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#contents ---- **WW2末期のドイツで開発されたホルテンってステルス性能を持っていたんですか? どうも本当らしいです。 少なくともレーダー対策を取っていたとこまでは確実です。 主翼前縁にレーダー波吸収用カーボンを塗布し、機体の凹凸をできるだけ少なくするなど、 初歩的なステルス対策が取られてます。 それがどのくらい有効だったのかは、テストを行ったアメリカにしか分からないことでしょう。 #right(){(45:ゆうか ◆9a1boPv5wk)} 微妙に違いますよー 「カーボン塗料を塗っていた」のではなくて、主翼(?)前縁内部に カーボン構造物があった、が正しいようです(この項ミリエア) ただし、これがレーダー波吸収を意図したのかどうかは不明で(当時の ドイツの状況じゃ意味ないし)軽量化の一環ではないかという見方もあります (この項エアワールドの解説) 初期のミリエアじゃ、「前縁内部にカーボンを詰め込んでいた」なんて書いて あっったりして、事実としてどこまで正しいか疑問だし、カーボンそのものに レーダー波吸収能力を期待する時点で、限りなくネタに近い話だと、私は判断してます #right(){(45:756)} Ho299の場合、形状だけじゃなくて、例えば塗料にレーダー波の乱反射を起こす 素材を主翼前面に練りこんだり、現代で言う「ステルス」性を開発段階からから配慮した 部分で評価された面も大きいんだ! #right(){(俺初質スレ710:213)} **F117は何故、"F"の記号が付くのですか?AAMも運用可能なんですか? 開発段階で欺瞞の意味も含めてFナンバーをつけたのが、そのまま制式化 されてしまったものです。FASのサイト資料を見る限り、AAMの搭載はないようです。 #right(){(6:system)} **F-117は何で夜専用なの? >レーダーに映りにくいなら白昼堂々爆撃できそうなもんですが? >黒色以外のステルス塗料が作れなかったの? 昼だと目に見えちゃうでしょ? 試作の段階では迷彩パターンで塗装されたのもあった。 昼間使用前提でグレーっぽいロービジに塗られたF-117が飛んでます。 夜間任務メインになったから採用されなかったけど。 視力2.0の人の分解能でF117の翼幅13.2Mを識別できる距離の理論限界は44km。 現実には大気の影響等で大幅に縮まるでしょうけど、双眼鏡とかありますしね。 ですので万全を期すには夜間でしょう。 F-22+AWACS+SEAD機の編隊とかならともかく、 F-117で敵地の奥深くへの単独爆撃の場合、目視で発見されると絶好のカモになりかねません。 #right(){(353:590-600)} **F-117を極秘開発した時ってどうやったんですかね? >莫大な金がかかったでしょうに予算委員会とか議会をどう通してるんでしょうか?政権交代とかあるし… もちろん議会で所要予算を通して開発している。 軍事委員会には民主共和両党のミリタリストが集結しており、結束してしる。 秘密会議になることもしょっちゅうで、党内では「俺たちにゃ何も教えてくれない」 と不評も買っている。ステルスも両党の幹部は承知して秘密予算になった。 予算をごまかすことそのものはそんなに難しいことではない。 追及された時にどうするかが面倒なだけで。 ちなみにF-117の時は結構ストレートに公的書類に書いていた。 膨大な量の書類に目を通して調べる人がいなかっただけ。 それでいうなら「F-117」なんて3桁の戦闘機番号を振った(既に 3軍統合で番号はリセットされた後なのに)のも、「F-19」を飛ばして 色々なガセネタを飛ばしたりしたのも、情報を混乱させて計画の秘匿を 図るため。そしてそれは成功してる。 F-117にどれだけの予算が使われてたかは(ひっそりと)ちゃんと公表されて たのにもかかわらず。 #right(){(349:760,722)} **F-117って窓枠にギザギザがありますけど何ででしょう? レーダー波を無害な決まった方向に反射させるための工夫だったと思います。 #right(){(10:440)} **F-117ってのはなんであれだけ番号が飛んでるんでしょうか?開発してることすら秘匿する必要があったためと考えてよいのでしょうか?. >でB-2の頃にはそこまで隠す必要が無くなったと。あってる? 実は3軍統一名称令以前に完成してたのです>F-117 だから名称がそのままなのです。 #right(){(10:433)} 実際には爆撃機としてBナンバーになるべきなのに、Fナンバーになっていることも 含めて、秘匿のために例外的だったのだと言われています。 >>433 統一名称令に反発したロッキードのスタッフが117の番号を付け、ずっとそれを 開発中に使用していたのが、秘匿のためもあって制式名になってしまったと いう話を読んだことがあります。F-117の部隊や関係者も参加しているサイトで読んだ んだったと思います。117というナンバーは、研究用に入手したソ連機などにつける YF番号の延長上です。 ただ、FシリーズはF-110スペクターからF-111まで来ているのですが、F-117の 元になったYF-117のYFシリーズはYF-110がMiG-21であり、名称統一令の話の 流れとちょっと矛盾します。このあたりをきっちり説明した資料が欲しいところです。 #right(){(10:system)} 本来は、Aナンバーのはずです。しかし開発時に実験機のナンバーの借用や メーカー内部での仮称など事情でF-117の名称が使用され、秘匿、欺瞞の目的も 重なって、最後までFナンバーで通されました。その後は、わざわざマニュアルや書類 を全部書き直すのも面倒なので(おそらくは感傷的な理由も加わって)、F-117が 制式名になってしまったようです。 ちょっと例外的なケースですので、この間の事情についてはいくつもの憶測、見解があり それだけで本が一冊書けそうです。SR-71の命名(米制式の命名システムではSRという 型式番号は存在できない)と合わせて、しっかりした資料収集、考証を加えれば、存在感のある 本ができそうです。 #right(){(11:964)} 基本的には「欺瞞目的でFナンバーを付けた」ということのようです。 米制式名称から外れるF-112以降の機体には、裏で入手した米空軍保有のミグ などの敵性戦闘機があり、ネリス基地あたりで極秘に管理されていました。 F-117に同様の呼称を使うことで、新規攻撃機であることを秘匿していたと 考えられています。 #right(){(11:system)} **F-22とF-35の関係よくわかってないんです。 F-15とF-16の関係と同じ 高級制空戦闘機と万能軽戦闘攻撃機 #right(){(40:233)} **B-2は機体価格と維持費がなんであんなに高いんですか? まず調達価格は、計画より価格が高騰した結果、調達数が減らされ、 それにより更に高騰してしまった結果がああなっています。 維持費は、所定の性能を満たすためステルスコートをフライトごとに チェックし、塗りなおす必要があるためです。 #right(){(63:285)} **F-117は通常爆弾を搭載しますか? 「通常爆弾」が自由落下型の非誘導爆弾を指すのか、それとも非核爆弾を指すのかわかりませんが… F-117はもちろん核爆弾以外の爆弾を搭載しますし、非誘導爆弾も搭載可能です。 >また、航空機による対地攻撃で誘導兵器を使用する場合、目標から目で見える範囲まで接近する必要がありますか? 目標から目で見える範囲と言いましても人間の視力は様々なわけで… F-117の場合、Pavewayというレーザ誘導爆弾を主に使用します。その場合、高度数千mから 落下させ約15kmほどの射程があります。爆撃が夜間に行われることもあり、目視するのは 困難でしょう。 他の戦闘機の場合も同様です。 #right(){(70:50)} F-117は普通の爆弾も積めます。ですがステルス機が使われるような目標は 重要施設が多いので必中を期して誘導兵器を使うことが多いです。 あと航空機の誘導兵器ですが目標が見えなくても撃てるものもあります。 B-52が積んでいる巡航ミサイルは射程が1000kmこえますし。 物によるということですね。 #right(){(70:51)} **B-1爆撃機はレーダーに探知されにくいとかステルス性能を考慮されてるってホント? B-1はステルス性を考慮に入れて設計されています。 #right(){(70:776)} B-1Bもレーダー反射面積(RCS)を減らす工夫がされています。 B-2ほど極端でもありませんが、B-52に比べるとかなり効果はあるようです。それに低空を飛行しますしね。 #right(){(70:777)} **F-117についてですが、敵の手に渡らないように”自爆装置”がついているのでしょうか? 装備されています。F-117の場合にも、電子装置関連はそれによって破壊されたようです。 ただ、機体全体を木っ端微塵にするような自爆装置は、重量も問題だし、信頼性(^^;も大変です。 現実的にはいくら極秘のものでも、そのレベルの自爆装置はありません。 ましてF-117はそこそこ腐りかけた極秘でしたから。 #right(){(74:system)} >搭乗員が斧で壊すとか、酸で溶かすとか、いろいろあるらしいね 中国に拿捕されたオライオンの電子偵察機版でだいぶ騒がれましたね。 多数のハードディスクを一挙に読み出し不能にするシステムとか、 ポチッと押すと酸で内容を破壊するとか、いろいろ積んであるようです。 月に一回ぐらい、模擬演習するんだろうな、などとスレ違いゆえ下げ。 #right(){(74:system)} 破壊装置が付いてたので有名なのはU-2(の偵察器材)ですね、パワーズの時は原形保っていて焦ったとか。 現在でも高度な機密情報を扱う電子偵察機などは破壊手順が組み込まれているようです。 もっとも「自爆装置」ってものか有るかどうかはしらんが。 #right(){(74:923)} **ペラペラのステルス爆撃機1機で空母キティホークより高い(値段)ってマジですか? ノースロップ・グラマン社のB-2スピリットですね キティ・ホークとは年代が違うので単純比較できません 当然1960年代建造のキティ・ホークほうが 貨幣価値の関係でコストは低いです しかし1997年の報告では 仮に通常動力空母1隻建造費だけで 2050万ドル以上かかると言われてました B-2の1機(開発費込みでも)を上回るコストです 確かにB-2は他の航空機とは桁違いの価格ですが 空母は更に上です #right(){(80:15)} **F-35って何でV/STOLとは言わず、みんなはSTOVLと言うんですか? 「STOVL」は「STO」と「VL」で区切ってください STOはShort Take Offの略 VLはVertical Landingの略であるから 「V/STOL」っていうと「垂直/短距離離着陸」という意味になってしまうので少しおかしい #right(){(94:372)} VTOLあるいはV/STOLは「技術」 STOVLは「運用」と思えばよいかも。 #right(){(94:374)} >つまり、F-35は「V/STOL」に当てはまらない機体というわけではなく「V/STOL」という表記方法が間違いということ? 374で書かれているように、F-35もハリアーも、V/STOL機はVTOL能力もSTOL能力も持っています。 ただ、離陸時は燃料、弾薬等を積んでいかなくてはならないので、VTOを行うと燃料消費が大きくなるだけでなく 積める物も少なくってしまいますよね? そこで英海軍とBAeが考え出したのがスキージャンプな訳で、これで軽空母のような短い滑走距離でも VTOに比べたら25%増し位の荷物を積んでいけるわけです。 帰ってくるときは弾薬も燃料も減っていますから、場所を取らないVLのほうが効率がいいのは自明だと思います。 期待の種別で言えばF-35は立派なV/STOL機ですが、通常の運用上STO/VLを行うほうが圧倒的に 多いので、STOVL機と呼ばれているのではないでしょうか? #right(){(94:378)} **「共同ストライキ戦士(JointStrikeFighter)」を解り易く説明して下さい。 JointStrikeFighter? 共同なのは米空海軍と英空軍で共同開発してるから。 ストライキ戦士なのは純粋な戦闘機じゃなくて対地攻撃も出来る 戦闘攻撃機だからだよ。 #right(){(94:628)} **YF-23ではどうやって赤外線ミサイルをロックオン状態にするのでしょうか? 