそろえて、送弾不良を起こしにくくするため。 ただ、実際ヘルメットでコツコツやるとかなりうるさいから、腕や脚にぶつけることの方が多いけど。 弾の片寄りをなくすためのおまじない 効果はないかもだけど、兵士にしてみれば命かかってるから。 #right(){(350:269,274)} **拳銃とかの弾ってなんで先が丸いんですかね?もっと尖らせれば威力上がるんじゃないでしょうか? >何か滑らかな尖端で良いことってあるんですかね? 尖ってたら突き抜けちゃうじゃん 尖らせるとそのぶん弾頭重量は軽くなる。∧よりも∩のほうが体積でかいでしょ? どうせ音速以下の速度でしかないので。先端形状はそれほど重要じゃないし。 とがってるからって当たったときの被害がそれほど違うわけじゃないし。 そんなわけで、少しでも重量を増やそうとああいうカタチになってる。 弾ってのは貫通力が高いだけじゃだめで、どれだけ被害者にダメージを与えられるかも重要になってくる。 貫通力を上げたいなら上げられるけど、先端を丸くする事で敵の体内に留まってダメージをでかくするように設計されている。 貫通力が高すぎると体を抜けて大したダメージが与えられんのよ。 もっとも、最近は犯罪者やテロリストにもボディアーマーが普及しているから見直されているが。 #right(){(348:438-441)} **小野田さんはルバング島で発見される直前まで戦闘をしていたそうですが、弾の火薬、雷管をどうやって長持ちさせたんでしょうか? >それとも30年位は使って大丈夫なものなんでしょうか? 1950年代に製造された弾薬をサープラス弾薬として今でも安価に売っています。 特に連合軍側の弾薬は特に問題がないです。(例外はありますが。) 旧日本軍の弾薬は(特に8mm南部等)近年の試射にて不発が多発することが あるそうです。6.5mmだか7.7mmの小銃弾はオリジナルの旧日本軍製の 弾があまりに不発が多くて、仕方なくNorma製等を使った、との記述を読んだことが あります。いずれにしても保存状況にも影響されると思いますが。 #right(){(345:938)} **撃ったあと対象のなかで破裂する銃(銃弾)って、なんていう奴ですか? >散弾銃はなんか違う気がするのですが。 複数の回答がありますが、基本的に銃弾と言うものは十分な残存速度で人体に命中すると 体内の弾道分、体組織を瞬時に拡大します、この衝撃はまさに爆発的な威力を持って組織を破壊し さながら爆発したかのような創傷を形成します。 また弾頭に窪みを持つ弾種は体組織抵抗により弾体が急激に破砕し キノコ状に変形して体組織を破壊するように設計されています。 これは弾丸が人体を貫通する事によって二次的な被害を防ぐ事と 一発の弾丸の持つ運動エネルギーを人体内で消費する事で ノックダウンパワーと言って打倒威力の向上を狙った形状になっています これらは英国で発案されたダムダム弾を原型とし、軍事用には 「非人道的な武器」として使用を禁止されていますが 二次被害の防止を第一とする警察任務においては制限されていません #right(){(564:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **山の中で戦前?の弾丸を拾ったんですが、これって売れますか? >骨董品としての価値はないですか? 弾丸が薬莢に嵌まって居て、撃発されていない、所謂実包(実弾)であれば それは銃刀法で所持が制限されていますので すぐに警察に届け、提出する事をお勧めします 弾丸のみ、或いは薬莢のみであれば、それは問題無く所持可能で 骨董的価値がある事もまれですがあります。 #right(){(571:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **どうして小銃の弾をもっと小さくしないんですか? >4ミリとか3ミリとか可能な限り小さく。そっちの方が初速が上がるし、沢山の弾が携行できるようになるし、 >反動も小さく出来るだろうし、いい事尽くめだと思うんですけど? 弾丸重量の軽量化にも限度がありまして余り軽いと安定しません 現在はむしろ打倒威力の向上を目指した重量弾が多用されます これは想定される目標の抗弾装備充実と共に最近の傾向です また初速を上げすぎると着弾時に弾丸が粉砕してしまい威力を発揮できません 貴方の言う設計思想は極近距離のみで威力を求めた近接防御火器として市場に投入されましたが 結局は短機関銃の一形態として僅かに用途が与えられているのが現状ですね。 #right(){(342:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} 軍用銃であまり軽量弾が使われない大きな理由は 有効射程が落ちるから。 重い弾よりも軽い弾の方が顕著に空気抵抗の影響を受ける。 だから保有運動エネルギの総量が同じなら、軽量弾の方が射程が短くなっちまうのね。 ただし屋内戦などで、小口径軽量弾が有利な場合もある。 射程と精度を重視する狙撃銃の主流は7.62ミリだしね。 さらに12.7ミリの対物ライフルなら 7.62ミリを遥かに越える距離から狙撃できまふ。 #right(){(342:787,789)} **アサルトライフル等の弾倉に弾をつめる場合専用の機械がないとバネに押し返されて人間の力じゃほぼ不可能と聞いたのですが、本当ですか? 自動小銃の弾倉ばねは例えば30発の弾丸を収納可能であっても 装填補助工具無しでは20発を超えた辺りで指で押し込む事が困難になります この工具は弾倉抑えバネを押し込むための梃子になっていますね。 #right(){(576:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **銃弾って、長ければ長いほど射程や直進安定性が高いんですよね? >どうして、いまだに長さ50cmとかの銃弾が登場していないんですか? L/D比が一定以上を越えると首振り運動が起こり、命中率が下がるから。 #right(){(580:391)} **ライフル弾って薬莢のボトルネックの所まで弾丸が入っているものなのでしょうか? 薬莢には、弾丸を保持するクリンプ位置が決まって居て 決められた弾薬全長に合致するように先端部分から決められた部位にて 弾丸は薬莢に固定されています。 ですから弾丸重量によって全長が変わり、弾丸後部の位置が異なる事はありますが 弾丸先端が露出する部分の長さは常に一定です。 #right(){(589:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **拳銃弾の方がライフル弾よりデカイのは初速が遅いから口径を大きくして威力を稼ぐつもりだから? 拳銃弾は貫通力よりも打撃力を求められる事が多いですが 主流のライフルの弾丸が比較的小口径なのは、同じ重量の弾丸であれば 全長を長くして口径に比較して弾丸重量を稼ぎ、より高初速を目指したからです 元来拳銃弾とライフル弾(小銃弾)は球形でしたが、それぞれの用途での最適化の結果 現状のような重量や口径の違いが出てきました、威力という点では小銃弾の方が遥かに大きいですが 拳銃弾はその性質上、低威力の初活力の中で最大限の効果を得るべく、重量弾を音速前後で撃つのがベストとされますが 抗弾装備の進化に対抗し、軽量弾を高初速で撃ち出すものも主流になりつつあり、 これは所謂PDW用弾薬に近い考え方で、自動式拳銃のごく初期の弾薬に近いものでもあります。 #right(){(332:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **銃弾をばらまいてその上で火を燃やせば、暴発させることってできますか? できないこともないかもしれないが無意味。 たとえ暴発したとしても噴射ガスは弾頭を押す力にはほとんどならず、拡散するだけ。 アメリカのライフル協会で、実験されている。 火の中に銃弾をくべて暴発させた。 ケガはするであろうが初速は正規の手順で装薬を燃焼させた時と比べて全く低く、 まあ改造エアガン並の5J程度となった #right(){(330:359.361)} **対戦末期にドイツは真鍮不足で鉄の薬莢を使用していましたが、真鍮に比べ、鉄の薬莢を使用して何ら問題はなかったのでしょうか? 問題あった。 発射すると真鍮の薬莢は一瞬膨らんでまた元に戻る。 鉄だと膨らんだまま薬室に張り付いて、作動不良起こすことがよくあった。 あと、保管が悪いとすぐ錆びる。 中国やロシアだと今でも鉄製薬莢使ってるが、あっちの銃は張り付きを防ぐために 薬室のスペースを大きめに作ってる。 #right(){(329:457)} **昔、領地争いでどこかの民族とアメリカが戦ったらしいけど、勇敢で興奮状態の戦士は弾を10発食らっても突撃してきたとか? >興奮状態の人間は痛みを感じないらしいけど本当なんだね。 まあおおむねそうだよ。 場所はフィリピンで、弾は6発だけどな。 