3001年終局への旅
: 3001年終局への旅
著者: アーサー・C・クラーク (伊藤 典夫 訳)
著者: アーサー・C・クラーク (伊藤 典夫 訳)
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紹介
31世紀初頭、海王星の軌道付近で奇妙な漂流物が発見された。それこそは、宇宙船ディスカバリー号の船長代理フランク・プールだった。はるか1000年前、宇宙船のコンピュータ、HAL9000によってディスカバリー号から放りだされたプールは、冷凍状態で星の世界へ向かっていたのだ。地球の軌道都市スター・シティで蘇生させられたプールがたどる究極にして最後の宇宙の旅とは…『2001年宇宙の旅』に始まるシリーズ完結篇。
評価
評点:★★★★☆ ( 7/10点)
あっちこっちに迷走を続けた『SPACE ODYSSEY』シリーズの最終作.ストーリー自体はやはりかなり迷走していて,2001年宇宙の旅はあれで完結しているから良いのであって蛇足を重ねているなぁという印象もぬぐえませんが,1000年の時を経た今回は,ストーリーは別にして,1000年後の未来ってこうなっているんだろうなと言うクラークらしい設定の妙とフラットな語り口が楽しめる佳作になっていました.クラーク好きなら是非.
あっちこっちに迷走を続けた『SPACE ODYSSEY』シリーズの最終作.ストーリー自体はやはりかなり迷走していて,2001年宇宙の旅はあれで完結しているから良いのであって蛇足を重ねているなぁという印象もぬぐえませんが,1000年の時を経た今回は,ストーリーは別にして,1000年後の未来ってこうなっているんだろうなと言うクラークらしい設定の妙とフラットな語り口が楽しめる佳作になっていました.クラーク好きなら是非.