階級2



帝国海軍に「代将」という階級があったんですか?

●「代将」Commodoreについて

将官の最下級、少将と大佐の間に位置する階級を陸軍でBrigadier、海軍でCommodoreと称する。通常、これにはそれぞれ准将、
代将の訳語が充てられる。准将は、日本陸軍には(陸上自衛隊も含めて)ついぞ存在しなかった(2)が、日本海軍には代将な
るものが存在した。複数の艦艇が臨時に艦隊を組んで作戦行動を行う場合、先任の艦長(大佐)が臨時に代将旗を掲げて艦隊の
指揮を執る。これが代将Commodoreであり、日本海軍においてはこれは階級ではない。

_     英国             米国
元帥 Admiral of the Fleet    Fleet Admiral
大将 Admiral           Admiral
中将 Vice-Admiral        Vice-Admiral
少将 Rear Admiral        Rear Admiral upper half
代将 Commodore(1)        Rear Admiral lower half


(1)第二次大戦の時点では英海軍にはCommodoreが2クラス(Commodore 1st classと同じく2nd class)あり、1st classは肩章以外は少将と同一となっている。

以上のように、米海軍では英海軍の少将に当たる階級を2つに分けており、Commodoreは旧日本海軍のような「職務」の位置づけである。
少将の下・大佐の上の階級がCommodoreとは別に存在するということは、もしかしたら米海軍におけるRear Admiral lower halfは「代将」でなく、
これに限っては「准将」と呼ぶべきなのかも知れない。
余談であるが、1853年、浦賀に来航したペリー提督はこのCommodoreであったとされる。
であれば厳密には彼は「提督」ではなく、小艦隊の先任艦長でしかなかったことになる。

(2)Brigadierは旅団Brigadeの長という程度の意味であるが、日本軍の場合は、欧米に比べて同じ規模の部隊長の階級が高く、旅団長は少将であった。
(37:204)

司令官って具体的に何をするのですか?

「司令官」というのは、軍組織を何らかの一まとまりで区切ったときの
その中でもっとも強い指揮権を与えられた人物のこと、と言えましょうか。 まあ、「職務」の一つです。
だからこの「何らかのひとまとまり」の何らかが分からないとなんともいえませんが……
たとえば旧帝国海軍の職務で「連合艦隊司令長官」とあったら、
この人はさらに上位の組織から降りてきた命令を遂行するため
「連合艦隊」を動かす責任を負う人物、ということになるわけです。
(42:33)

「士官」と「将校」の違いがわかりません

将校:少尉以上の武官。士官
士官:尉官、佐官の総称
(43:機甲自転車)

階級が一人に重複して与えられる事もあるのでしょうか?

名誉職など特別な例を除くと有りません
(47:871)

「階級の特進」は戦死でなくとも「功績」などでされる場合があるのでしょうか?

日本は無かったと記憶していますが、英米独ソでは多くの例があります
(47:872)
士官は将官佐官尉官の総称
将校は戦闘部隊指揮官

旧日本軍では、将校は兵科(歩兵、騎兵、砲兵などの戦闘職種)で、士官は将校+将校相当官
(295:658-665)

一般的に言って、どの地位の人まで前線で生命の危機にさらされるんでしょうか?

前線の定義が難しいので、危険度という観点から見ると、
階級による危険度の差よりも、所属部隊による危険度の差の方が大きいでしょう。
(43:761)
米陸軍は沖縄で中将が日本軍の砲撃で戦死、空軍はベトナムでファントムが被弾してキャノピーの欠陥で脱出出来なくてあぼーんで
将官が前線に出るのが禁止されたので大佐までだと思われ
(43:799)

司令官と指揮官はどう違うんでしょうか?

基本という事で
司令官・・・・これは将軍クラスですね。つまり師団長・軍団長。
       あるいは全軍の長(最高司令官)
指揮官・・・・将軍以下の上級者。連隊長、大隊長、中隊長、小隊長。
       分隊長など。分隊の半分のチームリーダー。
(45:一等自営業 ◆JYO8gZHKO.)

日本の軍人で、一番位が高い地位ってなんですか?

