蝉しぐれ
書名: 蝉しぐれ
著者: 藤沢 周平
著者: 藤沢 周平
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紹介
朝、川のほとりで蛇に咬まれた隣家の娘をすくう場面からはじまるこの物語、舞台は藤沢読者になじみ深い海坂藩である。清流と木立に囲まれた城下組屋敷。淡い恋、友情、そして悲運と忍苦。ひとりの少年藩士が成長してゆく姿をゆたかな光のなかで描いたこの作品は、名状しがたい哀情をさそわずにおかない。 解説・秋山 駿
評価
評点:★★★★☆ ( 7/10点)
これまでの藤沢作品とは少し趣向を変えた,青春グラフィティ.主人公 牧 文四郎の青春と成長がいきいきとかつドラマティックに描かれます.主人公が,真っ直ぐで,清廉潔白で,応援しながら読めるのも心地よい感覚を誘います.理不尽な運命に振り回されても,救いのある物語で読後感もすっきりしています.
ただ,賛否の分かれるところでしょうが個人的には最終章『蝉しぐれ』は不要かな?と思います.あくまで青春グラフィティを貫いた方が良いのではと思いました.
これまでの藤沢作品とは少し趣向を変えた,青春グラフィティ.主人公 牧 文四郎の青春と成長がいきいきとかつドラマティックに描かれます.主人公が,真っ直ぐで,清廉潔白で,応援しながら読めるのも心地よい感覚を誘います.理不尽な運命に振り回されても,救いのある物語で読後感もすっきりしています.
ただ,賛否の分かれるところでしょうが個人的には最終章『蝉しぐれ』は不要かな?と思います.あくまで青春グラフィティを貫いた方が良いのではと思いました.
おまけ
ドラマにもなってますね.こちらは観ていませんがどうだったのでしょうか?