乱れ撃ち読書録@chipmunk1984 タイムスケープ 上
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タイムスケープ 上



書名: タイムスケープ 上
著者: グレコリイ・ベンフォード(山高 昭 訳)





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紹介

1988年、世界は破滅の危機に瀕していた。異常気象、食糧難、エネルギー危機……。全ては60年代以降に使われはじめた農薬などの科学部室による環境汚染が原因のだ。過去を変えないかぎり、世界は救えない――そこでケンブリッジの物理学者ジョン・レンフリューは、光よりも速い粒子タキオンを使って過去へ通信を送ろうと考えたが!?タイム・パラドックスに挑む科学者を鮮やかに描く、ネビュラ賞受賞の傑作ハードSF

評価

評点:★★★☆☆ ( 5/10点)
(これは上下巻をあわせた評価です)
あまりに暗い1998年.状況を変えるべく数々の苦難を克服しながら1963年に時を越えて通信を送ろうとする科学者.1963年ではその通信に何の意味があるのか,果てはその通信自体が実在するものなのかと苦闘する科学者.2人の科学者の様子が1998年と1963年を交互に描写しながら思いの外淡々と進みます.雰囲気はあるのですが,残念ながらそれ程センスオブワンダーがあるようには感じられませんでしたしドラマもそれ程盛り上がりません.アメリカの読者には1960年代のカリフォルニアの大学の様子が,ある種の郷愁を誘って(例えば私たちが『三丁目の夕日』を見てじんとくるように)面白さがあるのかもしれませんが,私には共感のできる部分はあまりありませんでした.

おまけ

  • 背表紙では1988年となっていますが,コレ1998年の話ですね.
  • ベンフォードはそれなりに読んでいるのですが,どれもしっくり来ない気がしています.個人的な好みにあわないのかもしれません.なので点数はちょっと辛いかも...他のベンフォード作品を読んで好みであったらちょっと私の評点は割り引いた方が良いでしょう.