旧軍の階級の最高位は大将です。元帥は天皇の軍事上の顧問として元帥府に列せられる大将に与えられる
名誉称号のようなもので、階級ではありません。退役が無くなり、終身現役とされます。

自衛隊では将(陸将/海将/空将)が最高位の階級にあたります。
これは中将に相当しますが、陸海空自衛隊の幕僚長、あるいは統合幕僚会議議長に就任した将は在職期間中は
大将相当の階級として扱われます。
(48:167)

「高級将校」という場合、具体的にどのくらいの階級の人間を指すのですか?

主観によるものですが、軍の中枢機関で一人前と見なされる
佐官以上の、またエリートに限定されるのではないでしょうか。

尉官ですとよく「青年将校」とも称されますし。
(50:478)

兵と士官では士官のほうが絶対的に高給取りなんでしょうか?

自衛隊では、勤続25年の曹長の方が勤続10年の1尉よりも圧倒的に高給取りです
(55:530

司令 司令官 司令長官 この三つはどうちがうのですか?

日本の海軍の例で言うと司令は戦隊を、
司令長官は艦隊を率いる
(55:724)
つまり司令たちの長官が司令長官ね。
(55:ゆうか ◆9a1boPv5wk)
艦隊の下に戦隊があるんだけど、艦長が大佐じゃないフネ(駆逐艦等)の
場合は戦隊の下に○○隊(駆逐隊)ってのがあって、ソレの指揮官が司令。

 戦隊の指揮官(少将)が司令官。
(55:751)

少佐が「小佐」でないのはどうしてですか?

律令制度の官位から。大納言、中納言、少納言と一緒。
(56:704)
日本古来からの武人の官職の名称に由来しているからです。
武人は将、佐、尉の役職があり、例を挙げると右衛門少尉とかがあります。
平安時代から、”小”は使われず、”少”が使われていました。
で、日本とは職制が違った韓国や北朝鮮なんかでは、大中少の日本とは違い、
上中下が階級に使われています。
上佐(大佐)とか、小領(少佐)とかがあります。
(56:730)

伍長の「伍」ってなんなんですか?

うろ覚えなので間違っていたらゴメソ。
まず「伍」は、「五」の意。5~6人程度の小人数の部隊のこと。
小部隊のリーダーだから「長」が付いて差し支えない。
と言うわけで「伍長」とは最小構成人数の部隊の長。だから当然下っ端。
(56:781)

英語で准将以上の人も、general○○と呼ばれるのですか?

はい。准将(☆)以上大将(☆☆☆☆)までみんなジェネラルです。
(56:889)

海軍で元帥に当たる階級は存在していないのですか?

「元帥」は階級ではありません。
「陸軍大将」「海軍大将」の中から特にすぐれた(何が?)人物に与えられる
名誉的な「称号」です。終身現役という特権があります。

ですから、「東郷元帥」とは正しい呼び方ではありません。
「元帥・東郷平八郎海軍大将」が正式です。
(56:789)
あります。海軍元帥も提督と呼ばれます。
(56:790)
日本では789のようになりますが、欧米では一般的に陸海空(+海兵隊)それぞれに
大将の上に元帥という正式な階級があります。

陸軍大将「Full General」⇒ 陸軍元帥「General of the Army」
海軍大将「Full Admiral」⇒ 海軍元帥「Admiral of the Fleet」
(56:792)
誤解を恐れずに言うならば、元帥というのは企業でいう会長、将軍は取締役
のような存在と考えるとわかりやすいと思います。
第一次大戦時、フランスの参謀総長であったジョフルは、1916年に元帥に
昇進しましたが、これにより軍における実権を失った例もあります。
(56:793)

日本の階級はどういう風になっているのですか?

旧軍の階級は時期によりしばしば変更されていますし、陸軍と海軍でも異なります。
終戦時の陸軍では、下から、
二等兵、一等兵、上等兵、兵長、伍長、軍曹、曹長、准尉、
少尉、中尉、大尉、少佐、中佐、大佐、少将、中将、大将
終戦時の海軍ですと、
二等水兵、一等水兵、上等水兵、水兵長、二等兵曹、一等兵曹、上等兵曹、兵曹長、
少尉、中尉、大尉、少佐、中佐、大佐、少将、中将、大将
となります。
更に、正式にはこの上に兵科が付き、例えば「騎兵中尉」とか「一等飛行兵曹」とかなりますが、
これまた時期や階級によって違いますので、詳しく知りたければ、本を見た方が宜しいかと思います。
(誤字ないよね)
(57:371)

副官の定義がわからないのですが

『軍令部副官』という言葉はよく耳にするのですが
副官というのは「誰か」の副官という意味ではありません(軍事参議官副官みたいな例外
はありますが)。
軍令部副官とは軍令部という「組織」に対する副官であるという意味です。
たいていの場合は庶務を任されます。
(59:681)

昔のドイツ軍やソ連軍には大将の次の位として上級大将ってのが有ったけどどうしてああいう階級が出来たの?

