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「全てのMSを出せ。戦闘機、戦車、戦闘ヘリもだ。MS相手といえど少しはダメージを与えられるだろう。」 「し・・しかし、MSには。」 「馬鹿者!!ゲリラごときに、基地の蹂躙を許したと知れてみろ。ゲリラが調子付くのが分からんのか貴様は!  何が何でも仕留めるのだ。」 「りょ、了解いたしました。」  叩きつけるように通信機を置きヘクティアル司令はどっかと椅子に腰を下ろした。 輸送部隊が襲われ、救援部隊を出し、その救援部隊から待ち伏せにあったと報告が入っのたと、 ほぼ同時の襲撃。警備に出してあったMSが一瞬で吹き飛び、一気に敵は基地内に突入してきた。  ゲリラ如き、と思い警備に当てていたMSの数が少なかったのが災いした。 しかし、ゲリラ如きにあんな桁外れの機体が4機もあるなど、誰が思うというのか?  これは断じて自分のミスではない。予想できぬ事態だったのだ。 そう思おうとするが苛立ちは収まらない。  ゲリラ討伐の拠点となる基地を任され、ゲリラ討伐をやりとげ、一気に出世の階段を上るつもりでいた。 にもかかわらず、あの4機のせいで大損害を受けた。・・・解任されてしまうかもしれない。 そう思うと苛立ちは収まらず焦燥がつのる一方だった。 「絶対に、このままではすまさんぞ、ゲリラどもめ・・・」  ヘクティアル司令は憎悪とともに、言葉を吐き出した。 「・・・邪魔だ。」  ステラは鬱陶しいとばかりに戦車の一団にガイアを突っ込ませた。ガイアのビームクロウにかけられ 次々と戦車が次々と破壊される。 (こんなもので、私のガイアを止められるとでも思っているのか?)  それにしても、いつものこととはいえカラミティの足代わりというのは多少不愉快だった。 その方が戦果が上がるのは分かっているが、ガイアは本来、地上での高速機動が売りの機体。 本来なら、一々敵ののロックに気を配らなくてもナチュラルが反応できないような速度で移動し、攻撃が可能なのだ。  なのに上に重い荷物を乗せているために常に敵の射線に気を配り、回避に重点を置かなくてはならない。 武装も口部にカリドゥス複相ビーム砲が装備されたが、自重を減らすためビームブレイドは外され(それがレイダーに流用されている) 突撃砲も一門減らしていた。 足にビームクロウが取り付けられたものの、ブレイドで真っ二つにするよりも、やはり爽快感は劣る。 「・・・まったく、自分ばかり気分良さそうに!」  目の前でウィンダムがギガランチャーに盾ごと吹き飛ばされ、125ミリ二連装高エネルギー長射程砲 胸の580ミリ複列位相エネルギー砲の同時射撃でダガーLがまとめて3機吹き飛ぶ。  面白くなかったので、口部からカリドゥス複相ビーム砲を放ち、兵舎か何かを吹き飛ばした。 少し気分がよくなる。と、オルガから通信が入ってきた。 それにしても、この基地を荒らしまわっていると前にもこんなことをしたことがあったと、思い出されてくる。 いつだった? そう、アーモリーワンでだ。  あの時は・・・確か途中で赤いやつがでてきた。あの時は落とせない苛立ちで一杯だったが、 今は落としてしまわなくて良かったと心から思う。あれに乗っていたのはシンだったのだから。  シンは優しくて、私をを守るって言ってくれて・・・守ってくれた。シン・・・ステラを・・・まもるって。  いつの間にか、ステラの鋭く細められていた目がぼうっとしたものに変わっていき それにつれて、ガイアの動きが散漫になる。 <おい!てめえ、何やってやがる。> <ステラ!>  オルガとスティングの声にステラはハッとした。 しかし・・・時既に遅く、ウィンダムから放たれたビームがガイアの前足を貫いていた。 「私を、よくも!」  カッとなったステラは無理矢理ガイアを移動させようとし、バランスが崩れいていた上のオルガと呼吸が合わず 何より脚部の破損のせいで、二機とも転倒してしまう。 そこに、司令の命令で投入された戦闘機、戦車、そしてMSからここぞとばかりに凄まじい弾丸の雨が二機に振りそそいだ <きゃあぁぁ> <くっそ、このカスどもがぁ> 二人の悲鳴と怒声が通信機から響いた。 「ステラ! オルガ!」  スティングはMA形態にチェンジするとカリドゥス改複相ビーム砲を乱射した、バッテリーにかまっているゆとりなどない 身を起こしたカラミティがフルバーストを繰り返し片端から敵を破壊する。しかしカラミティもカオスも 大分被弾し、バッテリーを大量に消費してしまった。 <クロト、来てくれ!> <なんだぁ、へまでもやったのかよ?> <オルガとステラが被弾した、俺もパワーがかなりやばい。ステラ、聞こえるか?・・・ステラ?> 返事がない。なぜ? そういえばなぜガイアは動かない?  そう思った瞬間、スティングは心臓をわしづかみにされたかのような感覚を覚えた。