あと、何らかの興奮剤のようなものを戦いの前の儀式として飲んでいたかも。 #right(){(326:605)} >その伝説の所為でガバメントと言うか、45ACPが生まれたんだっけ それは確かに45口径弾の採用のきっかけには成りましたが 採用されたのは.45ACPではなく.45LongColtです .45ACPは.45LongColtの近代化、自動化を目指して開発されたものです。 >45口径のストッピングパワー伝説も崩れてますが、同じような状況で45口径を使ったたら、やはり同じ結果になるんでしょうか? 逆説的に9mmPARAが45口径の威力に合わせて開発された節がありますが 対人用として扱い易い最大限の威力を検証すると結局同じようなMVに落ち着いた、と言うことでしょうか モロ族に対して.45口径弾の使用を想定した場合、警官の例を挙げるまでも無く当たり所に拠るでしょう 仮にダブルアクションなり自動装填式であったなら上手くタップ射撃を決めれば数発でその場に倒れるかも知れません。 #right(){(326:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} 対モロ族戦の時に、一部後方部隊が装備していたSAAが効果があり、 これを知った米軍が急遽倉庫から引っ張り出して現地に送った話がありますね。 その後M1889の38ロングコルト弾に替わる新型拳銃の弾丸はどの程度がいいのか 牛を撃ったりして色々と調査した結果、45口径と結論が出て45ACPになっていくわけです。 一応、戦訓を踏まえたものですし、SAAが効果があったわけですから38ロングコルトよりは マシだったでしょう。 #right(){(326:623)} **拳銃弾をポッケにジャラジャラ入れてたら暴発の危険性はどのくらいあるんでしょうか 先端が尖った弾丸であれば先端が食い込みプライマーが発火する可能性が高くなりますが ポケットに入れてジャラジャラするくらいではそうそう食い込みません。 #right(){(325:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s )} **5.56と7.62の違いって弾の大きさだけなんですよね?じゃあ部品を変えさえすれば7.62NATO仕様のM4とか作れるんですか? 弾体の大きさは元より、その設計・運用思相は大きく異なります 5.56mmは小口径で軽量高速の弾種ですが、これは400mから600m迄の 近距離から中距離での殺傷能力を重視しています。 7.62mmの方は、旧来の小銃弾を改良したもので、その射程は800mと成ります この大威力で長射程の弾種は、昨今の歩兵戦闘においては過剰性能と判断され 機関銃や狙撃銃等の支援火器用として現在運用されています。 また5.56mmの銃を7.62mmにコンバートするのは、銃本体の規模が小さい為困難ですが その逆は容易で、SCAR-HやHK33、ゴリル等の例があります #right(){(610:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} 昔は今より厳密にフルメタルジャケットを適用していて、殺傷能力は人体を貫通し得るか、 人体で最も硬い骨を貫通して抜けていくことができるかという基準で殺傷能力を判定していました。 その基準でいうと昔の7.62mm級の弾は3km以上、今の5.56mm弾でも1000m程度まで殺傷能力があることになります。 #right(){(610:157)} それは最大射程の考え方ですね 小口径高速弾とフルサイズライフル弾の比較として 戦闘時に有効な弾幕を貼り、必殺範囲(KZ)を構成可能な距離 と言う意味で使っています。 #right(){(610:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **正規軍でホローポイントやソフトポイント等の、FMJ以外の弾薬を使用しているところはありますか 正規軍ではFMJのみ使用するように決められています そのような弾種は基本的には使っていない事になっています。 #right(){(323:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **初速とか弾頭質量とかで、銃弾の威力を出す式ってなんでしたっけ? 