軍の規模が大きくなったら、師団などの規模を変えるわけにはいかないから
その上の戦略単位を作る。その際師団長よりも階級が上の司令官を作る必要があり
師団>軍団>軍>軍集団のように戦略単位が大きくなると
将官の階級を多くする必要があるので、上級大将などが必要となる。

といっても、第1次世界大戦までのフランス軍のように
師団長、軍団長、軍司令官すべて少将だったり
南北戦争初期~中盤のアメリカ連邦軍みたいに、ほぼ全部少将だったり(スコット名誉中将がいるが)
いろんな例外もある。
(60:204)
旧ドイツ軍では元帥位がなく、軍の最上位の階級は上級大将でした。
ヒトラーによって元帥が制定されてからは204氏のとおり、軍の規模が
大きくなったため大将クラスが増えたことによりその階級の中で
さらに順位づけをしなくてはならなくなったのです。
(60:205)

高級将校とはどの位からですか?

師団規模の参謀職に任じられてから
{(60:361)
少佐、大尉くらいからですかね
(60:363)

「マッカーサー元帥」も実は大将ですか?

アメリカは独立した階級
(61:850)
それは日本の話。
アメリカやドイツやソ連では元帥は大将あるいは上級大将の上の階級。
(61:853)

旧軍の階級についてお尋ねしたいのですが、海軍衛生兵曹は下士官ですが、軍にどれぐらいいるとなれるものですか?

新兵から、配属後大体1~2年程度で中等学校卒業程度の学力があり、成績優秀なら、兵長までは進めます。
その間、進級資格のある三等兵および、二等兵、一等兵の間に6~9ヶ月の普通科看護術練習生教育を受講し、特修兵となります。
その後、海上勤務1年程度経過後の一等兵から選抜し、高等科看護術練習生となり、6~9ヶ月の教育を受講します。

そこで、更に優秀な成績を修め、昇格後1年4ヶ月以内、更に志願するならば、兵曹に進級、そこから更に
優秀な成績を修め、昇格後1年4ヶ月以内に下士官候補者教育を受ければ、曹長になります。
このうち、衛生兵曹長には、更に海軍軍医学校で行われる11ヶ月の選科もしくは専修学生教育を受講
出来れば、看護科特務士官への道が拓かれています。

なお、1945年に制定された幹部練習生制度を用いれば、幹部練習生になると兵から兵長に任ぜられます。
また、特別幹部練習生になると、外部から募集して直ちに兵長となり、10ヶ月の教育の後二等兵曹に昇格、
2年2ヶ月~8ヶ月で准士官に進級となるコースの予定でした。
(318:眠い人 ◆gQikaJHtf2)

「下士官」の意味をおしえてください。

旧海軍では士官の下の階級として1等下士官~3等下士官が存在した

階級は上から士官(将官・佐官・尉官)、特務士官(下士官から上がった士官)、准士官、下士官、兵となる
(自衛隊板初質スレ82:予備海士長 ◆0J1td6g0Ec)
指揮官である士官と兵士達との中間に位置する、
曹長・軍曹・伍長などの階級を指します。

ふつう兵士というのは一定期間つとめると除隊になりますが、
彼らは定年まで戦場という現場で職業軍人として生きていくことを
決めたプロフェッショナルです。

管理職として定期的な異動を余儀なくされる士官たちと違い、
ひとつの部隊にとどまってその所属部隊の全てを知り尽くした
ベテランで、兵士にとっても指揮官にとっても頼るべき存在です。

その豊富な知識と経験を生かして、着任したばかりの指揮官の補佐や、
士官学校を出たばかりの若い新米士官の教育などを担当する、軍隊に
とって欠かすことのできない人達と言えます。
(46:527)
無理に補足すれば、戦車長とか特殊技能を訓練されて
単体の兵器操作を任されます。
下士官の優劣が軍隊の基礎です。
(46:一等自営業 ◆JYO8gZHKO.)

