ポーハン級コルベット


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▼3番艦「慶州」(PCC-758)。前期に量産されたASUW型。エグゾセ対艦ミサイルのランチャーが見える。

▼5番艦「金泉」(PCC-761)。後期に量産されたASW型だが、煙突後の上部構造物が無く対艦ミサイルも装備していない。ASW初期型に分類されると思われる。
▼6番艦「忠州」(PCC-762)。ASW初期型。

▼12番艦「原州」(PCC-769)。ASW型。後部に上部構造物を増設し、管制レーダーを追加装備している。
▼18番艦「大川」(PCC-777)。ASW型。
▼20番艦「栄州」(PCC-779)。ASW型。対艦ミサイルを装備していない。
▼21番艦「南原」(PCC-781)。ASW型。対艦ミサイルを装備していない。

性能緒元
満載排水量 1,220t
全長 88.3m
全幅 10.0m
喫水 2.9m
主機 CODOG 1軸
  GE LM2500ガスタービン 1基(26,820馬力)
  MTU 12V956-TB28ディーゼル 2基(6,260馬力)
速力 32kts
航続距離 15kts/4000nm
乗員 95名

【ASUW型兵装】
対空ミサイル ミストラル / 単装発射機 1基
対艦ミサイル MM38エグゾセ / 連装発射筒 2基
魚雷 Mk46 324mm短魚雷 / Mk32 3連装発射管 2基
オットー・メララ 62口径76mm単装砲 2基
近接防御 KCB 30mm連装機関砲 2基
爆雷   12個

【ASUW型電子兵装】
対水上レーダー AN/SPS-64 1基
火器管制レーダー WM-28 1基
光学火器管制システム LIOD  
戦闘システム SEWACO ZK  
ハル・ソナー AN/SQS-58  

【ASW型兵装】
対空ミサイル ミストラル / 単装発射機 1基
  RGM-84Dハープーン / Mk141連装発射筒 2基
魚雷 Mk46 324mm短魚雷 / Mk32 3連装発射管 2基
オットー・メララ 62口径76mm単装砲 2基
  オットー・メララ 70口径40mm連装機関砲「コンパクト」 2基
爆雷   12個

【ASW型電子兵装】
対水上レーダー Type-1810 1基
火器管制レーダー Type 1802 1基
光学火器管制システム Type 2400  
戦闘システム WSA-423  
ハル・ソナー AN/SQS-58  

韓国国産の近海用高速砲艦。ドンヘ級コルベットを拡大改良したデザインで、領海内の哨戒と北朝鮮小型艦艇の打破、浅海での対潜水艦戦を目的に現代重工や大宇造船海洋などで建造され、1984~1993年に同型24隻が就工した。

兵装は幾つかの種類があり、最初の4隻(ASUW型)は仏シグナール社(現タレス社)製の戦闘システムとエグゾセ対艦ミサイルを搭載していたが、5番艦以降(ASW型)はエグゾセの替わりにハープーン対艦ミサイルを搭載している(対艦ミサイルを搭載していない艦もある)。またASW型はその名の通り対潜能力も強化しており、Mk9水中攻撃管制システムとシグナール社製PHS-32パッシブ・ソナーを装備している。戦闘システムとレーダーも韓国の三星テックウィン社製と伊マルコニー社製のものに換えられている。最後の2隻(PCC-783、785)は電子戦装備も強化されているようだ。本級は小型艦としては砲填兵装が充実しており、これを脅威を感じた北朝鮮海軍は中国からジャンフーI型フリゲイト(江滬I型/053H型)4隻の購入を検討したという。

ポーハン級は急速に老朽化が進んでおり、FFX(次期フリゲート)による早期の代替が望まれている。初期に建造された艦は練習艦として使用され、現役から離れているようだ。

2009年6月30日、ネームシップの浦項(PCC-756)が正式に韓国海軍から退役した。現役期間は8951日になる。退役後、兵装や機材のうち転用可能なものは取り外されて再利用され、船体は演習での標的として利用されることになっている[1]。

1番艦 ASUW型 浦項(ポーハン) ROK Pohang PCC-756 1984年12月就役。2009年6月30日退役[1]。
2番艦 ASUW型 郡山(クンサン) ROK Kunsan PCC-757 1984年12月就役。2011年9月29日退役[2]。
3番艦 ASUW型 慶州(キョンジュ) ROK Kyongju PCC-758 1986年11月就役
4番艦 ASUW型 木浦(モクポ) ROK Mokpo PCC-759 1986年8月就役
5番艦 ASW型 金泉(キムチョン) ROK Kimchon PCC-761 1987年5月就役
6番艦 ASW型 忠州(チュンジュ) ROK Chungju PCC-762 1987年5月就役
7番艦 ASW型 晋州(チンジュ) ROK Chinju PCC-763 1988年6月就役
8番艦 ASW型 麗水(ヨス) ROK Yosu PCC-765 1988年11月就役
9番艦 ASW型 鎮海(チンハエ) ROK Chinhae PCC-766 1989年2月就役
10番艦 ASW型 順天(スンチョン) ROK Sunchon PCC-767 1989年6月就役
11番艦 ASW型 裡里(イリ) ROK Iri PCC-768 1989年6月就役
12番艦 ASW型 原州(ウォンジュ) ROK Wonju PCC-769 1989年8月就役
13番艦 ASW型 安東(アンドン) ROK Andong PCC-771 1989年11月就役
14番艦 ASW型 天安(チョナン) ROK Chonan PCC-772 1989年11月就役(2010年3月26日沈没)
15番艦 ASW型 城南(ソンナム) ROK Songnam PCC-773 1989年5月就役
16番艦 ASW型 富川(プチョン) ROK Puchon PCC-775 1989年4月就役
17番艦 ASW型 堤川(チェチョン) ROK Chechon PCC-776 1989年5月就役
18番艦 ASW型 大川(テチョン) ROK Taechon PCC-777 1989年4月就役
19番艦 ASW型 束草(ソクチョ) ROK Sokcho PCC-778 1990年2月就役
20番艦 ASW型 栄州(ヨンジュ) ROK Yongju PCC-779 1990年3月就役
21番艦 ASW型 南原(ナムウォン) ROK Namwon PCC-781 1990年4月就役
22番艦 ASW型 光明(カンミョン) ROK Kwangmyong PCC-782 1990年7月就役
23番艦 ASW型 新興(シンフン) ROK Sinhung PCC-783 1993年3月就役
24番艦 ASW型 公州(コンジュ) ROK Kongju PCC-785 1993年7月就役

▼艦首を大きく沈めて航行するポーハン級

▼ポーハン級の中央部。3連装の魚雷発射管と、その上にはミストラル対空ミサイルの発射架台が見える。
▼ミストラル対空ミサイルのランチャー架台

▼ポーハン級の艦橋内部
▼ポーハン級の兵員室

【参考資料】
世界の艦船(海人社)
艦載兵器ハンドブック改訂第2版(海人社)
Grobal Security
R.O.K Joint Chiefs of Staff
軍武狂人夢
国防日報-Kookbangilbo「領海守護を終えて、"退役命令を受ける"」[1]
Daum「해군 제3함대 초계함 '안양함' 전역」(2011年9月29日)[2]


2011-10-24 05:53:32 (Mon)