「佐藤春夫訳「徒然草」二」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら
「佐藤春夫訳「徒然草」二」(2015/02/10 (火) 22:01:13) の最新版変更点
追加された行は緑色になります。
削除された行は赤色になります。
むかしの聖代の政治を念とせず、民の困苦も国の疲労をもかえりみず、すべてに豪華をつくして得意げに、あたりを狭しと振舞っているのを見ると、腹立たしく無思慮なと感ぜられるものである。
「衣冠から馬、車にいたるまでみな、有り合せのものを用いたがいい、華美を求めてはならない」とは藤原師輔《もろすけ》公の遺誠にもある。順徳院が宮中のことをお書き遊ばされた禁秘抄《きんぴしよう》にも「臣下から献上される品は粗末なのをよいとしなくてはならぬ」とある。
表示オプション
横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示: