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カガリに言われるがまま、会議室に連れてこられた馬鹿6人と元テロリスト3名 アスラン「テロリストって…」 オルガ「違ったのか?」 アウル「いきなり現れて両軍に攻撃、テロっていうじゃんない?そういうのってさ」 ムウ「確かにアウルの言う通りかもしれんが、こっちとしても守りたいモンが…」 スティング「どのテロ組織もソイツ等なりに守りたいモンがあってテロしてるさ」 クロト「ですね。やっぱりテロリストだ」 キラ「確かに僕達はテロリストなのかもしれない。だけど、時にはどんな汚名をかぶ」 シャニ「ウザい」 ステラ「キラ、話長い。ステラ、飽きちゃった」 キラ「・・・(ラクス、僕は…)」 カガリ「悪いが話はそこまでにしてくれ」 カガリの一言で9人はピタリと話すのを止める。さすがに六馬鹿もカガリの真剣な顔にやや不満そうだが黙り込む。 カガリは机の上の書類を手に取り、ムウに手渡した。 カガリ「ん」 ムウ「何だよ、コレは?」 カガリ「読んでみろ、皆に聞こえるようにな」 ムウ「は?まぁ、いいけどさ。そんじゃ、えぇと何々…」 ムウは大きな声で書類を読み始めた。残りの8人も真剣に耳を傾けた。 ムウ「我々ナチュラルとコーディネーターは今度こそ争いへの道を閉ざすため、この条約を両間で締結させた」 ムウ「一つ、全コーディネーターはプラントに、全ナチュラルは地球へ居住するものとする。例外は認められない」 アスラン「そんなバカな!」 クロト「異・常!」 アウル「めちゃくちゃじゃん!」 オルガ「黙れ。まだ続くみてぇだ」 ムウ「これに従うため、地球のザフト軍はプラントに撤退する。また現在地球のザフト領は全て地球軍に返還する」 シャニ「よかったじゃん」 スティング「かなり無茶だが、地球軍にとって悪い話じゃないんじゃないか?」 カガリ「地球軍にはな…」 ムウ「また・・は・・とし、・・」 ステラ「また長い。ステラ、飽きた」 キラ「確かに賛成できる話じゃないね…。でも、そんなに慌てる必要ある?」 カガリ「肝心なのは最後なんだ」 キラ「???」 ムウ「警告を無視し、この条約に反したプラント、及び国家に対しては武力制圧も辞さない。またやむを得ず武力を行使する場合、必ずザフト軍又は地球軍が制圧軍を支援する。以上!」 ムウの朗読が終わり、会議室の中の時間が一瞬だけ止まる。 しかし止まるのは本当に一瞬だけですぐに時間は動き出し、事の重大さを理解し始める。 ムウ「おいおい、まずいんじゃないのか、これは…」 アスラン「何でこういうことしか考えられないんだ…」 スティング「どうすんだ?このまま黙ってのか」 オルガ「ここにコーディネーターってどの位いるんだ?」 カガリ「全人口の45%だ…」 シャニ「多…。でも大人しく従うかな?」 キラ「多分、みんな拒否するだろうね。いくらなんでも身勝手すぎるからね、これは…」 ステラ「じゃあ、条約拒否?」 カガリ「このままだったらな。あぁ!またオーブが戦地になってしまうのか!」 アウル「クロト、わかる?」 クロト「全・然!何がいけないのかサッパリ…」 アウル「っつうか、何でシャニとステラが理解できてるのさ」 クロト「知らないよ。なぁ、オルガ。悪いんだけどさ、僕達にわかるように説明してくれない?」 オルガ「あん?バカだな、お前ら。仕方ねぇな…。まず、この条約でコーディネーターはプラント、ナチュラルは地球に住むことになったのはわかるな?」 アウル「まぁ、そこまでは…」 オルガ「で、その条約に反するとどうなるかわかるか?」 クロト「地球軍とザフト軍の両軍が攻めてくるんでしょ?」 オルガ「そう。で、大事なのはここからだ。お前ら、このオーブがどんな国かわかるか?」 クロト「戦争反対の国」 オルガ「今大事なのはそこじゃない。別だ」 アウル「うぅん…、ナチュラルとコーディネーターが関係なく一緒に暮らし・・・あ!違反してんじゃん!」 クロト「本当だ!」 オルガ「さらにこれは今日、既に施行済みだ」 クロト「もう違反してるじゃん」 アウル「じゃあ、軍に狙われるじゃんかよ!」 オルガ「そういうことだ」 シャニ「でも、この国にとって都合悪すぎだよね、これ」 スティング「ああ。いくら争いを無くすための荒療治とはいえ、地球軍はオーブの事考えてんのか?」 アスラン「考えてないだろうな」 キラ「むしろ、最初からこれを利用して潰そうとしてたんだろうね」 アウル「え?何で?」 ムウ「さっきお前達は俺達のことをテロリストって呼んだけど、実際、そのテロリストは全員オーブ軍所属だったからな」 アスラン「それによってこの国は今、他国への影響力を持ちすぎている」 キラ「やっぱり地球軍としては、オーブが消えないと落ち着いて改革ができないんだろうね」 オルガ「そういうことか。確かに地球軍には反対だ!とか言ってオーブ中心に革命軍が作られることは十分ありえる話だな」 カガリ「そ、そんなことはない!」 オルガ「そりゃわかってるよ。だが、地球軍はそんな口先じゃ納得しないだろうな」 黙り込む10人。その沈黙を破るかのように激しくドアがノックされた…
カガリに言われるがまま、会議室に連れてこられた馬鹿6人と元テロリスト3名 アスラン「テロリストって…」 オルガ「違ったのか?」 アウル「いきなり現れて両軍に攻撃、テロっていうじゃんない?そういうのってさ」 ムウ「確かにアウルの言う通りかもしれんが、こっちとしても守りたいモンが…」 スティング「どのテロ組織もソイツ等なりに守りたいモンがあってテロしてるさ」 クロト「ですね。やっぱりテロリストだ」 キラ「確かに僕達はテロリストなのかもしれない。だけど、時にはどんな汚名をかぶ」 シャニ「ウザい」 ステラ「キラ、話長い。ステラ、飽きちゃった」 キラ「・・・(ラクス、僕は…)」 カガリ「悪いが話はそこまでにしてくれ」 カガリの一言で9人はピタリと話すのを止める。さすがに六馬鹿もカガリの真剣な顔にやや不満そうだが黙り込む。 カガリは机の上の書類を手に取り、ムウに手渡した。 カガリ「ん」 ムウ「何だよ、コレは?」 カガリ「読んでみろ、皆に聞こえるようにな」 ムウ「は?まぁ、いいけどさ。そんじゃ、えぇと何々…」 ムウは大きな声で書類を読み始めた。残りの8人も真剣に耳を傾けた。

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