医療関係



自衛隊病院に産科や小児科があるのは何故?

妊婦が流れ弾で負傷したときとかいろいろあるだろ。
有事の際に対処できませんじゃダメなんだよ
(自衛隊板初質スレ101:825)

戦場神経症って、どんな人がなりやすいの?訓練によって防げるものなの?

無理
米陸軍は、南北戦争で大量の戦闘神経症患者を出した経験から、
1次大戦では心理テストで気弱な人間を選定し前線勤務から外した
しかし、患者発生率は南北戦争の比ではなく、
自棄になった米陸軍はその心理テストを廃止している
少なくとも、発症と患者の性向に因果関係は認められていない
アバムでもミラー大尉でもシュタイナー軍曹でも一定の確率で確実に発症する
現代では、発症をいかに防ぐかよりも、発症後いかにして現役復帰させるかに
重点が置かれている

蛇足ながら、戦闘神経症は敵を直接視認して戦闘に従事した兵士よりも、
見えない敵(間接砲撃等)の攻撃に晒された兵士のほうが発症率は高い
(21:289)

戦争神経症にかからないようにするにはどうすればよいのでしょうか?

戦闘中、もしくは戦闘後に15~30%の兵士が戦闘ストレス反応を起こし、
吐き気や混乱、下痢、震えなどを起こします。そして、戦闘ストレスに陥った兵士の70%程は三日で
戦闘に復帰できるますが、5~10%は二度と復帰出来ません。
つまり、戦闘に参加する以上、戦争神経症はほぼ不回避と言えます。
故に個人で出来ることは殆どないでしょう。精神論になってしまうので。
人を殺すのが大好きな人とかは戦争神経症を患うことは無いでしょうが。

軍全体としての対策はなるべく前線の兵士を交替させる事です。
60日以上戦闘が続けば戦闘参加者のほぼ全てが何らかの精神的負傷者となりますので。
また、読書やテレビ等の娯楽を充実させる事も有効でしょう。
湾岸戦争の折、ある将官が米兵がゲームボーイに興じるのを見て
「ベトナムでこれがあったのならば、兵が麻薬に走る事は無かっただろう」、とぼやいた程ですので結構重要です。
なお、アルコールはあまり効果が無いそうです。ロシア人が聞いたら反論が来るでしょうが。
(258:ue ◆WomMV0C2P.)
戦闘神経症または戦闘疲弊症は戦場の環境に慣れる事で幾分かは軽減されますが
ストレス源である爆発音、圧迫感、敵を殺害する事への抵抗をある程度は事前の訓練によって
内分泌的に防御する事は可能だそうですが、結局はドラッグに依存することになるようで
発症を防ぐ事はまず不可能で、耐性を高める努力しかできません
ヒドイときには退役後にも、背後から近付いた家族を反射的に殺害するという痛ましい例もあるようです。
(258:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)

戦場で罹りやすい病気(精神的なもの)にはどのようなものがあるんでしょうか?

いわゆる「戦闘疲労症」というやつですね。(またはシェル・ショックとも言う)
これは爆撃・砲撃の恐怖から起きるストレス性の神経症の一種です。
沖縄戦で、シュガーローフと呼ばれた丘をめぐる10日間の攻防で、
米第6海兵師団は2662人の死傷者と、1289人の戦闘疲労症者を出したそうです。
あとは、航空勤務者特有の「航空神経症」というのもあります。
これは戦闘機パイロットによく見られるノイローゼによく似た神経症で、
症状として、情緒不安定・睡眠障害・幻覚・幻聴等があるそうです。
(31:名無し軍曹)

第二次大戦、朝鮮戦争とか、戦争の後遺症とか出て問題になったのでしょうか?

なったよ
パットン将軍は戦闘神経症の兵士をブン殴って結構な騒ぎになった
{(53:544)
第二次大戦中の米海軍兵の中には、カミカゼに対する恐怖心から
精神錯乱状態に陥った人が沢山いました。

また、第二次大戦末期の日本軍は、特攻隊員の恐怖心を取り除いたり
夜間勤務の隊員や工員の能率が下がらないようにヒロポン(覚醒剤)を
使用したため、戦後もヒロポン中毒が問題になりました。
(53:548)

衛生兵の医療レベルってどのくらいなんでしょうか

せいぜい3~4ヶ月の訓練を受けた程度の衛生兵を看護士と比べるのはちょっと
可哀相な気もします。
衛生兵が習うのは人体構造(血止めのため)、包帯術、止血方法の練習、モルヒネ等の薬品の
効果・使用方法といったあたりでしょうか。
どうせ現地では止血程度しか出来ないし、専門的医療処置は看護兵・軍医が行うわけで。
(60:466)

衛生兵を呼ぶとき何て呼ぶんですか?

「メディーック!」かな?「メーデー!」って聞こえる
Medic【口語】 (米)衛生兵
(61:716)

湾岸戦争後の劣化ウラン弾による後遺症といわれる事態を、米軍はどのような根拠で否定し、その信憑性はどの程度のものなのでしょうか?

Gulf War Syndrome のページ(Dodドキュメントじゃないから,そのつもりで)
ttp://www.desert-storm.com/soldiers/gws.html
のFAQより引用

Comprehensive medical care is available at no cost to the veteran
through the VA for Persian Gulf veterans with medical problems
thought to be possibly related to a hazardous exposure during
their service in the Gulf War.

Gulf War Syndrome自体が否定されているわけではなく,罹患した兵士は
政府のお金で無料の治療を受けることができる。
劣化ウラン弾との関連は「今のところは」はっきりとは明らかになっていない。
上に上げたページの頭にある"Possible causes"にもあるように,化学戦による
影響や精神的なストレス,もちろん劣化ウラン弾による(化学的な)影響等
絞り込めていないのが現状。
もちろん劣化ウラン弾が原因だとは政府も軍も認めたくはないだろうから原因
究明にあれこれと横槍が入ることは十分有り得るけど。
(64:393)

自衛隊病院では認可前の新薬や新治療法を隊員達に民間より早く特別に使用してくれると言うのは本当ですか?

一般の病院でもけっこうやってまっせ。いずれにせよ、承諾書に
サインさせられて、新薬なら偽物と本物のどちらを渡されるかは
くじ引きで決めます、どちらになったかは試験終了まで教えません、
とかゆーことになります。新治療法も、おーや、こんな副作用が、
とかいって論文になったりします。まあ、有効なものも多いでしょうが
決して優遇とかいう性質のものではないので、そのおつもりで。

その手のがお好きでしたら、治験ネットにゴー!
(71:system)
自衛隊病院は、隊員に恐れられる存在です。
理由
1 自衛官は基本的に健康なので、医官の練度が民間に比べるとちょっと…
2 自衛官は基本的に体力があるので、荒っぽい治療をしても耐える
3 大抵の医官は階級が高いので、ほとんどの自衛官は耐える

自衛隊病院では認可前の新薬や新治療法を隊員達に民間より早く特別に使用してくれる
と言うのは本当ですか?

まったく嬉しくない。
新治療方のテストならやりかねない。
(71:17)

肝臓撃たれると必ず死ぬんですか?

状況にもよるから必ず死ぬわけではない。
ただ、肝臓に被弾すれば肝動脈が破損し、出血多量で死ぬ危険性は高い。
外からは見えなくても腹腔内に大量に出血している場合もある。
(73:439)

僕は種痘を打っていますが、これで細菌兵器の天然痘にかからないで済むの?

10年から20年で効果は半減します。アメリカでは医療関係者、司法関係者、軍人には種痘し直しています。
半減していても症状は軽くてすむかもしれません。

近年露西亜で天然痘にかかって死亡した科学者は天然痘のワクチン接種をしてたにもかかわらず死亡しました。
アメリカは露西亜にデータの提出を求めていますが拒否されています。
北韓、中共が、この株を持っていることは確実視されています。
(75:剣恒光@自衛隊板 ◆yl213OWCWU)

衛生兵は一般的にどれくらいの医療技術を持っているのですか?

過去スレで見た記憶がありますが、衛生兵というのはせいぜい3~4ヶ月の訓練を受けた
程度で看護士とはあまり比較できないそうです。
衛生兵が習うのは人体構造(血止めのため)、包帯術、止血方法の練習、モルヒネ等の薬品の
効果・使用方法とかみたいです。専門的医療処置は後方で看護兵・軍医が行うわけで、
その程度で十分といったところでしょうか。

衛生兵が持つ物は痛み止めのモルヒネ・包帯・止血用のパッド・はさみ・火傷用軟膏
消毒用アルコール・感染症を防ぐための抗生物質・生理食塩水といったあたりでしょうか。
(80:683)

戦争なんかで輸血用の血液とかの不足とかってあったりしないんでしょうか?

