もしも3馬鹿常夏トリオが種死に出てたら 格納庫

ケーキ

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だれでも歓迎! 編集
三馬鹿とアズラエル、ナタルの前に『白いの』と『赤いの』がつかず離れずの陣形を組んであらわれた。
ムルタ「さて……これで終わりにしましょう」
いつものようにアズラエルは座席に肘をつき、皮肉な笑みを浮かべてそれを眺めている。
オルガ「出たな! 赤いのに白いの!」
我先に、と飛び出したオルガの前を遮るようにして、鈍く輝く獲物をかざしてクロトが躍り出た。
クロト「へへっ、いただきぃ!」
オルガ「クロト! 邪魔すんじゃねぇ!」
円筒から緑色の粒子がクロトへと放たれる。間一髪でかわし、毒づきながらオルガを睨み付けるクロト。
シャニ「こいつをもらうよ……」
二人の隙を突いて、シャニが刄を『赤いの』へと走らせた。
オルガ「シャニ、てめぇもうぜぇ!」
だが、オルガはそれを見逃さない。金属音が響き渡る。二つの突起を突き出し、シャニの刄を串刺しにしたのだ。
ナタル「……オルガ=サブナック! いい加減にしないか!」
その様子を黙って見ていたナタルだったが、さすがに堪え切れず怒声を張り上げる。
だが、オルガを含めた三人は聞く耳を持たずに獲物を前に醜い争いを繰り広げ続けた。
ムルタ「あぁ……もう、ダメダメです。帰りますよ、皆さん」
アズラエルは表情を崩さずに席を立ち上がった。
ナタル「お待ちください、理事!」
零されたジュースを拭くウェイターを労いつつ、ナタルはアズラエルの後を追った。
後には、『生クリーム』と『苺』でデコレーションされたケーキを取り合って争う姿が、店内の注目を一身に集め続ける三馬鹿だけが残されたそうな。
おしまい。

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