初速(m/s)の2乗×弾量(kg)÷2=J 初速(fps)×弾量(gr)÷1000=PF 初速(fps)×弾量(gr)×弾丸口径(inch)÷700=KOPF #right(){(314:945)} 一般にはジュール(J)で表すのが普通でしょう。追加するなら、反動を表す式として、 recoil impulse = 弾丸運動量 + 発射ガス運動量  ここで、弾丸運動量 = 弾丸重量(g) × 初速(m/sec)       発射ガス運動量 =発射薬重量(g) × 発射ガス速度(一般に1200m/sec) 近似的に、recoil impulseは高初速ライフル弾の場合、 5.56mmでは弾丸運動量 × 1.35~1.40 7.62mmでは弾丸運動量 × 1.30 低初速の例えば9mmパラベラムでは、弾丸運動量 × 1.10~1.15程度。 要するに1.00以上の分が発射ガスの運動量なわけです。recoil impulseを銃の重量で割ると反動の見当がつく。 ただしAN-94とか特殊な反動軽減装置があると話は別。 #right(){(314:972)} **ライトノベル板でこのような主張をする人がいるのですが、銃弾がホップすることはあるのでしょうか? >ライフルの場合水平射の有効射程には物理的な限界がある >これは弾丸の回転により必ず弾が上方へホップしてしまうためで、 >400メートル程度離れると弾道は伏せた人間の頭上へ逸れ、ほぼ当たらなくなってしまう 弾丸の初速と旋転の強さから算出される理想弾道に対して 実際の弾道が上下する、と言う程度の認識で良いでしょう 大きく上方に弾道が逸れるのは、別の要因も考えられますが 発射された弾丸の描く軌道は弾丸の回転や空気中の微細粉塵等 様々な要素により変化しており、微小要因のベクトルが一致すれば それはより大きな変動として現れますが、それは有効射程の後半には顕著ですが 弾丸の最大飛距離に対して有効射程と言うものは、例えば5.56mmNATO弾であれば 実に3000m以上の飛距離に対して僅か600mとされており、この距離では外乱も小さく 実用的には支障のない円内にほぼ必中するように射程が決められています。 #right(){(631:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **固定した銃弾の底の雷菅を五寸釘で突き刺すと弾は飛びますか? 五寸釘ではないが、銃弾をオーブンに入れて加熱、暴発させた場合の動画。 http://www.youtube.com/watch?v=7BX1kvJVrjc 薬莢破裂という事故は昔から現代まで続くものなので、薬莢が割れたらこれ 自体が破片となって負傷することになるだろう。 #right(){(639:ふみ ◆Y.QUKJBduY)} **射撃後の薬莢ってそんなに熱くなるか? >爆薬も一瞬で燃焼するんだから熱くならないんじゃないの? 薬莢は、高温高圧の発射ガスに直接触れるので 排出された直後は当然高温になっていいます 服の隙間から素肌に触れると火傷を負います ケースレス式の銃器ではこの排熱が問題と成り 排出される薬莢が持つ熱量を銃の排熱の計算に入れられる程です。 #right(){(639:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} 射撃後30秒経っても熱いので 自衛隊の実弾射撃訓練の時は薬莢回収は手袋をつけて薬莢を拾う まあ別に素手で触っても大火傷にはならんが #right(){(639:526)} **銃弾のベルトリンクは手で外れるものなのでしょうか? >弾をもらったりする場合に外せないと困りますよね? ベルトリンクは通常ケースに収まっています 弾丸の融通をする時必要に応じてばらせるようになっていますが その場合はリンクの途中で一発抜けばリンクは二つに分離しますので 必要なだけ取り外し、リンクは保管して置いてベルトリンク連結器に掛けて 新たに弾帯を制作するのに再利用しますが 基本的に弾丸の融通をするのは飽くまで最後の手段です。 #right(){(300:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **薬莢の中にあるあの火薬は「発射薬」と呼ぶんですよね? 「火薬学会規格(火薬用語集)」では 「推進薬」は「ロケット推進薬」と同義とされ 「発生するガスをロケットノズルから云々」と定義されています。 日本火薬工業会の「一般火薬学」でも同様で、薬莢に充填されているのは「発射薬」、推進薬はロケット用です。 