場合によりけりでしょうけど現代昔の軍隊ってどうしているんですかね?

乾燥血液やら緊急用人工血液(白い液体)なら30年近く前から医療現場で使われているが
現代では生血液を輸血することはまずありえない。用途により血液製剤を使い分ける
(493:710)

全血、新鮮血の輸血は、あらかじめ使用時がわかっていて、準備して待っている状態でないと難しい。
適応自体は、戦時負傷のような大量出血時に向いてはいるが、実行には困難が多い。
このため、戦時であれば保存しやすく、ムダが少ない血液製剤、部分血輸血が主になると考えられる。

したがって、これらを平時の病院以上に備蓄することになるだろうが、いずれも有効期限があり、
(例えば赤血球は3週間しか保たない)しかも平時でも不足気味なので、戦時に備えて多量に備蓄し、
期限切れで多量に廃棄することは考えにくい。開戦が見えてきたら、当然準備にかかるだろうが、
やたらに増やせるものでもないので、不足分は代用血液でガマンすることになりそう。
あとはその国の医療水準と国民の協力しだいでしょ。
(493:719*一部改編)

防衛医大では火傷の治療と精神科に力をいれていると聞きましたが、精神科が軍隊にそんなに必要とされているんですか?

詳細は「戦争神経症」でググってもらうといいんですが、とにかく戦場では日常および訓練ではありえない光景や事態に見舞われます。
目の前でバタバタ人が死んでいく上に、グロい場面になったからとてチャンネル変えるわけにもいきません
(人間としてチャンネル変わっちゃう人も出ますが)。
戦地でのメンタルケアは非常に重要ですね。

精神科に関してはシェル・ショックでググるヨロし。
(493:477,479)

麻酔なしで四肢切断手術や開腹手術なんて人間が耐えられるんですか

戦中、日本軍の軍医はやったそうですが。麻酔なしで開腹したら、腹圧で腸が飛び出ると聞いたことがありますが
もちろんショックで死ぬ人もいた。
ただ、「麻酔なしで開腹手術をしたら必ず死ぬ」のであれば、内蔵が見えてしまうような
怪我をしたら処置をしても必ず死ぬ、ということと同義な訳で、大丈夫な時(大丈夫な人)は大丈夫。
それよりは、麻酔もろくに用意出来ないような環境ってのは衛生的に最悪な事が多いため、
手術に耐えても術後感染症で死に至る可能性が飛躍的に高まる。
(508:775)
ナポレオン戦争の映画でも観てもらえばわかるが、麻酔なしでの手術は可能。
ただ、痛みでショック死する奴がいるし、暴れるので施術自体が難しい。
口に布や棒をかませ、数人がかりで取り押さえ……ってことになる。
(508:776)

日本は病院船を持っていないようですが、有事の際に問題になりませんか?

病院船の維持って難しいんですか?
大規模外征の予定がないのなら、病院船に傷病者を運ぶより、本物の病院を拡充してそっちに運ぶ手段を整備した方がイイだろ
どっちにしても、維持以前に病院の設置にはクリアせねばならん関連法規がいっぱいあって、大変
(514:580)
艦内スペースに余裕のあるひゅうが型護衛艦は災害出動時などには病院船としても機能できるようになっている。
おおすみ型輸送艦も甲板に陸自の野外手術施設を展開するなど病院船としても使えるようになっている。
(514:581)

腹部や四肢に銃弾や砲弾が当たった場合、どういう場合に致命的になり、どういう場合に助かるの?

1 腹部の場合
大血管(腹大動脈、下大静脈)が損傷したら、まず死亡
肝臓が損傷しても出血が多く致命的、門脈や肝動脈がやられても致命的
腎臓も腎動脈がやられたら出血多く救命は難しい
胃や脾臓だけなら処置が適切なら助かるかも。でも、他の臓器も一緒にやられる場合は難しい
腸管なら、早期に手術して損傷した場所を切除して繋いだりすれば助かりそう。でも上腸間膜動脈や下腸間膜動脈が損傷したら、戦場では救命は難しいかも。

2 四肢の場合
大腿動脈がやられたら救命困難。縛ったくらいじゃ血は止まらない。
上腕動脈や前腕、下腿の動脈や静脈なら、縛れば何とかなるかも。早く軍医のところへ行け。

外傷の処置がうまくいっても、その後の感染症の管理がきわめて重要。
先の大戦では、多くの兵士が感染症であぼーんしたらしいし。
戦場の傷は汚染されているから、感染は必発なんです。

いずれにせよ、「どこで負傷したか」が生死を分ける。
運がよければ肝臓80%吹っ飛ばされても助かるし、運が悪ければかすり傷でも感染症であぼーん。
抗生剤、輸液は必須ですね。近くに病院があれば幸運ですね。
(529:813:耳鼻科医)

顔面が銃弾や砲弾で吹き飛ばされても、ある程度の形の修復は利くんですか?

一生ブラックジャックのような顔では、かわいそうです。
「形成外科」って知っていますよね?この起源は、戦傷で醜い外見を残してしまったときに、その外見を正常に「近い」形まで戻す技術です。
WW1のときから徐々に発達してきた技術です。
現代医学でもこの技術の恩恵はもたらされていまして、例えば耳鼻科の分野では、

①舌癌で舌をほとんど全部とっちゃった→前腕の皮膚を血管つきでとってきて、舌の代わりを作ろう(当然、舌の近くの血管とつないで血流を保つ)
②上顎癌(上あごの癌)で顔面半分とっちゃった→おなかの皮膚と腹直筋を血管つきで(以下略)
③下咽頭癌(食道の入り口よりちょっと上の癌)で咽頭と喉頭と食道の一部をとっちゃった→腸管を血管つきで(ry

というような使い方をします。

で、戦場で顔面や首など、人の目につく部分に傷ができても、同じような使い方はできます。
たとえば砲弾で顔面半分吹き飛ばされたら②を応用すればいいし、のどを吹き飛ばされれば③などを使えばいい。
てか、もともとは戦傷外科が本家なんで。

しかし、完全に元の姿に戻るわけではない。
やはり明らかに跡は残ってしまうが。それでもぐちゃぐちゃの顔面よりははるかにましで。
また、感覚器(目や嗅覚や聴覚)は、一回やられたら改善は困難、てか不可能だし。
でも、この分野は戦時だけじゃなく平時でも十分応用されている分野なので、これからもどんどん発展していくでしょう。
そのうち再生医学が発達すれば、もっときれいに治るようになるかもよ。数十年後には・・
(530:耳鼻科医)

人間が撃たれたとき本当に「ショック死」するんですか?

よく「機関砲レベルの攻撃はかすっただけでもショック死」などの書き込みがありますが
医学用語での「ショック」は、急激な変化でホメオシタシスを崩し死に至る事全般を指します。
例えば出血性ショックは、大出血により低血圧に陥り循環を保つ事が出来ず、
結果複数の組織が機能不全を起こす事(その結果として死亡する事も)を指します。
(他にもアレルゲンによるアナフィラキシーショックとか外傷性ショックとか)
その意味での「ショック死」ではないでしょうか?
大口径高速弾が命中すると、エクスプロージョン効果により大きな空洞(Void)が形成されその範囲内の組織は損害を受けます。
皮膚を抜けるだけでも損傷が深部に及び、運が悪ければ大きな動脈を傷つけ出血性ショックを起こすような可能性も有るわけです。
(540:115)

先の大戦ではマラリアやアメーバ赤痢やデング熱で沢山の兵隊が死んでますよね。何が原因でこんな悲惨な事になったんですか?

