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ビッグ・ウォーズⅠ 神鳴る永遠の回帰

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ビッグ・ウォーズⅠ 神鳴る永遠の回帰





書名: 神鳴る永遠の回帰
著者: 荒巻 義雄




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紹介

二十五世紀、人類はかつて“神”として自分たちの上に君臨した者たちと大戦に突入していた。太陽系を植民化しようとする人類、これを阻むために銀河系外から飛来し、水星を要塞とする神々。人類と神々はすでに対等だった。私ハイパー・マグドナルドも地球防衛軍に志願、大戦に加わり、同僚の浄土一成らと共に人体強化処置を施されて、神々の砦・水星を目差した…。スペース・オペラ巨篇。

評価

評点:★★★☆☆ ( 5/10点)
(これはビッグ・ウォーズシリーズ全体の評価です.)
荒巻 義雄が仮想戦記シリーズに行ってしまう前,まだSF作家だった頃(?)のスペースオペラ大作.どこかでも書いた気がしますが,本当にスペースオペラは難しいと本当に思いました.『神人戦争』や『人体強化処置』といった設定は面白く,ディテールにはそれなりの工夫があるのですが,話が進むにつれ,作者の後年の行き先を示すかのようになんだか第二次世界大戦の戦記物みたいになってしまって,なんだかなぁというのが率直な感想です.巻末の年表など,それなりに世界を練ってはいるようですが残念ながら作品には活かされていないようです.登場人物のネーミングが安直に見えるのもちょっと損ですね.

おまけ

主人公の名前だけはちょっと工夫がありましたね.普通に読んでいたら気がつきませんよ.










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