記憶だが、赤外線誘導でも初期はレーダーでロック・誘導し目標付近で赤外線誘導にするのではなかったかな。 #right(){(108:11)} まずYF-23は兵装リリーステストを要求されていませんでしたので、実働する兵装ベイを備えていなかったと思います。 (YF-22はメーカー自費でテス/デモンストレーションした) しかし兵装ベイのパネルラインはあり、それは回転式ではなく前後楔処理された開閉式と思われるものです。 (F-106の様な回転式ならむしろIRAAMのシーカーには便利でしょう、実際ファルコン使ってるし)  でF-22ですが、IRAAM(AIM-9X)はサイドベイのドアを開けレールランチャーから発射しますが、 JHMCSによる高いオフボアサイト能力を生かせるのかをチョット疑問ですが、 LOAL(LockOnAfterLunch)モード使えば大丈夫なのではないかと・・ 誤解するといけないから追加、 F-22サイドベイのレールランチャーはドア開時に外に露出します。 ですから視界内でしたら以前と同様LOBL(LockOnBeforeLaunch)でも発射可能です。 #right(){(108:13)} **F-35などはミサイルを外に搭載すると、ステルス性は下がると聞きました。 >では、ステルス性を損なわないような形状なり塗装なりを施したミサイルや、 >ミサイルをステルス性の高い箱というかカバーと言うようなもので覆い、 >発射時はそれを吹き飛ばしてミサイルを発射する、という計画は無いのでしょうか。 >ミサイルがステルス性を下げるのなら、下がらないようなミサイルを作らないのだろうかと思うのですが そのカバー自体がレーダー波を反射してしまう原因になるからだと思う。 それにF-22作っていた時代ならともかく、 JSFコスト削減をも考えて作られて言うので、再利用ができない仕組みは考えないと思う。 >下がらないようなミサイルを作らないのだろうか、 当然構想としては存在していただろうが、 そのために性能(飛翔性能や誘導性能)が犠牲になるようだったら最初からやらないと思う。 #right(){(114:283)} >発射時はそれを吹き飛ばして・・・ その時点でステルス製が損なわれるし、発破で失われたパネルのせいでステルス性が失われます。 外に吊るタイプだとパイロンが必要になるので、結局、内部に格納するのが一番。 ステルス性のあるミサイルについては研究中。 巡航ミサイルあたりになるとステルスミサイルも試作されたりしてます。 なかなかコストの兼ね合い等もあって、まだまだ研究段階ってトコ。 #right(){(114:284)} F/A-22の基となるATF計画と言う名称がまだ付いて無かった頃ですが、 弾薬のコンフォーマル装備はかなり研究されてました。 当時は超音速巡航性能に注目されていましたが、ステルス性も重要な指標だったのでしょう。 機体上面に装備するリフティングボディ誘導爆弾なんて物も有りました。 しかしハブブルー以降の近代ステルスの要求するレベルはとてもそれで満たせる物ではなく 結局爆弾槽が現実的な回答となったのだと思います。 #right(){(114:299)} **以前B-2の「回転式弾倉」の図解が載ってるサイト知りませんか? B-2 回転式弾倉 (rotary launcher) http://people.howstuffworks.com/stealth-bomber3.htm ぐぐると良いサイトが見つかるかも知れません。 #right(){(117:system)} **F-117Aの読み方は、どなたかわかりませんか? 英語で3つ数字がならぶと、 357 スリー・フィフティーセブン のように読むのが通例なので、 F-117A エフ・ワン・セブンティーン・エー と読むと思う。 #right(){(124:90)} **F-22AやF-35のウエポンベイに、空対地誘導弾、空対艦誘導弾、ARMを搭載し運用することは可能でしょうか? 現時点ではラプターとライトニングⅡのウエポンベイで運用可能な対地ミサイルや対艦ミサイルは無い。 敵防空網制圧任務は、SDBとJDAMで早期警戒レーダーとSAMのレーダーを爆撃する計画。 #right(){(493:686)} **F-35って新しいだけに電子機器はF-22より優れているのですか? まず、新しいからって別に別に搭載する電子機器の世代が数世代離れてるなんてわけではない 電子機器の性能や使われてる技術だけでいうなら差なんて無いよ あと電子機器は世代の差よりも、搭載する機体の大きさ=積載容量の方が問題になりがち 旧式でも大型機に搭載するため高出力でレーダーレンジが広い機器と 新型だけど小型機に搭載するため低出力でレーダーレンジも狭い機器じゃ どっちが性能が優れている?ってことになるし、 レーダーレンジの広い機器を搭載したいけど、新型戦闘機は小型で 搭載容量の限界があるため、大型の機器は詰めず、小さく低性能しか積めないなんてこともある (低性能が言いすぎならば、やや小さくて出力が要求には不十分なものしか積めないと言い換えることも出来る) でもってさらに、「その機体の目的と合致しているから小型でも大型でも高性能でも低性能 でもあんまり関係ない、そいつにとって一番ベストな電子機器」という見方もある #right{(498:693)} とはいえ、F-35のコンフォーマルUHFデータリンクアンテナは、 F-22の機体間通信よりも、通信能力、効率、互換性ともに、より優れていると言われてるな。 #right{(498:694)} **艦上戦闘機は安全性の点で双発が望ましいと聞いたのですがF-14とF/A-18の後継機としてF-35Cは単発でも問題はないのですか? 空軍・海兵隊との基本仕様が統一されてるので海軍の要求が容れられなかったようです 単発機の信頼性向上もあって、特に双発に拘る必要はないのでは、という形で説得されてたような 双発だと運用コストが上昇することも嫌われたようです #right{(520:289)} 機種統一によるコスト削減を優先させたから。 それとエンジンの信頼性が向上してある程度単発でもいけるという目処が立ったから。  艦載機がジェット化されてからもF3H、A-4、A-7と単発機は採用され続けております。 その内エンジンの信頼性に問題が有ったF3Hを除いて単発は特に問題となっておりません。 確かに双発/単発は「好まれる」程度の問題といえるでしょう。 #right(){(334:926,927)} **F35に載るエンジンはタービン前温度2000度を超えてるってガチですか? >理論的に2000度越えられないって聞いた事あるんですが。 Fahrenheit 3,600 Everywhere you look, the gas turbine industry is running hot. http://www.memagazine.org/backissues/membersonly/april07/features/fahrenheit/fahrenheit.html 3,600゚F = 1,982℃なので約2,000度です。 #right{(524:672)} **ラプターは20mmなのにライトニングⅡが25mmなのは何故ですか? 「対地射撃を重視しているから」って事らしいです。 A-10スレの人が言ってました。 A-10の後継機だし、20mm程度の豆鉄砲じゃ不安だからでしょ。 地上攻撃の際に機銃掃射するには20mmでは威力不足、とされたから。 実際、対地支援を主任務にする海兵隊のAV-8ハリアーは25mmを積んでいる。 ラプターの任務上、直接地上攻撃はまずしないということになってるので ラプターは20mmのまま。 #right(){(345:790,791)} **最近、日本が「心神」なる戦闘機を開発中という事を知りました >武装などはまだ未定らしいのですけど運動性能やステルス性はFー22と比べてどうなんでしょう? >タメ貼るか、あるいはそれ以上いけそうでしょうか? 心神は戦闘機じゃなくて「先進技術実証機」。 ステルス技術の研究を・開発を通じてノウハウを蓄積するためのもの。 心神で得た技術を元に、将来的にステルス戦闘機を国産できたりするかもしれないが、それはまた別のプロジェクトになる。 心神自体が量産・武装・実戦配備される予定はない。 #right(){(戦争板初質スレ1:199)} **ステルスのB-2は日本上空を飛ぶことがありますか? B-2、グァムにはいたと思いますから、中東、欧州などへの移動中に日本近所を・・・、んー、 考えにくいですし、肉眼で目視できるような高度を飛ぶことは更に考えにくいですね。 #right(){(9:system)} 多分ちがうとおもいますよ。 しかしながら、最近は嘘か本当か知りませんが衛星から気流の乱れでステルス機を発見するなどということが ささやかれていますよね。 そういう事が本当なら、日本上空を飛ぶことのメリットは一般のならびに米軍・自衛隊の航空機に紛れて飛行出来るので 特定されにくいことがあるでしょう。さらに故障した場合にも不時着する場所がたくさんありますし、攻撃を受ける可能性も 全くありませんよね。 一番安全に飛べるということは間違いないでしょう。 もし、日本上空を飛ぶのなら・・・ 時間的に旅客機が飛ぶ時間帯であれば、さらに上空であるか反対に低空で飛ぶことも考えられます。なにせレーダーに 映らないとされているので、もし低空で飛行するなら、衝突をさけるため燈火類を点灯させているかもしれません。 但し一般的に低空では燃料を多く消費する傾向にあるはずなので低空飛行が合理的な選択とは思えません。 もしかしたら本物だったかもしれませんね。 #right(){(9:178)} **B-2は世界一高価な飛行機ですか? 開発費の割り掛けをしない調達価格で、STSを航空機から外せばそうでしょうね。 #right(){(11:G_Tomo)} 一機二十一億ドルってのは開発費込みのお値段。 ノースロップは五億ドルで追加生産します!!って売り込んだ・・・が断られた。 もっとも十年前の話だから、今なら十億ドルになるだろう。 五億ドルってのも、二三個飛行隊分を一括発注した時はって話だし。 #right(){(349:766)} **B-2爆撃機は赤外線追尾式のミサイルを回避するために機体の上方に廃熱しているようですが、 >更に高い高度からB-2を赤外線誘導式で狙うと他の戦闘機や爆撃機同様に追尾していってしまう事はありえるんでしょうか? >またアメリカを含む各国でB-2より更に先の次世代爆撃機を開発してる国ってあるんでしょうか? B-2の設計時の予定運用形態は、ステルス性を生かした中高度以上での浸入。 途中、低高度浸入に必要な機体強度・飛行特性も追加されたが、現在での主な運用は中高度以上。 ゆえに排気口もより低い位置からの探知に配慮した位置になっている。 しかし排気の拡散、排気口赤外線放射特性などに留意し、上方からの探知にも配慮されてるのは確か。 現在爆撃機の研究開発を行っているのがはっきりしているのは米露。 アメリカは2018年を目標に暫定的及び2030年代により本格的な戦略爆撃機の開発計画、ロシアはTu-160の後継研究を開始しているとされている。 しかし爆撃機をめぐる情勢は流動的で、計画通り進む見通しは低い。 #right(){(549:953)} **米海兵隊はF-35Bを採用するようですが、同機を空母から運用することも検討しているのでしょうか? まず、海兵隊がなんで飛行機を持っているかというと、強襲上陸した海兵隊員を 援護するため。真っ先にくるのはCAS。連中がハリアーが大好きなのは、どこに でも展開してライフルマン(歩兵)を援護できる、というところに着目したから。 それ以前の採用機だと、滑走路を使うか空母の甲板に間借りさせてもらう必要が あったから。 その上で海兵隊のSTOVLのF-35が正規空母に展開するのかと言うと、あまり必 要性が無い。海兵隊の都合で飛行機を使いたいのであれば、海兵隊員を乗せた 強襲揚陸艦から展開できる。海軍の側から見たら、正規空母の寸法と支援設備 を前提にして搭載量と航続距離を延ばしたC型を作らせてるわけで、支援設備が 要らないB型のメリットが消えうせると「性能が半端」つまり他の艦載機と足並みを 揃えられないと言うデメリットが目立ってしまう。 ただ、C型が遅延して空母から使えるステルス機を海兵隊しか持っていないとか、 そのときの作戦で使うステルス機の数がどーしても足らないとか、そもそもが調 達数が減らされて海軍と海兵隊の航空隊は合同しなきゃ数が揃えられないという 可能性も無いわけではなく、そのときの情勢や事情によっては正規空母から使う こともありえる。