ダチの医者に聞いたんだが、簡単に死ぬような病気じゃないっていうことらしい。
そりゃ、食糧不足と激しい戦闘で体力が落ちている上、医療品不足で適切な治療が受けられなければ、
設備の整った病院なら簡単に治るような病気でも、人はバタバタ死にます。
現代の難民キャンプなどで、やはり食料や医療品の不足から、多くの死者を出しているのと基本的に同じ。
(542:709)

感染症の分類(厚労省、1類が凶悪、5類はあまり凶悪ではない)

1類:エボラ出血熱、クリミア・コンゴ出血熱、痘瘡(天然痘)、南米出血熱、ペスト、マールブルグ熱、ラッサ熱

2類:急性灰白髄炎、結核、ジフテリア、重症急性呼吸器症候群(病原体がコロナウイルス属SARSコロナウイルスであるものに限る。)

2類同等とみなす:インフルエンザ(H5N1型に限る)

3類:コレラ、細菌性赤痢、腸管出血性大腸菌感染症 (O157等)、腸チフス、パラチフス

4類:E型肝炎、A型肝炎、黄熱、Q熱、狂犬病、炭疽、鳥インフルエンザ(H5N1型については二類感染症の規定を準用する指定感染症の指定がある)、ボツリヌス症、マラリア、野兎病(以上法第六条第五項 10疾患)
ウエストナイル熱、エキノコックス症、オウム病、オムスク出血熱、回帰熱、キャサヌル森林病、コクシジオイデス症、サル痘、腎症候性出血熱、西部ウマ脳炎、ダニ媒介脳炎、つつが虫病、デング熱、東部ウマ脳炎、
ニパウイルス感染症、日本紅斑熱、日本脳炎、ハンタウイルス肺症候群、Bウイルス病、鼻疽、ブルセラ症、ベネズエラウマ脳炎、ヘンドラウイルス感染症、発しんチフス、ライム病、リッサウイルス感染症、
リフトバレー熱、類鼻疽、レジオネラ症、レプトスピラ症、ロッキー山紅斑熱

5類:ウイルス性肝炎(E型及びA型肝炎を除く)、クリプトスポリジウム症、後天性免疫不全症候群、梅毒、アメーバ赤痢、急性脳炎(ウエストナイル脳炎及び日本脳炎を除く)、クロイツフェルト・ヤコブ病、
劇症型溶血性レンサ球菌感染症、ジアルジア症、髄膜炎菌性髄膜炎、先天性風疹症候群、破傷風、バンコマイシン耐性黄色ブドウ球菌感染症、バンコマイシン耐性腸球菌(VRE)感染症、麻疹
RSウイルス感染症、咽頭結膜熱、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、感染性胃腸炎、水痘、手足口病、伝染性紅斑、突発性発疹、百日咳、風疹、ヘルパンギーナ、流行性耳下腺炎
インフルエンザ(鳥インフルエンザを除く)
性器クラミジア感染症、性器ヘルペスウイルス感染症、尖圭コンジローマ、淋菌感染症
クラミジア肺炎(オウム病を除く)、細菌性髄膜炎(髄膜炎菌性髄膜炎を除く)、ペニシリン耐性肺炎球菌感染症、マイコプラズマ肺炎、成人麻疹、無菌性髄膜炎、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症、薬剤耐性緑膿菌感染症

上のようにデング熱、マラリアは4類、アメーバ赤痢は5類。たいしたことない。
でも、体力や栄養を失っている人間は、簡単に死んじゃうものなのよ。
現実の生活でも、90歳のじいちゃんはカゼでかんたんに死んじゃうでしょ?
兵隊たちは、体力を死ぬ寸前まで失っていたってことだろう。
(542:耳鼻科医)

艦艇が攻撃されて沈んだ場合、大量の重油が海に浮かびますよね? で、海に飛び込んだ兵士達は当然重油まみれになることもあると思うのですが

その場合目や耳、鼻・肺・胃等に入り込んだ重油は身体にどのような影響を与えるのでしょうか?
飲み込むと胃の粘膜に張り付いて猛烈な吐き気のあと焼けるような痛みが来るらしい
胃を洗浄しない場合は間違いなく死亡
(548:547)
鼻や咽喉頭の粘膜に重油がついたら激しい炎症
肺に重油を誤嚥したら肺胞がつぶれて呼吸困難、窒息へ
いったん肺に大量の重油が入ったらなかなか治療困難だろう、特に戦地ではな・・
(548:耳鼻科医)

負傷して出血している味方の将兵の血液には、絶対に触っちゃいけないの?

触らざるを得ない場面はありますが、
B型肝炎、C型肝炎、エイズ、梅毒、成人T細胞白血病なんかは血液を介して感染する。
感染者の血液を触っただけで簡単に感染するとは思えないが、皮膚ではなく粘膜からは感染しやすくなる。

たとえば、隣で負傷して出血している兵士がエイズだったら?
その血液を触った自分の手に、見えないくらい小さい傷がついていたら?
また、その血液が自分の口腔や目の中に入ったら?

だから、可能であればゴム手袋をつけて触るべきだし、
現代の衛生兵はゴム手袋や簡易止血キットくらい持っていそうだがなあ??
(554:耳鼻科医)

自動小銃で腕でも撃たれようものなら兵士でも痛みで動けなくなると聞きましたが、本当でしょうか?

俺の知っている空挺レンジャーの人は、低空飛行からの降下で落下傘が開かず、
150mぐらい落ちたのだが運良く藪に落ち、それがクッションになって助かったそうだ。
その後足が折れていたもののちゃんと集合地点まで歩いていったそうだ。
まあ、空挺は人間じゃないからそういうこともあるだろうが、俺たちのような一般の兵士は
そこまでできる自信はないな。
(342:718)
小銃による銃撃と言っても、被弾部位によって反応は異なります
比較的近距で離骨を砕かれれば当然ながら悶絶する事になりますが
殺傷能力が低下する距離だと重傷には違い有りませんが興奮状態だったりすると
その時は全く銃創を受けたショックが無かったかのように行動できてしまう事もありますね

また余談ですが、銃撃を受けて弾丸は皮膚を掠っただけであったにも拘らず
「撃たれちゃった!」という精神的ショックから死亡してしまう、というケースもあるようで
またその逆で、致命傷を受けたにもかかわらず反撃し、しばらくしてから死亡すると言う事もよくあります。
(342:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)

兵士は、出征前に虫歯などは治さねばならないのですか?

健康状態を改善している暇はありません。
徴兵の場合は、令状が来てから、何日かの単位で、召集された師団に出頭せねば成りません。
なので、何ヶ月もかかるような歯の治療なんかをやっている暇はありません。

痛くなれば入営してから、鋏で歯を抜かれるのがオチでしょうね。
(337:眠い人 ◆gQikaJHtf2)

義務じゃないが、初年兵は休む暇なんぞ無いので医者に行くなんてむりぽ。
治しておくに越したことはない。

以前、幹候出身でビルマに赴任した歯科将校の手記を読んだことがあるが、
兵士が歯の治療をする際は中隊長に申請して部内休を貰って行くんだが、
ある中隊長が「歯痛ごときで休むとは我慢が足らん!」てなことを言って部下の兵士の
休暇を取り消して無理に訓練させたせいで化膿して顎が開かないほど腫れ上がり、
慌てて入院させたが治療の甲斐なく死亡…ってなことがあったと書いてあった。
さすがにその中助は間もなく移動になったそうだが。
(337:851)

太平洋戦争の日本軍人で精神的トラウマの残った話ってあんまり聞かないが

日中戦争では戦場神経症が問題になっていた
http://www.geocities.co.jp/Technopolis/9073/zinkotuhp/arcive/2007yoshida.htm
戦場と軍隊の諸相二 戦争神経症を参照

ただし、それを社会的に公に出来る環境になかったこともあり帰国した
兵士のケアも行われず、社会的に不適合を起こす事例も多かった。
また、社会的に認知されていないため、公に出来ないこともその存在が
表に出にくい原因であった。

これを癒す装置の1つとなったのは、同じ体験を共有した隊員が集まれる戦
友会であったとされる。

知り合いのお爺さんは、終戦から60年以上たつ現在も寝ている時に戦場で
の体験がフラッシュバックのように表れ続け、飛び起きることがままあるとの
こと。

「戦場における人殺しの心理学」でも描かれているが、時間がたってもトラウマ
が癒える事が無く、ますます悪化する事例もある。ある意味、これは現在進行
形の問題でもあるといえるだろう。
(ベトナム戦争2:29)

戦記なんか読んでいると爆弾とか焼夷弾とかで火傷を負った人に、気管切開という手術をやっていることがありますが、どうしてこんな手術をするんでしょうか?