冷たい汗が吹きで、声が震える。 <ステラ! 応答しろ、ステラ!> <・・・・う・・・大丈夫>  弱々しい声で応答がありスティングは一応はほっとする。しかしぎくしゃくと立ち上がろうとするガイア、 その前に立ちふさがるカラミティ、カオスにビームとミサイルが雨あられのごとく降り注ぐ。 まずい! スティングがそう思った瞬間、疾風の如く現れた黒い影が人型をとり、破砕球を風車の如く振り回して カオス、ガイア、カラミティに浴びせられた、ビーム、ミサイルを尽く防ぐ。 <クロト!> <ボヤっとすんなよ!長くはもたいからね> <任せろ。・・・十分だ> スティングの両眼がカッと見開かれた。目の前のMS、戦車、戦闘機を片端から凄まじい速度でロックしていく。 「まとめて、落ちやがれ!」  そう吼えるとスティングは、兵装ポッドからAGM141ファイヤーフライ誘導ミサイルを全弾発射した。 むらがってきていた、戦車、戦闘機が片端から撃墜されていく。 <うひょー、やるねえ。> <ありがとよ。だが、浮かれてる場合じゃねえな。ちょいとやべえぞ> <みたいだねえ!> レイダーはカラミティをカオスはガイアをそれぞれクローで引っつかみ、4機は逃走を開始した。 「追え!追って必ず、撃墜しろ!」  ヘクティアル司令は目の前のワーニャ副指令に、そう怒鳴った。しかし、怒り狂う司令にワーニャ副指令は異を唱える。 「救援部隊が、戻りません。8機ものウィンダムが、です。まだ敵は強力なMSを・・・」 「だから何だというのだ? このまま見逃せとでもいうのか! 追撃にまわせるMS全てと戦闘機を動員して追わせろ。すぐにだ!」 「・・・分かりました。」  しかし、ワーニャ副指令の頭からは、待ち伏せにあった、と一度だけ通信を残して消息を絶った救援部隊のことが消えなかった。 一度もそれから通信がないということは、短時間でやられてしまったということなのだろう。 8機もの連合のセカンドシリーズの機体が、である  今の時点で基地のウィンダムはわずかに5機。まさに驚愕すべきことであるった。 40機ものウィンダムが一日で5機にまで数を減らしたのだ。ダガーLの損害もすさまじい。  (これ以上の損害を出せば、再度の襲撃にもちこらえれぬ・・・) 副指令は出撃命令に加えて、ある命令を付け加えた。
「全てのMSを出せ。戦闘機、戦車、戦闘ヘリもだ。MS相手といえど少しはダメージを与えられるだろう。」 「し・・しかし、MSには。」 「馬鹿者!!ゲリラごときに、基地の蹂躙を許したと知れてみろ。ゲリラが調子付くのが分からんのか貴様は!  何が何でも仕留めるのだ。」 「りょ、了解いたしました。」  叩きつけるように通信機を置きヘクティアル司令はどっかと椅子に腰を下ろした。 輸送部隊が襲われ、救援部隊を出し、その救援部隊から待ち伏せにあったと報告が入っのたと、 ほぼ同時の襲撃。警備に出してあったMSが一瞬で吹き飛び、一気に敵は基地内に突入してきた。  ゲリラ如き、と思い警備に当てていたMSの数が少なかったのが災いした。 しかし、ゲリラ如きにあんな桁外れの機体が4機もあるなど、誰が思うというのか?  これは断じて自分のミスではない。予想できぬ事態だったのだ。 そう思おうとするが苛立ちは収まらない。  ゲリラ討伐の拠点となる基地を任され、ゲリラ討伐をやりとげ、一気に出世の階段を上るつもりでいた。 にもかかわらず、あの4機のせいで大損害を受けた。・・・解任されてしまうかもしれない。 そう思うと苛立ちは収まらず焦燥がつのる一方だった。 「絶対に、このままではすまさんぞ、ゲリラどもめ・・・」  ヘクティアル司令は憎悪とともに、言葉を吐き出した。 「・・・邪魔だ。」  ステラは鬱陶しいとばかりに戦車の一団にガイアを突っ込ませた。ガイアのビームクロウにかけられ 次々と戦車が次々と破壊される。 (こんなもので、私のガイアを止められるとでも思っているのか?)  それにしても、いつものこととはいえカラミティの足代わりというのは多少不愉快だった。 その方が戦果が上がるのは分かっているが、ガイアは本来、地上での高速機動が売りの機体。 本来なら、一々敵ののロックに気を配らなくてもナチュラルが反応できないような速度で移動し、攻撃が可能なのだ。  なのに上に重い荷物を乗せているために常に敵の射線に気を配り、回避に重点を置かなくてはならない。 武装も口部にカリドゥス複相ビーム砲が装備されたが、自重を減らすためビームブレイドは外され(それがレイダーに流用されている) 突撃砲も一門減らしていた。 足にビームクロウが取り付けられたものの、ブレイドで真っ二つにするよりも、やはり爽快感は劣る。 「・・・まったく、自分ばかり気分良さそうに!」  目の前でウィンダムがギガランチャーに盾ごと吹き飛ばされ、125ミリ二連装高エネルギー長射程砲 胸の580ミリ複列位相エネルギー砲の同時射撃でダガーLがまとめて3機吹き飛ぶ。  