中国軍全般


中国人民解放軍・警察の制服は、どのVTRを見てもサイズがあってる人がいないのは何故でしょうか?

共産圏、特にソ連の場合,戦後はかなり細かいサイズ区分が出来るのですが、
戦前,戦中はあまり大きな区分は有りませんでした。
なお、中国の場合は、戦後に至っても細かいサイズ区分が無く、
また中国独特の美意識でしょうか、
袖は他国に比べかなり長めの物がジャストサイズとされているようです。
(・一般→親指付け根に掛かる程度/中国→親指が袖に隠れる程度)
こうした要因に加え,ひところの物不足や、化繊の多用が、
中国軍装の独特の”味”を出していると思われます。
ただし、文革前の軍服の中には,
高品質のウールやコットンを使ったものもあり,
文革以降のソレと比べると天地の差がありますが、
それでも袖が長めというスタイルは変わりませんでした。
あるいは寒暖の差の激しい大陸性の気候に備えての、
防寒対策の一環とも考えられます。
事実‘62年に採用された軍服には,軍官士兵用を問わず,
ライナーの着脱が可能だったようです。
(9:579)

中国の人民解放軍は実際のところはどういう位置付けなのでしょうか?

共産党系の場合、暴力装置としての軍隊の他に、自分の党を防衛するための
装置が必要な場合があるわけで、ソ連の赤軍も、共産党の軍隊の一つです。

ところが、赤軍の場合、帝政ロシアの下級兵士が革命戦に参加して自然発生的
に出来たものであり、意図して共産党が作り上げた組織ではない。
従って、組織が肥大化して党組織を脅かしてくると、それを監視するための組織が必要になります。
まぁ、それが政治委員だったり、NVDだったりするんですし、粛清が行われたりするんですね。

中国人民解放軍の場合、その革命達成のために最初から組織された軍隊があり、
それは党組織が不可分になっているので、国軍ではありません。
(ただ、緩やかな監視のために党派遣の人は居ましたが(例えばトウ小兵とか周恩来とかね)
中国における国軍は、中華民国軍(孫文軍)がそう取れるものだと思います。
最近は事実上、党の軍隊と言うより、国軍に近い存在になってはいますが…。
(14:眠い人 ◆ikaJHtf2)

人民解放軍って中国共産党の軍隊であって中華人民共和国の軍隊じゃないんだよな?

正確には人民解放軍は中国共産党中央軍事委員会の指揮下にある中華人民共和国の国軍なんだが

憲法で共産党による指導を受ける事になってる。
更にその憲法で人民解放軍は中華人民共和国の武装力であり国防を担当すると明記されてる。

同じく共産党の軍隊だったソ連の労農赤軍の場合、1946年にそのまま国軍たる連邦軍に変わったから、
大陸中国で何かあったら、同じように国軍に変身するんじゃないかの。

国軍の定義がずれている気が
「なお、中国人民解放軍内部では解放の国家化、非政治化、党排除化に対する根強い反対が存在する」
(軍隊の国家化への反対の例)
海軍司令員(司令官)呉勝利堅決反対軍隊国家化
http://www.tianya.cn/publicforum/content/worldlook/1/216549.shtml
建軍八十周年:党軍?国軍? 解放軍“国家化”攻防戦
http://hi.baidu.com/crgodsaint/blog/item/e1f06454b0d64656574e00bf.html
(中国軍19:512-524)

読んでいた本で中国人民解放軍は中国共産党軍であり、国軍では無いと書かれていました。これは本当なのでしょうか?

そのとおり、中国共産党軍は「党」の軍隊であり「国軍」ではありません
ナチスのSS(親衛隊)もナチス「党」の軍隊であり、
それとは別に「国軍」である国防軍が存在しておりました。
仮に自民党が独自に武装集団を組織したら(違法ですが)
だれでも「国軍」である自衛隊とは別物だと思うでしょう
そういうことです
(22:563)

中華人民共和国の核兵器は日本も目標なんでしょうか?