やけどをするのは皮膚ですよね?
呼吸ってのは、横隔膜を動かすことによってするのです。
だから、口と鼻がむくんでふさがっていても、クビの気管に穴が開いていれば呼吸はできます。
ちなみに、クビに開けた気管切開の穴には、カニューレというプラスチック製の管を差し込んで、穴が閉じないようにします。
(609:耳鼻科医)

国際赤十字ができるまで、戦場での負傷兵はどう扱われていたのでしょう?

戦場で勝利を収めたら、位が上の人から順に一応看護はしてもらえる。
軍医というのは昔からいましたから。
それに戦友からも応急手当てはしてもらえます、勝っていれば。
ただ、銃創なら麻酔無しで傷口にピンセット突っ込んで弾を引きずり出したり
潰れた傷口なら、あっさり傷口ごと関節から手足を切って熱い油や熱した鉄片で焼いて
止血と消毒・・・その後、戦闘できない体ならば荷馬車で後送、廃兵院にて治療というレベルです。
軽症であれば直るまで武器や食料を運ぶ荷馬車に一緒に乗せて次の戦場へ、というのもありです。

Wikiによれば
初めて救急搬送専用の車両が登場したのは、19世紀初めのナポレオン戦争であり、
ドミニク・ジャン・ラーレー(Dominique Jean Larrey)が発明したとされる。
ナポレオン軍の軍医長に任命されたラーレーは、戦傷者への迅速な治療のため軍救急部隊を編成し、
戦場にあっても傷病者がいち早く野戦病院へ搬送されるシステムを構築した。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%95%91%E6%80%A5%E8%BB%8A

敗北したら、勝者の慈悲か幸運と自然治癒力に頼るのみ。
身代金や捕虜交換なんかもありうるので、運がよければそれなりの治療も受けられます。
これも身分によりけりですが・・・。
(321:400)

戦場って騒音が多いですよね?そのせいで難聴になるってよく聞くけど、どういうことなんでしょうか?

それは、①騒音性難聴 ②音響外傷 というものですね。

①騒音性難聴
長い期間にわたって、騒音に暴露したことによって徐々に進行してくる感音難聴。
特に4000Hzという高い音域がやられやすい。
両耳が同じようにやられることのほうが多い(片耳の場合もある)。
会話音域(主に500~2000Hz)はやられなかったりするので、会話には問題ないが、女性の高い声や音楽の聞こえが悪いってことが多い。
自衛隊で銃を長く射撃して来た人が、右耳の騒音性難聴になって受診したことがあるけど、自衛隊ってそんなに銃を撃つ訓練ってやってるのか・・?
基本的に改善は難しい。

②音響外傷
すごく高い音を聞いたことによって、急に起こる(主に片側の)感音難聴。
やられる音の高さはまちまちのようです。
やられた耳の難聴のみならず、耳鳴りも伴うのが普通。
「突発性難聴」という病気に準じて治療します。
主に、ステロイド薬の内服または点滴によって治療する。高圧酸素療法なんてやったりする人もいるようです。
改善は一般的には比較的良好のようですが、難聴や耳鳴りが残ってしまう人もいるようです。

追記)
感音難聴:音をききとる神経がやられてなる難聴。
       蝸牛、聴神経、脳などの病気でなる難聴と思ってください。
       ①、②の場合は蝸牛の障害です。

近くで戦車の主砲の発射音とか、戦艦の主砲の発射音とか聞いて難聴になることがあるが、それは②音響外傷。
(631:耳鼻科医)

爆弾とかで、顔とか口の中を火傷したら痛い?

痛いですよー
顔面火傷すると、見た目的な問題の他に、皮膚や筋肉が縮んで、瞬きができなくなったり、口が開かなくなったりするし。
口の中の火傷は、すごく痛いうえに、むくんで呼吸が出来なくなったりするし。
マジ窒息で死ぬときもある。
大体、口から栄養がとれなくなるんで、数週間から数ヶ月は経管栄養でしょうしね。

ただ、顔面と頭部だけの火傷では、体表面積的に大きくないんで、火傷そのもので死ぬことはなさそうと思いますが。
もちろん、さらに広い範囲の火傷では、その限りではありません。
(637:耳鼻科医)

重機関銃などで撃たれると、弾丸にかすっただけでも手足が吹っ飛ぶとか?

あるいは頭部近くをかすめただけでも気絶するなどということをよく聞きますが、
いまいち状況がつかめません。物理的には、どういった説明がつくのでしょうか?
M2重機関銃の場合、弾丸の持つエネルギーは約20キロジュールで、
時速約50kmで走る重さ200kgのバイクが持つエネルギーと同じです。
このバイクが体をかすめたら、骨折する可能性は十分あります。
銃弾はもっと小さい範囲にエネルギーが集中するので、肉が裂けて骨が砕けます。

「かすめる」の意味によりますが、皮膚、皮下脂肪、筋肉という干渉物に囲まれているので、
真皮あたりまで削る程度の「かする」で骨折するほどの衝撃が骨に達する可能性は考えにくいでしょう。
筋肉にあたっても最低限一時空洞が骨に達さないと折れないでしょうし、太い骨であれば
永久空洞に含まれないとなかなか折れないと思います。
骨が折れないとちぎれることも難しいわけで。とはいえ、12.7mm弾の永久空洞はけっこう大きいわけだが。

30-06のソフトポイント体内弾道の資料で(エネルギー対比とFMJ/ソフトポイントの対比)
その場合永久空洞は直径15cm近い。これだと四肢に当たればかなりの確率でちぎるか、
少なくとも細目の骨は折れそう。
ただし、これはエネルギーを十分伝えているから可能なのであって、「かすった」場合は単に皮膚を破って
あとは逃がしてしまうだけになる。

一方、FMJの永久空洞は弾が破砕しない限り、タンブリングによって生ずることを考えると、
30-06ソフトポイントほどの直径にはならない(最低5cm)気もするわけだが。
しかも12.7mmだと人体程度ではタンブリングを起こさず貫通しそう。

一時空洞は組織が伸展し、周囲の組織で支えられ、元に戻るので心臓か、
肝臓などの脆い器官でないと損傷を受けないとされる。しかし、一時空洞が極端に大きく、
表皮まで十分含む場合、表皮の断裂が生じて筋組織なども断裂し、永久空洞に転ずる。
.50 Calではそれが十分起きそう。
(306:537-559)

先の大戦で、日本軍では、戦時神経症になった兵隊は、どのような処遇、治療をうけたのでしょうか?

「戦闘神経症なんてない!!臆病者のいいわけだ!!」というのが建前だけど、
実際には膨大な数の罹患患者がいたんで、軍専用の精神病院を作ってそこに入院させてる。
治療といっても当時のことだし、大した事は出来なかったようだ。
渡辺洋二の作品で、頭蓋骨折で一時的に精神障害に陥ったパイロットがその病院に
放り込まれる話があるんだが、扱いはひどかったようで……。

PTSDとの病名がアメリカで付けられるまでは、各国ともシェルショックと呼んでいたようだ。
つまり、絶望的な塹壕で敵の砲弾(シェル)に曝され続けることで、心的外傷をうけて、肉体動作に支障がでる。
日本では電気ショックを与えて、肉体の発作を抑えたようだが、
実体は電気ショックの苦痛という懲罰で強制的に戦場に戻しただけだな。
(646:750-752)

ライフルのスペックや銃弾、射撃動画を見る限り一発でも被弾したら大出血で助からないと思うのですが、以外にも助かっている人がいるのは何故ですか?

大出血するためには、大血管、あるいは血管に富む臓器まで銃弾が到達し、
十分なサイズの穴を開ける必要があります。そのような被弾なら一発で致命傷になりますが、
銃弾が身体に開ける穴の体積は全身の体積の0.0何パーセントだったかな、そんなのです。
バリスティックゼラチンの射撃テストでも、貫通の瞬間は大きく穴が開くように見えますが、
人体の組織、血管は弾力に富むので、引き伸ばされても大した損傷なく元に戻ります。
時間が経っても残っている空洞(permanent cavity)だけが本当の組織破壊になります。
また、人の皮は筋肉10cm分程度の抵抗力がありますから、ゼラチンだけの射撃テストほどの
貫通力は実際には得られません。さらに、大出血をすると血圧が下がるので、出血量は
減っていきます。ヤバい状態にはちがいありませんが、そのために救命処置が間に合うこともあります。
(654:369)

戦争映画で胸や腹を撃たれて即死する描写がありますが、本当に即死するのでしょうか?

