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まったくもって私の勝手な思い込みなんだけど、ソプラノとアルトを比較すれば、ソプラノの方が、若くて、きれいで、というかかわいらしくて、ちゃらちゃらしてて、実は怖くて、いい加減で、目立ちたがり屋で、恋人にするにはいいけど、結婚するのはどうだろうってタイプって印象があります。
オペラの配役とかもそういう傾向だったりしませんか?

低いほうが、大人の魅力で、一歩下がったところにいて、支える側の人。
だから、信じる人を演じさせるなら、ソプラノじゃなくて、メゾとかアルトとか。

このソロは、ソロがmfなのに対して、ピアノがmp。前後の音量にも複雑な関係はないので、ソリストが伸びやかに出したいときの音量で出せば、ピアニストがそれを一歩下がったところで支えてくれる。テンポについてもそう。2回出てくる「あなた」の「な」にフレーズの山があって、多分2回目を一回目よりも思いを多めに作るんじゃないでしょうか。
やっかいといえば、冒頭のシ♭の「あ」が低すぎて、男声がしっかり引いてくれないと聞かせにくいかも。次に「信じます」が、音符が短い分、一つ一つの音の力を抜いてしまいがちで、それを客席に聞こえる範囲に内にだそうとすると、「信じます」の「す」が長くて、「信じますぅ」って感じの、野暮ったく子供っぽい言葉になってしまう恐れがあること。そして、とくに重要な言葉である「あい」を歌いこもうにも、先日指摘のとおり子音がない言葉としての難しさがある。
しかし、短いながらもおいしいソロ。男からすれば言ってもらいたい言葉だけに、音楽面以外を加味しながら聞き惚れるところです。ただ、感情たっぷりに歌ってしまうのではなくて、大人びたところを見せることに構成上の趣旨があることは忘れずに、良妻賢母の方向でまとめるべきなのかなぁと思います。このあたりは指揮者マターっていうよりは、ソリストにそれなりの自由度が与えられてて、指揮者はそれをさらに料理するって感じになる。暖かい気持ちにさせてくれるといいなぁって思います。