けど開発段階の現状ではそこまで突っ込んだ話はできていない。 #right(){(580:ふみ)} **B-2とF-117ってどちらがRCSが小さいですか? >また、F-117のRCSは直径3mmのベアリング以下というのを科学ニュース+板で見たのですが本当ですか? ステルス機のRCSについては公表あるいは公認されたデータはありません。 条件(波長、波形等)によっても異なりますし、正面から少しずれるだけで大巾に異なる可能性もあります。 従って、かりに公表されてもそれはその機のステルス性のごく限られた面を示すのみです。 とはいえ、グロセキュはじめいくつかの信頼されているサイトでRCSの推測値が示されています。 異なるサイトのどれも大きな違いはないということが、信用できることを意味するのか、 ソースが一つしかないために一致している、つまり信頼性が低いことを意味するのか。 このあたりがなかなかおもしろい。 http://www.globalsecurity.org/military/systems/aircraft/f-35-design.htm ともあれ、上記サイトによればF-35はF-117の半分といわれるB-2と同じ程度のRCSということであり、 数字としては0.0015m2と示されているわけです。また正面に限ってはF-22以下とも。 #right(){(333:554)} **イギリスはハリアーをF-35Bに置き換えるつもりのようですが、垂直離陸ができなくなっても問題はないのでしょうか? 現在の艦載機は燃料満載で発艦はせず、発艦後に空中給油を受けます。 兵装+満燃料で発艦では重過ぎて、燃料消費が激しいからです。 V/STOL機も兵器と燃料を積んで離陸するにはアメリカのワスプ級くらいの広大な甲板か、 スキージャンプなどの工夫が必要なんだ。 >V/STOLでは無く、STOVL(ShortTake-Off&VirticalLanding,短距離離陸垂直着陸)ではないかな? V/STOL機(VTOL機STOL機の総称)でもSTOVL機(短距離離陸垂直着陸運用を行う機体)でも正しい。 チョット異なる概念で排他的ではない。 #right(){(330:650-658)} **ステルスということでいえば、退役したF-117では駄目で、B-2でなければ出来ないことって、何でしょうか。 「ソ連の強力な防空網を突破する戦略爆撃機」という命題に対して ・B-52 航空優勢を掌握した上でという旧来の概念 ・B-70 高空超音速 ・B-1 ある程度の低RCSと低空地形追従 ・B-2 亜音速ステルス機体 というそれぞれのコンセプトで応えようとしたもの。 XB-70は高高度超音速によりソ連の防空網を突破するというコンセプトで、 この機体は技術的迷走をマクナマラ長官とカーチス空軍参謀長のラインから 軍内政治的圧力でかなり強引に押し進められた面もあった。 開発が炎上するなかマッハ3.2のSR-71の爆撃機化案などもあったが、 結局は却下された流れがあり、最終的には実戦配備まで辿り着けなかった。 F-117はロッキード・スカンクワークスが三角形平面の組み合わせによる エコー制御という概念を盛り込んだ機体設計を、 当時計画されていたステルス機計画にあわせ売り込んだもので、 分類的には戦術爆撃機もしくは攻撃機になるため、 戦略爆撃機とは少々異なる。 B-2はB-52後継のB-1が炎上・紛糾して十分な戦力化が無理そうな見通しになったので、 F-111を改造してTFXとし、需要を代替しようと試みたものの、 同時にF-117大型化案が提案されてロッキードとノースロップが競った結果、 大型で高価だが搭載重量の大きなノースロップ案が採用され実現したもの。 #right(){(戦争板初質スレ3:1000)} **同じ重さの金より高価と揶揄されるB-2ですが、なぜこれほど高価になったのですか? まず開発費。 B2は塗料から構造材にいたるまで、既存の軍用機の技術をほとんど使用していないぐらい (当時の)最新技術の塊なので、開発費が膨大にかかっています。 ナイトホークを入れればステルス爆撃機二号機ですが、全くといっていいぐらい別物ですし。 つまり、B2の価格は「ステルス技術開発費」も込みだと言っていいと思います。 それだけでなく ・表面にボトルやリベットが出ているとステルス性ががた落ちするために、  表面部分は全て内側から接着していく。 ・塗装ムラがでると(以下略)のために、塗装に高精度が要求される。  ついでに頻繁に塗り直さないとダメ。 と、とかく金のかかるっていうか、コスト度外視した冷戦時代最後の怪物です。 元々爆撃機は機体、設備共に高額の予算がかかるので 調達数が少なくなれば単価が跳ね上がるのは当然 それまでのアメリカの爆撃機は100~1000機単位で生産されていたため 最低でも当時のB-52残存数程度での調達は見込んでいたが 20数機はいくらなんでも想定外 100機程度調達予定での単価はB-1の2倍はいかない #right(){(290:73-74)} 最大の原因は生産数の少なさ、開発・生産設備の割り掛が大きい。 ノースロップは1機7億ドルでの追加生産を提案している。 #right(){(72:932)} 独占の利益が働いて、量産の効率性が発揮されていないのもあると思われ #right(){(72:937)} **F-35はなぜ開発が遅れてるの? 要求性能の決定。下記が関係する  配備開始時に予想される脅威の想定、製作開始時に使用可能と思われる技術の想定  開発から配備までに使用可能と思われる予算  他の補完するシステムの予想状況  なかなか要求性能が固まらず、設計図も固定できない 技術実証機(プロト)の作成  機体、エンジン、アビオニクス、レーダー、ステルス性など  この間に最初想定された脅威、使用目的が変わり、技術難度も予想と相違し、予算はどんどん削られる  予定した性能を得ることが思ったより大変なことがわかる 初期低率生産機製作  しかたないから、要求性能の一部は先送りにして、とにかく飛ばせるものを作ることにする  ところがソフトウェアが大変なことになって、リセットしまくり  重量オーバーし放題。軽くすると今度は荷重に負けて強度不足が露呈  なんとか辻褄合わせると、かかった時間と労力分コストオーバーで、予算では必要数買えない 要求される仕様状況が更に変わり、生産数減少分単価が上がり(ry #right(){(723:system ◆systemVXQ2)} **F-35はハリアーのような垂直離着陸はできない? F-35A(地上基地用)とF-35C(艦載用)はできない。 F-35B(V/STOL型)はできる。 #right(){(俺初質スレ50505:683)} YouTubeで「F-35B」で検索すると良い。ロッキードマーチンが公式で垂直離着陸やってる動画をうpしてる #right(){(俺初質スレ50505:686)} *F-22 **F-22には教習用の複座型の機体は無いの? 無い。パイロットは全てフライト・シミュレーションで教習させる。 F-35も同様。 **F-22ラプターは、バルカン砲を搭載しているのでしょうか?また積んでいるのなら、どの部分についているのでしょうか? M61バルカンの改良型をF-15と似たような位置に積んでます。普段はカバーで砲口が閉じられてるのでちとわかりにくいですが。 #right(){(3:137)} **F-22がアフターバーナー無しでマッハ1.5で飛ぶのと、F-15がアフターバーナーでマッハ1.5で飛ぶのと、燃費はどれくらい違うのでしょうか? F-15の場合はF100-PW-100でアフターバーナー全開にすると増槽3本つけてても15分飛んだら燃料がなにもなくなる。 増槽1本にミサイル計8本の通常制空装備だと5分持たない。 F-22は通常の制空装備(ミサイル計6~8本)で増槽なしのスーパークルーズを30分は継続できると言われている ので、1:6くらいということになるな。 #right(){(493:241)} バーナー使った場合はターボファンならほぼ3倍から4倍の燃料消費になる 推力増加に比べて消費が大きいのはバーナー冷却にも燃料を使うから 昔の三菱勢ターボ車と同じだな #right(){(493:236)} **F-22は艦載機としても使用可ってホントですか? ウソ。 艦載機型の検討がされてはいるが、現時点では開発されていない。 緊急着陸時に使用する制動フックが装備されてはいるものの、 これはあくまで陸上滑走路において使用するものであり、着艦支援器材が 装備されていないので艦載機としての運用は不可能。 パイロットの腕だのみで、いちかバチか一発勝負で空母に降りるってんなら まぁやってやれないことは無いかも知れないが、そーゆーのはフツー 「艦載機として使用可」とは言いません。 #right(){(34:404)} **F-22は増糟の搭載を想定されているのでしょうか? F/A-22については、主翼下のハードポイントに600galの増糟を2本搭載 出来ます。当然ステルス性能は大幅にスポイルされますし、超音速巡航 も出来なく成りますので、ステルス性能と超音速巡航を必要としないミッション に限定されるでしょうが…。 それだと、F/A-22を使わずに、べつの作戦機(F-15Eとか)を使った方が良いと思いますが…。 #right(){(48:584)} **F-22には、”ライトニングⅡ””スーパースター””ラプター”という3通りの愛称がありますが、正式なのはどれなのでしょうか? >YF-23にも”ブラックウィドウ””グレィゴースト”という2通りの愛称がありますが、これも正式なのはどちらなのでしょうか・・・? F/A-22 Raptor YF-23 Black WidowⅡ がそれぞれ正しい。 ”ライトニングⅡ”はYF-22につけられていた名称で、F-22が発表されたときに ラプターに変更されています。”スーパースター”は聞いたことがないが? ”グレィゴースト”は機体のあだ名だったはず。 #right(){(70:537)} 「ラプター」が公表される以前にアエロスペーステクノロジー誌が「F-22の 愛称がスーパースターに決まった」と報じたのです #right(){(70:541)} ライトニングIIはYF-22のロッキードの社内名称でしたね。他にレイピアという名称が雑誌などで 流れていたようです。国防省は最初はスーパースターにしたがっていたようです。 #right(){(70:system)} 「ラプター」は米空軍が制式機に付けた公式な愛称です。 それ以前に言われた「ライトニングII」や「スーパースター」は、 メーカーや周辺のジャーナリズムから出た愛称候補でしょう。 YF-23は制式機では無いので「ブラックウィドーII」等は公式な愛称では有りません。 ちなみに公式な愛称より、部隊で使っていた通称の方が一般的に広がる事も多いです。 「サンダーボルトII」より「ワートホッグ」、「エレクトリック・フォックス」より「レイブン」等。 #right(){(70:554)} **F-22はステルス性を無視すれば最大で14発のアムラームを搭載できるっていうのは本当ですか? http://www.globalsecurity.org/military/systems/aircraft/f-22-weapons.htm ぐぐればすぐ出てきますが。 本文ざっと流しただけですが、AIM-120Cは10発搭載が限界に見えます。 読んでみてください。 ちと訂正 Ferry Configurationでは14発搭載可能ですね。 ただ、これ、増槽と一緒の八発は撃てるんやろか。 #right(){(105:738、740)} >>738さんのソースを読むと、機内ベイにAIM-120Cを6発搭載可能。 そして機外に4箇所のハードポイントがあり、それぞれに5000ポンドまでの 燃料タンク、または「2基の」LAU-128/Aミサイルランチャーが取り付けられる、と書いてあります。 というわけで、機内6発、機外8発の、計14発ということになるのでしょう。 で、その場合は増槽をつける余地がないような・・・ #right(){(105:system)} 738です。 >Either a 600-gallon fuel tank or two LAU-128/A missile launchers >can be attached to the bottom of the pylon, depending on the mission. ということですから、燃料タンクか、あるいはミサイル架が装着可能と読めますね。 