第234回西武総括
The Lion's Roar~獅子咆哮~ まず、前回のコラムが間に合わなかったことをお詫び致します。改めまして、前233回の分まで頑張って参りたいと思います。
西武は充実した投手を数多く抱えている。それは試合に勝つために非常に良く作用するだろう。しかし、「最初の一撃が戦いの半分だ。」という言葉どおり、試合を勝つためには得点することが必要だ。「守り勝つ」という言葉があるが、守り勝つとは結局のところ攻めなければ勝つことはできない。もちろん、相手のミスによるところもあるだろうが、それも相手のミスを突く、つまり相手を攻めていることに他ならないのである。すなわち、一番重要なことはいかに相手をうまく攻めるかということになる。それは皆さんご存知のとおり、相手投手の穴を狙うだとか、調子の上がらない選手は下位に当てる等個々思うところはあるでしょう。ただ、ここで言いたいのはそのようなことではなく、「待つこと」が重要だと声を大にして言いたい。おそらく、普段からこれをなされている方からすれば笑止なことかもしれないが、新規の参加者においてはただなんとなく試合をするということが時たま見受けられる。これはあるいは、攻めているつもりかもしれないが逆に攻められることになってしまう。今の西武の投手陣ならば問題ないと思っていることもあるだろうとは思うが、それではいざ駒が不足したときに非常に困るだろう。攻めるということはときに攻められるという相反することを含む場合があるということを認識する必要があるということだ。
ここまで堅苦しいことを書いてきたので、少し違うことを書いていきます。これは選手、特に投手に多く関わってきますが、 選手の成績はもちろん能力によるところもありますが、最もそれを左右するところは試合を行う人です。例えば、得点率の高いチームと試合を行うのと得点率の低いチームと試合を行うのでは当然得点率の高いチームと試合を行う方が投手には負担になります。敗戦したり、防御率が悪化したり・・・etc。逆もまた然りです。エース格の投手と試合を行うのと名無しなどの強力とは言えない投手と試合を行うのでは成績は大きく変わります。また、そこから、年俸が思うように伸びず、特殊能力の取得が遅れるといった悪い方向へいく場合もあります。なので、自分の選手だけでなく、チームの選手全体に利益となることを考えて試合をするように心がけましょう。くれぐれも、たかが1試合だけだからというようなことは禁物です。西武に所属している方にはそのような方はいないと信じていますが・・・。ただし、「勝利」を考える上では苦境でも必要な場合もあります。なので、一概には言えませんが、試合を行う前に一度考えてから試合をするようにして、もし試合を挑むべき状況ではないかもしれないと少しでも疑問を持ったら試合をせずに、状況が変わるまで待ってください。これが私の考える基本精神です。ご参考程でも良いので頭の片隅にでも留めておいてください。一言でまとめると少し異なりますが、意味的にはこのような感じになるかと思います。
「兵の勝敗は人にありて器にあらず」
以上、前回の分も含んでいるため長くなってしまった考察でした。失礼致しました。
Attention,please!~野手~
<蘇るチワワ>全体の成績だけで選出してしまうと現在の状況では石毛宏典選手が抜きん出ているために選出者が固定されてしまうので、未だ取り上げていない選手のうち選出するに相応しい成績を収めた選手がいた場合はそちらを優先します。
ということで、今回は入団2年目の蘇るチワワ選手を取り上げます。2年目ながら、打率.281、16HRという見事な成績を残すことができた。ただ、初期能力は高いとは言えず、守備面に課題がある。現状はDHでの起用なので問題はないが、今後の状況によっては異動も有り得るのである程度の守備能力を身に付けていきたい。また、チャンスに弱いのは玉に瑕だが、威圧感でカバーできているので極端に悪いところはない。チームの打線の中盤を担っているので、これからは一層の期待がかかるがその期待に応えられるように努力してもらいたい。