その場合、死因はなんでしょうか?
弾が当たったその瞬間に死亡、と言う意味であれば違います。死因は失血であり、
失血による中枢神経の機能停止です。別に内臓が破裂する必要はありません。
血流に多いところに十分なサイズの穴が開けば速やかに失血死します。
ただし、心臓を直撃され、破裂しても10秒以上は意図を持った行動が可能と言われています。

死亡診断書的には、死因の発生から死亡確認までの時間がごく短い場合を
即死と考えますが、常識的、社会的にはもう少し長い時間(5分~30分~
解釈によっては24時間以内)も含むようですから、まあ大血管、血流の多い臓器への
直撃による死亡は、一応即死と考えて良いでしょう。
(665:system ◆systemVXQ2)

戦場で必要な医者の診療科は何科ですか?

もっていけるのであれば、全部。スタッフだけでなく医療機器の技術者も。
兵站が許せば、であるが。

戦争というものは特殊な事例を覗けば、人間の生活圏で行われる。
人間が暮らしているところでは、当然だが市民生活がある。
戦争でその社会インフラをぶっ壊してしまうので、軍がそれを補償する必要もでてくる。
(669:ふみ ◆Y.QUKJBduY)

帰還兵が自分の妻を敵兵だと思って殺しかけたとか悪夢を見て自殺とか漫画であるけど、実際問題になったのですか?

PTSD(心的外傷後ストレス障害)
(いわゆる恐怖や緊張の体験から幻覚を見たりするようになる精神病)になる人は結構多い
2007年のデータでイラク・アフガン帰還兵の内1/4がPTSDを患っているという報告がある
またTBI(外傷性脳損傷)
(身体は装甲で守られて無事に見えても爆発の振動で脳に障害が残る事)になる兵士も多く
アメリカ政府の発表では2001年から2009年の間に14万の帰還兵がこれになってる
この二つの障害は現在アメリカで社会問題になってる

ちなみに第一次世界大戦の話でどこで見たのかよく覚えてないから与太話だと思ってくれていいが
確か2ヶ月間以上前線に居続けた兵士の98%に大なり小なり精神的な異常が見受けられたというデータもある
(全兵士の内約2%には最初から殺人に動揺しない先天的な精神異常者らしいから
つまり一時大戦みたいな泥沼な塹壕戦を繰り返してる前線に2ヶ月以上居続ければ誰でも多少は異常者になるって事だな)
(677:133)

銃撃されたときって傷口を押さえただけで生存率は高まるものなんですか?

止血は症状に従って患部圧迫→患部圧迫&指による動脈圧迫→患部圧迫&帯による動脈圧迫の順番で進められる。
(683:476)
医者として回答しますが、生存率は高まります。
直接動脈の上位(心臓に近い側)を圧迫するのがもっとも有効ですし、
止血帯などで手足の中枢側を圧迫するのも有効ですが、胴体から出血している場合はそうもいきません。

道具があれば、創部を探って動脈を結紮するという手もありますが、麻酔なし、切開なしでは、
熟練者にとっても簡単な技ではありません。そこでとりあえず創部を手で蓋し、体外に血液が
流出しないようにします。出血源を止めたわけではありませんが、うまくいけばせき止められた
血液の圧力で出血量が減少する可能性があるからです。さらに、圧迫することによって
出血している動脈への血流が少しでも妨げられれば、その分も出血量が減ります。
(683:system ◆systemVXQ2)

高高度で撃たれてキャビン圧がなくなるとどうなります?

あっという間に血液中に気泡が大発生して酸素不足で細胞が死ぬとか
組織液の沸騰など起きません。身体という拘束装置で言わば加圧されているからです。
真空中に動物を放り込んだ実験もあったはず。

高々度での出血も、細動脈などは攣縮して出血を止めますし、毛細血管からの出血は
量が知れています。確かに、失血量は増えるでしょうから、同程度の傷であれば
死亡率に差は出るかも知れませんが、「地上ならどうということない傷なのに死んでしまった」
ということはまずありません。

なんと、人体実験もどきもありましたね。
http://www.geoffreylandis.com/vacuum.html

宇宙服実験中に真空にさらされ、12~15秒で意識喪失、30秒後に気圧が回復し、
意識も回復、障害は認められずという例。

上記サイトに動物実験の例も記載されています。被験体が明記されていませんが、
常識的には人より小さな動物が使用されたものと考えられます。このため、減圧効果も
人よりかなり強く出ていると思いますが、それでも沸騰とかいう話ではまったくありません。

一般用航空雑誌の医学記事に正確さを求めるな、という教訓でしょう。
AW&ST誌にでも書いてあれば話は別ですが。
あそこは、不正確な記事を書くと、読者投稿欄にNASAの科学者やら
退役した空軍のお偉いさんやら、戦闘機のメーカーやらが突っ込み入れてくるから。

基本的には真空中への曝露は、潜水病と同じに考えればよいわけです。
沸騰ではなく、溶け込んでいたガスが気泡に転ずるのが主。ただ、真空曝露は
大気圧に比べて-1気圧の変化にしかならないのに対し、例えば100mの深度に
順応させたダイバーが、1気圧の潜水艦内にいきなり戻ると-10気圧の変化にさらされるので、
潜水病で大変なことになります。でも爆発したりしないけどね。-1気圧だと水深10m相当で、
これぐらいなら私も潜ったことがあるな。ゆっくり上がる必要はありましたが。

真空中、あるいは低圧にさらされた場合、口を閉じ、鼻をしっかりつまんで肺の空気が抜けるのを防げば
減圧は抑えられますから、その間にマスクをつけるなり、ハッチを閉じるなりすれば、やりすごせます。
鼻と口さえカバーできれば、短時間なら真空中でも目が乾く、ちょっと皮下出血する、肌荒れる、ぐらいですむようです。
(686:system ◆systemVXQ2)

ブラックホークダウンという映画で、敵兵は一瞬で絞め落とされていましたが、

一瞬で敵を絞め落とすようなことは可能なのですか?
絞殺といってもレベルは様々で、両頸動脈を確実に閉塞してすばやく
殺すには技術も道具も要ります。細くて伸びない索を用いて、正しい場所に
かけ、しっかり締めないとダメです。素人が「カッとなって首を絞め」て殺すのは
静脈程度しか圧迫できず、溢血から最終的に循環不全で死亡というパターンが
多いのです。これは溢血点などが出現することから検死でも明らかであり、それが
まったくなく、皮膚を切って入り込むぐらい細くて強い索状痕が残っていると
「これはプロの仕業」ということになります。
(109:system)

軍隊にいることによって起こる職業病ってあるのでしょうか?

軍艦勤務では硬い甲板の上を硬い靴で歩くので、膝や腰を痛めます。
パイロットは思いヘルメットをかぶって首を振るので慢性の頚椎捻挫。
空挺部隊員は腰を壊しますし、砲兵は難聴、歩兵は水虫ですね。
(112:453)
いわゆる戦闘神経症を除く肉体的な病気としては、
機関銃手が振動により「白ろう病」と同じ症状になる「重機病」、
重い部品を運ぶため腰を傷める「重迫病」 などがあります。
また、戦闘機パイロットはいわゆる「チェック・シックス」(後方確認)を高G下で
強いられるため、脊椎を傷める人も多いとか。
(112:名無し軍曹 ◆Sgt/Z4fqbE)

アニメなどでよく銃弾が掠って糸みたいな傷が出きる描写がありますが、実際はどうなんでしょうか?

その場合、掠めたと言っても銃弾自体は殆ど触れていません
音速を超えて飛翔する弾体の周囲に発生する衝撃波による傷害です
弾丸そのものが皮膚を掠めていれば指摘の通りもっと激しい損傷を生じますね。
(264:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)

日本軍のシェルショック対策と、シェルショックにかかった者に対する治療はどのような物だったのでしょうか?

