もしも3馬鹿常夏トリオが種死に出てたら 格納庫

終戦 Phase-40

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匿名ユーザー

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アスラン「さて、カガリ。彼らも一段落したみたいだからそろそろ本題を・・・って、あれ?キラはどこいった?」
メイリン「あ、キラさんならあそこに…」
カガリ「おい、キラ!何やって・・・ってホントに何やってんだ、オマエ!」
何故か遠慮がちなメイリンが指さした先、カガリとアスランの視線の先、そこにいたのは…

ガタガタブルブル…

膝を抱え込み、部屋の隅でヒドく怯えているキラ・ヤマトの姿だった。
普段のさわやかな笑顔、戦闘中のキリリと集中した顔、今の彼にはそのどちらの面影もなく、ただ震えている。

カガリ「おい、キラ!どうした?」
キラ「僕が…守って…あげられなかった…彼女…ダメだった…なのに…何で…」
カガリ「ダメだ!アスラン、キラが壊れた!」
アスラン「そんな馬鹿な!おい、キラ!しっかりしろ!」

この外野組の騒動に画面の向こう側の一人が気がついた。

フレイ「キラ?そこにいるのはキラなの?」
キラ「ひぃっ!」

フレイに話しかけられた瞬間に悲鳴をあげて一層怯えるキラ

フレイ「キラ!キラなのね!」
キラ「そんな…だって…彼女は…僕の…目の前で…それで…」
フレイ「キラ…。顔を上げて?私が誰かわかる?」
キラ「フレイ、フレイ・アルスター…」
フレイ「そうよ。ふふ、またキラに会えて嬉しいわ」
キラ「でも、でも!君は二年前に!」
フレイ「あの時のことね。確かに私、あの時火に飲み込まれたわ…。死んだと思うのも当然よね。でも、私、生きてたのよ」
キラ「そんな馬鹿な…」
フレイ「そこのフラガさんがローエングリン直撃で生きてるのよ?私が生きてても不思議じゃないわ」
キラ「そんな滅茶苦茶な…」
フレイ「キラは私がいない方がいいの?」
キラ「いや、そんな事は…」
フレイ「なら、別にいいでしょ?キラと私、2人とも生きてる。それでいいじゃない。ね?」
キラ「…うん!そうだよね!フレイ、本当に生きててよかった…」

メイリン「あの、あの人、誰ですか?」
カガリ「キラの愛人かな?」
メイリン「えぇ!?」
アスラン「カガリ、意味分かって言ってるのか?」
カガリ「だってキラの恋人はラクスだろ?じゃあ、フレイは愛人だろ?」
アスラン「なんだよ、それ…」
ムウ「オイ、お姫様。おしゃべりはそこまでにして、今度こそ本題に入れよ」

通信開始から随分な時間がたち、話題も相当ずれてしまい、全員の心は緩みきっていた。

カガリ「おい、ムルタ・アズラエル。さっき全部ウソって言ったな?じゃあ、この条約も」
ムルタ「あ、それは本当ですよ。明日にでもオーブには最終通告が届くみたいですよ?」

会議室の中の時間が止まった。そんな気がした…。

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