つまり、増槽四発つけた場合には、外部のハードポイントにミサイルは装着できない、 逆にミサイルを14発装着した場合には、増槽は装着できないというのが正解だと思います。 訂正ありがとうございました。出した資料はちゃんと読まないといけませんね。 #right(){(105:753)} **F/A-22の推力偏向ノズルは飛行中は可動しないんですか? 上下方向にしか可動しない、の間違いではないでしょうか。 極短距離着陸や高迎え角飛行時のピッチコントロールなどにも使用されると思いましたが。 #right(){(109:system)} 高迎え角での失速から簡単に脱することが出来るってのが売りですから、飛行中動きます。 ただ、普段から積極的に動かす物では無い様です。 実戦でコンプレッサーストールの危険を冒してまで、トリッキーな動きする必要あるの?ってたりもしますし。 まあ、開発開始当時は初期のスパコンがようやく使い物になる様になった時代な訳で、 それももっぱらステルス性と空力の両立のために使われた様で。 別段、空力だけでは困難なトリッキーな動きを目指して開発されてないと言うことと 三次元ノズルの研究自体はしてますので、その点は誤解なきよう。 #right(){(109:651)} **F-22はミサイルを撃つとき、レーダーで相手の機をロックしますよね。その時、敵に位置を知られてしまいますか? 相手から発信されるレーダ電波を逆探知して相手の位置を調べる。 ただし、逆探知では基本的に目標の方向しか分からないから、 機体に分散したアンテナで電波の位相を比較する、複数回の探知を相関させる、 データリンクにより他のステルス機、AWACSからの情報により相手の位置を推定する。 ついでにいえば、F-22のレーダーは低被探知性レーダーといわれ、周波数を分散させてスキャンするので、 自前のレーダーでロックオンしても敵機が気がつかない可能性大。 #right{(364:849,853)} ラプターはじめ、最近開発されている低探知レーダーは波長や波形を変えながら走査します。 このため、敵がレーダー波を感知しても一瞬しか続かず、ノイズとして処理されてしまいます。 実際にどの程度探知されにくいかまではわかりません。 また、複数の機体が交互にレーダーを走査して情報を共有する、 非ステルス機がレーダーを使用して、秘かに先行するステルス機にデータを送る、 などのネットワーク使用も行われます。 #right(){(301:302)} **F-22が搭載するF119-PW-100エンジンはステルス性を高めるような設計がなされているのでしょうか? 排気炎に何やらあやしげな工夫をかまして、赤外線探知からとっ捕まりにくくしている、 という話を聞いたことがあるな。っつーか、軍事機密じゃねーかなこれ ちなみに、ノズル自体に機密は無いそうだが、エンジン内部の処理にセンシティブな部分があり、 F-22を後方から撮影する際には制限がかかるそうな。 通常は軍人でも機体の20ft以内への接近に制限があるらしい。 以上、今月の航空ファンから。 #right{(359:899,901)} **F-22がSU-27などが行うコブラを真似する事が出来ると聞いたのですが本当に可能なんでしょうか? 可能 #video(http://www.youtube.com/watch?v=yeczZtRLFZc&fmt=16) #right(){(343:435)} **F-22Aは制空戦闘機ですが、迎撃機の任務も遂行することができますか? >またその場合、専用の迎撃機に比べてどれくらい劣りますか? F22は世界最良の迎撃機で、少ない人員で最良の効果があります 昔は空母1隻で数千機の戦闘機が買えましたが 最近は戦闘機が値上がりし空母1隻が戦闘機50-80機分 戦闘機の数も少なくなる一方です 少ない戦闘機をフル稼働させるために、戦闘機の用途別使い分けはなくなり みな万能機になりつつあります 最近は制空戦闘機と防空戦闘機は兼用です(F15とかF22とか) 明白に違うのは攻撃機兼戦闘機でした、日本では支援戦闘機(F16とかF35) ところがF15-EやSu30などは攻撃機としても戦闘機としても 非ステルスで最良のランクのマルチロールファイターで 制空/邀撃戦闘機と支援戦闘機の区分もあいまいになりつつあります #right(){(536:788)} **F22ってロックオンしてウェポンベイ開けてミサイル撃つまで何分位かかるの? 普通に撃つのとそんなに変わらないんじゃないかな? #video(http://www.youtube.com/watch?v=JTK3zeFRLO8&feature=PlayList&p=4FD4B6DAB525E6B7&playnext=1&index=9) 1:13秒頃は扉が開いて閉じるまで3秒くらいだし6:58秒頃では殆どロール中の一瞬。 #right{(空自次期主力戦闘機スレ489:たいちょー翼が取れました!@職探し ◆colbOqlL7)} **F-22は維持費幾らかかるんだろう >イーグル2億なら、2.5億くらい? F-22は小修理でもえらく高くつくみたい。 ttp://www.democraticunderground.com/discuss/duboard.php?az=view_all&address=364x1106041 キャノピーの部品代と、レスキューチームがキャノピーを機体の上で引きずったためできた 塗装の傷の補修で、計128万ドルかかったとか。 #right(){(F-15スレ21:221)} **F-22の赤外線探知対策は? 電磁波には大気を減衰なく透過しやすい窓と呼ばれる領域(波長)があります。(可視光領域も減衰の少ない窓) IRSTの感知する赤外線もこの窓(とディテクター素子)に制限されます。 他方機体が発する熱輻射は完全な黒体輻射ではなく、素材により特性的なものになります。 そこでF-22などは、窓の領域での熱輻射を少なくする(窓以外の領域にピークを持つ)素材によるコーティングを 行っているとされています。 #right(){(555:992)} **F22がスーパークルーズ出来て、F15やフランカーができないできない理由って何か? エンジンの燃費が良く軽量で尚且つ推力が大きい事が必要。 ラプターは部品点数の徹底的簡略化で軽量高効率を実現したらしい。 それにf-15とかと比べると開発年式も違うしね。 #right(){(345:785)} **F-117と違ってF-22は銀灰白色に輝いて特殊な塗料であるとの印象は受けますが? 表面に塗られているのは普通の塗料。 ステルス塗装自体は外板の裏側に塗られているから、見た目ではわからない。 先日のナントカolsenとかいう LM首になって訴訟した 「オレは会社の不正を見ていたぞ」 の訴状みると、 @F-22のステルス・コーテングは部位により種類が違う。 @基本は3層 1.プライマー 2.銀粉?(Silver flake mixed)の入ったポリウレタン 3.メタリック材料のトップコート これでレーダでむぱを拡散したり吸収したりしてるそうだが 訴状によれば不良材料を承知でLMは誤魔化して使っていたので よく禿げる。 ハゲがエンジンにダメージ起したりしてる もう見てらんない。 そうだが(苦笑 #right(){(F-22スレ30:19,24)} **F-22のステルス機能ですが、F-15でアルミ箔ばら撒いて同じことしちゃ反則なんですか? 同じことができるなら問題ないが、アルミ細片(チャフと言う)をばらまいたときの効果と、 機体そのもののステルス性は、全く別なんだぜ! チャフをばらまくのは、相手レーダーに大量の偽反射を引き起こして、 本物の飛行機を隠すのが主な目的なんだが、偽反射を引き起すこと自体が、 敵に「本隊の攻撃が近いですよ」って警告を与えてしまうんだ! ステルス機は、相手に気付かれずに、いきなり攻撃などをすることができるから、 結局、他の妨害手段では、ステルスには遠く及ばないんだよ! #right(){(俺初質スレ430:700)} **F-22のキャノピーはなんで茶色ですか? レーダー波を反射させるために金でコーティングしてあります。 #right(){(29:名無し軍曹)} これをしないと、コックピット内でレーダー波が多重反射を引き起こし、RCSの増大を招いてしまう。 **ステルス機は、非ステルス機に比べてマルチロール化が難しいと聞きましたが、これは何故でしょうか? 翼下パイロンに装備するとステルス性が台無しになっちまうんで、 機内のウェポンベイに全部搭載しなきゃならない。 けどウェポンベイにはスペース的に限界があるし、 かと言ってスペース広げようとすると機体がデカくなってしまうし。 F-35なんかは、ファーストデー・ステルスってんで、 開戦初日に敵レーダーやら防空ミサイルやらをステルス装備で潰して、 敵防空網を潰してもうステルスでなくても大丈夫って段階になったら、 ステルス性無視した翼下パイロンに爆弾を山盛り装備で突撃、って運用を想定してたりしてるね。 #right(){(325:884,886)} **F-22の水平尾翼は、推力変更ノズルで機動性を確保できるから、別に無くても良いと思うのですが その可変ノズルによる姿勢制御を突き詰めたMANTAって実験機がある。 それこそF-22から水平、垂直尾翼を取り払ったような形状。 姿勢制御は各所に付けられたスラスター+偏向ノズルで行なう。 制御が難しく、燃費が悪すぎて実用は難しいと言う結論が出ている。 F-22の推力偏向ノズルは、ロシア機のように空戦時の機動性向上を狙うものではなく、 大気の薄い高高度での各舵面の利きを補う目的で装備されている。 のだそうだ。 航空ファン2005年12月号によれば。 #right(){(325:891,950)} **ラプターてステルス性が自慢らしいですけど、索敵用のレーダー波を出した途端に敵機のレーダー警報装置に捕捉されてしまうから、結局発見されてしまい意味が無いんじゃないですか? それゆえ、早期警戒機などが位置を誘導したり敵機の位置を教えたりします。 これは他の非ステルス機でも同じ様な運用のされ方をしていますが。 F-22自前のレーダーは、ごく短時間最小限の照射で 必要な情報(少なくともAMRAAMに目標を教える程度の) が得られる走査速度を誇っており、 相手が検知できるレーダー波はその瞬間のみだから大丈夫 と米軍広報は言ってる。 基本はAWACSとかから情報もらう #right(){(303:34-35)} **F-22はスーパークルーズ中にもウェポンベイを開くことが出来るのでしょうか? 超音速飛行中に、ウェポンベイを開いてAMRAAMリリース、は2002年8月に試験済です。 http://www.f22-raptor.com/about/chronology.html エンベロープ(速度、あるいは機動Gなど)に制限はあるかもしれませんが、詳細はわかりません。 超音速飛行中にウェポンベイからJDAM投下もテスト済だったはず(要確認)。 補足 2008年7月にJDAM(SDB)を超音速で投下試験に成功してました。 http://www.militaryphotos.net/forums/showthread.php?138368-F-22-Raptor-performs-first-supersonic-SDB-drop http://img440.imageshack.us/img440/404/080711f9999x031lg9.jpg #right(){(672:system ◆systemVXQ2)} **F-22はAMRAAMを使用するとき自機のレーダーで誘導するのですか? AMRAAMの弾頭のレーダーは終末誘導用であり、近距離にしか効きません。 その有効距離内まで誘導するのは母機の役目ですが、AWACSからのデータリンクで誘導することも可能になってきています。 #right(){(284:878)} **互いに互いを発見できず一瞬目視できたとして次の瞬間には視界にないステルス機で互いに見えず互いに攻撃できないはずなのにF22が強いといわれる理由は何ですか ステルス機と言っても、主に防空レーダに捕捉されにくいだけで、全方位に充分なステルス性能が発揮できるわけではない また、戦闘時には音速以下に減速する必要があるので、目視でも互いに確認は可能 その上で、FCSや機動性を総合的に考慮して判定された #right(){(自衛隊板初質スレ110:392)} ----
