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たっぷりとっぷり

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chikugogawa

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とりあえず当たり前なことの確認。
「とっぷり暮れた...」のフレーズは2回あります。そして全パートとも2回めが高いです。
そして1回目がmpで2回目がfです。

ちょっと注意しましょう。単純に音量を段階的に並べると、pp、p、mp、mf、f、ff。この言い方で言えばmpからfは2段階大きいわけです。
たしかにもともと高くなるし、その前のクレシェンドからの続きだから大きくなって当然のところですが、ちょっと大きいのではなく、2段階大きい。つまりかなり大きい。

ついでにいうと、さらにそのあとクレシェンドして、ffでデクレシェンドしてもう一回クレシェンドすると言うかなり、うりゃうりゃって感じの音量操作が起こってます。

期待感をこめた緊張感からくるmpでリズムを立てたのもつかの間。同じ動きで一段高くなった程度なのにもはやかなり大きい。
こういう広いレンジで音量をコントロールするには、やはり体が柔らかく保てていて、フォルテを出すのに近いかたちでピアノも出していて、ちょっとした力の入れ具合の違いで境目なく大きくしたり小さくしたりできるような発声でうたっていること。そういうことが必要になってきます。出したい音や出てるべきと思える音を連想してください。思い浮かべることはその音が出せるようになることの重要な一歩です。そして練習ではいろんなことをやりながら声を出してみましょう。気に入った出方をするところに収束させていく。そういうことが必要。
ふと自分の肩や首周りに意識を置いてみて、変に力が入っていないか確認して、入っていたらちょっと歌うのをやめて、軽くまわしてみるとか、ほぐしてみて改めて歌い始めてみましょう。いい発声なら、のどの負担も少ないはず。周りのいい音を探し、自分のいい声を探し、大きな変化を作っていってください。


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