当たり前。届かなきゃ核抑止も迎撃計画この世に存在しない。
(41:機甲自転車)


中国は対台湾用に弾道ミサイルを大量に配備していると聞きましたが、軍事基地を攻撃する場合巡航ミサイルの方が効率がいいと思うのですが

(値段・精度等)。もしかして巡航ミサイルも弾道ミサイルと同じように大量に配備してるんですか?
旧東側(ソビエト系)のドクトリン(軍事戦略思想)だと戦略攻撃用のミサイルには弾道ミサイルを
使うものだったから。
巡航ミサイルで戦略目標を攻撃するには、高度な航法装置と事前の地形情報、目標情報の
収集が欠かせない。
要するに無人の自動操縦飛行爆弾だからね。
それを非効率的かつ技術的難度が高いと考えたソビエトは、戦略攻撃兵器としての巡航ミサイルを
重視しなかった。
ソビエト系のドクトリンだと巡航ミサイルはもっぱら艦船攻撃用で、これはこれで高度な航法装置や
目標選定システムとか積んでるけど。
(508:106)
補足すると、ソビエト(ロシア)も対地戦略巡航ミサイルは開発したし保有している。
Kh-55 グラナート というのを配備している。
(508:107)
一応「東海10型」という戦略巡航ミサイルが最近になって実戦配備されている。
Kh-55とトマホークのコピーみたいなミサイルだが・・・。
一応250発ほど実戦配備したらしいのでそれなりの戦略戦力ではあるだろう。
(508:108)
ちゃんと(?)、配備されている。
http://wiki.livedoor.jp/namacha2/d/DH-10%BD%E4%B9%D2%A5%DF%A5%B5%A5%A4%A5%EB%A1%CA%C5%EC%B3%A410%A1%CB
ただし、近年になってからのこと。
主な理由は、短射程(台湾なら短射程で足りる)の弾道ミサイルなら、
巡航ミサイルより技術的に簡単だからです。
上記巡航ミサイルも、スパイにより技術を盗んだと言う話もあります。
また巡航ミサイルは、対空ミサイルや高射砲によって撃墜される可能性もある、という点もあります。
(508:109:数多久遠 ◆0rtxwIjHlI)

中国は軍閥が割拠してるらしいですが、核兵器も軍閥に配慮して分配されてるのですか?

そんなとこ。そうでないと均衡が取れない。
なお、偽物の軍閥とか最近ではあるらしい。たぶんこいつらは持ってない
http://www.sinzirarenai.com/others/china.html
(507:79)

中国軍って内部統率取れてるのか?なんか地方ごとに軍閥があるらしいが…

かつては軍区ごとの独自性が大きかったのは確かだが、近年の分析によると
世代交代や軍人養成課程の整備による軍の専業化、軍のビジネス禁止による
独自財源のカットなどにより、軍の統制が進展し現在では軍区は分析概念としての
有効性を失ってきているとのこと。

詳しくは以下の本を参照
竹田 純一著『人民解放軍―党と国家戦略を支える230万人の実力』 (ビジネス社 2008年)
村井友秀等編 『中国をめぐる安全保障』 (MINERVA人文・社会科学叢書 127)』(2007年、ミネルヴァ書房)
茅原郁生編『中国の軍事力―2020年の将来予測』 (蒼蒼社 2008年)
(中国軍スレ11:440)

軍区が中国軍分析において重要な役割を果たしてきたことは確かであるが、
次第にそれだけでは図れなくなりつつある。
近年では軍区相互の訓練も行われており、軍区を統合した作戦区域である戦区が登場したり、
中央軍事委員会直属の軍区を越えた展開を行う緊急展開部隊も編制されている。
さらに、軍区の再編制や軍区自体の廃止も検討されているとの事。
(中国軍スレ11:713)

「情報化」と「統合化」の方針で改革が進められているが、軍区自体の廃止には現時点では
至っていない。このあたりは軍区ごとの既得権益や派閥の存在が背景にあるとされる。
ただし、ある程度のスパンで見ると軍区制の見直しは不可避な状況にあるとみられている。
このあたりの状況については下記を参照した
茅原郁生・上田篤盛「中国軍の統合化の将来像」
http://www.mmjp.or.jp/sososha/hon/gunji/gunjiryoku_2020.html
(中国軍スレ11:715)