火薬学会の「エネルギー物質ハンドブック」、防技協会の「火器弾薬技術ハンドブック」も同様です。 >弾を推進させるんだから推進薬だろうが ロケット推進で射程を延長する砲弾の場合も 発射薬と推進薬は別物だぞ (砲弾発射してから、推進薬が引火するというプロセスだし) 一部の携帯対戦車ロケットやミサイルも、ランチャーから発射薬あるいはガスで射出後、 推進用の燃料で飛翔していく #right(){(652:269-273)} **Remington 147grの「gr」ってなんですか。重さの単位? gr. は「グレイン(grain)」。約0.0648gに相当する。ヤードポンド法の質量単位。 英米で銃弾や発射薬の重さ表示によく使われる。147gr.なら約9.5gということになる。 #right(){(657:474)} **ANFO爆薬を銃弾の推進薬として使えませんか? ANFOは起爆しにくい爆薬です。これは工業的に使用するには安全な特性となりますが、 起爆するためのブースター爆薬が必要です。また、一定量使用しないと不発の確率が 増える性質があります。つまり、ANFOは、一定量以上(通常、大砲の発射薬程度が最小限)必要な上、 小火器の発射薬にしようとすると、起爆用のブースター爆薬だけで要求される爆発力を上回ってしまい、 ANFOは余計になってしまいます。 また、発射薬にはある程度緩徐な燃焼が必要であり、爆轟ではなく、爆燃が必要なのですが、 ANFOやANFO用の起爆薬は爆轟を起こしてしまいます。そのため、銃身の腔圧が 急激に上昇し、銃を破壊することになるでしょう。 #right(){(666:system ◆systemVXQ2)} **拳銃の弾ってライフルの弾のように先端が尖っていないのは何故なんでしょう? コンパクトにするためです 拳銃はPDFと違ってグリップに収める必要があるからね サブマシンガンも専用弾を使うより拳銃弾を流用したほうが 兵站状のメリットが大きかった 現代ではボディーアーマを貫くためなどに貫通力が必要になってきたため PDFの登場となった。 #right(){(678:モッティ ◆uSDglizB3o)} 拳銃弾に求められる性能は、貫通力よりも、打撃力にあります。 特に貫通力を求める場合、固い材質で尖った先端形状を取る事がありますが、 初活力が低い為、初速と弾丸重量を拡大し、小銃弾と拳銃弾の中間的な威力を持つ、 所謂近接防御火器(PDW)用弾薬が開発されました。 これは拳銃の能力の限界を超えた要求である、高度な抗弾装備に対する能力を獲得する上で、 拳銃タイプの形状に対応したPDW弾薬が必要とされた為ですが、近接戦闘において使い易い、 短縮小銃の普及により、PDWの必要性、存在意義が薄れる事となりました。 #right(){(678:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **メタルジャケットの弾で手が吹っ飛ぶことはない、と書かれてましたが本当ですか?? メタルジャケット弾は、貫通力を重視した、金属で覆われた弾丸です。 これを手の平の、骨を避けた部分を撃つような場合、弾丸による創傷は、 棒状の物体が貫通したような形態となります。 また、着弾時に変形するようなホローポイント弾種であっても、手の平のような肉厚では、 変形する程の抵抗を受ける事無く貫通する可能性もあります。 #right(){(684:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **リボルバーとオートマチック拳銃の弾(例えば9mm)は互換性はあるのですか? ない。リボルバーで撃つにはリムっていうシリンダーに弾のケツを引っ掛ける出っ張りが必要で リボルバー用の弾にはリムがあるけど9パラみたいなオート用の弾にはリムがない だからシリンダーに入れても下に落っこっちゃう 逆にリムのある弾はたいていオートのマガジンに入らない #right(){(286:392)} .45ACPが使用可能な回転式拳銃はS&W及びコルトがらM1911の代用品として制式採用されていました ハーフムーンあるいはフルムーンクリップと呼ばれる装弾子を使用するもので、これは戦後日本に払い下げられ 警察官に支給されていました 9mmPARAはS&Wとマテバ社から、それぞれ対応する物が販売されています また.357Magnumや.44magnumを使用する自動装填式拳銃は IMI/マグナムリサーチ社のデザートイーグルがあります。 #right(){(286:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **薬莢ですが、どうしてアルミとか鉄薬莢は流行んないの? 鉄は銅より延性が低いので、密閉性が低い。 銅(というか真鍮)は延性があるので、腔圧によって拡がり、しっかり薬室を閉鎖してくれる、 という利点の他に、使用後の薬莢を整形して、再使用(リロード)することもできます。 鉄は硬くてそうはいかないので、再使用して節約、も多い民間用にはまず使われません。 もちろん鉄には錆びやすいという欠点もあるため、鉄薬莢はラッカー塗装で保護されてます。 #right(){(686:system ◆systemVXQ2)} **空砲って、実包から弾頭部を取り外し、薬莢だけにした物という解釈でよろしいでしょうか? 空砲と言うのは、弾頭を取り除いた薬莢のみで構成されてはいません ライフルグレネードの発射や弾丸を発射せずに自動装填機構を動作させるのに必要な火薬ガスを発生させる為 先端は絞り込まれていて内部に高圧ガスを発生させるようになっています、また銃を動作させる為にブランクアダプターを装着します そのため銃口近くではこの高温高圧のガスによって大怪我をする危険性があります。 #right(){(285:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **銃弾って今でも鉛弾なのですか 銅のほかにもタングステン・鉄・アンチモン・ニッケル等を使った合金が使われている #right(){(俺初質スレ432:ハインフェッツ ◆L81ZQG5HXc)} **弾頭の鉛の中に少量の有機水銀を入れれば最強ではないですか? デバステーターはアメリカ全土で禁止されている。ジュネーブ協定でも禁止。 #right(){(俺初質スレ432:449)} **弾頭は鉛以外使えないのですか? 別に鋼鉄でもタングステンでも劣化ウランでも、何なら金や銀でも構わないが。 まあ消耗品なんだから、入手しやすくて安価なもん選ぶさ。 軽いと横風に弱くて弾道がブレるとかあるし。 装甲や防弾ベストに対して貫徹力重視の弾を使う場合もある。 ただし人体狙うなら、貫通するより体内で止まってくれる方が都合がいい。 #right(){(俺初質スレ432:440)} 鉛に加えて鉄も一般的 #right(){(俺初質スレ432:441)} 散弾銃だと、鉛の環境に与える影響を考慮して、鉄製が主流になってるな。 #right(){(俺初質スレ432:442)} **雷管式?の実弾ってどの国が開発した物なんですかね? パーカッションロックについては、1807年、アレクサンダー・フォーサイスという人が 特許を取っています。 金属薬莢の利用という点では、1835年、フランスのルフォシュがピンファイアの特許 を取得しています。 普及は、1840年代の欧米諸国の軍隊からで、最初は1840年、Prussiaが採用しています。 #right(){(138:眠い人 ◆gQikaJHtf2)} **高速で撃ち出される弾丸の速度はどのように測定するのでしょうか? 銃弾の初速の測定にはクロノグラフ(弾速器)を使用します。 銃口と標的の間に設置し、銃弾が通過した瞬間を計測します。 最初の実用的なクロノグラフは、銅線と電磁石とナイフ状の刃を組み合わせた ブーランジェ弾速器(1870年代)です。距離を置いて設置した2つの刃&電磁石付き銅線を 銃弾で切断して落下させ、それぞれの落下跡の距離と落下時間から弾速を割り出すというものでした。 その後、電子技術の発達に伴い、真空管、トランジスタ、ICを利用した電子式となり、 測定方法も銅線や回路を銃弾で切断する方法から光センサーを通過させる方法へと変わっています。 モデルによっては発射弾数、平均、高低、標準偏差まで即時に表示されるようになっており、 高価だった値段もアマチュアに手の届きやすいレベルになっています。 最新の奴は超音波スクリーン式。 原理は超音波を仮想的に構築して、その的をとおった時の周波数変化、 的間の時間差から速度を計測する。 #right(){(52:557)} ドップラーレーダーを使ったりもする。 #right(){(52:558)} **9mmパラベラム弾っていいますけど、「パラベラム」ってどういう意味ですか? パラベラム(パラベルム)は商品名だけど、 原義は「戦争に備えよ」 #right(){(31:530)} **日本軍は弾薬不足だったって話だけど、弾薬って作るのそんなに難しいんですか? 