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終戦 Phase-54


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ステラ「ウエーイ!!」
バルトフェルド(以下、バルト)「甘い!」

オーブ基地内の訓練室。今、シュミレーターを使ってステラとバルトフェルドが交戦している。
ステラが駆るのは漆黒のガイア。対するバルトフェルドが駆るのはオレンジのガイア。両機に性能の差はなく、違うのは機体の色だけだ。

ステラのガイアはビームライフルを連射しながら距離を詰め、ビームサーベルでバルトフェルドのガイアに斬りかかる。
そのサーベルをバルトフェルドはシールドで防ぐ。そしてステラのガイアの脇腹辺りを蹴り飛ばし、再び距離をとる。

ステラ「くぅっ!」
バルト「そんな闇雲に攻撃しているだけでは、私のガイアを落とすことはできんよ」
ステラ「アンタのはガイアなんかじゃない!この偽物ー!」
バルト「・・・。偽物と言われてもねぇ…」

体勢を立て直したステラはガイアをMA形態に変形させて、背部ビームカッターを展開し、またもバルトフェルドのガイアに突進する。


バルト「熱くなってばかりじゃあ、負けるぞ!」
ステラ「うるさい!」
バルト「う~む、アイシャの名言だったんだがね。怒れる猛獣には通用しないか」

突進してくるステラのガイアを跳躍して紙一重のタイミングでかわす。そしてバルトフェルドも空中からビームライフルで攻撃する。
しかしステラも四足獣型MA形態の素早さを活かし、バルトフェルドの放つビームライフルの雨をかわしながら、隙をみてビームカッターでさらに突撃する。

ステラ「落ちろー!」
バルト「フッ、こんなに楽しい戦闘はキラのストライク以来だよ!」

漆黒のガイアのビームカッターとオレンジのガイアのビームサーベルがぶつかり、激しい火花が散る。

アウル「目と腕が片方しかないのにここまでやるなんて。なかなかやるじゃん、あのオッサン」
クロト「ですね。ただ、機体カラーのセンスはどうかと思うけどね」
カガリ「虎は昔から色のセンスがないんだ」

モニターに映されているステラとバルトフェルドの戦闘を見て、思い思いの感想(バルトフェルドの色のセンスについて)を述べている3人。アウル、クロト、カガリ。

今日はこの訓練室、初めはクロトがムラサメ三人組と使用していた。内容はレイダーとムラサメの変形機構を活かしたフォーメーションの開発。
なんでも「ムラサメ3機がMA形態で敵の空中に上がり、その後上空からMS形態に変形し、上空から一斉に射撃する」という過去(ザフトによるオーブ侵攻戦時)の戦闘映像を見て感動したクロトが思いついた事らしい。
ムラサメの隊列にレイダーが加わり、その動きをする様はとても壮観だった。
その後、ムラサメ三人組がアマギ一尉に呼ばれ、出ていく彼らと入れ替わりに今度はカガリが入ってきた。
彼女の目的はSルージュのIWSPをモノにするため。
Sルージュ自体はもうなくなってしまったが(カガリ曰く「キラが壊したんだ!」)、2年前から使えないままなのは彼女本人のプライドが許さないらしい。
しばらくの間、その訓練にクロトが付き合っていたが、そこに今度はアウル、ステラ、バルトフェルドの3人がやってきた。
なぜかバルトフェルドに異常なまでの敵意(殺意)を向けているステラを怪訝に思ったクロトがアウルに事情を聞いた。
なんでもステラはバルトフェルドがガイアに乗っているのが気にくわないらしく、一日に及ぶ議論の結果、どっちがガイアを乗りこなせるか?ということになったらしい。
これを聞いたクロトとカガリはガイアvsガイアに興味を持ち、シュミレーターを2人に譲った(ちなみにカガリの訓練の結果は「論・外!」byクロト)。そして今、この状況に至る。

