乱れ撃ち読書録@chipmunk1984 旅のラゴス
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旅のラゴス



書名: 旅のラゴス
著者: 筒井 康隆




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紹介

北から南へ、そして南から北へ。突然高度な文明を失った代償として、人びとが超能力を獲得しだした「この世界」で、ひたすら旅を続ける男ラゴス。集団転移、壁抜けなどの体験を繰り返し、二度も奴隷の身に落とされながら、生涯をかけて旅をするラゴスの目的は何か?異空間と異時間がクロスする不思議な物語世界に人間の一生と文明の消長をかっちりと構築した爽快な連作長編。


評価

評点:★★★★☆ ( 8/10点)
己を求めて旅を続けるラゴスの一代記.いかにも筒井康隆らしい設定,描写が続くのだが,その読み心地は非常に爽快で読み手を物語に引き込むとともに心地よい気持ちにしてくれます.話としてはあえて言えばなんもない話が続くのですが,飽きることなく一気に読める物語です.
何より,どこを読んでも筒井康隆でありながらその毒々しいまでのアクが上質の絹に包まれたように上品に描かれた逸品です.筒井康隆を呼んでいて良かった...そう思わせる作品でありました.

おまけ