造るのが難しいんじゃない。 造るのが追い付かないくらいに弾薬を消費するんだよ、近代戦は。 日本軍に限らずどこでも、弾薬の消費量は開戦前の見積もりを遙かに上回った。 #right(){(41:265)} **旧日本軍では通常のライフル弾より火薬を減らした弾をスナイパーが使っていたという話を聞きましたが本当なのでしょうか 発砲炎を減らす為だったと聞く。 #right(){(53:840)} **拳銃弾をサブマシンガン・ライフル弾をスナイパーライフルなど通常より長い銃身で撃っても初速はアップせず落ちるのでしょうか 拳銃は極端に銃身が短いので上がる。ライフルとスナイパーライフル は極端に銃身の長さに差は無い。理論値よりは短いので下がりはしない が、薬室近くで半分以上の速度になってるから、多少伸ばしても上がりもしない。 #right(){(53:840)} **小銃で超音速の弾丸を使用した場合、着弾地点で音の方が先に観測されるということはあるのでしょうか? 音速以下になって、1度音波に追い越されていれば。 (つまりある程度の時間音速以下で飛行すれば) #right(){(57:114)} **.40S&W弾の口径と薬莢長をNATO式の ○○×○○mm として表記するとどうなるのでしょうか? 10×21mm。そんな表記は普通使われないが、mm表示のときはこうする。 軍用で使ってるとこもないし(公用ならかなりあるが)、 わざわざこんな表記を使う場合は極端に少ない #right(){(58:68)} **現在、.30口径の小銃、機銃用の焼夷弾ってあるんでしょうか? 30口径用焼夷弾 7.62mm弾には曳光弾も多く存在しますが、それらの中にはincendeary-tracer、つまり 曳光焼夷弾と分類されているものも少なくありません。米軍のM62 Tracerも 観測、焼夷、信号、および訓練用、とされています。 また、ロシアの兵器カタログの一部をみると、7.62mmの徹甲焼夷弾というものもあります。 まあ、いずれも薬量を考えると、焼夷と言うより、火災誘発的なものでしょうが、 焼夷弾と称することにはまったく問題ありません。 #right(){(60:675)} ちょっと気になったので、Jane's の弾薬年鑑で確認しました。ロシアの モシン-ナガン7.62×54の弾薬(ドラグノフなどに使用)には、Incendiary-Obs (焼夷観測)という弾種があり、焼夷用粒剤を弾頭部に含み、衝突時の衝撃で 作動する雷管で着火するそうです。こうなると焼夷弾としか言えませんね。 型式名ZP。弾重10.36g。 #right(){(60:679)} **なんで軍用弾は全てフルメタルジャケットなのですか? FMJしか使わないのはジュネーブ条約で決まっているからです。 鉛が出ている弾は人体にとどまりやすく、しかも破片が体内に残りやすいから禁止。 #right(){(61:413)} **前線へ武器弾薬が送られるとき、5.56mm弾は弾倉に詰めた状態で支給されるんですか? 弾薬箱に入っているのを詰めます。 #right(){(62:768)} 普通は弾倉は持ち帰ります #right(){(62:769)} **弾丸は柔らかい鉛の弾芯を変形防止用に弾被で覆っていますが、最初から黄銅などで削り出し製造しればいいんじゃないんですか? 重い鉛のほうがノックアウトパワーファクターが大きいのです。 また貫通力と阻止力の両方を兼ね備えるためには鉛を被甲した 弾のほうが優れています。また、金属の価格の問題もあります。 #right(){(63:168)} 変形防止用と言うか、オートマチック拳銃を含めて高速で連射できる火器の 弾丸をムクの鉛にすると加熱した銃身や薬室で溶け出してしまうのを防ぐ意味が 強いです。リボルバーには鉛のムク弾もあるよ。 #right(){(63:169)} **理論上、狙撃銃から発射できる弾丸のサイズはどのくらいか 狙撃銃を大口径にしたら対戦車ライフルになるだけだし、それをもっと大口径にしたら火砲になるだけだが 一応ライフルの体裁をとっている最大口径のものとなると20mm級の対戦車ライフルだろうか #right(){(俺初質スレ2049:787)} ----

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