アウル「え?カガリって何時頃からオッサンと知り合いなの?」
カガリ「前の戦争からだ。私がAAに乗るよりも前に砂漠でな」
クロト「一国のお姫様が戦争中に砂漠なんかで何やってたのさ」
カガリ「いや、それはだな…」
アウル「いいじゃん別に。昔のことなんだからさ」
カガリ「ゲ、ゲリラを少々…」
アウル「ゲリラ!?大丈夫だったのかよ、お姫様がそんなことして」
カガリ「大丈夫だ。キサカが一緒だったし、ゲリラのリーダーもいい人だったからな」
クロト「じゃあ、カガリはあのオッサンに対してゲリラしてたんだ」
カガリ「そうだ。結果はまぁ、五分五分ってとこだったな」
アウル「ウソくせー!」
カガリ「ウ、ウソじゃない!」
クロト「で、その時もあのオッサンは変な色の機体だったの?」
カガリ「ああ。今と同じオレンジのラゴゥって機体でな」
アウル「へぇ。カガリが落としたの?」
カガリ「いいや、キラだよ。アイツはあの時から強かったんだ」
クロト「また白いのかよ!AAってソイツに頼りすぎじゃない?」
カガリ「そうだな。その自覚はあったよ。でも仕方がなかったんだ。今思えば、私は姉として最低だったんだろうな…。まぁ、その時はそんな事知らなかったんだけど」
クロト「はい?姉?」
アウル「ってことはまさか・・・」
カガリ「ああ、私とキラは双子の姉弟だぞ。言ってなかったか?」
ア・ク「!!!」

2人には初耳だった。カガリとキラが姉弟だったなんて。
それを聞いた2人はまずカガリの顔をじっと見て、キラの顔を思い浮かべた。
似てないこともない(本編の作画とかは無視)。

アウル「ちょ、カガ、それ、聞いてない」
クロト「初・耳!」
カガリ「ん~?そうだったか?」
アウル「と、とりあえずもっと詳し」
カガリ「待て待て!ステラと虎の勝負を見ろ!」
クロト「忘れてた。どれどれ・・・」

3人は再びモニターに集中する。

ステラとバルトフェルドは今、膠着状態だった。
ステラはMA形態で、バルトフェルドはMS形態で一歩も動かない。

バルト「いやぁ、なかなかやるねぇ。後で私特製のコーヒーをごちそうしよう」
ステラ「いらない!」
バルト「そうかね?子供にもイケる味のものを用意しようと思うんだが…」
ステラ「だから、いらないって言ってる!」

先に動いたのはステラだった。
例の如くビームカッターを展開し、突進していく。

ステラ「ウエーイ!!」
バルト「そうだな、そろそろ終わりにしようか…」
突進してくるステラにバルトフェルドはビームサーベルを構える。

バルト「これで!」
バルトフェルドはステラガイアの頭部を狙って、ビームサーベルを一気に突き出す。しかし・・・

バルト「な、何!?」
ステラはその突きを跳躍でかわした。
そしてバルトフェルドの上空でMS形態に変形し、ビームライフルを構える。
ステラ「ふふ、これでおしまい」
漆黒のガイアが引き金を引く。
放たれたビームはオレンジのガイアを頭部から撃ち抜いた。
バルト「ぐああぁぁっ!・・・って、シュミレーションだったんだな」

シュミレーションを終えて2人が出てくる。

ステラ「アウル、クロト、カガリ!ステラ、勝った!偽物、倒した!」
クロト「よかったね」
アウル「ガイアが似合うのはやっぱりステラだね」
カガリ「すごいじゃないか、ステラ!かっこよかったぞ!」
ステラ「えへへ…」
バルト「おいおい、私を忘れないでくれよ」

ステラ達の輪に入れないバルトフェルドが声を掛ける。

アウル「なんだよ、偽物のオッサン」
バルト「その偽物っていうのはやめてくれないかな?」
クロト「んなこと言っても偽物は偽物だからね」
ステラ「ステラのガイア、本物。バルトヘルドの、偽物。」
バルト「だから本物も偽物もないだろう。君のもガイア、私のもガイアだ」
ステラ「イヤ」
バルト「イヤって、君…」
カガリ「虎、今回はあきらめろ。事実、お前は負けたんだからな」
バルト「それもそうだが、今度の戦闘は私もコレに乗るわけだから」
ステラ「ガイアはステラのだけ!」
バルト「困ったね…」

アウル「じゃあ、オッサンのガイアは『カイア』に改名しようぜ」
クロト「賛・成!なんか偽物っぽいし」
バルト「ちょ、君達…」
カガリ「ステラ、それなら我慢できるか?」
ステラ「うん!ステラのガイア、バルトヘルドのカイア!」
バルト「勘弁してくれよ…」
アウル「敗者に文句を言う権利はありませ~ん」
クロト「おい、ステラ。ネオ達に知らせてこようぜ!」
ステラ「うん!」

そういってステラ、クロト、アウルの3人は訓練室から駆け出していく。

カガリ「虎も落ちたな…」
バルト「そのようだね、ハハ…」

力のないバルトフェルドの笑い声が訓練室に虚しく響いた。
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