第一次世界大戦で戦争神経症の患者が多数発生していたことから、
陸軍でもある程度は戦争神経症を認識していました。
しかし、建前として神経症は臆病者が罹る病気だとして、皇軍には
神経症はないという論理がまかり通っていました。
実際には、戦闘時にたまたま神経症が発生することもあるかもしれないとして、
「戦時神経症」と呼び変えて対処を行っています。

日中戦争が始まって間もなくすると、神経症による患者は大量に発生し始めました。
そこで、昭和13年に千葉県市川にあった国府台陸軍病院を拡張して、千数百人を
収容できる精神病院を建設し、そこに患者をすべて集めて治療に当たりました。
しかし戦争の拡大と共に患者は増え続け、また爆撃のために患者を
一箇所に集めるのが困難になったため、昭和20年には京都と大分に
精神病院を設けています。

後送された戦病者のうちに精神疾患者のしめる割合は、昭和13年には1.62%でしたが、
この割合は年々上がっていき、昭和17年には9.89%にまでなっています。
(263:名無し軍曹 ◆Sgt/Z4fqbE)

映画や漫画などで、腹の傷口を自ら焼いて治療しているシーンがありますが、あれは消毒なのでしょうか

昔は傷口の処置は切断か焼灼と決まっていたぐらいで、傷口を焼く治療は珍しくない。
感染予防が目的であり、止血にはあまり役に立たない。非常に出血しやすい、血管の
多い臓器を切る時にレーザーメスで焼灼することはあるが、これは切断部位そのものを
その場で焼灼しているから効果的なのであって、大雑把な傷口を大雑把に焼くなら
圧迫止血の方が実用的だろう。表面の傷なら明礬や薬草などの収斂剤を使った方がいい。
というわけで消毒が目的。感染予防できる薬剤があれば、焼く意味はないので
現代医療では限定部位のレーザーや高周波による焼灼以外は使用されない。
(153:751)

頭以外を撃たれて即死することってあるの?

銃撃による死の原因は、最終的には脳の機能停止であり、その原因は脳の直撃破壊、あるいは脳の酸欠です。
脳の酸欠の原因は、失血による脳循環の不足、あるいは肺出血などによるガス交換機能低下による
低酸素血症です。したがって、脳直撃以外の場合、致命傷を受けても、脳の機能が停止するまで、
数十秒以上の余裕があり、強い意志があり、手足とそれにつながる神経が破壊されていなければ、その間は行動可能です。

失血の原因は体内に突入した弾丸による組織破壊であり、組織が大血管や血管に富む臓器の場合、
失血による死につながります。衝撃波、圧力波による組織の一時的変形(一時的空洞)も生じますが、
組織は柔軟、多層なので少し離れればほとんど破壊されず、元に戻ります。直接破壊された部分(永久空洞)
だけが失血につながります。ただし、柔軟性に乏しく、血液の多い肝臓などでは、一時的変形でも、組織破壊が起こり得ます。

弾丸は尖った方を先に飛びますが、抵抗と重心のバランスの関係で、逆向きの方が安定が良く、
そのように回転しようとします(タンブリング)。弾によっては飛行中にもそのように回転しますが、
抵抗の大きい場所、例えば体内では特にそうなりがちです。回転中は大きく組織を破壊します。
弾丸によっては、高速で命中した場合、体内で弾が砕けて大きく組織を破壊する場合もありますし、
高速弾が骨などに当たった場合は、骨片が体内に飛散して、これが組織を傷つけることもあります。
いずれにせよ、大血管、重要臓器がある部分に大きな永久空洞を作る結果となれば、人は死にます。
(702:system ◆systemVXQ2)

餓死や凍死はどんな風に死んでいくのですか?

「餓死の研究―ガダルカナルで兵はいかにして死んだか」彦坂 諦
ttp://www.amazon.co.jp/dp/465170056X/

餓死と言うのは実際は脱水死。
最後は衰弱して水も取れずに脱水状態になり死ぬ。
意識も朦朧となり最後は眠る様にアボン。
また水だけ取っていても電解質バランスがgdgdになって、低ナトリウム血症か高ナトリウム血症になって意識障害から
脳がやられてアボン。
仮に電解質バランスを保ったとしても、低血糖から高ケトン状態になり、やはり脳がやられて意識障害に陥りアボン。
凍死は低体温症になり錯乱から昏睡状態になりアボン。
何年か前に十勝岳で嵐に巻き込まれて何人か死んだが、その時の状況を調べるが吉。
(728:915-919)

額のど真ん中を撃たれた兵士が生き残る....本当にこんなこと起きるのでしょうか?

弾の角度と速度によっては有り得る
(俺初質スレ2050:903)

戦場で下半身不随や身体を欠損してしまった兵士が、後送できる状況でも生きることに絶望して

後送を望まずにその場での射殺を望んだ場合、本人の希望通りに射殺しても問題はないのですか?
生命の危険があるならともかく
四肢欠損や下半身不随くらいじゃ撤退戦とかでもなきゃ安楽死させない
たとえ本人が望んでも周りで見てる兵の目ってのもあるんだし
リハビリ次第で機能復帰の可能性もないわけじゃない
(俺初質スレ30501:98)
軍医の安楽死でも、やはり処罰されるんですか?
その軍医が、殺した兵隊の戦友に襲われるぞ。
(俺初質スレ30501:99)

第二次世界大戦中に兵士が大怪我を負い、傷口に蛆が湧いたら、蛆はそのままにしておくほうが良いのですか?

すぐに清潔な環境で治療をを受けられる状態ならば当然取り除くけれど、
蛆は腐肉を食べるので、自己治癒しかない状況(ex.南方の日本軍)では
そのままにしておいた方が傷の治りは早かったという話はあるわな。

ただ、その前提条件は様々(傷の軽重、本人の体力、給養状態や気温・降雨などの
外的要因etc.)だろうし、今の世の中で追試が出来るわけでもないので、
真偽は藪の中でないかな。
(俺初質スレ50505:101)
抗生物質の発明以前は蛆療法というのがあって腐肉は蛆に食わせたほうがいいというのがわかってた
また現代でも無菌蛆を使っての療法があるので抗生物質が入手できないならそれが最善だっただろう
(俺初質スレ50505:102)

兵の3割を消失すると全滅だと言われますけど負傷者を後方に運ぶのは衛生兵の仕事じゃないんですか?

何故仲間の戦闘職が後方輸送するんでしょうか?
衛生兵は戦闘の最中に前線を抜け出したりしないよ、代わりがいないから
負傷兵の後送任務に当たる余力があるのは一般兵だ
(俺初質スレ436:68)
衛生兵だけで全体の3割なんてカバーできんからな
日本軍では隊付衛生兵なんて、中隊180人に衛生兵2人だぞ
衛生兵は止血や心臓マッサージなど、応急処置が仕事だから、医療行為ではない患者運搬くらいは一般兵士でもできる
(俺初質スレ436:67)
180人に2人てどう考えても人手不足ですが日本は輜重輸卒同様衛生兵を軽視していたんですか?他国の事情はどうなんでしょう?
ドイツ軍の衛生兵
歩兵小隊本部に1名
歩兵中隊本部に衛生兵(下士官)1名、衛生兵(兵卒)1名、合計2名
歩兵大隊本部に、軍医1名と衛生兵2名(必要な場合、担架の運び手を各中隊から最大8名選抜)
歩兵連隊は、本部付戦闘補給段列に軍医1名と1944年5月までは、連隊軍楽隊員が軍医助手として運用
師団には2個医療中隊があり、合計16名の軍医と600名の衛生兵・助手が配属
日本軍の場合は、隊付で前線に出てる衛生兵と、野戦病院にいる衛生兵がいる
(俺初質スレ436:71)
まー軍医はそうかもしれんが軍医に簡単な医療習った程度の兵ならそこらにいるだろ
(俺初質スレ436:72)
要は同口径の対戦車砲弾があるかってこと?
駐退器なんかは重量に逆らう訳だし対空砲の方が立派に思えるけど
原型砲はWW1中、潜水艦、小型艦艇に搭載するような両用砲なので。
スペイン内乱の頃には水平射撃もこなして、徹甲弾も既にあったようですね。
(俺初質スレ436:87)


薬剤


戦闘における麻薬の有用性はあるのですか?

麻薬は恐怖感を麻痺させる効果がありますから、単純な自殺的戦闘には有用です。
つまりテロリズムには良いかも知れません。

同時に、周囲への警戒や洞察も麻痺しますから、複雑な軍事行動には邪魔です。
複雑なテロにも不向きですから、市場で自爆するならともかく、協同してビルに
旅客機で突っ込むような戦闘にも邪魔でしょう。

現代の武器は、ほとんどがそれなりの知識がないと使えず、訓練に基づいた正しい
扱いをしないと当たりません。現代の戦闘で麻薬が有用なシーンはないと言っていいでしょう。

もちろん、負傷者の鎮痛には大変有用です。
(10:601-602)

ぶすっと刺すタイプのモルヒネは今でも使われているのですか?