「軍閥」と言う言葉自体が、相手側を貶める意味がこめられていおり、相手にレッテルを
張る際に使用されることも多かったため、近年では分析概念としての有効性が薄れてきている。
(このあたりの研究動向については塚本元氏の一連の研究が良く纏まっている。)

軍閥と言う言葉が一般的に中国や日本で使用され始めたのは明治時代の藩閥政治批判で使用され、
それが中国に輸出されて軍事勢力を表す言葉として一般化された経緯がある。
これを前提として、現代の人民解放軍において「軍閥」が゙存在するか考える際には、
この「軍閥」の定義を明確にする必要がある。

これを軍の統制において、法制度的な制度だけでない地縁、血縁など様々や要素が影響を与えて
しまう私兵的側面として考えると台湾移転前の中華民国軍や、各軍区ごとの人的・制度的独立性の
強かった1980年代までの人民解放軍にも、私兵的側面が存在しているとみなす事はできる。

ただし、人民解放軍を考える上では、軍の統制における共産党の優位性を見逃す事はできない。
各軍区ごとの独立性ガ強かった時代においてもあからさまに党による軍の統制をひっくり返す
動きは存在し続ける事はできなかった。

1990年代以降は、軍において隠然たる存在感を有しており、各軍区で影響力を持っていた革命第一世代の
軍人が姿を消し、軍の近代化を達成するため中央政府/党による軍令・軍政権の掌握強化が進められた。
その過程で、軍の独自の財源であった軍保有企業が軍との関係を断ち切られることになり、代わりに
中央政府が軍事予算を増やしてその供給に責任を有する事とされ、財政的独立性は大きく弱められた。

軍区の枠が弱まる中で、軍人のテクノクラート・プロフェッショナル化が次第に進展し、軍人としての
任務の枠内で影響力をとどめる幹部が増加してきているとのこと。もちろん、各種軍事学校や兵科、
出身など、私的関係は存在しているが、それは軍の公式の統制の枠を外れるものではなくなっている。

中国政府=党による軍の統制は1990年代以降、時を経るにつれて強化されてきているというのが
最近の動向分析の成果です。

海軍については、各艦隊や兵科間での摩擦。派閥の存在が指摘されております。
しかし、海軍は陸軍とくらべて、技術的・財政的面などで中央政府の存在を必要とする点が多く、
陸上部隊以上に「軍閥化」はしにくい性格があります。ましてや、強大な海軍戦力建設には中央政府の
強い支援ガ不可欠であり、海軍が分裂を思考するメリットはありません。

解放軍の軍事的なパワーバランスや政策決定過程における各勢力の影響力などの最近の動向については、
以下の参考文献が日本語で読めるものとしては最も優れている。

平松茂雄氏の一連の著作
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B9%B3%E6%9D%BE%E8%8C%82%E9%9B%84
村井友秀等編 『中国をめぐる安全保障 (MINERVA人文・社会科学叢書 127)』(2007年、ミネルヴァ書房)
茅原 郁生等編 『中国軍事用語事典』(蒼蒼社、2006年)
竹田 純一『人民解放軍―党と国家戦略を支える230万人の実力』 (ビジネス社、2008年)
茅原 郁生等編 『中国空軍―21世紀航空戦略とアジアの安全保障』(芦書房)
浅野 亮「党軍関係と軍の派閥」
所載:村井友秀等編 『中国をめぐる安全保障 (MINERVA人文・社会科学叢書 127)』(2007年、ミネルヴァ書房)
平松茂雄氏の一連の著作

追伸
ここでは、人民解放軍の軍事統制上の最大の問題である「党軍関係」と「国軍化問題」については触れておりません。
ですが、この問題はきわめてセンシティブな課題であり、将来的にどの様に取り扱われるかが、中国にとって
重大な事態になるでしょう。
(中国軍スレ12:238-241)

中国の人民解放軍には漢民族以外はほとんどいないと聞きましたが

大学や行政機関には少数民族枠があるのに
そんなことはないよ。人民解放軍には少数民族出身の兵士が結構いる(地方差が大きいが)
中国人の約95%が漢民族な事を考えれば少なくないとおもう。
まあ所詮、人民解放軍は共産党の軍隊なんで、少数民族の権利を守ってるわけじゃないだけどね。
あと少数民族枠も米のような差別緩和措置ではなくかつての欧米植民地エリートのように
少数民族を管理する為に党の手先を育成してるようなもの。
(508:868:モッティ ◆uSDglizB3o)
横から補足、多分少数民族の入営が難しい、というのは、
少数民族の置かれている貧富格差問題による面も大きいと思われる
入隊審査基準…学力とか体格とかを満たさない人間もいるからではないかな
地方ほど学校に行った事が無い人間がいるほど貧しい生活をしている
どころか、地方そのものが電気もガスも水道も存在しないなんて所すらあるし、
そこから数時間かけて、街の学校に徒歩で通うなんて子供もいたりするし
子供の栄養失調とか病気(病院も医者も、定期巡回の移動病院頼り)とかの問題も割りとあるし
そういうところで育ってる人間が、兵士としての審査基準をクリアできるのかっていう
事から言われたものでは
(508:869)

中国は老朽艦やボロ戦車いっぱい持ってるけど意味あるの?

配備から40年過ぎたやつは外した方がいいんでは。軍事費の無駄じゃないの。
彼らにすればちゃんとした理由がある。
国土の広さ、外国と接する国境線の長さからみても、旧式装備といえどもある程度の数が無いと戦線の維持が困難。

巨大な現有戦力を全て代替することは困難であり、はるかに少ない装備しか整えられない。
かりに、「新式装備」の整備が出来たとしても、中国と西側諸国との技術的格差は大きく、配備が進んだ時点で
その装備が旧式化しかねない懸念が存在する。

竹田純一氏の『中国人民解放軍』(ビジネス社、2008年)では、中国海軍の国産新型駆逐艦がいずれも1~2隻の
少数建造に留まっている理由を上記のように説明している。

陸海空とも、一部の精鋭部隊のみに新式装備を充足して最先端技術での立ち遅れを補う反面、主力の装備に技術的
フィードバックした近代化改装を施すことで全体の戦力の底上げを図る方法を採っている。
(この方法はトータルコストでみると、費用対効果で問題があり、軍全体の近代化にとってマイナスの要素が拭えない側面を有する。)

陸海空第二砲兵のそれぞれの兵科でみると、1980年代初めまでは第二砲兵への資金投入が中心だったが、それ以降は
海空軍の近代化が優先され、大所帯の陸軍はソ連崩壊により北方からの脅威が消滅した事もあって装備面では後回し
にされる事になった。

この状況を、より大きな視点で見ると、1970年代末に核兵器のトライアド体制が一応の確立を見た事、米中和解などの
国際環境の変化に伴い国防体制を確立する事に成功し、無理して大規模な通常戦力を維持する必要性が少なくなったことがある。
(これは平松茂雄氏が指摘している。)

次に毛沢東の後継者となった鄧小平の国際認識として、近い将来の世界大戦が勃発する可能性は乏しく、毛沢東時代とは
異なり軍事建設は経済建設に従属しなければならないという原則を作った。
これは現在まで受け継がれている理念となっている。

改革開放の成功と経済成長によって、結果的にこの方法は、パイが大きくなれば、軍の取り分も自然に増加することになり、
1990年代後半以降の軍近代化に資することになった。

ただし、軍事費の規模が拡大しても、全ての装備を更新するのにはまったく足りない現状は変わりが無い。

そして、兵器の立ち遅れだけでなく「信息化=情報化」における立ち遅れはより深刻な物であると認識されている。

そのため、中国軍では正面装備の近代化と並行して情報インフラの建設を行い情報化軍隊を建設する作業を同時並行的に
進めなければならないとしている(「機械化軍隊」の建設と「情報化軍隊」の建設)

そのためにはいくら資金があっても足りないというのが正直な所。そのためか2005年以降正面装備の調達については
一段落しており、その資金が情報化に振り向けられている。
(空母の調達で資金が割り振られると、情報化の流れには悪影響を与える可能性があるのではと思われる。)

このあたりの流れについては、↓を参照されたし。

村井友秀等編 『中国をめぐる安全保障 (MINERVA人文・社会科学叢書 127)』(2007年、ミネルヴァ書房)
竹田 純一『人民解放軍―党と国家戦略を支える230万人の実力』 (ビジネス社、2008年)
茅原郁生編『中国の軍事力― 2020 年の将来予測―』(蒼蒼社、2008年)
(中国軍スレ12:497-499)

中国の防衛白書が日本語訳で発表されたそうですが、どこで読めるか分かりますか?

