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みなそこからとほく街を眺むれば」(2006/10/25 (水) 12:57:42) の最新版変更点

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みなそこ、という言葉で有名なのは土佐日記の十七日の歌。  みなそこの月のうへより漕ぐふねの   棹にさはるは桂なるらし <水底に映った月の上をこいで行く船の棹にからむのは、(月に生えているという)桂であるようだ。> でも合唱人として水底という言葉を聞けば思い出すのが大岡信の「水底吹笛」  ♪みなぞこにすわればすなはほろほろくずれ 木下牧子の幻想的なメロディーにのって、重力の支配を離れ、光が揺れきらめく、異質な音の空間で、ひょうひょうとふえをふく。  みなそこにしづめる花のかげ見れば   春はふかくもなりにけるかな というのは坂上是則が詠んだ歌。水底も春も深いもの。 みなそこ、という言葉は水底(すいてい)の雅語。みやびな響き。緩やかな時間。 水底にも都はあるのでしょうか。 都なら、皆そこを目指すのでしょうか。 (そのオヤジギャグ、笑えないんですけど、ってよく言われます。) むしろ雑踏を離れ、ふと振り返っても街の光は和らぎ、思い返しても身は軽く。  

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