自衛隊では医務官しか使えません
有事に使える様にしようという動きがあった気がしますが
(33:919)

出血する銃痕に白い粉末をかけていますが、あの粉末は何ですか?

サルファ剤、いわゆる抗菌剤です。
(47:344)

放射能汚染されたときに薬みたいの飲めば被害が押さえられるって聞いたけどほんとですか

抑えられるだけですが、本当です。
これは、『放射性物質を体内に取り込んでしまうことの防止』のために有効。
体内被曝といいまして、十年二十年かけてじわじわと体内を破壊して行く為、
直接放射線を浴びるより被害が大きくなることが結構あります。
(51:大渦よりの何某か。)
体内被爆するのを抑えるための薬。
沃素を過剰にして、余分の放射性沃素を排出させてしまうためのものなので、
放射能汚染されてからでは遅い。ぜったいに放射性沃素を摂取するまえに飲まねばならない。
(51:12)
放射性物質汚染とヨード

国内で買えます。甲状腺障害の治療用などに販売されていますから。まあ
ヨードの多い食品などをばかすか食ってもいいわけですが。ただし、なにも
ないのに摂取しすぎると、これも病気の原因になりますからご注意。さらに
放射性ヨードは確かに蓄積しやすいですが、核汚染があった場合、他にも
さまざまな核種がばらまかれているし、放射線も増えているはずなので、
ヨード剤飲んで無敵、にはなりません。
(51:16)

「バンド・オブ・ブラザース」戦闘中のシーンで、負傷した兵士の傷口になにか粉のような物をかけていたんですが、何なのでしょう?

酸化ナトリウムと炭酸ナトリウムの混合粉末じゃないかな?火傷用の
(51:81)
ヨードホルムでしょう。薄い黄色っぽい粉末で、おっしゃるとおり消毒剤です。
(51:82)
当時化膿防止に一般的に用いられてたサルファ剤だと思う。
(51:86)

米がパイロットに興奮剤(所謂スピードか)を使用してるの?

こんな報道もあるけどね。
http://www.greenpeace.or.jp/info/activity/20020924us_html

あと湾岸戦争後に報道されたいわゆる「湾岸戦争症候群」に関して
化学兵器に対抗するための臭化ピリドスチグミン(PB)という薬物とディート
(ジエチルトルアミド)と呼ばれる虫除け剤の複合反応が原因だという話や、
アフガニスタンの軍事作戦に参加した兵士が攻撃性昂進という副作用がある
抗マラリア剤を投与されていたとか言う話もある。(いまのところ根拠は薄いけど)

薬物は判断力の低下をもたらす危険があるのでパイロットへの投与はありえないでしょう。
(56:295)
アメリカには自軍兵士を無断で実験動物代わりにしちゃった前科がずいぶんあるので
グリーンピースに何を言われても反論は難しい…

薬物は判断力の低下をもたらすとは限らず、例えば鬱病治療薬である塩酸チオリダジンには
冷静さを増強する効果がある
これなら、プレッシャーでありとあらゆるミスをしちゃう可能性が高いパイロットに投与する
意味はあるのではないか?
(56:296)

アメリカ軍のパイロットは出撃前に麻薬をやらされるんでしょうか?

麻薬ではなく、覚醒剤です。アンフェタミンが「Go Drug」と俗称されて使用されています。罪悪感を払拭する
ためではなく、疲労、眠気による誤りを防止するためです。覚醒剤使用下の判断は時に「過剰な防衛反応→
地上の砲火を自機への攻撃と誤認→十分な確認をせずに、あるいは止められても攻撃→誤爆」につながり、
カナダ軍に死者を出した同士討ちや結婚式の祝砲爆撃もそれが原因ではないかといわれています。

とはいえ、疲労、眠気下の判断も当然危険なわけで、限られたパイロット資産を使用する上で、覚醒剤の弊害
の方がマシ、というのが現時点での米空軍の見解です。このため、覚醒剤使用を拒否することはできますが、
そのパイロットは後方に回されたりするようです。現在、弊害なしに24時間×7日間行動させられるような薬剤の
開発が進められています。

イルカのように脳の半分がかわりばんこに寝て、常に半分は覚醒している状態や、何日間も休みなく飛び
続ける渡り鳥、遺伝子操作で寝なくなったハエなどを研究対象にしているそうです。米空軍が科学者に
だまされて研究予算巻き上げられてるだけと思いたいのですが、実用化したりして。
(80:system)
麻薬じゃないけど、SR-71の乗員が興奮剤の処方を求めるって話はある。
"We could request a limited number of 'downers' to aid in sleeping before a mission,
and 'uppers' to help stay awake during the mission.
Few Habus ever took the pills"
("SR-71 Revealed:The Inside Story" by Richard H Graham,Col.Ret.)
ちなみに筆者はSR-71の元パイロットで、SR-71の飛行隊長、航空団長にまで出世した人。
(80:781)

ドイツ軍は昼夜問わず強行軍で歩兵を歩かせるために覚せい剤を配ったっていうけど、

第二次世界大戦において覚せい剤って幅広く使われてたもんなんですか?
パイロットから夜間警備兵から軍需工場に至るまでそりゃあ幅広く使われていましたとも。

日本も使ってますた
ヒロポンでぐぐってみよう

当時、アンフェタミンの副作用は重大なものとして認識されていなかったので、
特別な薬品でなく、薬局でも買えるような薬だったのですよ。
なので、世界的に使われています。

ドイツ、英国、日本、米でも少し。
米は今ではとっても気に入ってて、絶対禁止するなと論陣張ってます。
http://www.airpower.maxwell.af.mil/airchronicles/apj/apj97/spr97/cornum.html

ただし、いまはアンフェタミンよりも中毒性や依存性の少ないリタリン
とかの新薬があるからね。昔ながらの覚醒剤の使用量はかなり減ってる。
(356:670-680)

戦地の野戦病院には抗生剤はなかったの?

戦闘による外傷は汚染創であることがほとんどであり、創部の洗浄や郭清では不十分です。
ぜひ抗生剤で感染予防や感染した場合の制御を行いたいところですが、その手の医学書は全然なかったのです。
もしかして感染症になったら体力のない人はすぐあぼーんだったのかなあ?

抗生物質の一番手であるペニシリンが実用化されたのは戦時中。
米国と英国が合同で行った巨大プロジェクトによって大量生産ができるようになった。
抗菌剤はサルファ剤などが戦前(1930年代)にあったが、ペニシリンに比べ様々な欠点があったようで
抗生物質の実用化後はあまり使われなくなった。
日本軍にサルファ剤があったかどうかは不明だが、あったとしても常に医薬品不足に悩むような状況なので
前線ではあまり使われなかったと思われる。

細かい話だが、ペニシリンの発見は1928年。1929年は発表の年。
またサルファ剤は抗菌物質ではあるが抗生物質ではない。
(493:129)

旧日本軍や米軍で違法薬物の人気はどんなもんだったのでしょうか

日本は阿片。あと、圧倒的に人気だったのはヒロポン(覚醒剤)。

米軍で人気のある違法薬物は圧倒的に覚醒剤。
ただ、これは「覚醒剤」と兵士本人に知らせず軍が使いまくるもので、自覚的に覚醒剤に手を出す兵士は少ない。
第2次大戦に関して言えば、米軍で深刻だったのは何よりもアルコール中毒(依存症)で、次がモルヒネ中毒。
あとは性病。
アルコール中毒ってビール?
いやそんなもんじゃなく、アルコール度数の強い酒をがぶ飲みするものが続出していた。
更に、後方の兵舎から前線の塹壕まで、密造酒作るのが大流行してた。
前線では、糧食にある桃の缶詰(と本に書いてあったけど米軍のレーションにそんなものが
あったという資料知らない・・・)を発酵させて手製の蒸留装置(墜落した飛行機の部品
パクって来て作るのがセオリーだったとか)でブランデー造るのが流行った。
この密造ブランデー、酒に弱い人だと「水筒のキャップ一杯飲んだだけ」で倒れるような
シロモノで、愛称も「ガツンと一発」(英語で何というのか忘れた)という名前がついてたほど。
これを水筒に常に入れて常に飲んでるような兵士が普通にいたそうである。 
(523:195-197)

作戦行動中、死ぬほど眠くなったらどうすんの?なんかいいクスリとか飲めるんですか?