日本語版がネットでも見られるようになった。
2009年度中国国防白書
ttp://japanese.beijingreview.com.cn/wxzl/txt/2009-02/12/content_178289.htm
(中国軍スレ12:842)

中国の軍事技術は先進国とどれぐらい差があるのか?

中国科学技術協会、「2008-2009年兵器科学技術学科発展報告」を発表
ttp://www.takungpao.com/news/09/04/11/junshi08-1063811.htm
主要国の兵器装備の分析と研究を行い、ならびに中国の国情、中国兵器
科学技術と国外先進レベルとの間に大きな差があることを指摘した。

たとえば、中国の装甲兵機技術と外国のそれを比較すると、その間にはなお
大きな差がある。核心技術や関連する重要箇所については尚海外からの技
術導入が必要である。装甲兵器のラインナップはまだ揃っておらず、新世代
主力戦車に必要な技術設備についてもまだ手薄である。

小火器については国際レベルに近づいている。しかしイノベーションや基礎技
術分野ではなお遅れがある。情報化と統合指揮分野ではアメリカやロシアに
遅れをとっている。

弾薬技術は海外と格差があり、その差は大きい。たとえば、中国の国産弾薬
の種類は少なく、弾薬の性能や信頼性も遅れを取っている。

魚雷の総合技術では得られた成果はあまり多くない。機雷の電子化、運用
性、被発見性、敷設技術については更なる向上が求められる。爆雷技術の
差はそれほど大きくないが、対潜ロケットの射程は短く、動力付き対潜爆雷
(アスロックのような物か?)研究の分野はまだ始まったともいえない。

兵器の情報技術での各国との格差については、現在各種装備の指揮管制
システムには統一規格が存在せず、いまだに戦術的に一体化された情報
化体系は未完成であり、相互の情報交換や連絡は困難。兵器のプラットフ
ォームの情報化の構築は直道半ばで、車両の統合電子情報化システムに
ついても標準化は欠如している。

その他の諸技術については、たとえば防護技術、弾道学、兵器の素材と製
造技術など7つの分野で、中国の兵器技術は国際水準とは大きな差がある。
(中国軍総合スレ13:260)

中国の軍事技術で先進国レベルのものはあるのか?

ttp://www.takungpao.com/news/09/04/11/junshi08-1063814.htm
中国科学技術協会が発表した「2008-2009年兵器科学技術学科発展報告」
では、近年中国の兵器研究における各分野で得られた重要な進展と、兵
器技術の一部ではすでに世界の先進レベルに追いつき追い越している事
を披露した。報告では、装甲兵器、誘導兵器、弾薬技術、水中兵器など
の専門技術、防護技術、弾道学、兵器情報化技術、兵器の素材と製造な
どの基礎分野技術など合計12項目の兵器学科領域で得られた進展を公開
している。

報告では、中国の装甲兵機は既に体系化の初期段階にある。装甲車両では
「機動、火力、防御」の三大性能において進展が得られた。設計方法では
第一世代の設計、第二世代の模倣から進んで、自主知的財産件を有する装
備の開発を開始した。大出力のディーゼルエンジンでは、高速燃焼、ター
ボチャージャー、冷却技術などのキーとなる技術の研究と応用において、
すでに装甲戦闘車両分野において世界の先進装備に拮抗できるレベルに達
している。

誘導兵器の分野では、総体設計、空力設計、固体燃料モーターの設計、
誘導制御システムの設計分野では、国内の通常兵器において誘導兵器シ
ステムのシリーズで発展があり、対戦車ミサイル、終末誘導砲弾、砲発
射式ATM、誘導爆弾と誘導ミサイルの初期のシリーズ化を成し遂げた。