旧日本海軍で「大尉」を「だいい」と発音しますが、その理由を知ってますでしょうか?

某スレで回答を受けました。
(ご回答の名無し様、ありがとうございます)
1)海軍初期の創立段階で薩摩藩の影響が極めて大きく、そのさいの方言としての発音が残った説
2)律令時代からの風習に関わり、本来、その元となった中国では官位の「大」を「だい」と発音、その為、格式を重視し「だいい」と発音の説
(63:Lans ◆hl8ndTrrhI)

海軍でも「将軍」と言うんですか?

欧米では海軍の将官の階級名が提督なので、提督と呼称されるが、
日本では海軍の将官は陸軍の将官と同じ将軍なので、
艦隊を率いない地上勤務の将官は将軍とも呼ばれる。
あと、普通に海軍将校と言う呼び方は使う。
(645:870)

米軍の軍曹という階級は自衛隊でいうとどの階級に当たるのでしょうか?

正確な対比は出来ないが、概ね1曹、2曹に相当する。
(自衛隊板初質スレ79:59)

司令官と司令の違いは何ですか。

立場の違い
海自だと艦長・護衛隊司令・護衛隊群司令・護衛艦隊司令官
艦隊を指揮するのが司令官で海将
(自衛隊板初質スレ110:予備海士長A ◆0J1td6g0Ec)

一般的に「ライン・オフィサー」は「兵科将校」と訳すのが正しいのでしょうか?

前後関係によりますが、兵科将校と訳すと間違うおそれがあります。
「兵科将校」というと戦前の日本海軍において、異なる意味合いを持っていました。
詳細はhttp://www.b-b.ne.jp/yokaren/seido-1.htm
このため、戦闘兵科と、技術・兵站等の兵科の将校を区分として「兵科将校」を使うこともあり、気を付けて。

「ライン」という言葉の意味、軍事用語の対応を考えると「前線将校」(我ながら変な訳)
あるいは「実戦部隊の将校」あたりで訳した方がよいように思われます。
英語の原文自体正確に使っているか不明なので、文意を理解した上で訳を選択した方が良いと思います。
また「Comanding line」に属しており、指揮権を持たない「staff officer」と区分して使用されている場合は、
「兵科将校」と訳すのは避けた方がよいでしょう。
この場合、「指揮権を持つ将校」とでも訳さないといけないかも(指揮官と訳すとまた違う)。 

系統図で書くと…

上級指揮官─┬──────┬─下位指揮官 ←ライン・オフィサー
         │         └─下位指揮官 ←ライン・オフィサー
     上級指揮官の参謀 ←スタッフ・オフィサー

要するに、指揮系統の上位・下位の「線上」にあるのが、ライン・オフィサー
線上から外れていて、上級指揮官をサポートするのが、スタッフ・オフィサー
(101:346-349)

特務士官は普通の士官と待遇が異なっていたのですか?

先ず、特務士官の数は、昭和の初めで1000名、太平洋戦争でも6000名程度しかいません。
(ちなみに、1930~35年で所謂将校は5000名、1942年で17000名です。)

連合軍もわざわざ待遇を分ける必要を認めていません。
従って、少尉なら少尉の待遇を以て接します。

ちなみに、ドイツ帝国海軍の場合も、機関将校は中流階級で尚かつ専門学校を出た者が殆どで、上流階級で
高等教育を受けた士官とは明確に異なっていました。

また、海軍部内では、特務士官は「将校」扱いではありませんので、混同することはありません。

その進級は、准士官のうち、海兵・海軍機関学校・海軍軍医学校・海軍経理学校の選修科学生課程(1年半)を経た者、
または准士官経験5年以上で技倆抜群の者から抜擢されます。
正規の課程みたく、海兵・海軍機関学校を正規に卒業した訳ではありませんので、容易に見分けられます。
大抵の場合、彼等の学歴は高等小学校卒業ですが、6年以上も現役士官から差を付けられています。
(280:眠い人 ◆gQikaJHtf2)

日本軍の場合、将軍・提督というのは、常時何人ぐらいいたのでしょうか?