#contents ---- **WW2末期のドイツで開発されたホルテンってステルス性能を持っていたんですか? どうも本当らしいです。 少なくともレーダー対策を取っていたとこまでは確実です。 主翼前縁にレーダー波吸収用カーボンを塗布し、機体の凹凸をできるだけ少なくするなど、 初歩的なステルス対策が取られてます。 それがどのくらい有効だったのかは、テストを行ったアメリカにしか分からないことでしょう。 #right(){(45:ゆうか ◆9a1boPv5wk)} 微妙に違いますよー 「カーボン塗料を塗っていた」のではなくて、主翼(?)前縁内部に カーボン構造物があった、が正しいようです(この項ミリエア) ただし、これがレーダー波吸収を意図したのかどうかは不明で(当時の ドイツの状況じゃ意味ないし)軽量化の一環ではないかという見方もあります (この項エアワールドの解説) 初期のミリエアじゃ、「前縁内部にカーボンを詰め込んでいた」なんて書いて あっったりして、事実としてどこまで正しいか疑問だし、カーボンそのものに レーダー波吸収能力を期待する時点で、限りなくネタに近い話だと、私は判断してます #right(){(45:756)} Ho299の場合、形状だけじゃなくて、例えば塗料にレーダー波の乱反射を起こす 素材を主翼前面に練りこんだり、現代で言う「ステルス」性を開発段階からから配慮した 部分で評価された面も大きいんだ! #right(){(俺初質スレ710:213)} **F117は何故、"F"の記号が付くのですか?AAMも運用可能なんですか? 開発段階で欺瞞の意味も含めてFナンバーをつけたのが、そのまま制式化 されてしまったものです。FASのサイト資料を見る限り、AAMの搭載はないようです。 #right(){(6:system)} **F-117は何で夜専用なの? >レーダーに映りにくいなら白昼堂々爆撃できそうなもんですが? >黒色以外のステルス塗料が作れなかったの? 昼だと目に見えちゃうでしょ? 試作の段階では迷彩パターンで塗装されたのもあった。 昼間使用前提でグレーっぽいロービジに塗られたF-117が飛んでます。 夜間任務メインになったから採用されなかったけど。 視力2.0の人の分解能でF117の翼幅13.2Mを識別できる距離の理論限界は44km。 現実には大気の影響等で大幅に縮まるでしょうけど、双眼鏡とかありますしね。 ですので万全を期すには夜間でしょう。 F-22+AWACS+SEAD機の編隊とかならともかく、 F-117で敵地の奥深くへの単独爆撃の場合、目視で発見されると絶好のカモになりかねません。 #right(){(353:590-600)} **F-117を極秘開発した時ってどうやったんですかね? >莫大な金がかかったでしょうに予算委員会とか議会をどう通してるんでしょうか?政権交代とかあるし… もちろん議会で所要予算を通して開発している。 軍事委員会には民主共和両党のミリタリストが集結しており、結束してしる。 秘密会議になることもしょっちゅうで、党内では「俺たちにゃ何も教えてくれない」 と不評も買っている。ステルスも両党の幹部は承知して秘密予算になった。 予算をごまかすことそのものはそんなに難しいことではない。 追及された時にどうするかが面倒なだけで。 ちなみにF-117の時は結構ストレートに公的書類に書いていた。 膨大な量の書類に目を通して調べる人がいなかっただけ。 それでいうなら「F-117」なんて3桁の戦闘機番号を振った(既に 3軍統合で番号はリセットされた後なのに)のも、「F-19」を飛ばして 色々なガセネタを飛ばしたりしたのも、情報を混乱させて計画の秘匿を 図るため。そしてそれは成功してる。 F-117にどれだけの予算が使われてたかは(ひっそりと)ちゃんと公表されて たのにもかかわらず。 #right(){(349:760,722)} **F-117って窓枠にギザギザがありますけど何ででしょう? レーダー波を無害な決まった方向に反射させるための工夫だったと思います。 #right(){(10:440)} **F-117ってのはなんであれだけ番号が飛んでるんでしょうか?開発してることすら秘匿する必要があったためと考えてよいのでしょうか?. >でB-2の頃にはそこまで隠す必要が無くなったと。あってる? 実は3軍統一名称令以前に完成してたのです>F-117 だから名称がそのままなのです。 #right(){(10:433)} 実際には爆撃機としてBナンバーになるべきなのに、Fナンバーになっていることも 含めて、秘匿のために例外的だったのだと言われています。 >>433 統一名称令に反発したロッキードのスタッフが117の番号を付け、ずっとそれを 開発中に使用していたのが、秘匿のためもあって制式名になってしまったと いう話を読んだことがあります。F-117の部隊や関係者も参加しているサイトで読んだ んだったと思います。117というナンバーは、研究用に入手したソ連機などにつける YF番号の延長上です。 ただ、FシリーズはF-110スペクターからF-111まで来ているのですが、F-117の 元になったYF-117のYFシリーズはYF-110がMiG-21であり、名称統一令の話の 流れとちょっと矛盾します。このあたりをきっちり説明した資料が欲しいところです。 #right(){(10:system)} 本来は、Aナンバーのはずです。しかし開発時に実験機のナンバーの借用や メーカー内部での仮称など事情でF-117の名称が使用され、秘匿、欺瞞の目的も 重なって、最後までFナンバーで通されました。その後は、わざわざマニュアルや書類 を全部書き直すのも面倒なので(おそらくは感傷的な理由も加わって)、F-117が 制式名になってしまったようです。 ちょっと例外的なケースですので、この間の事情についてはいくつもの憶測、見解があり それだけで本が一冊書けそうです。SR-71の命名(米制式の命名システムではSRという 型式番号は存在できない)と合わせて、しっかりした資料収集、考証を加えれば、存在感のある 本ができそうです。 #right(){(11:964)} 基本的には「欺瞞目的でFナンバーを付けた」ということのようです。 米制式名称から外れるF-112以降の機体には、裏で入手した米空軍保有のミグ などの敵性戦闘機があり、ネリス基地あたりで極秘に管理されていました。 F-117に同様の呼称を使うことで、新規攻撃機であることを秘匿していたと 考えられています。 #right(){(11:system)} **F-22とF-35の関係よくわかってないんです。 F-15とF-16の関係と同じ 高級制空戦闘機と万能軽戦闘攻撃機 #right(){(40:233)} **B-2は機体価格と維持費がなんであんなに高いんですか? まず調達価格は、計画より価格が高騰した結果、調達数が減らされ、 それにより更に高騰してしまった結果がああなっています。 維持費は、所定の性能を満たすためステルスコートをフライトごとに チェックし、塗りなおす必要があるためです。 #right(){(63:285)} **F-117は通常爆弾を搭載しますか? 「通常爆弾」が自由落下型の非誘導爆弾を指すのか、それとも非核爆弾を指すのかわかりませんが… F-117はもちろん核爆弾以外の爆弾を搭載しますし、非誘導爆弾も搭載可能です。 >また、航空機による対地攻撃で誘導兵器を使用する場合、目標から目で見える範囲まで接近する必要がありますか? 目標から目で見える範囲と言いましても人間の視力は様々なわけで… F-117の場合、Pavewayというレーザ誘導爆弾を主に使用します。その場合、高度数千mから 落下させ約15kmほどの射程があります。爆撃が夜間に行われることもあり、目視するのは 困難でしょう。 他の戦闘機の場合も同様です。 #right(){(70:50)} F-117は普通の爆弾も積めます。ですがステルス機が使われるような目標は 重要施設が多いので必中を期して誘導兵器を使うことが多いです。 あと航空機の誘導兵器ですが目標が見えなくても撃てるものもあります。 B-52が積んでいる巡航ミサイルは射程が1000kmこえますし。 物によるということですね。 #right(){(70:51)} **B-1爆撃機はレーダーに探知されにくいとかステルス性能を考慮されてるってホント? B-1はステルス性を考慮に入れて設計されています。 #right(){(70:776)} B-1Bもレーダー反射面積(RCS)を減らす工夫がされています。 B-2ほど極端でもありませんが、B-52に比べるとかなり効果はあるようです。それに低空を飛行しますしね。 #right(){(70:777)} **F-117についてですが、敵の手に渡らないように”自爆装置”がついているのでしょうか? 装備されています。F-117の場合にも、電子装置関連はそれによって破壊されたようです。 ただ、機体全体を木っ端微塵にするような自爆装置は、重量も問題だし、信頼性(^^;も大変です。 現実的にはいくら極秘のものでも、そのレベルの自爆装置はありません。 ましてF-117はそこそこ腐りかけた極秘でしたから。 #right(){(74:system)} >搭乗員が斧で壊すとか、酸で溶かすとか、いろいろあるらしいね 中国に拿捕されたオライオンの電子偵察機版でだいぶ騒がれましたね。 多数のハードディスクを一挙に読み出し不能にするシステムとか、 ポチッと押すと酸で内容を破壊するとか、いろいろ積んであるようです。 月に一回ぐらい、模擬演習するんだろうな、などとスレ違いゆえ下げ。 #right(){(74:system)} 破壊装置が付いてたので有名なのはU-2(の偵察器材)ですね、パワーズの時は原形保っていて焦ったとか。 現在でも高度な機密情報を扱う電子偵察機などは破壊手順が組み込まれているようです。 もっとも「自爆装置」ってものか有るかどうかはしらんが。 #right(){(74:923)} **ペラペラのステルス爆撃機1機で空母キティホークより高い(値段)ってマジですか? ノースロップ・グラマン社のB-2スピリットですね キティ・ホークとは年代が違うので単純比較できません 当然1960年代建造のキティ・ホークほうが 貨幣価値の関係でコストは低いです しかし1997年の報告では 仮に通常動力空母1隻建造費だけで 2050万ドル以上かかると言われてました B-2の1機(開発費込みでも)を上回るコストです 確かにB-2は他の航空機とは桁違いの価格ですが 空母は更に上です #right(){(80:15)} **F-35って何でV/STOLとは言わず、みんなはSTOVLと言うんですか? 「STOVL」は「STO」と「VL」で区切ってください STOはShort Take Offの略 VLはVertical Landingの略であるから 「V/STOL」っていうと「垂直/短距離離着陸」という意味になってしまうので少しおかしい #right(){(94:372)} VTOLあるいはV/STOLは「技術」 STOVLは「運用」と思えばよいかも。 #right(){(94:374)} >つまり、F-35は「V/STOL」に当てはまらない機体というわけではなく「V/STOL」という表記方法が間違いということ? 374で書かれているように、F-35もハリアーも、V/STOL機はVTOL能力もSTOL能力も持っています。 ただ、離陸時は燃料、弾薬等を積んでいかなくてはならないので、VTOを行うと燃料消費が大きくなるだけでなく 積める物も少なくってしまいますよね? そこで英海軍とBAeが考え出したのがスキージャンプな訳で、これで軽空母のような短い滑走距離でも VTOに比べたら25%増し位の荷物を積んでいけるわけです。 帰ってくるときは弾薬も燃料も減っていますから、場所を取らないVLのほうが効率がいいのは自明だと思います。 期待の種別で言えばF-35は立派なV/STOL機ですが、通常の運用上STO/VLを行うほうが圧倒的に 多いので、STOVL機と呼ばれているのではないでしょうか? #right(){(94:378)} **「共同ストライキ戦士(JointStrikeFighter)」を解り易く説明して下さい。 JointStrikeFighter? 共同なのは米空海軍と英空軍で共同開発してるから。 ストライキ戦士なのは純粋な戦闘機じゃなくて対地攻撃も出来る 戦闘攻撃機だからだよ。 #right(){(94:628)} **YF-23ではどうやって赤外線ミサイルをロックオン状態にするのでしょうか? 記憶だが、赤外線誘導でも初期はレーダーでロック・誘導し目標付近で赤外線誘導にするのではなかったかな。 #right(){(108:11)} まずYF-23は兵装リリーステストを要求されていませんでしたので、実働する兵装ベイを備えていなかったと思います。 (YF-22はメーカー自費でテス/デモンストレーションした) しかし兵装ベイのパネルラインはあり、それは回転式ではなく前後楔処理された開閉式と思われるものです。 (F-106の様な回転式ならむしろIRAAMのシーカーには便利でしょう、実際ファルコン使ってるし)  でF-22ですが、IRAAM(AIM-9X)はサイドベイのドアを開けレールランチャーから発射しますが、 JHMCSによる高いオフボアサイト能力を生かせるのかをチョット疑問ですが、 LOAL(LockOnAfterLunch)モード使えば大丈夫なのではないかと・・ 誤解するといけないから追加、 F-22サイドベイのレールランチャーはドア開時に外に露出します。 ですから視界内でしたら以前と同様LOBL(LockOnBeforeLaunch)でも発射可能です。 #right(){(108:13)} **F-35などはミサイルを外に搭載すると、ステルス性は下がると聞きました。 >では、ステルス性を損なわないような形状なり塗装なりを施したミサイルや、 >ミサイルをステルス性の高い箱というかカバーと言うようなもので覆い、 >発射時はそれを吹き飛ばしてミサイルを発射する、という計画は無いのでしょうか。 >ミサイルがステルス性を下げるのなら、下がらないようなミサイルを作らないのだろうかと思うのですが そのカバー自体がレーダー波を反射してしまう原因になるからだと思う。 それにF-22作っていた時代ならともかく、 JSFコスト削減をも考えて作られて言うので、再利用ができない仕組みは考えないと思う。 >下がらないようなミサイルを作らないのだろうか、 当然構想としては存在していただろうが、 そのために性能(飛翔性能や誘導性能)が犠牲になるようだったら最初からやらないと思う。 #right(){(114:283)} >発射時はそれを吹き飛ばして・・・ その時点でステルス製が損なわれるし、発破で失われたパネルのせいでステルス性が失われます。 外に吊るタイプだとパイロンが必要になるので、結局、内部に格納するのが一番。 ステルス性のあるミサイルについては研究中。 巡航ミサイルあたりになるとステルスミサイルも試作されたりしてます。 なかなかコストの兼ね合い等もあって、まだまだ研究段階ってトコ。 #right(){(114:284)} F/A-22の基となるATF計画と言う名称がまだ付いて無かった頃ですが、 弾薬のコンフォーマル装備はかなり研究されてました。 当時は超音速巡航性能に注目されていましたが、ステルス性も重要な指標だったのでしょう。 機体上面に装備するリフティングボディ誘導爆弾なんて物も有りました。 しかしハブブルー以降の近代ステルスの要求するレベルはとてもそれで満たせる物ではなく 結局爆弾槽が現実的な回答となったのだと思います。 #right(){(114:299)} **以前B-2の「回転式弾倉」の図解が載ってるサイト知りませんか? B-2 回転式弾倉 (rotary launcher) http://people.howstuffworks.com/stealth-bomber3.htm ぐぐると良いサイトが見つかるかも知れません。 #right(){(117:system)} **F-117Aの読み方は、どなたかわかりませんか? 英語で3つ数字がならぶと、 357 スリー・フィフティーセブン のように読むのが通例なので、 F-117A エフ・ワン・セブンティーン・エー と読むと思う。 #right(){(124:90)} 有名どころだとボーイング767は「セブン シクスティセブン」になる。 例外を書くと混乱しそうなので書かないが 3桁の場合は上記のような読み方をしておけば問題無い。 兵器の特殊な読み方なんてどうせネイティブも知らないだろうから かりにそれで間違っても恥ずかしくはない。 #right(){(124:97)} **F-22AやF-35のウエポンベイに、空対地誘導弾、空対艦誘導弾、ARMを搭載し運用することは可能でしょうか? 現時点ではラプターとライトニングⅡのウエポンベイで運用可能な対地ミサイルや対艦ミサイルは無い。 敵防空網制圧任務は、SDBとJDAMで早期警戒レーダーとSAMのレーダーを爆撃する計画。 #right(){(493:686)} **F-35って新しいだけに電子機器はF-22より優れているのですか? まず、新しいからって別に別に搭載する電子機器の世代が数世代離れてるなんてわけではない 電子機器の性能や使われてる技術だけでいうなら差なんて無いよ あと電子機器は世代の差よりも、搭載する機体の大きさ=積載容量の方が問題になりがち 旧式でも大型機に搭載するため高出力でレーダーレンジが広い機器と 新型だけど小型機に搭載するため低出力でレーダーレンジも狭い機器じゃ どっちが性能が優れている?ってことになるし、 レーダーレンジの広い機器を搭載したいけど、新型戦闘機は小型で 搭載容量の限界があるため、大型の機器は詰めず、小さく低性能しか積めないなんてこともある (低性能が言いすぎならば、やや小さくて出力が要求には不十分なものしか積めないと言い換えることも出来る) でもってさらに、「その機体の目的と合致しているから小型でも大型でも高性能でも低性能 でもあんまり関係ない、そいつにとって一番ベストな電子機器」という見方もある #right{(498:693)} とはいえ、F-35のコンフォーマルUHFデータリンクアンテナは、 F-22の機体間通信よりも、通信能力、効率、互換性ともに、より優れていると言われてるな。 #right{(498:694)} **艦上戦闘機は安全性の点で双発が望ましいと聞いたのですがF-14とF/A-18の後継機としてF-35Cは単発でも問題はないのですか? 空軍・海兵隊との基本仕様が統一されてるので海軍の要求が容れられなかったようです 単発機の信頼性向上もあって、特に双発に拘る必要はないのでは、という形で説得されてたような 双発だと運用コストが上昇することも嫌われたようです #right{(520:289)} 機種統一によるコスト削減を優先させたから。 それとエンジンの信頼性が向上してある程度単発でもいけるという目処が立ったから。  艦載機がジェット化されてからもF3H、A-4、A-7と単発機は採用され続けております。 その内エンジンの信頼性に問題が有ったF3Hを除いて単発は特に問題となっておりません。 確かに双発/単発は「好まれる」程度の問題といえるでしょう。 #right(){(334:926,927)} **F35に載るエンジンはタービン前温度2000度を超えてるってガチですか? >理論的に2000度越えられないって聞いた事あるんですが。 Fahrenheit 3,600 Everywhere you look, the gas turbine industry is running hot. http://www.memagazine.org/backissues/membersonly/april07/features/fahrenheit/fahrenheit.html 3,600゚F = 1,982℃なので約2,000度です。 #right{(524:672)} **ラプターは20mmなのにライトニングⅡが25mmなのは何故ですか? 「対地射撃を重視しているから」って事らしいです。 A-10スレの人が言ってました。 A-10の後継機だし、20mm程度の豆鉄砲じゃ不安だからでしょ。 地上攻撃の際に機銃掃射するには20mmでは威力不足、とされたから。 実際、対地支援を主任務にする海兵隊のAV-8ハリアーは25mmを積んでいる。 ラプターの任務上、直接地上攻撃はまずしないということになってるので ラプターは20mmのまま。 #right(){(345:790,791)} **最近、日本が「心神」なる戦闘機を開発中という事を知りました >武装などはまだ未定らしいのですけど運動性能やステルス性はFー22と比べてどうなんでしょう? >タメ貼るか、あるいはそれ以上いけそうでしょうか? 心神は戦闘機じゃなくて「先進技術実証機」。 ステルス技術の研究を・開発を通じてノウハウを蓄積するためのもの。 心神で得た技術を元に、将来的にステルス戦闘機を国産できたりするかもしれないが、それはまた別のプロジェクトになる。 心神自体が量産・武装・実戦配備される予定はない。 #right(){(戦争板初質スレ1:199)} **ステルスのB-2は日本上空を飛ぶことがありますか? B-2、グァムにはいたと思いますから、中東、欧州などへの移動中に日本近所を・・・、んー、 考えにくいですし、肉眼で目視できるような高度を飛ぶことは更に考えにくいですね。 #right(){(9:system)} 多分ちがうとおもいますよ。 しかしながら、最近は嘘か本当か知りませんが衛星から気流の乱れでステルス機を発見するなどということが ささやかれていますよね。 そういう事が本当なら、日本上空を飛ぶことのメリットは一般のならびに米軍・自衛隊の航空機に紛れて飛行出来るので 特定されにくいことがあるでしょう。さらに故障した場合にも不時着する場所がたくさんありますし、攻撃を受ける可能性も 全くありませんよね。 一番安全に飛べるということは間違いないでしょう。 もし、日本上空を飛ぶのなら・・・ 時間的に旅客機が飛ぶ時間帯であれば、さらに上空であるか反対に低空で飛ぶことも考えられます。なにせレーダーに 映らないとされているので、もし低空で飛行するなら、衝突をさけるため燈火類を点灯させているかもしれません。 但し一般的に低空では燃料を多く消費する傾向にあるはずなので低空飛行が合理的な選択とは思えません。 もしかしたら本物だったかもしれませんね。 #right(){(9:178)} **B-2は世界一高価な飛行機ですか? 開発費の割り掛けをしない調達価格で、STSを航空機から外せばそうでしょうね。 #right(){(11:G_Tomo)} 一機二十一億ドルってのは開発費込みのお値段。 ノースロップは五億ドルで追加生産します!!って売り込んだ・・・が断られた。 もっとも十年前の話だから、今なら十億ドルになるだろう。 五億ドルってのも、二三個飛行隊分を一括発注した時はって話だし。 #right(){(349:766)} **B-2爆撃機は赤外線追尾式のミサイルを回避するために機体の上方に廃熱しているようですが、 >更に高い高度からB-2を赤外線誘導式で狙うと他の戦闘機や爆撃機同様に追尾していってしまう事はありえるんでしょうか? >またアメリカを含む各国でB-2より更に先の次世代爆撃機を開発してる国ってあるんでしょうか? B-2の設計時の予定運用形態は、ステルス性を生かした中高度以上での浸入。 途中、低高度浸入に必要な機体強度・飛行特性も追加されたが、現在での主な運用は中高度以上。 ゆえに排気口もより低い位置からの探知に配慮した位置になっている。 しかし排気の拡散、排気口赤外線放射特性などに留意し、上方からの探知にも配慮されてるのは確か。 現在爆撃機の研究開発を行っているのがはっきりしているのは米露。 アメリカは2018年を目標に暫定的及び2030年代により本格的な戦略爆撃機の開発計画、ロシアはTu-160の後継研究を開始しているとされている。 しかし爆撃機をめぐる情勢は流動的で、計画通り進む見通しは低い。 #right(){(549:953)} **米海兵隊はF-35Bを採用するようですが、同機を空母から運用することも検討しているのでしょうか? まず、海兵隊がなんで飛行機を持っているかというと、強襲上陸した海兵隊員を 援護するため。真っ先にくるのはCAS。連中がハリアーが大好きなのは、どこに でも展開してライフルマン(歩兵)を援護できる、というところに着目したから。 それ以前の採用機だと、滑走路を使うか空母の甲板に間借りさせてもらう必要が あったから。 その上で海兵隊のSTOVLのF-35が正規空母に展開するのかと言うと、あまり必 要性が無い。海兵隊の都合で飛行機を使いたいのであれば、海兵隊員を乗せた 強襲揚陸艦から展開できる。海軍の側から見たら、正規空母の寸法と支援設備 を前提にして搭載量と航続距離を延ばしたC型を作らせてるわけで、支援設備が 要らないB型のメリットが消えうせると「性能が半端」つまり他の艦載機と足並みを 揃えられないと言うデメリットが目立ってしまう。 ただ、C型が遅延して空母から使えるステルス機を海兵隊しか持っていないとか、 そのときの作戦で使うステルス機の数がどーしても足らないとか、そもそもが調 達数が減らされて海軍と海兵隊の航空隊は合同しなきゃ数が揃えられないという 可能性も無いわけではなく、そのときの情勢や事情によっては正規空母から使う こともありえる。