面白くなかったので、口部からカリドゥス複相ビーム砲を放ち、兵舎か何かを吹き飛ばした。 少し気分がよくなる。と、オルガから通信が入ってきた。 <ステラ。無駄にバッテリー使うんじゃねえ。移動にとっとけ。射撃は俺にまかせときな> <うるさい。ゴチャゴチャ言うと振り落とす。大体お前は、自分の分がなくなるのが嫌なだけだろう。> <ハッ。わーったよ> それにしても、この基地を荒らしまわっていると前にもこんなことをしたことがあったと、思い出されてくる。 いつだった? そう、アーモリーワンでだ。  あの時は・・・確か途中で赤いやつがでてきた。あの時は落とせない苛立ちで一杯だったが、 今は落としてしまわなくて良かったと心から思う。あれに乗っていたのはシンだったのだから。  シンは優しくて、私をを守るって言ってくれて・・・守ってくれた。シン・・・ステラを・・・まもるって。  いつの間にか、ステラの鋭く細められていた目がぼうっとしたものに変わっていき それにつれて、ガイアの動きが散漫になる。 <おい!てめえ、何やってやがる。> <ステラ!>  オルガとスティングの声にステラはハッとした。 しかし・・・時既に遅く、ウィンダムから放たれたビームがガイアの前足を貫いていた。 「私を、よくも!」  カッとなったステラは無理矢理ガイアを移動させようとし、バランスが崩れいていた上のオルガと呼吸が合わず 何より脚部の破損のせいで、二機とも転倒してしまう。 そこに、司令の命令で投入された戦闘機、戦車、そしてMSからここぞとばかりに凄まじい弾丸の雨が二機に振りそそいだ <きゃあぁぁ> <くっそ、このカスどもがぁ> 二人の悲鳴と怒声が通信機から響いた。 「ステラ! オルガ!」  スティングはMA形態にチェンジするとカリドゥス改複相ビーム砲を乱射した、バッテリーにかまっているゆとりなどない 身を起こしたカラミティがフルバーストを繰り返し片端から敵を破壊する。しかしカラミティもカオスも 大分被弾し、バッテリーを大量に消費してしまった。 <クロト、来てくれ!> <なんだぁ、へまでもやったのかよ?> <オルガとステラが被弾した、俺もパワーがかなりやばい。ステラ、聞こえるか?・・・ステラ?> 返事がない。なぜ? そういえばなぜガイアは動かない?  そう思った瞬間、スティングは心臓をわしづかみにされたかのような感覚を覚えた。冷たい汗が吹きで、声が震える。 <ステラ! 応答しろ、ステラ!> <・・・・う・・・大丈夫>  弱々しい声で応答がありスティングは一応はほっとする。しかしぎくしゃくと立ち上がろうとするガイア、 その前に立ちふさがるカラミティ、カオスにビームとミサイルが雨あられのごとく降り注ぐ。 まずい! スティングがそう思った瞬間、疾風の如く現れた黒い影が人型をとり、破砕球を風車の如く振り回して カオス、ガイア、カラミティに浴びせられた、ビーム、ミサイルを尽く防ぐ。 <クロト!> <ボヤっとすんなよ!長くはもたいからね> <任せろ。・・・十分だ> スティングの両眼がカッと見開かれた。目の前のMS、戦車、戦闘機を片端から凄まじい速度でロックしていく。 「まとめて、落ちやがれ!」  そう吼えるとスティングは、兵装ポッドからAGM141ファイヤーフライ誘導ミサイルを全弾発射した。 むらがってきていた、戦車、戦闘機が片端から撃墜されていく。 <うひょー、やるねえ。> <ありがとよ。だが、浮かれてる場合じゃねえな。ちょいとやべえぞ> <みたいだねえ!> レイダーはカラミティをカオスはガイアをそれぞれクローで引っつかみ、4機は逃走を開始した。 「追え!追って必ず、撃墜しろ!」  ヘクティアル司令は目の前のワーニャ副指令に、そう怒鳴った。しかし、怒り狂う司令にワーニャ副指令は異を唱える。 「救援部隊が、戻りません。8機ものウィンダムが、です。まだ敵は強力なMSを・・・」 「だから何だというのだ? このまま見逃せとでもいうのか! 追撃にまわせるMS全てと戦闘機を動員して追わせろ。すぐにだ!」 「・・・分かりました。」  しかし、ワーニャ副指令の頭からは、待ち伏せにあった、と一度だけ通信を残して消息を絶った救援部隊のことが消えなかった。 一度もそれから通信がないということは、短時間でやられてしまったということなのだろう。 8機もの連合のセカンドシリーズの機体が、である  今の時点で基地のウィンダムはわずかに5機。まさに驚愕すべきことであるった。 40機ものウィンダムが一日で5機にまで数を減らしたのだ。ダガーLの損害もすさまじい。  (これ以上の損害を出せば、再度の襲撃にもちこらえれぬ・・・) 副指令は出撃命令に加えて、ある命令を付け加えた。

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