生憎、手近にある資料では常時の数は判りかねますが…。
陸軍の場合、大将が134名、中将が1217名。
海軍の場合、大将が77名、中将が510名となっています。

元帥は日本軍に於いては特殊なのでさておき、大将の場合、中将を4年(実質は6年)
勤めたものの中から、歴戦者または枢要なる軍務の経歴を有する者で、功績顕著な者を
先任順に選考するようにしています。

その中将→大将への昇任は大正時代までは平時で2~3名、戦時でも4~6名程度です。
昭和に入ると、2名程度となり、8年以降は4~6名で推移します(特進除く)。
(107:眠い人 ◆gQikaJHtf2)

明治39年九月生まれで昭和4年4月に台湾総督府営林所勤務、同8年(27歳)に少尉になった人がいるんですが、出世のペースって大体みんなこんなもんなんでしょうか。

職業軍人で陸軍士官候補生を経る場合は20歳そこそこで少尉、24歳で中尉に進級します。

第二のルートは、下士官から少尉候補者を採る場合ですが、例えば、20歳で召集を受け、2年現役を勤め、
除隊時に上等兵で下士官適任証を受けた場合は、再招集時には下士官になります。
そこで優秀な成績を修めると、軍曹以上で試験によって少尉候補者となり、少尉に任官することが出来ます。

第三のルートは、幹部候補生を経る場合で、中等学校の学校教練に合格した者は、召集時に二等兵で入営
しますが、志願と試験で幹部候補生となり、2年間の訓練の後、見習士官を経て予備役少尉となり、平時には
自己の職業に就き、戦時には召集を受けて軍務に服する制度でした。

多分、その方は、第三のルートで少尉になったのではありますまいか。
この幹部候補生は、日華事変までは中学校、農業学校、商業学校の卒業生が志したものルートでしたから。
(275:眠い人 ◆gQikaJHtf2)

階級が上がるっていうのはどういうときなんですか?

平時の場合、徴兵による現役兵役期間満了時に志願することで進級します。
一応、兵隊の時の成績が余り悪くないというのも前提ですが、下士官必要数と、志願者数は
ほぼ同じであり、選抜の意味はありませんでした。
もう一つ、除隊時に上等兵であれば、下士官適任証を受けた場合、再招集時に下士官となります。
また、幹部候補生で士官にならなかった場合は、下士官になります。

後に日中戦争で下士官が足りなくなると、戦車、航空については少年飛行兵、少年戦車兵と言って、高等小学校卒業程度の
15~18歳の若者を二年間教育、後に兵長として隊付で勤務、一年で伍長としています。
他に、通信、砲兵、防空兵の各制度も出来ています。

基本的には椀の数で、長く勤めて成績不良でなく、或程度の学力があれば、志願することで進級は
意外とすんなり行きます。

将校になるには選抜試験、隊長の推薦などが必要になり、それに応じた教育を受ければ、上手くいけば
将校への道が拓けます。

なお、進級の実役停年というのが各階級毎にあります。
下士官の場合、1941年までは、曹長2年、軍曹3年、伍長半年でしたが、1941年以降は、曹長4年、軍曹2年、
伍長1年です。
志願して順調に進級していくと、大体22歳くらいで判任官(つまり下士官)となり、30歳代で、判任官最上級の
特務曹長になることも可能です。
(114:眠い人 ◆gQikaJHtf2)

各国陸軍における士官:下士官:兵の比率は、どんなものなのでしょうか?

例えば、第二次大戦前の米国の場合(1936年)は、将校12,073名、准士官以下125,098名。
同時期のItalyは、将校15,000名、准士官以下235,000名。
1939年のカナダ軍は、将校446名、常設軍4,268名。

蛇足。
1914年1月のドイツ海軍の戦艦の人的構成
 将校32名 准士官30名 下士官174名 兵844名。
(274:眠い人 ◆gQikaJHtf2)

階級、例えば大佐に年齢制限ってありますか?

旧日本海軍の場合、兵科の大佐は55歳、それ以外の各部大佐担当官は56歳で、
それぞれ現役定限年齢(つまり、現役を去るべき年齢)となります。
但し、それ以後は6年間予備海軍大佐になり、退役となります。
即ち、61歳(大佐担当官は62歳)が定限となるわけです。
(120:眠い人 ◆gQikaJHtf2)

旧軍の海軍予備員は大佐までしか昇進できず、実際に大佐までなった人はいないそうですが、これはなぜでしょうか?