弾薬技術の研究では、主にベースブリード・RAP射程延長弾、レーザー誘
導砲弾、非殺傷弾薬、弾薬のインテリジェンス化、弾薬射撃制度及び威力
の向上、信管技術、加工技術などの分野に開発を傾注した。

報告では、総合的な中国の弾薬性能レベルは1990年代の水準に留まってい
るとしたが、ベースブリード・RAP、弾道修正技術、徹甲弾技術では国際的水
準に到達したとした。

水中兵器の技術では、魚雷、機雷、対潜兵器に関する技術が報告された。魚
雷技術では主に魚雷の総合設計技術、抵抗軽減と騒音減少技術、誘導制御
技術、動力推進技術、自己誘導と信管技術などの分野で進展があった。

機雷技術では、デジタルコンピュータ化と知能感知技術を含む技術の機雷へ
の応用、アクティブ攻撃型誘導知能化機雷、沈置機雷、浮遊機雷などの技術
で進展があった。対戦兵器技術研究ではデジタル化設計とシミュレータ技術、
水中抵抗減少技術、炸薬および信管技術の分野で進展があった。

情報化技術での分野では、中国は多くの方面で世界の先進にいる。兵器の指
揮管制システムの分野では、おもに兵器の戦術・戦闘指揮自動化、野戦防空
指揮、デジタル化、情報管理などの研究で進展があった。センサーと識別技術
分野では、中国は微光増幅し起案し装置の性能では第二世代のレベルに留ま
っているが、レーザー測遠装置とルビーレーザー測遠装置の技術では世界で
も先進にいる。軍用の赤外線暗視装置技術のレベルでは外国と同等。戦闘シ
ステムの情報化技術の分野では、車載光学電子情報システムが既に配備さ
れ、さらに某システム(詳細不明)では先進レベルに近づいている。

報告では、中国は兵器素材分野で多くのキー技術の性能レベルで外国の先
進レベルに達している。金属材料、非金属材料、複合材、ステルス素材、およ
び実際の装備製品特性の精密な成型、溶接、特殊加工、機械製造、精密・超
精密加工、表面作業などの研究で重点開発が行われた。中国の接着技術、
青化法などのキー技術の性能指標で外国の先進レベルに達している。

報告では、中国は今後、兵器システムの集積化、自動化、デジタル化、ネット
ワーク化、知能化の分野での発展の促進が求められる。伝統的な兵器の優
れた所を維持しつつ、新型材料の研究と応用、設計理念の転換、新軍事革命
の要求に適応した新しい概念の兵器を開発する事、が明記されている。
(中国軍総合スレ13:261-262)

ベトナムに侵攻したときの中国軍は「階級」ってのがなかったらしいんだが?

「階級」は無いが、役職(司令官とか師団長とか大隊長とか)は有るよ。
決して「エライ人」と「下っ端」の区別を無くした訳じゃないです。
ソ連軍(赤軍)だって、創設時は階級は無く、役職名イコール階級でしたよ。
(中国軍スレ13:896)

中国の核戦略は抑止力だよね?、

限定的な核使用オプションとかはあるのかね。ソ連だと、先制使用も辞さない運用だったと聞くが
村井友秀等編 『中国をめぐる安全保障 (MINERVA人文・社会科学叢書 127)』(2007年、ミネルヴァ書房)
http://www.minervashobo.co.jp/find/details.php?isbn=04859-5&PHPSESSID=bb306f52d78384fb9cbdf2e00be15e87
の「第2砲兵部隊と核ミサイル戦力」(阿部純一)を参照すると中国の核戦
略は「最小限抑止」が基本であり、核の先制使用は行わないことを宣言し
ている。

これは実際の第二砲兵での核兵器の運用(核弾頭をミサイルと分離して
保管するなど、即応性を犠牲にした運用)、核兵器の配備数の少なさから
も裏付けられるとしている。

仮定の話として、命中精度の高い核ミサイルを多数配備するような状況に
なれば限定的核抑止戦略に移行するとの可能性も提示しているが、現実
には核戦力の世代交代による近代化はまだ当分先の事であろうとしている。
(中国軍スレ14:652)



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装備
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■ 戦史・戦訓
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