けど開発段階の現状ではそこまで突っ込んだ話はできていない。 #right(){(580:ふみ)} **B-2とF-117ってどちらがRCSが小さいですか? >また、F-117のRCSは直径3mmのベアリング以下というのを科学ニュース+板で見たのですが本当ですか? ステルス機のRCSについては公表あるいは公認されたデータはありません。 条件(波長、波形等)によっても異なりますし、正面から少しずれるだけで大巾に異なる可能性もあります。 従って、かりに公表されてもそれはその機のステルス性のごく限られた面を示すのみです。 とはいえ、グロセキュはじめいくつかの信頼されているサイトでRCSの推測値が示されています。 異なるサイトのどれも大きな違いはないということが、信用できることを意味するのか、 ソースが一つしかないために一致している、つまり信頼性が低いことを意味するのか。 このあたりがなかなかおもしろい。 http://www.globalsecurity.org/military/systems/aircraft/f-35-design.htm ともあれ、上記サイトによればF-35はF-117の半分といわれるB-2と同じ程度のRCSということであり、 数字としては0.0015m2と示されているわけです。また正面に限ってはF-22以下とも。 #right(){(333:554)} **イギリスはハリアーをF-35Bに置き換えるつもりのようですが、垂直離陸ができなくなっても問題はないのでしょうか? 現在の艦載機は燃料満載で発艦はせず、発艦後に空中給油を受けます。 兵装+満燃料で発艦では重過ぎて、燃料消費が激しいからです。 V/STOL機も兵器と燃料を積んで離陸するにはアメリカのワスプ級くらいの広大な甲板か、 スキージャンプなどの工夫が必要なんだ。 >V/STOLでは無く、STOVL(ShortTake-Off&VirticalLanding,短距離離陸垂直着陸)ではないかな? V/STOL機(VTOL機STOL機の総称)でもSTOVL機(短距離離陸垂直着陸運用を行う機体)でも正しい。 チョット異なる概念で排他的ではない。 #right(){(330:650-658)} **ステルスということでいえば、退役したF-117では駄目で、B-2でなければ出来ないことって、何でしょうか。 「ソ連の強力な防空網を突破する戦略爆撃機」という命題に対して ・B-52 航空優勢を掌握した上でという旧来の概念 ・B-70 高空超音速 ・B-1 ある程度の低RCSと低空地形追従 ・B-2 亜音速ステルス機体 というそれぞれのコンセプトで応えようとしたもの。 XB-70は高高度超音速によりソ連の防空網を突破するというコンセプトで、 この機体は技術的迷走をマクナマラ長官とカーチス空軍参謀長のラインから 軍内政治的圧力でかなり強引に押し進められた面もあった。 開発が炎上するなかマッハ3.2のSR-71の爆撃機化案などもあったが、 結局は却下された流れがあり、最終的には実戦配備まで辿り着けなかった。 F-117はロッキード・スカンクワークスが三角形平面の組み合わせによる エコー制御という概念を盛り込んだ機体設計を、 当時計画されていたステルス機計画にあわせ売り込んだもので、 分類的には戦術爆撃機もしくは攻撃機になるため、 戦略爆撃機とは少々異なる。 B-2はB-52後継のB-1が炎上・紛糾して十分な戦力化が無理そうな見通しになったので、 F-111を改造してTFXとし、需要を代替しようと試みたものの、 同時にF-117大型化案が提案されてロッキードとノースロップが競った結果、 大型で高価だが搭載重量の大きなノースロップ案が採用され実現したもの。 #right(){(戦争板初質スレ3:1000)} **同じ重さの金より高価と揶揄されるB-2ですが、なぜこれほど高価になったのですか? まず開発費。 B2は塗料から構造材にいたるまで、既存の軍用機の技術をほとんど使用していないぐらい (当時の)最新技術の塊なので、開発費が膨大にかかっています。 ナイトホークを入れればステルス爆撃機二号機ですが、全くといっていいぐらい別物ですし。 つまり、B2の価格は「ステルス技術開発費」も込みだと言っていいと思います。 それだけでなく ・表面にボトルやリベットが出ているとステルス性ががた落ちするために、  表面部分は全て内側から接着していく。 ・塗装ムラがでると(以下略)のために、塗装に高精度が要求される。  ついでに頻繁に塗り直さないとダメ。 と、とかく金のかかるっていうか、コスト度外視した冷戦時代最後の怪物です。 元々爆撃機は機体、設備共に高額の予算がかかるので 調達数が少なくなれば単価が跳ね上がるのは当然 それまでのアメリカの爆撃機は100~1000機単位で生産されていたため 最低でも当時のB-52残存数程度での調達は見込んでいたが 20数機はいくらなんでも想定外 100機程度調達予定での単価はB-1の2倍はいかない #right(){(290:73-74)} 最大の原因は生産数の少なさ、開発・生産設備の割り掛が大きい。 ノースロップは1機7億ドルでの追加生産を提案している。 #right(){(72:932)} 独占の利益が働いて、量産の効率性が発揮されていないのもあると思われ #right(){(72:937)} **F-35はなぜ開発が遅れてるの? 要求性能の決定。下記が関係する  配備開始時に予想される脅威の想定、製作開始時に使用可能と思われる技術の想定  開発から配備までに使用可能と思われる予算  他の補完するシステムの予想状況  なかなか要求性能が固まらず、設計図も固定できない 技術実証機(プロト)の作成  機体、エンジン、アビオニクス、レーダー、ステルス性など  この間に最初想定された脅威、使用目的が変わり、技術難度も予想と相違し、予算はどんどん削られる  予定した性能を得ることが思ったより大変なことがわかる 初期低率生産機製作  しかたないから、要求性能の一部は先送りにして、とにかく飛ばせるものを作ることにする  ところがソフトウェアが大変なことになって、リセットしまくり  重量オーバーし放題。軽くすると今度は荷重に負けて強度不足が露呈  なんとか辻褄合わせると、かかった時間と労力分コストオーバーで、予算では必要数買えない 要求される仕様状況が更に変わり、生産数減少分単価が上がり(ry #right(){(723:system ◆systemVXQ2)} **F-35はハリアーのような垂直離着陸はできない? F-35A(地上基地用)とF-35C(艦載用)はできない。 F-35B(V/STOL型)はできる。 #right(){(俺初質スレ50505:683)} YouTubeで「F-35B」で検索すると良い。ロッキードマーチンが公式で垂直離着陸やってる動画をうpしてる #right(){(俺初質スレ50505:686)} *F-22 **F-22には教習用の複座型の機体は無いの? 無い。パイロットは全てフライト・シミュレーションで教習させる。 F-35も同様。 **F-22ラプターは、バルカン砲を搭載しているのでしょうか?また積んでいるのなら、どの部分についているのでしょうか? M61バルカンの改良型をF-15と似たような位置に積んでます。普段はカバーで砲口が閉じられてるのでちとわかりにくいですが。 #right(){(3:137)} **F-22がアフターバーナー無しでマッハ1.5で飛ぶのと、F-15がアフターバーナーでマッハ1.5で飛ぶのと、燃費はどれくらい違うのでしょうか? F-15の場合はF100-PW-100でアフターバーナー全開にすると増槽3本つけてても15分飛んだら燃料がなにもなくなる。 増槽1本にミサイル計8本の通常制空装備だと5分持たない。 F-22は通常の制空装備(ミサイル計6~8本)で増槽なしのスーパークルーズを30分は継続できると言われている ので、1:6くらいということになるな。 #right(){(493:241)} バーナー使った場合はターボファンならほぼ3倍から4倍の燃料消費になる 推力増加に比べて消費が大きいのはバーナー冷却にも燃料を使うから 昔の三菱勢ターボ車と同じだな #right(){(493:236)} **F-22は艦載機としても使用可ってホントですか? ウソ。 艦載機型の検討がされてはいるが、現時点では開発されていない。 緊急着陸時に使用する制動フックが装備されてはいるものの、 これはあくまで陸上滑走路において使用するものであり、着艦支援器材が 装備されていないので艦載機としての運用は不可能。 パイロットの腕だのみで、いちかバチか一発勝負で空母に降りるってんなら まぁやってやれないことは無いかも知れないが、そーゆーのはフツー 「艦載機として使用可」とは言いません。 #right(){(34:404)} **F-22は増糟の搭載を想定されているのでしょうか? F/A-22については、主翼下のハードポイントに600galの増糟を2本搭載 出来ます。当然ステルス性能は大幅にスポイルされますし、超音速巡航 も出来なく成りますので、ステルス性能と超音速巡航を必要としないミッション に限定されるでしょうが…。 それだと、F/A-22を使わずに、べつの作戦機(F-15Eとか)を使った方が良いと思いますが…。 #right(){(48:584)} **F-22には、”ライトニングⅡ””スーパースター””ラプター”という3通りの愛称がありますが、正式なのはどれなのでしょうか? >YF-23にも”ブラックウィドウ””グレィゴースト”という2通りの愛称がありますが、これも正式なのはどちらなのでしょうか・・・? F/A-22 Raptor YF-23 Black WidowⅡ がそれぞれ正しい。 ”ライトニングⅡ”はYF-22につけられていた名称で、F-22が発表されたときに ラプターに変更されています。”スーパースター”は聞いたことがないが? ”グレィゴースト”は機体のあだ名だったはず。 #right(){(70:537)} 「ラプター」が公表される以前にアエロスペーステクノロジー誌が「F-22の 愛称がスーパースターに決まった」と報じたのです #right(){(70:541)} ライトニングIIはYF-22のロッキードの社内名称でしたね。他にレイピアという名称が雑誌などで 流れていたようです。国防省は最初はスーパースターにしたがっていたようです。 #right(){(70:system)} 「ラプター」は米空軍が制式機に付けた公式な愛称です。 それ以前に言われた「ライトニングII」や「スーパースター」は、 メーカーや周辺のジャーナリズムから出た愛称候補でしょう。 YF-23は制式機では無いので「ブラックウィドーII」等は公式な愛称では有りません。 ちなみに公式な愛称より、部隊で使っていた通称の方が一般的に広がる事も多いです。 「サンダーボルトII」より「ワートホッグ」、「エレクトリック・フォックス」より「レイブン」等。 #right(){(70:554)} **F-22はステルス性を無視すれば最大で14発のアムラームを搭載できるっていうのは本当ですか? http://www.globalsecurity.org/military/systems/aircraft/f-22-weapons.htm ぐぐればすぐ出てきますが。 本文ざっと流しただけですが、AIM-120Cは10発搭載が限界に見えます。 読んでみてください。 ちと訂正 Ferry Configurationでは14発搭載可能ですね。 ただ、これ、増槽と一緒の八発は撃てるんやろか。 #right(){(105:738、740)} >>738さんのソースを読むと、機内ベイにAIM-120Cを6発搭載可能。 そして機外に4箇所のハードポイントがあり、それぞれに5000ポンドまでの 燃料タンク、または「2基の」LAU-128/Aミサイルランチャーが取り付けられる、と書いてあります。 というわけで、機内6発、機外8発の、計14発ということになるのでしょう。 で、その場合は増槽をつける余地がないような・・・ #right(){(105:system)} 738です。 >Either a 600-gallon fuel tank or two LAU-128/A missile launchers >can be attached to the bottom of the pylon, depending on the mission. ということですから、燃料タンクか、あるいはミサイル架が装着可能と読めますね。 