まず、軍隊も官僚組織なので、将官に進んでしまうと指揮命令系統とかその辺に
影響を及ぼします。
また、中将、少将は勅任官、大将になれば親任官ですから、おいそれと昇進させる
訳にはいきません。
その点、大佐までなら奏任官になる訳です。

任命のためには、親任官では天皇陛下ご臨席の下、公式令により官記に親署し、
御璽を鈐し内閣総理大臣の副署が必要となり、官を免ずる場合も、御璽が必要に
なります。
勅任官でも、任命には御璽が必要です。
しかし、奏任官では、一覧表にして勅裁を経て任命するだけでよく、御璽も不要です。

海軍予備員で海軍予備大佐になる為には、商船の乗船年限と船員としての免状の
取得状況に依りますが、その大佐になるのにも年齢制限(服務停限年齢、大佐、中佐の
場合は55歳)がありますから、郵船や商船の一流船の船長で、よっぽど優秀な人で無い
限り、その資格を満たすまでに服務停限年齢に引っ掛かってしまう訳です。
(249:眠い人 ◆gQikaJHtf2)

艦隊の司令官の階級を教えて下さい。

帝国海軍の全艦隊を統率する「連合艦隊」司令長官→通常は大将
いくつかの「戦隊」などで編成される「艦隊」司令長官→中将
空母など軍艦数隻もしくは駆逐艦や潜水艦の「隊」いくつかで編成される「戦隊」の司令官→少将
駆逐艦や潜水艦など数隻から編成される「隊」の司令及び軍艦(戦艦、巡洋艦、空母など艦首に菊の御紋を付けた艦艇)の艦長→大佐
駆逐艦や潜水艦など菊の御紋のつかない艦艇の艦長(軍艦の「艦長」と区別して駆逐艦長、潜水艦長と呼称する)→中佐以下

おおむねこうなっていた。
まれに戦艦の艦長(大佐)が昇進して新しいポストにつくまで少将で艦長を務める場合もあった。
(241:441)

将軍という階級ができた歴史的経緯を教えて下さい。

近代以前の欧州の軍隊は王や封建諸侯が保有し大佐(Colonel)の指揮する連隊が基本単位で、
これは通常彼らが経済的に保有できる最大の部隊だった。(大体1000~2000人くらい)
これらの連隊からなる軍隊を王が直接指揮しない場合、有力な貴族が代わって指揮をとりその役職を元帥(Marshall)と呼んだ。
時代が下って軍隊が巨大化すると二つ以上の連隊からなる旅団(Brigade)が生まれ、その指揮官が准将=旅団長(Brigadier)となった。
さらに軍隊をいくつかの単位に分割(divide)し、二つ以上の旅団とそれを支援する部隊からなる師団(Division)ができた。
そしてその複数の部隊からなるDivisionを総合的(general)に管理・指揮する役職が生まれ、それを将軍(General)と呼んだ。
さらに19世紀後~20世紀に戦争の規模が拡大し、軍隊の規模がさらに巨大化すると、それに合わせて将軍の階位もいくつかに
分かれるようになった。
基本的には
師団を指揮する師団長は少将~中将。
二つ以上の師団からなる軍団(Corps)を指揮する軍団長が中将~大将。
その上の軍を指揮する軍司令官が大将~元帥。
ただし階級や部隊単位は国により異なっており、たとえば旧日本軍には軍団がなく、師団の上には軍、方面軍、総軍などがあった。
西欧では軍の上にさらに軍集団があり、ドイツでは大将の上に上級大将、ソ連では元帥にも兵科元帥、ソ連邦元帥などいくつかの
階位があった。

近~現代では元帥は特に功績のあった大将や上級大将に与えられた名誉称号的なもの。

以上極めて大雑把なものであり、国により軍制やその歴史的経緯、階級には細かい相違がある。
(187:452)

元帥や上級大将の地位・権限などの説明をお願いします

元帥とは、多くの軍隊では顕著な功績をあげた大将に与えられる称号とされていました。
日本においては天皇の軍事上の最高諮問機関である「元帥府」に列せられた
陸海軍大将に贈る称号でした。
これは明治31年に制定された元帥府条例において規定されており、
元帥佩刀と元帥徽章を特に授与され、副官2名を付属される特典が与えられました。

ドイツ軍の場合もほぼ同様で、戦時に顕著な功績を上げた大将に与えられるとされています。
(ただし、ブロンベルクは1936年にヒトラーに元帥に任命されていますが)
元帥は生涯現役とされ、死ぬまで軍の名簿にその名前が記載されるものとされていました。
特典として秘書と当番兵がつけられ、運転手付きの乗用車を与えられました。
また、その地位を示すものとして元帥杖が与えられました。