先の大戦において、旧陸軍に限らず、旧海軍の軍人、軍需工場に勤務の作業員、あるいは対空監視員などなどが
「特殊製剤」と称する各種ビタミン剤、覚せい剤(麻薬と区別)を投与されていました。
たとえば、「疲労回復」「集中力」のためには覚醒剤が投与されましたが、これは既回答にあるように有名な物に
「ヒロポン」(主剤は塩酸フェニルメチルアミノプロパン)がありました。名前の由来は飲むと疲労がポンと消えるというもの。
勤務前1時間に服用することなど、使用回数や限度が定められていましたが、頻度が重なるにつれその副作用に苦しむ
ようになったのでした。

「夜目が効く」効果を狙ったものでは「み号剤」があります。これは魚から抽出したビタミンB2を主剤としており、使用前24
時間に服用とされていました。
(575:848)

テロリストとかスパイの口を割らせるのに、麻薬使って廃人にしちゃうってのは駄目ですかね?

それやってもあまり効果が出なかったと、CIAの報告書に記されてる。

それはむしろ口割らないために自分でモルヒネ注射を打つというような応用がされてるよ。
3日もヘロヘロなら後はまあしゃべっても良いかって判断なのか、チューブ定量打つと死んじゃうのかは知りませんけど。

逆に、麻薬でヘロヘロだと言ってる事がホントかウソか分からん。

LSDとか使ったらしいよ。
LSDは「ラリって真実を言っちゃった」と「スーパーパワーを持ったと思いこんで何があっても口を割らなかった」といったふうに、
全く予測できな過ぎる効果のために結局使い物にならなかったらしい。
(582:172-176)

ナチスドイツは、抗菌薬としてサルファ剤を開発していますよね?

しかし、天然ペニシリンのほうが殺菌力、抗菌スペクトルともに、効き目が強いはずです。
どうしてペニシリンを開発しようとしなかったんですか?
ここにペニシリンの発見と実用化に関する簡単な紹介がある。
http://www.k2.dion.ne.jp/~drkimura/ko.htm
どうやら、最初の発見者であるフレミングの業績は、ほとんど学会の注目を浴びていなかったようだ。
1929年に発見しているのに、ほとんど忘れられてしまい、
1940年にようやくフロリーとチェインが精製し、動物実験。
41年に、アメリカの製薬会社と契約して治験ができ、実用化に至った。
大量生産に至ったのも43年だと言うんじゃね。
発見したのも、精製から実用化のキーマンになったのもイギリス人だ。
イギリス、アメリカでもこんな具合じゃあ、当時の敵国であるドイツでは、
全くと言っていいほど注目されなかったんじゃないかね。
(593:284)

戦争映画とかでモルヒネを注射している場面がありますが、叫んでいたのが注射一本でヘヴン状態になるように本当に痛くなくなるのですか?

モルヒネおよび麻薬類似薬は、投与法によって薬理効果が微妙に違って来る場合がある。
bolus投与(静脈注射や筋肉注射)の場合は、急速に血中濃度が上昇するため、脳内の受容体が一気に飽和状態となり、この時に多幸感(一種のヘヴン状態)を感じる事ができる。
一方末期がんの場合にはよく持続投与と言う方法がとられ、これだと脳内の受容体がゆっくり飽和され、多幸感は殆ど感じる事が無いようだ。
質問に戻るが、痛みと言うヤツは結構複雑で、その時の心理状態で疼痛閾値が変化するため、多幸感があると痛みを感じ難くなる事もあるだろう。
モルヒネの注射では多幸感と同時に鎮痛効果も得られる為、緊急時の鎮痛薬としては(依存症の問題はあるが)優れものと言える。
それやこれやで、モルヒネの注射は総合的に痛みを感じ難くする効果があり、かつ比較的手軽に扱える上コストも安いので、戦場の様な場面で頻用されるのだと思う。
蛇足だが、この多幸感と言うヤツがくせ者で、薬剤依存の入り口になる訳よ。
俺はそんな使い方した事無いので知らないが、他の先生の話だと、患者さんはえも言われぬ心地よさを感じ、その心地よさを引き続き体感したいが為に依存症へまっしぐら、となるらしい。
(626:315)

自白を促すために映画とかで変な薬?みたいなの注射してますがあれって何ですか

いろいろあるわけですが、バルビタールとその誘導体がモデルです。
要するに睡眠剤ですが、アルコール同様、自制心を失わせるので
上手な量を上手に使用し、上手に誘導すれば抑制していた真実をしゃべることがあります。

しかし、そのような場合にしゃべるように訓練された虚偽をしゃべることもあれば
まったくのでたらめを適当にわめくこともあります。要するに酔っぱらいの戯言なので。

そこまで承知で、内容や反応から真実を読み取っていくわけです。完全黙秘よりはマシということで。
不思議な薬を注射するといきなり本当のことをぺらぺらしゃべるわけではありません。
(297:58)

観閲式で防医大生がベルトに救急箱を下げていますが、その中には何が入っているのですか?

以下コピペ

マジレスすると
  • ブラシ
制服のブラッシング用
  • 予備の白手
  • 輪ゴム
白手を縛る
  • KIWI
  • デジカメ
記念撮影用
  • おやつに飲み物
行進前後に一息
などなど。
箱が膨らまなかったり行進時にカタカタ言わなければおk
(自衛隊板初質スレ110:予備海士長A ◆0J1td6g0Ec)

ベトナム戦争時、米軍やベトコンは、ジャングルに潜む毒蛇等の対策として、血清の接種等を兵士達に義務付けたんでしょうか?

蛇毒に対して血清を事前に投与しても効果はありません。
最悪の場合アナフィラキシーショックが起きます。
解放戦線や北ベトナム軍の側は全く何もやってません。
せいぜい民間療法のレベルです。

風土病ならともかく、毒蛇、毒蟲にかんして種類ごとに毒の種類が違う上、予防的な血清は
存在しませんので、そんなもの義務付けれません。

タバコの煙でいぶしたり、浸した水につけたりしてタバコの匂いをジャケットにつけます。
蛇はタバコの匂いを嫌うので蛇避けに効果的です。
(292:935-940)

特攻隊員で、ヒロポンを打ってから出撃したという例はありますか?

あってもおかしくないと、想像します。
ヒロポンは当時は合法でした。
出撃に疲れた搭乗員に医師が処方していました。
軍需工場で、生産力向上のため、工員に支給していました。

「黒鳥少尉の場合、投与は軍医によってされていた。
薬投与は部隊員全員にはなされず、試験的に一部搭乗員にされていた。
(横空は新兵器等の試験の役目も負っていた)
薬について軍医からの具体的な説明はなかった。
暗視力向上ができる、魚に含まれる成分とだけ伝えられた。
戦後、元軍医がヒロポンであったことを打ち明け、黒鳥氏に謝罪した。」

下記、特攻隊に投与されたヒロポンについてを参照ください。
http://oshiete.goo.ne.jp/qa/6091591.html
(683:霞ヶ浦住人 ◆1qAMMeUK0I)
黒島少尉というのは特攻隊員だったのですか?
黒鳥氏は横須賀空で月光の搭乗員としてB-29多数を撃墜したナイトエース。
ペアの倉本氏とともに「暗視ホルモン」を打たれた。
その詳細は渡辺洋二氏の「重い飛行機雲」の中で明らかにされているが、
同氏の聞き取り取材によれば横空で他に打たれた人は判明せず、この二人だけ
が特に選ばれた可能性が高いとしてる。
横空は実戦機のテストをしてるので、薬剤も「兵器」の一つとしての実戦テスト
で有った事は間違いないとしてる。
(683:536)

沖縄の在日米軍は基地のハブ対策をどうやってるの?

血清は常備してるし、ハブが潜みそうな植え込みや草むらは定期的に業者が刈り取ってる
(俺初質スレ30501:536)

雪山遭難時の山小屋で「寝るんじゃない!凍死するぞ!」とお互いを殴ったりしますか?

雪山で死に至る低体温症の症状としての昏睡は普通の眠気とは違うから
お互いを殴って寝ないようにしたりすることには全く医学的根拠が無い。
(俺初質スレ50505:78)
そもそもお互い殴り合うとか、嘘だから
寝ないと逆に体力を消耗して、却って凍死しやすい
(俺初質スレ50505:79)



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