乱れ撃ち読書録@chipmunk1984 地下鉄に乗って

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地下鉄に乗って



書名: 地下鉄に乗って
著者: 浅田 次郎




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紹介

永田町の地下鉄駅の階段を上がると、そこは三十年前の風景。ワンマンな父に反発し自殺した兄が現れた。さらに満州に出征する父を目撃し、また戦後闇市で精力的に商いに励む父に出会う。だが封印された“過去”に行ったため…。思わず涙がこぼれ落ちる感動の浅田ワールド。吉川英治文学新人賞に輝く名作。

評価

評点:★★★★☆ ( 7/10点)
浅田次郎のSF小品.物語のメインテーマは,ありがちな父子物語なのだが,背景として語られる昭和の風景と登場人物の語り口の優しさで一気に読ませる佳作です.一見ありきたりなテーマとSFとしては矛盾もある過去への旅の設定ですが,物語が登場人物が語り口がそれら全てを包んですがすがしい読後感に導いてくれます.私が物語に出てくる昭和の風景や父親の心情が理解できる年齢になっているので,もしかすると少し高めの点数になっているかもしれませんが.

おまけ


映画化もされてますね.まだみていないのですが機会があればみてみようかと思います.