Attention,please!~投手~
<極楽蜻蛉>自選手を取り上げるのは気が引けるのですが、未だに取り上げていない選手の中で成績が最も選出に相応しいものであったため敢えて選出しました。
先発転向1年目、防御率1.22と予想をはるかに上回る成績を残すことができ、12勝6敗と十分な活躍をした。ただ、若手中心の中継ぎに不安が残る現在の状況では完投が望ましいので、これからも先発でチームに貢献するとすればスタミナが課題になるが、今シーズンはスタミナの割に完投する場面も何度か見られたのでそれほどは気にする必要はないかもしれない。おそらく先発の柱というものにはなれないであろうが、持ち得る力を存分に発揮して今後も良い成績を収めていこう。
Total~全体総括~ 今シーズンは開幕が遅れるという不測の事態が。交流戦を設けるための改造であったので仕方がないが、リーグ戦の消化に影響が出るのではないかと危ぶまれた。しかし、そんな思いに反してセリーグ球団が積極的に試合を仕掛けてくるためか西武においては順調に試合消化が進んだ。未知なるセリーグ球団との対戦。この第一回交流戦を西武は前半8勝10敗で負け越してしまい、結果は14勝15敗1分とあまり良いとは言えないものの、交流戦の順位は6位とパリーグでは日本ハムに次ぐ2番目に位置した。セリーグ球団の強さに驚いたが、次回は勝ち越してみせると誓う。交流戦はいまひとつ結果が出なかったが、前半戦は首位日本ハムと1.5ゲーム差の2位で折り返したものの徐々に突き放されてしまい、最終的には首位日本ハムとは8ゲーム差、3位ロッテにわずか1.5ゲーム差の僅差に迫られるなど苦戦を強いられた。ここで、改めて順位を振り返りたい。1位は日本ハムでなぜか楽天に負け越しているが磐石だろう。2位に我らが西武。完全に投手頼みという現状を打破したいところ。野手にも能力的にも、成績的にも素晴らしい選手はいるが、それは僅かである。また、使えない大砲がいることもマイナス。3位ロッテ。チーム打率も3割近く、投手陣も安定しているため西武の脅威だが、投手陣、それも先発投手陣の高齢化が気になる。今後に要注目。4位にはオリックス。ついにAクラス陥落。戦力を見れば当然と言えば当然だが、改めて優勝するまでには時間がかかるであろうことが伺える。それでも勝ち越したことは賞賛に値する。ただ、今後も先発投手の中心は引退続き。これから一層苦境に立つことになるだろう。5位楽天は前半戦では4位に位置しており、少しずつ向上しているように思われる。日本ハム相手に勝ち越しており、西武・ロッテなどAクラスのチームと互角に渡り合った。試合を行う人が上手いのかわからないが、それはそれで手強い。近々Aクラス争いにも加わる可能性も大いにある、いや加わってくるだろう。最下位はソフトバンク。wiki使いが加わったといっても、さすがに早々すぐには結果はついてこなかった。100敗という大台も越えてしまった。ただ、用心するに越したことはない。西武は今シーズンも投手陣に支えられて辛くも2位に落ち着いた感がある。やはり課題は野手。得点率の低さと失策の多さ、この2つをどうにかしてもらいたいところだ。また、どうにかしない限り再び優勝することは非常に困難だ。日本ハムが世代交代などによって戦力が低下しない限りは当面優勝を奪取することはできない様相を呈してきた。
過去の総括 第212回 第213回 第214回 第215回 第216回 第217回 第218回 第219回 第220回 第221回 第222回 第223回 第224回 第227回 第228回 第229回 第230回 第231回 第232回 第233回 第234回 第235回
最終更新者:蓮琥
最終更新日時:2009年05月30日20時12分50秒
通算訪問者 -
今日の訪問者 -
昨日の訪問者 -
最終更新日時:2009年05月30日20時12分50秒
通算訪問者 -
今日の訪問者 -
昨日の訪問者 -