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合唱曲の中でも、たとえば三善晃だとか信長貴富だとかのようにやたら表情記号の使い方が細かくてこだわりがあってたくさん書いてある作曲家の曲の場合に顕著なことなのだけど、一見繰り返しているフレーズなのに表情記号の付き方がさっきと違っていたら、それはなにか積極的な意図があってそうしろと作曲家が強く要求しているというメッセージ。こういう作曲家はある意味楽で、つまり、書いてあるとおりにすればいい。細かいことまで計算どおり。たいていの合唱団にとってそれは不可能に近いことだったりするので、まぁ、イデアこの世に生まれてはって感じだ。

さて、「森の暗さを恐れずに」と「滝の高さを恐れずに」は詩の調子も歌の調子もほぼ一致、ぱっと見では表情記号もだいたい似ている。ですが、よく見てください。
大きな違いは
  • 2小節め「もりの」にはついているデクレシェンドが「たきの」にはない
  • 「おそれ」の小節で、最初は小節あたまからクレシェンドなのに、2回目は小節終わりからのクレシェンド
  • 「おそれずに」のおわりは、最初がデクレシェンド、2回目はほぼ同じ位置にクレシェンド
  • その終わり部分のピアノパートが、最初は弱く薄い和音で真ん中を膨らませる形なのに、2回目は厚めで途中から合唱と合わせてクレシェンド。
  • 全パート、音は2回目が少し低い
ということ。
音の大きさの違いは、2回目の後、ピアノパートがsffを叩き、合唱がffで掛け声「さぁ」に飛び込むことを思えばたいていのところは説明が付くと思う。

mf「たきの」、p「たかさ」にデクレシェンドなしという展開はもしかして

            ⊂⌒⊃  
「たきの」≒ミヽ                     ⊂⊃ 九重連山
        ))    /~\へ/~\へ/~\へヘ/~\/~\
        滝
         (((
          し「たかさ」ミ彡ミ彡ミ「を」彡ミ彡「おそれずに」ミ彡

って感じのsubitoな感じの演出?