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ピアノパートによるファンファーレのような音楽を受けて、フォルテで「阿蘇外りーん」と歌う。アクセントが付いているからしっかりはっきり歌うという基調はすぐにでも分かると思う。
よくよく見てみるとアクセントは「り」までで、全部で4つしか付いていない。さすがに「ん」にアクセントをつけると日本語の語感としてくどさを感じたのかと思う。そのことをよく考えていると、「阿蘇」という言葉は「あ」の方に言葉のアクセントがあり、音楽的にも拍のおもてにある。「がい」も「が」の方が強いのが自然だし、アクセントは四分音符に一つ付いているだけなので「い」に他と同等な強さのアクセントがあるような歌い方は避けるべきだろう。まず自然に考えて「あそがいりん」のうち、「あ」と「が」と「り」とにはしっかりしたアクセントがある。
問題は「そ」。「い」や「ん」にアクセントがないし、拍のうらであることを思えば、ほかよりも弱く作るという方法はあり得る。一方「阿蘇」という言葉をまず強調する立場からほとんど弱くせず、がんがん作り上げるという方法もあり得るだろう。

ところで、実はよく知らないんですが「阿蘇外輪」って「田園調布」とか「岩手富士」とかみたいな、一つの言葉ですか?それとも「阿蘇、外輪の春」の点がないだけですか?一つの言葉なら「そ」が拍の表にくるような気もするのですが。教えて現地関係者。

世界最大級のカルデラをもつ雄大な景色を思えば、この部分をgrandiosoな感じで作るのもいいのかとは思うけど、この前後数ページで優しさに包まれた初々しい生命力を描いていくとすれば、単にがんがんぶちかませばよいものでもないとは思う。
切り立った険しい山間や、恐怖の大王を描いているのではなく、強さと優しさを兼ね備えた神々しさの世界。単にマルカートに走ればよいというものでもなさそうなのだが。
通常このフレーズは小節頭の「はる」に向かって流れ、男声はその勢いを単にリフレインする。テナーは高いからといって、曲の流れをぶった切って吠えてはいけない。春という言葉を繰り返したくなるくらいの気持ちを高められるように「阿蘇外輪の」という言葉を盛り上げていく。春という言葉に付随するイメージを膨らませて、阿蘇の雄大な景色を歌い上げたい。