印刷機
印刷機の仕組み
生徒会の印刷機の特徴
印刷機の仕組み
- 原稿を読み込み、製版作業として「マスター(版)」を作る。マスターとはロウが塗ってあるフィルムであり、フィルム面のロウを原稿どおりに溶かし穴をあけて作る。
- 次にマスターをドラムに巻きつける。ドラムの内部からはインクが出てきてマスターにつく。マスターには穴があいているので、その部分からインクが出てくる。
- ドラムを回転させると同時に紙を送れば、スタンプのようにインクが紙に貼り付けられて出てくる。
生徒会の印刷機の特徴
- ハリセン製造機
印刷中、紙がよく詰まり、その詰まった紙を取り出してみると、まるでハリセンの様な形になっているため「ハリセン製造機」と呼ばれていた。 - 位置がズレる
原稿をキチンと中央に置いて製版しているにも関わらず、なぜか右にズレて印刷されてしまった。そこで原稿を中央よりかなり左に置いて製版作業を行うことが、生徒会の印刷機を使う上でのコツであった。 - 印刷された紙がふっ飛ぶ
印刷された紙が排紙台にうまく収まらず、なぜか床までふっ飛んでしまうという現象が頻発した。そこで排紙台の紙を受け止めるための板の高さを高くし、その事態を回避した。しかしこれは単なる設計ミスなのではないかと思われる。 - 学校のお下がりである
学校は印刷機等をリースする。リース期間が終わればもちろん安く買い取ることもできる。しかし学校はメンテナンスの関係で次の新しい機種をリースする。そこで生徒会はリース切れの印刷機を安く購入し、使用していた。ただ、印刷機を学校が買って生徒会に貸与してくれていたのか、生徒会が会費の中から購入していたのかは不明である。 - なぜかマスターがよく詰まる
製版作業をおこなうと、ドラムに付いていた前の原稿のマスターが「マスターボックス(不要になったマスターが溜まるボックス)」に溜まるわけだが、そのマスターボックスの中にうまく入らず、機械中に詰まってしまう事が頻発した。