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EPL-1

最終更新:

sayosayo

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名称:OLYMPUS E-PL1
メーカー:OLYMPS

評価:★★★☆☆

今回ご紹介するのはOLYMPUS E-PL1です。
E-PL1sでもE-PL2でもありません。

マイクロフォーサーズマウントのカメラは比較的新商品がでるサイクルが早いので、すぐに型落ち品になってしまいます。
しかし、性能的に大きな変化があるわけではなく、機能が追加されたとか、不評だった部分が修正された、といったレベルです。
変更された部分が購入者にとって特に大きなメリットとならない場合は型落ちで十分です。
まぁ、これはカメラに限ったことでは有りませんけどね。

例えば、E-PL1とE-PL2の差で、大きなところではアートフィルターの数が増えていたり、ISO感度の上限が増えていたりします。
しかし、小生は特にアートフィルターの数は気にしませんし、ISO感度は精々800を使うかどうかなので上限が増えてもあんまりメリットは感じませんでした。

同じような考えでこのカメラの購入を考えている人が居るかもしれないのでかなり遅まきながら紹介をしてみたいと思います。
ちなみに購入価格はレンズキットで28,800円。
取り立てて安い価格というわけではありませんが、E-PL2の半分くらいの値段です。
ま、これもすぐに差はなくなるでしょうけどね。

とりあえず簡単にスペックの紹介なんかを。

本体
画素数:1230万
背面モニタ:2.7" 23万dot
ISO:200~3200
内臓フラッシュ:GN10/GN7
重量:344g

レンズ
焦点距離:14-42mm(F3.5-F5.6)
最短撮影距離:25cm
重量:133g

このカメラが発売された当時から不評だったのは、背面モニタとISO感度。
背面モニタが2.7"という大きさなのはともかくとして、23万dotというのは荒すぎるのではないか、というのだ。
光学・デジタルビューアが無い以上(外部EVFは有る)、撮影はこの液晶を見て撮影することになるので確かにやや荒いかもしれませんね。
特に、MFによるピント合わせをしようとするのなら、厳しい。
が、AFで使うならピントはカメラ側で設定してくれるので、それほど大きな問題にはならないでしょう。
「MFなんて使う理由あるんですか?」などと思うユーザーならば、取り立てて問題に思う部分でもないでしょう。
どちらかというと、明るい場所でこの液晶が見づらいのが気になりました。
照度を最大まで上げれば何とかなりますが、日中の撮影はやや困ることになるかもしれません。

ちなみに外部EVFをつけると、この辺の問題が一気に解決します。
小生がメインで使っているカメラはデジイチ(D90)ですので、背面液晶を見ながらよりも、ファインダーを覗いて撮影するほうが慣れているというのもあり、欲しいんですが、EVFだけで本体とレンズが買える値段なんですよね。
せめて1万円前半代とか、この値段でもいいから他のメーカーと互換性がある、とかなら考えるんですが。

ISO感度に関しては、先ほど述べたとおり、私は余り感度を上げて撮影をしないので特に困っていませんが、夜間撮影が多い人はつらい、かな?
とはいえ、散歩などでスナップショットに使う、というのであれば困ることは多分無いでしょう。
手振れ補正が優秀なので、シャッター速度1/20でもブレなく撮れますし。

レンズは性能的にはまぁ、普通の安価なズームレンズです。
PENシリーズは本体に手振れ補正機能がついているので、レンズには補正機能はついていません。
14-42mmといえば、35mm換算で28-84と使いやすい焦点距離なので、スナップ等にはもってこいでしょう。

近くに居たアザラシ(名前はゆっきゅ)を撮った図です。
こっちがワイド端。



こっちがテレ端。
最短撮影距離は25cm。
こんなに寄れます。
マクロ撮影っぽいことも出来るのではないでしょうか。


室内、蛍光灯の元、という事でシャッター速度はかなり遅め、1/10~1/6s程度でしたが、手振れ補正機能が働いているのかそれほどブレてはいません。
手持ちでこれなら問題ないでしょう。


キットレンズということもあるでしょうが、流石に性能的には問題ないです。
かなり軽量ですしね。
問題はこの見た目。
見た目なんてどうでもいいと思うかもしれませんが、本体は結構お洒落なので、結構気になります。
この手動沈胴式も微妙で、とっさのとき1アクション増えるのがちょっと困り者。


さて、評価というか、満足度は星3。
カメラとしてみると、不満点はあるのですが、目的(サブ・スナップ用)を考えれば十分満足できるものです。
コンデジでも少し高級なものになると3万円位にはなりますから、描画力を少し求めてみたい、とか、レンズ交換を試してみたい、という人には良いでしょう。
勿論、小さいからといって、携帯性はコンデジに比べるべくもありませんから、その辺は使い方や目的次第ですね。
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