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やや私見だが(って私見じゃないところがあるのか?)、全曲中で6ページ目(山の光は...)は特に音取りが難しい。拍子感が希薄で、間延びして、さらに微妙な音律。
さっきからの5拍子だし、#3つと思えばさほど臨時記号もないし、使っている和音も普通。なのに。

まず5拍子。ピアノ譜を見るとわかるように、ページ頭の小節から順に、3+2,3+2,3+2,2+3,3+2,3+2,2+3,2+3,3+2と見ていくのが自然かとは思う。ただ、拍子の頭をさほど強拍とはしないので、自分を見失わないためだけの措置。四分音符が一拍なので、八分音符が続くところでは四分毎に小さな縦の線でも書き込んで、指揮者の拍がどこを指しているのかをわかりやすくするというのがプロでもアマでもよくやるテクニック。
やまーとかことりーとかの伸ばし一拍分で、ふつう4拍子の音楽を5拍子に間延びさせ、女声、男声の「におい」の掛け合いを一拍かぶせて6拍子を5拍子に縮めていると思う。ここから先の拍子感は比較的自然だから音楽を動かし始めながら淡々と普通に歌うのでもいいかな。

次にブレス。團は必要ならブレス記号を書く人だから、ぬらぬらの長いこのフレーズは、本来ノンブレス。少なくとも、「山の光」という言葉と「小鳥の産毛」という言葉の途中は当然ノンブレス。ところが音楽が「やまの/ひかりはことり/のうぶげのにおい」と切れているように感じさせなくもないので、油断するとその、絶対に切ってはいけないところで切りたくなる。ことりの直前も音楽的にこの2つのフレーズがくっついているのでそこでもブレスしづらい。とはいえ最後の「におい」の前でブレスするのも不自然。つまりやっぱり全部ノンブレス、息が持たないのならカンニングブレスだ。ただしカンニング位置はさっき書いたスラッシュの位置でないこと。

松葉マークのディナーミクも変に押してしまわず、たゆとう感じの中に山を作らなきゃいけない。ソプの上は高いのに大変ですね。

そして「におい」の「い」の音が、なんとなくしっくりしづらい。和音としては単純な音なので、練習で慣れてくださいとしか言いようがないかな。

「若草と若葉」は、全曲中、なぜかここだけ、繰り返す女声に男声を重ねるという書法。他なら、単純に男声にふるか、音形のバリエーションをやるかのどちらかなのにちょっと不思議。でも深読みしようがないので、さらりと流していいと思いますが。

全体に音楽を前に動かさない漂っている音なので、そんなものかとあきらめて、とりあえず音だけとってしまって、あとはできる人任せとか?

ソプラノが2つに分かれるので、人数少ないと、練習で一人歌いになるおそれが。他人に頼る系の人は、こういうところを早めに克服しないと、練習が辛くなっちゃうかも。ピアノを聴いても、和音を感じるだけで、自分の音は多分取れませんし。

三度のハモり感覚を大切にしながら作っていきましょう。