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佐藤春夫訳「徒然草」二百二」(2015/02/19 (木) 22:06:54) の最新版変更点

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 十月を神無月と呼んで神事には憚るということは、別に記したものもなければ、根拠とすべき記録も見ない。あるいは当月、諸社の祭礼がないからこの名ができたものか。この月はよろずの神々が大神宮へ集まり給うなどという説もあるが、これも根拠とすべき説はない。それが事実なら伊勢ではとくにこの月を祭る月としそうなものだのに、そんな例もない。十月に天皇が諸社へ行幸された例はたくさんにある。尤もその多くは不吉な例ではあるが。

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