ドイツ軍の上級大将Generaloberstに関しては、米軍では自軍の大将に相当するものと
して理解しており、同様に大将Generalは中将、中将Generalleutnantは少将に、
少将Generalmajorは准将にそれぞれ相当すると解釈していました。
(あくまでも米軍の解釈なので、ドイツ側の実際の呼称や運用とは違いますが)
なお、上級大将の階級は1933年に新設されたものです。
(198:名無し軍曹 ◆Sgt/Z4fqbE)

ドイツに限って言えばおおむね
師団長→少将~中将
軍団長→中将~大将
軍司令官→大将~上級大将
軍集団司令官→上級大将~元帥
(198:453)

旧陸軍において同じ中将職である師団長と次官とでは、どちらの官職が序列が上だったのでしょうか?

蛇足ですが、本来の中将は、勅任官で高等官一等(親任官は大将のみ)になります。
なお、中将が親任官待遇となるのは、参謀総長、教育総監、師団長、東京警備司令官、軍司令官、
軍事参議官、侍従武官長の職にある場合です。
それ以外の職では高等官一等になり、それには参謀次長、陸軍次官、軍参謀長なども含まれます。
従って、師団長であった中将が、陸軍次官になると、親任官から高等官へと一種の格下げとなります。

更に脱線して宮中席次になると、中将で師団長の場合は、第一階の第十五番目で公爵の上であり、
高等官一等の場合は第二階の第十九番で、侯爵の三つ上、貴族院副議長衆議院副議長の一つ上
(師団長より席次は四つ下)になります。
(209:眠い人 ◆gQikaJHtf2)

カスター将軍の少将待遇中佐というのはどういう階級で、何が少将の待遇なんでしょうか?

また、なんで素直に少将に昇進させるか、中佐のままじゃないんでしょうか?
20世紀以前、軍の規模は小さくあるべしという世論が強く、陸軍は規模が小さく将官の階級も少将までだった。
有事になれば軍隊の規模も拡大するし指揮官の損耗も大きくなるから、数を揃えるために指揮官が有能なら
年功序列を飛ばしてでも昇進させる必要が出てくる。
しかし戦争が終われば軍隊の規模を元に戻すことになるが、そうなると昇進させた高級指揮官に充てる
ポストは少なくなるし階級に応じた給与を支払い続ける負担も出てくる。
そこで戦時中だけ一旦昇進させたり、階級は元のままで昇進したのと同じ給与や指揮権を与え、ことが
終われば元に戻すという手段でこれを解決した。
(712:320)


|新しいページ|検索|ページ一覧|RSS|@ウィキご利用ガイド | 管理者にお問合せ
|ログイン|

▼全カテゴリー

■ 総記
├ 戦争全般
├ 軍事用語
├ 軍隊組織
├ 編成
├ 条約
├ 軍法
├ 諜報・情報戦
└ 戦略・戦術
  └ 戦法等
■ 雑学

■ 兵種・兵役等
兵種全般
特殊部隊
傭兵
軍医・衛生兵
パイロット
捕虜
兵役制度
階級

■ 兵器
兵器全般
銃砲全般
├ ▼小火器
| ├ 小火器全般
| ├ 小銃全般
| ├ 突撃銃全般
| ├ 各国の小銃
| | ├ アメリカの小銃
| | ├ ロシアの小銃
| | └ 日本の小銃
| ├ 機関銃全般
| | └ 各種機関銃
| ├ サブマシンガン
| ├ 散弾銃
| ├ 拳銃全般
| | └ 各種拳銃
| ├ 旧式銃
| ├ 銃器関連装備
| ├ 対戦車兵器
| ├ 迫撃砲等
| ├ 射撃技術
| └ 銃弾全般
|  └ 各種銃弾
├ ▼重火器
| ├ 重火器全般
| | └ 各種重火器
| └ 砲弾全般
|  └ 各種砲弾
├ ▼車両
| ├ 車両全般
| | └ 各種車両
| ├ 戦車全般
| | ├ 戦車砲
| | └ 戦車の装甲
| ├ WW2戦車
| | └ WW2各国の戦車
| └ 大戦後の戦車
|  └ 各国の戦車
├ ▼艦船
| ├ 艦船全般
| ├ 艦載兵器
| | └ 艦砲
| ├ 戦艦全般
| | ├ 各種戦艦
| | └ 大和型
| ├ 空母全般
| | ├ WW2空母
| | └ 大戦後の空母
| ├ 潜水艦全般
| | ├ WW2潜水艦
| | ├ 原潜
| | └ その他潜水艦
| ├ 輸送艦・揚陸艦
| ├ イージス艦
| └ その他の艦船
├ ▼航空機
| ├ 航空機全般
| | ├ 航空機技術
| | ├ 空戦技術
| | └ エンジン
| ├ ステルス機
| | └ 各種ステルス機
| ├ 戦闘機全般
| ├ 米軍機全般
| | ├A-10
| | └米軍戦闘機
| ├ ロシア機
| ├ 自衛隊機
| ├ その他戦闘機
| ├ その他航空機
| ├ レシプロ機
| | ├ レシプロエンジン
| | ├ 各種レシプロ機
| | ├ WW2米軍機
| | ├ ドイツ軍機
| | └ 日本軍機
| |  └ 零戦
| └ 軍用ヘリ全般
|   └ 各種軍用ヘリ
├ ▼ミサイル
| ├ ミサイル全般
| ├ 各種ミサイル
| | ├ 弾道ミサイル
| | ├ 対艦ミサイル
| | └ 対空ミサイル
| └ ミサイル防衛
├ ▼爆弾等
| ├ 爆弾全般
| ├ 各種爆弾
| ├ 爆薬・炸薬
| └ 地雷
├ ▼魚雷
| ├ 魚雷全般
| └ 各種魚雷
├ ▼大量破壊兵器
| ├ 核兵器全般
| | └ 各種核兵器
| |  └ 広島・長崎
| └ 生物化学兵器
レーダー全般
| └ 各種レーダー
宇宙
軍用ロボット
動物兵器
未分類兵器
 └ 刀剣弓等

装備
  ├ 防具
  ├ 勲章
  └ 軍服



■ 国家・地域
├ ▼ アメリカ
| ├ アメリカ全般
| └ アメリカ軍全般
|   ├ アメリカ陸軍
|   ├ アメリカ空軍
|   ├ アメリカ海軍
|   └ アメリカ海兵隊
├ ▼ ロシア(旧ソ連)
| ├ ロシア全般
| └ ロシア軍
├ ▼ 欧州
| ├欧州全般
| └ 西欧諸国
├ ▼ 中国
| ├ 中国全般
| └ 中国軍
台湾
├ ▼ 朝鮮半島
| ├ 北朝鮮
| └ 韓国
アジア全般
中東全般
| ├ イラン
| └ イスラエル
中央アジア
| └ アフガニスタン
アフリカ
その他の地域

■ 戦史・戦訓
近代以前
近代
日本史
日清戦争
日露戦争
├ ▼ 第一次世界大戦
| ├ WW1全般
| ├ WW1連合国
| ├ WW1同盟国
| ├ WW1陸戦関係
| ├ WW1海戦関係
| └ WW1空戦関係
日中戦争
| └ 満州国
ノモンハン事件
├ ▼ 第二次大戦
| ├ WW2全般
| ├ 連合国全般
| | ├WW2アメリカ
| | └WW2ソ連
| ▼欧州戦線
|  ├ 欧州戦全般
|  ├ 独ソ戦
|  ├ ドイツ全般
|  | ├ドイツ軍
|  | ├ヒトラー
|  | └ナチス
|  ├ 欧州陸戦関係
|  ├ 欧州海戦関係
|  └ 欧州空戦関係
| ▼太平洋戦線
|  ├ 太平洋戦全般
|  ├ 旧日本全般
|  ├ 旧日本軍全般
|  | ├日本海軍
|  | └日本陸軍
|  ├ 戦前関連
|  ├ 開戦関連
|  ├ 戦中関連
|  ├ 降伏関連
|  ├ 戦後関連
|  ├ 太平洋陸戦関係
|  | └硫黄島
|  ├ 太平洋海戦関係
|  ├ 太平洋空戦関係
|  | └ 空襲
|  └ 特攻
朝鮮戦争
ヴェトナム戦争
├ ▼ 現代戦
フォークランド紛争
湾岸戦争
イラク戦争
低強度紛争
領海侵犯