つまり、増槽四発つけた場合には、外部のハードポイントにミサイルは装着できない、 逆にミサイルを14発装着した場合には、増槽は装着できないというのが正解だと思います。 訂正ありがとうございました。出した資料はちゃんと読まないといけませんね。 #right(){(105:753)} **F/A-22の推力偏向ノズルは飛行中は可動しないんですか? 上下方向にしか可動しない、の間違いではないでしょうか。 極短距離着陸や高迎え角飛行時のピッチコントロールなどにも使用されると思いましたが。 #right(){(109:system)} 高迎え角での失速から簡単に脱することが出来るってのが売りですから、飛行中動きます。 ただ、普段から積極的に動かす物では無い様です。 実戦でコンプレッサーストールの危険を冒してまで、トリッキーな動きする必要あるの?ってたりもしますし。 まあ、開発開始当時は初期のスパコンがようやく使い物になる様になった時代な訳で、 それももっぱらステルス性と空力の両立のために使われた様で。 別段、空力だけでは困難なトリッキーな動きを目指して開発されてないと言うことと 三次元ノズルの研究自体はしてますので、その点は誤解なきよう。 #right(){(109:651)} **F-22はミサイルを撃つとき、レーダーで相手の機をロックしますよね。その時、敵に位置を知られてしまいますか? 相手から発信されるレーダ電波を逆探知して相手の位置を調べる。 ただし、逆探知では基本的に目標の方向しか分からないから、 機体に分散したアンテナで電波の位相を比較する、複数回の探知を相関させる、 データリンクにより他のステルス機、AWACSからの情報により相手の位置を推定する。 ついでにいえば、F-22のレーダーは低被探知性レーダーといわれ、周波数を分散させてスキャンするので、 自前のレーダーでロックオンしても敵機が気がつかない可能性大。 #right{(364:849,853)} ラプターはじめ、最近開発されている低探知レーダーは波長や波形を変えながら走査します。 このため、敵がレーダー波を感知しても一瞬しか続かず、ノイズとして処理されてしまいます。 実際にどの程度探知されにくいかまではわかりません。 また、複数の機体が交互にレーダーを走査して情報を共有する、 非ステルス機がレーダーを使用して、秘かに先行するステルス機にデータを送る、 などのネットワーク使用も行われます。 #right(){(301:302)} **F-22が搭載するF119-PW-100エンジンはステルス性を高めるような設計がなされているのでしょうか? 排気炎に何やらあやしげな工夫をかまして、赤外線探知からとっ捕まりにくくしている、 という話を聞いたことがあるな。っつーか、軍事機密じゃねーかなこれ ちなみに、ノズル自体に機密は無いそうだが、エンジン内部の処理にセンシティブな部分があり、 F-22を後方から撮影する際には制限がかかるそうな。 通常は軍人でも機体の20ft以内への接近に制限があるらしい。 以上、今月の航空ファンから。 #right{(359:899,901)} **F-22がSU-27などが行うコブラを真似する事が出来ると聞いたのですが本当に可能なんでしょうか? 可能 #video(http://www.youtube.com/watch?v=yeczZtRLFZc&fmt=16) #right(){(343:435)} **F-22Aは制空戦闘機ですが、迎撃機の任務も遂行することができますか? >またその場合、専用の迎撃機に比べてどれくらい劣りますか? F22は世界最良の迎撃機で、少ない人員で最良の効果があります 昔は空母1隻で数千機の戦闘機が買えましたが 最近は戦闘機が値上がりし空母1隻が戦闘機50-80機分 戦闘機の数も少なくなる一方です 少ない戦闘機をフル稼働させるために、戦闘機の用途別使い分けはなくなり みな万能機になりつつあります 最近は制空戦闘機と防空戦闘機は兼用です(F15とかF22とか) 明白に違うのは攻撃機兼戦闘機でした、日本では支援戦闘機(F16とかF35) ところがF15-EやSu30などは攻撃機としても戦闘機としても 非ステルスで最良のランクのマルチロールファイターで 制空/邀撃戦闘機と支援戦闘機の区分もあいまいになりつつあります #right(){(536:788)} **F22ってロックオンしてウェポンベイ開けてミサイル撃つまで何分位かかるの? 普通に撃つのとそんなに変わらないんじゃないかな? #video(http://www.youtube.com/watch?v=JTK3zeFRLO8&feature=PlayList&p=4FD4B6DAB525E6B7&playnext=1&index=9) 1:13秒頃は扉が開いて閉じるまで3秒くらいだし6:58秒頃では殆どロール中の一瞬。 #right{(空自次期主力戦闘機スレ489:たいちょー翼が取れました!@職探し ◆colbOqlL7)} **F-22は維持費幾らかかるんだろう >イーグル2億なら、2.5億くらい? F-22は小修理でもえらく高くつくみたい。 ttp://www.democraticunderground.com/discuss/duboard.php?az=view_all&address=364x1106041 キャノピーの部品代と、レスキューチームがキャノピーを機体の上で引きずったためできた 塗装の傷の補修で、計128万ドルかかったとか。 #right(){(F-15スレ21:221)} **F-22の赤外線探知対策は? 電磁波には大気を減衰なく透過しやすい窓と呼ばれる領域(波長)があります。(可視光領域も減衰の少ない窓) IRSTの感知する赤外線もこの窓(とディテクター素子)に制限されます。 他方機体が発する熱輻射は完全な黒体輻射ではなく、素材により特性的なものになります。 そこでF-22などは、窓の領域での熱輻射を少なくする(窓以外の領域にピークを持つ)素材によるコーティングを 行っているとされています。 #right(){(555:992)} **F22がスーパークルーズ出来て、F15やフランカーができないできない理由って何か? エンジンの燃費が良く軽量で尚且つ推力が大きい事が必要。 ラプターは部品点数の徹底的簡略化で軽量高効率を実現したらしい。 それにf-15とかと比べると開発年式も違うしね。 #right(){(345:785)} **F-117と違ってF-22は銀灰白色に輝いて特殊な塗料であるとの印象は受けますが? 表面に塗られているのは普通の塗料。 ステルス塗装自体は外板の裏側に塗られているから、見た目ではわからない。 先日のナントカolsenとかいう LM首になって訴訟した 「オレは会社の不正を見ていたぞ」 の訴状みると、 @F-22のステルス・コーテングは部位により種類が違う。 @基本は3層 1.プライマー 2.銀粉?(Silver flake mixed)の入ったポリウレタン 3.メタリック材料のトップコート これでレーダでむぱを拡散したり吸収したりしてるそうだが 訴状によれば不良材料を承知でLMは誤魔化して使っていたので よく禿げる。 ハゲがエンジンにダメージ起したりしてる もう見てらんない。 そうだが(苦笑 #right(){(F-22スレ30:19,24)} **F-22のステルス機能ですが、F-15でアルミ箔ばら撒いて同じことしちゃ反則なんですか? 同じことができるなら問題ないが、アルミ細片(チャフと言う)をばらまいたときの効果と、 機体そのもののステルス性は、全く別なんだぜ! チャフをばらまくのは、相手レーダーに大量の偽反射を引き起こして、 本物の飛行機を隠すのが主な目的なんだが、偽反射を引き起すこと自体が、 敵に「本隊の攻撃が近いですよ」って警告を与えてしまうんだ! ステルス機は、相手に気付かれずに、いきなり攻撃などをすることができるから、 結局、他の妨害手段では、ステルスには遠く及ばないんだよ! #right(){(俺初質スレ430:700)} **F-22のキャノピーはなんで茶色ですか? レーダー波を反射させるために金でコーティングしてあります。 #right(){(29:名無し軍曹)} これをしないと、コックピット内でレーダー波が多重反射を引き起こし、RCSの増大を招いてしまう。 **ステルス機は、非ステルス機に比べてマルチロール化が難しいと聞きましたが、これは何故でしょうか? 翼下パイロンに装備するとステルス性が台無しになっちまうんで、 機内のウェポンベイに全部搭載しなきゃならない。 けどウェポンベイにはスペース的に限界があるし、 かと言ってスペース広げようとすると機体がデカくなってしまうし。 F-35なんかは、ファーストデー・ステルスってんで、 開戦初日に敵レーダーやら防空ミサイルやらをステルス装備で潰して、 敵防空網を潰してもうステルスでなくても大丈夫って段階になったら、 ステルス性無視した翼下パイロンに爆弾を山盛り装備で突撃、って運用を想定してたりしてるね。 #right(){(325:884,886)} **F-22の水平尾翼は、推力変更ノズルで機動性を確保できるから、別に無くても良いと思うのですが その可変ノズルによる姿勢制御を突き詰めたMANTAって実験機がある。 それこそF-22から水平、垂直尾翼を取り払ったような形状。 姿勢制御は各所に付けられたスラスター+偏向ノズルで行なう。 制御が難しく、燃費が悪すぎて実用は難しいと言う結論が出ている。 F-22の推力偏向ノズルは、ロシア機のように空戦時の機動性向上を狙うものではなく、 大気の薄い高高度での各舵面の利きを補う目的で装備されている。 のだそうだ。 航空ファン2005年12月号によれば。 #right(){(325:891,950)} **ラプターてステルス性が自慢らしいですけど、索敵用のレーダー波を出した途端に敵機のレーダー警報装置に捕捉されてしまうから、結局発見されてしまい意味が無いんじゃないですか? それゆえ、早期警戒機などが位置を誘導したり敵機の位置を教えたりします。 これは他の非ステルス機でも同じ様な運用のされ方をしていますが。 F-22自前のレーダーは、ごく短時間最小限の照射で 必要な情報(少なくともAMRAAMに目標を教える程度の) が得られる走査速度を誇っており、 相手が検知できるレーダー波はその瞬間のみだから大丈夫 と米軍広報は言ってる。 基本はAWACSとかから情報もらう #right(){(303:34-35)} **F-22はスーパークルーズ中にもウェポンベイを開くことが出来るのでしょうか? 超音速飛行中に、ウェポンベイを開いてAMRAAMリリース、は2002年8月に試験済です。 http://www.f22-raptor.com/about/chronology.html エンベロープ(速度、あるいは機動Gなど)に制限はあるかもしれませんが、詳細はわかりません。 超音速飛行中にウェポンベイからJDAM投下もテスト済だったはず(要確認)。 補足 2008年7月にJDAM(SDB)を超音速で投下試験に成功してました。 http://www.militaryphotos.net/forums/showthread.php?138368-F-22-Raptor-performs-first-supersonic-SDB-drop http://img440.imageshack.us/img440/404/080711f9999x031lg9.jpg #right(){(672:system ◆systemVXQ2)} **F-22はAMRAAMを使用するとき自機のレーダーで誘導するのですか? AMRAAMの弾頭のレーダーは終末誘導用であり、近距離にしか効きません。 その有効距離内まで誘導するのは母機の役目ですが、AWACSからのデータリンクで誘導することも可能になってきています。 #right(){(284:878)} **互いに互いを発見できず一瞬目視できたとして次の瞬間には視界にないステルス機で互いに見えず互いに攻撃できないはずなのにF22が強いといわれる理由は何ですか ステルス機と言っても、主に防空レーダに捕捉されにくいだけで、全方位に充分なステルス性能が発揮できるわけではない また、戦闘時には音速以下に減速する必要があるので、目視でも互いに確認は可能 その上で、FCSや機動性を総合的に考慮して判定された #right(){(自衛隊板初質スレ110:392)} ----

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